4日目後編:

夢のカリフォルニア ゲートブリッジ・サバイバル編

おしゃれエリアCOW HOLLOWを歩く





一度荷物をおき、もう少し厚着をしてから再びホテルを出る。 どんより曇り空だけど目指すはもちろん、サンフランシスコ随一の名所、ゴールデンゲートブリッジ!! 近くまでバスを2本乗り継いで目指してみる。その途中、明日の朝ご飯を考えているカフェの下見がてら、 高台のCOW HOLLOWというエリアで少し歩いてみた。





このエリアは、おしゃれなカフェやブティック、スイーツショップなどが軒を連ねており、 若い女性好みの店だらけ。チョコレートショップやケーキショップをひやかしながら、 私が長々駐留するのはたいがい靴屋(笑)。 ラスベガスでもそうだったけど、たいがい私は海外に来たらショッピングはひたすら靴!  以前グアムに行った時なんて、3足も買ってきたりする。とにかくデカ足なのだ。





このサンフランシスコという街は、坂だらけの街なのだけど、やっぱりどこの国もそうなのだろうか、 高台ほど高級邸宅が並んでいる(画像の辺りはまだ普通の邸宅が多いが、もっと登ると、 家並みがどんどん高級感出てくる)。「山の手」って言葉がそのまんま当てはまる。生活するの、 大変そうな気がするけどなぁ?! でも、高いところからの景色は私も好き。たまに来る分には最高(笑)




ゴールデンゲートブリッジ・サバイバル





バスでぐんぐん近づいてくるゴールデンゲートブリッジ! なんとしてもサンセットを見たいから、まさに今が良い時間じゃなかろーか!





ゴールデンゲートブリッジは、ダウンタウンから北西の方角にあり、 対岸のサウサリートとサンフランシスコを結ぶ橋。車道だけでなく歩道もあるので、 もちろん自転車や徒歩でも渡れる。徒歩だと片道40分の長さである。 ……察しのいい読者ならお見通しと思うが(笑)、当然私は歩くことしか考えてない。 しかし、昨日から足の裏がひどく痛いので、片道しか無理だと思い、 向こうに着いたらバスで帰ってこようと思っていた。





歩き始める前からけっこう足がずきずき痛い。でも、もう歩き始めちゃったよ(笑)、 引き返せないよーん。ずんずん歩く。ずんずん。 徒歩で渡ろうとする人はちらほらいる。往復しているみたいだ。向うから戻ってくる人とすれ違ったりもする。





ちょっと振り向くと、サンフランシスコの町並みが見える。 あんまり迫力はないんだけど、きっと夜になったら夜景がきれいなんだろうなぁ…。 もちろん、あわよくば夜景が見られたら、なんて思ったりもしてる。 水上には貨物船や遊覧船がちらほら。


 


かなりもくもくと歩く。橋を歩いて渡る時って、柱の何本目とか数えて歩けるから目安があってわかりやすい。 でも、なかなかまん中まで辿り着かない時は、まん中に到着した時に、単純に「あと倍歩くのかよーー」と、 ちょっと泣きたくなる(笑)。今日は特に足が痛くてさっさと到着したかったのだ〜。





私は、普段ポーチの中に方位磁石を忍ばせている。 これって旅の時に限らず、いろんな時にすごく便利。なれない地下鉄の駅で下車して地上に出る時って、 すぐに方角がわからないじゃない? 地図を持っていても、とんでもない方向に進んじゃうこともしばしば。 そんなときに方位磁石があれば、地図もすぐ役立つわけ。 ちなみにこのゴールデンゲートブリッジは、まっすぐ北を指している。 まぁとにかく前進あるのみ、ってことだな(笑)。 というか、風が強くて寒くて、思った以上に疲れるぞ、この橋渡り!!





今日は曇りなのでサンセットはぼやけているけれど、 自転車でさっそうと過ぎ去って行く人のシルエットがきれいだった。 もちろん、ジョギングをしている人もいる。走ったら何分くらいで着くのだろう? 全長2789m。私はきっと往復はできない(笑)。





ついに! ついに到着ーー!!! やったぁ、着いた!! 着いた先には駐車場と展望台があって、そこから眺めた景色がこれ。 意外と、橋の麓(スタート地点)から見た風景と大きく変化はしてない(笑)。 そりゃそうだ、たった3キロ程度離れただけだからね(笑)。

絶えず風が吹いているサンフランシスコ、今日はかなり冷たくて、髪の毛はとっくにぐじゃぐじゃ。 じっとしていると結構冷えてくるのでバス停を探してみることにした。





私は、肝心なところを行き当たりばったりにする悪いクセがある。 バスも「渡ってしまえばたぶんあるだろう」と思っていたが、 駐車場から視界に入る範囲内にバス停は見当たらない。 えぇ〜? さっきからバスは何台かこの橋をサンフランシスコ方面にのぼっていったけどなぁ?!  駐車場にある掲示板に地図があった。じっくり見てみると、バス停の位置がマーキングされている。 サンフランシスコ方面へのバスは、この駐車場からそのままハイウェイの路肩をぐるりと歩き、 トンネルをくぐり(かなーり危険!)、ようやく問題のバス停を見つけた。





ほんとこれか? うーん、なんか違うような…。 デジカメで撮っておいた地図をもう一度ズームアップしてみてみる。 …もっと先だ(笑)。





これがサンフランシスコ方面行きのバス停。ほんとにハイウェイの途中にあり、 いったいどこの誰がここで下車して乗車すると言うのだ。思いきりへんだよ。ほんとにバスくんの? バス停の時刻表には時刻と注意書きが書いてあるのだが、 …どーにも、今日は曜日が曜日だけに、運休、みたいなことが書いてあるような…気がする。 というのも、英語で何を書いてあるのかわからない(←おい!)辞書すら持ち合わせてない。 幸い携帯は通じるので、友達に電話して聞いてみようかとも思ったのだが、やめた。…かっこわるいから(笑)。





このベンチで30分くらいぼーっとバスを待っていた。 みるみる体が冷えてかなり限界。足の裏もまだ限界。もう動けないぃぃ〜。 そんなとき、バックバッカーのお兄さんが現れた。うあ、こんなに寒いのに半裸だよ!(←?)  「バスホントに来るの? 来ないんじゃないの? 大丈夫?」みたいなことを言ってくれたようだが、 私にはよくわからない(笑)。そのまま手を振って彼は去って行った。 この人、ずーっと歩いているんだろうな。服もいらないほどに全身のカロリーが燃え続けているんだろうなー。燃焼系…。ぶつぶつ…。





待てどもこないバスにしびれを切らし、諦めて歩き始めたころにはもう辺りはとっぷり暗い。 ほんとに足が痛くて痛くて、まじでヒッチハイクでもしようと思ったくらいだ(←やめとけー)。 そう、こういうときに限って一番つらいのは、待っていたバスに追い抜かれること(笑)。 そのバス停のバスかはわからないけど、歩く私の横をシュンっと通り過ぎて行くバスを見る時の悔しさと言ったら!! ちくしょーちくしょー! 寒いよ痛いよ寂しいよー(笑)。





夜景は確かにきれいだったが、やっぱり遠い(笑)。もっと眼下で見たいよ、そう、サンフランシスコ随一の展望台、 ツインピークスに行ってみたかったのよ、今夜。でももうそんな時間もない。なによりもうその体力がない。 あーあ、ツインピークス行きたかったな…(←といいつつ、詳しい行き方はよく分かっていない私)。 だから、この景色はしっかり見ておかないと。


1時間近くかけて、よたよた状態でようやく橋を渡り切る。 橋のふもとのバス停でバスを捕まえ飛び乗る。はーー、とにかく私をダウンタウンまで戻して! …と思いきや、今度は全然ダウンタンの手前のフォートメイソンとやらに到着。 ど、どこだよ、ここーーっ。もう、疲れて泣きそう。さらに、トイレも迫ってくる(笑)。 ようやくダウンタウン行きのバスを見極め、乗り込む。 あーー、、しんどかった。あーー、、おなかすいた。そういやもう10時じゃないか!!


サンフランシスコって、意外と夜は早い?! 店がことごとく閉まっていた。 私の選択肢は、バーガーキング(BK)しかなかった(笑)。 いや、それでもいいの。私、BK大好きだったもんっっ。でもワッパーじゃなくて、 ベジなんちゃらとかいうベジタリアンバーガーにして、なんかBKらしさを味わえなかったもんっっ。 ……泣かないもんっっ(笑)。


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