Germany5日目/6日目帰国(9月21日〜22日)

ビールの祭典! オクトーバーフェスト来襲記

いざ! オクトーバーフェスト会場へ





さらにあれから1年以上の年月が経ち、この記事を書いているのも2010年となってしまいました(笑) 忘却の彼方に去ってしまったエピソードもありますが、御理解をお願いします(笑)


本日はいよいよ、オクトーバーフェストに参戦する日。 とりあえずホテルの朝食を食べる。えらく塗り物が充実しているビュフェで、 レバーケーゼやマロンクリームなんかもある。とりあえずお土産にしてしまえと、バックにぽいぽい(笑)



ここで説明しておこう。 オクトーバーフェストとは、ミュンヘンで毎年この時期に開催される、世界最大のビールの祭典。 世界各国からビール好き(あるいはお祭り好き)が集まってくるのもすごいが、 なによりすごいのはその規模。東京ドーム9個分の敷地(普段は公園)に、期間中のみ巨大テントやアトラクションを設置して、 さながらテーマパーク、遊園地のようにしてしまうことだ。


大手メーカーの巨大テントは、ひとつのテントで6000人とか9000人とか収容できてしまうのが凄い! しかし、席取りは至難の技で、事前に予約しておくのがベターらしい。 もちろん、私にそんな技はなく(笑)優秀なビア仲間がみんなの分を手配してくれたのだ。感謝! ひとりだったら、テントに入らずにその辺のベンチで飲んで済ませてしまったかも。 絶対テントの中でものすごい喧噪の中でがやがや飲まなきゃ来た意味がない!





みんなぞろぞろと会場へと電車で向かう。まだ開場前なので、準備中の雰囲気が。 ここ、ほんとにビール祭りの会場? どこかの遊園地みたいだよーー?





ビールを提供するスタッフだけでなく、会場ではコスプレ…じゃなかった、民族衣装の女性がいっぱい! どうして同じ女性なのに、バストがあんなに豊満なのでしょうか… ああ、西洋人と東洋人の違いよね?(個人差とは認めたくない(笑))





シュパーテンのテント。ほんと、どっかのテーマパークみたいだ…。





おお! これはビア帽子!! 一部のビア仲間がよくこれを日本のビアイベントでかぶっており、 私もよく借りてかぶっていたのだ。自分で直接選んで買えるーー! さっそく、私は(自分に似合うと自負している)牛さん帽子を迷わずセレクト。 これをかぶっていざいかん!





すごくシュールな看板。ビーフサンドを表しているらしい。。。





本日、我々のスケジュールは、3軒テントをハシゴするとのこと。 予約を入れている2つは後回しにし、予約を入れていない大型テントに開場前から並ぶのだそうだ。 我々が最初に訪れたのは、アウグスティナー。地元で一番人気らしい。 30分くらい前から並びだしたが、どんどん後ろに列が増えていく。 席を確保するのはほんと大変みたいなのだ(ちなみに扇子を持っているのがうちらのボス)。


9時に開場!! ドーッと足早にお客が中へと入っていく。 我々は20人近い大所帯なのだが、早め早めの行動でいい席をしっかり確保できた!





1リットルグラス(マース)がデフォルトなのがオクトーバーフェストのお決まり。 つまり、1リットルからしか注文できないのである(笑)。 オクトーバーフェスト限定ビールがみんなのお目当て。 それにしてもすごい迫力…





華奢に見えるお姉さんが、皆の分のマースを運んでくるではないか!!! すっごーーーい!!! 1リットルを8人分…8キロ!!!





さぁ! みんな揃ったところでプロースト!!(乾杯) まさか、数年前にビア仲間たちと知り合ったころは、 こんなふうに本場ドイツまで来て乾杯するようになるとは誰が想像できただろうかなーー! すっきりしていて一杯目にはもってこい! ぐびぐび行くよー。 でも全然減らないよーー(笑)





仲間のジョッキを借りてスマイル! 我ながら、牛さん帽子が似合いすぎています(笑) 記憶だとここのテントで2杯飲んだ(=つまり2リットル)。





料理も待ってました!! 料理も美味しいのがさすが本場のオクトーバーフェス。 これはグラーシュズッペ。牛肉や豆の入ったシチュー。





じゃん! これはドイツビールのお供としてお馴染みのヴァイスブルスト(白ソーセージ)。 日本でも食べる機会は多いので馴染み深い。 少しこってり気味で、いっぱい食べるといつも酔っちゃうのだけど1本くらいが私にはちょうどいい。





これはネギ乗せパン。ネギ乗せパン…というと、NYベーグルのスカリオンチーズを思い出させるけど、 パンはもちろんドイツパン。味の詳細な記憶はないけど、美味しかったのを覚えてる!







ビールだけじゃなく、プレッツェルやバゲットなんかを売り歩くお姉さんの姿も。 すっかりお客が埋まっていてテント内は大盛り上がり。 …ていうか、まだ午前10時くらいなんですけどー。








しばらくすると、陽気な生演奏が聞こえてくる。おお! 生演奏の楽団がテントの中で行進を始めるではないか。 とにかくみんな陽気! 立ち上がって生演奏に手拍子したり、一緒に踊ったり。





さて、1軒目のテントをここでおさらばし、次のテントを目指しながら会場散策。 外ではさらにすごいことになっていて、馬車と楽団のパレード。 本当の意味でお祭りなんだなぁー!





観覧車まであります(笑)。もちろん後で絶対乗ってやるとも!





とにかくイイ天気。ビールの祭典とは思えないほど、子供向けなアトラクションもあるので、 これは家族サービスに訪れる人も多いのでしょう。それにしても、こんなに手の込んだ会場を設営しておいて、 2週間程度でまた解体するなんて…。本当に海外のお祭りとは酔狂なものだ!!(感心!)





さてさて、お次のテントは日本でもお馴染み銘柄のレーベンブロイ。





ここでは、2階席を予約してあったのだが、テントの内部を一望できてすごい! 黄色いドームが遠近感あって、いかにこのテントが巨大であるかを強調している。





はい! 本日ニ度目のプローストー!




1年以上たった現在でも鮮烈に覚えているのはここのローストチキンがものすごく美味しかったこと!!! 味が染みて、柔らかくて、とにかくびっくりするほど美味しかった記憶がある。 値段でいえば、確かこれで1000円くらいするんだが、ひとり1羽食べられて感激だった!!! もし、オクフェスに誰か行くのであれば、「レーベンブロイのローストチキン」は絶対お薦めしたい。





とにかくこの会場は圧倒的に盛り上がって、とにかく賑やかだった。 我々の仲間のうち、仙台からやって来た女の子2人組が、わりと寒い9月にも関わらず、 浴衣を着て来たのだ。それじゃとてもじゃないけど寒いから、ショールを羽織っていたのだが、 それでも外国人には「ジャパニーズキモノ」と大人気。 写真を求められるわ、挙げ句の果てには、中央のステージに引っ張りだされて会場中に紹介される始末! フツーの格好でいった私たちは、その人気っぷりにジェラシー、「私たちも浴衣着てくるんだった!」と(笑)





頻繁にダンスが勃発。私たちも列に加わって踊り狂い。 …今考えてみたら、そのせいかもしれない…。どんどん酔いが回って来てしまったのだ…





次のテントに移る前に、ちょっと抜け出して観覧車へレッツらゴー! …というか…これ、ほんとに仮設観覧車??? ものすごく立派ででかいんですけど…


どうやってチケットを買ったのかもよく覚えていないけど、 仲間と一緒に乗ってきゃあきゃあ言っていたことと、ミュンヘンの街が一望できたことを薄ら記憶。


…そう。もうこの辺りで私は千鳥足だったのだ…





最後のテント、ホフブロイでは…(この時点で夕方)



 



お恥ずかしながら記憶が断片的でしかない(笑)。 なんか、サラダっぽいものを食べたのは記憶してるし、会話も一部は覚えてる。 でも、お開きとホテルまでの道のりを全く覚えてない。 (ホテルに帰ってからの記憶は鮮明だが) これ、仲間がいなかったらどうやって帰れたんだろう…怖〜!!! 確かに4杯(=4リットル)飲めばそりゃーいくら私でもなんでも(笑) オクフェスに行く人、飲み過ぎ厳重注意で!!!



二日酔いの出国



最終日。猛烈な二日酔いで目覚めた朝、すんごいふらふらする…。 他のメンバーは、今日はこれから醸造所見学へ行く。私はひとり、空港へと向かった。 そりゃあもう、頭をあげられないほどにふらふらで…。 恐るべしオクトーバーフェスト(笑)。いや、笑い事ではないだろうよ。 今考えても、海外で泥酔して二日酔いで帰国するなんて…とても危険な行為(脂汗)。 無事に帰国したからこそこうやって失敗列伝を書き連ねるわけで(笑)


 



やはり最後もスタイリッシュであった、KLMの機内食。 でもやはりいくら二日酔いでもなんでも、食事と一緒にちゃんとビールをオーダー、これぞ向かい酒(笑)




こうして、2008年フランス&ドイツ10日間の旅は終わった。 ひとり旅でありながらも、常に誰かと一緒にいたような旅だった。 いつものフランスパン滞在では見られなかったあんなこと、こんなこと。 すべてが私にとって新鮮な旅だった。 あれから1年以上(2010年現在)たっているけれど、この旅は全く色褪せることがない。 2009年に結婚した今、振り返ればこの旅行が私にとっての正真正銘の独身最後の海外1人旅だったから。 こうやって記事をようやく書き終えた今でも、 この時のような旅をもう一度したいなぁ…と願ってやまない。 国内のパン旅(ESSAY)もそうだけど、私はこういう旅ができた、ということを何よりの財産だと思ってる。 この先だって、旅への想いは消え失せない自分でいたい。



「結婚したら新婚旅行はやっぱりヨーロッパですかー?」

そう聞かれることは多いが、いや、それはないな。 ヨーロッパやアメリカは1人でも行けるもん。どうせなら行ったことがないハワイとかリゾートに行きたい。 …1人じゃ行けないもん(笑)。


FIN*




la veille(Germany4日目:9/20)

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