France & Germany 2008.9.13〜23◎

旅のなれそめ。


2007年の私は、パン、それ以上に「ビール」にはまっていた。 ビール仲間とあちこちのビール屋さんで乾杯、パンゲル係数よりもビアゲル係数が家計を圧迫するかのごとく(笑)。


2008年の1月ごろ、ビール軍団の隊長の「9月〜10月にある、ドイツの本場オクトーバーフェストに行く人、募集!」の通達が。 うわー! い、いきまぁーす!!! 当然、今年もフランス行こうとは思っていたけれど、 フランスとドイツのはしごになるとは想定していなかった! わぁぁ、本場ドイツのビール祭りでプロースト(乾杯)できるなんてぇぇ。


8ヶ月も先の話なのに、世界中からビア好きが集まってくるビール祭りゆえ、 ミュンヘン周辺ではホテルの確保が非常に難しくなるそう。 そこで、1月の時点でホテルを取り押さえる必要があった。 どんなにしょぼいホテルだろうと、市内のホテルはその3倍くらいに跳ね上がる。 ちょっと調べただけでも、市内中心地のホテルは、2万、3万が当たり前。む、むりー! そんな中、ビール仲間のひとりが郊外の格安なホテルを見つけだして来た。 もう押さえるしかない! 1月にミュンヘンのホテルを押さえてしまったのだ。


航空券はどうする? マイルがヨーロッパ往復分たまるにはあと数カ月かかりそう。 でも、もう今おさえておかないと……ということで、これまた航空券も1月の時点で確保。 高騰するサーチャージの影響もあって、11万5千円+4万円。これでも安いほうだ!



日本からビール仲間たち(なんと、15人くらいも参加者が! 酔狂!笑)はミュンヘン直行直帰だが、 私だけ単身でフランスに入り、鉄道でドイツをめぐって最後の3日間だけミュンヘンでみんなと合流するプランを立てた。 そうして、2008年の初めに怒濤のように取り決められた旅のプランは… 数カ月の間、放置され(笑)、ようやく旅のプランを再建しはじめたのが約2ヶ月前。


年々高まるユーロ高に対抗するには、早め早めのプランニングが不可欠。 Parisでは、また間貸ししてくれる人を探し(06年、07年にお世話になったあのエッフェル塔の見えるお部屋は、 家主さんが引っ越ししてしまったために断念)、一泊25ユーロで確保! ドイツでも、次々と安宿ばかりを探して確保をすすめる。 基本は節約旅。自分の体力を信じて、ドイツでも平均20ユーロの宿を渡り歩くことに(その分、大変な思いもするはめになるのだが…)。


そして、行きたいルートの地点を決めたら、点と点を結ぶ線を決める。 ヨーロッパの鉄道のチケットは、前売りがめちゃくちゃ安い。ありえないほど安い! 例えば、今回、Parisからストラスブールまでチケットを2ヶ月前に先取りしたが、 TGVが開通してたったの2時間程度で着くというのに(2004年の旅では、夜行で5時間以上かけて何千円もしたような…) な、なんと17ユーロ!(ほぼ半額) Parisから500キロも離れているのに、2600円程度!!! (2008年9月現在、155ユーロで換算。このレポートでは以後、1ユーロ155円で計算します) 日本じゃありえないよ、18きっぷじゃないんだから(笑)。


そして、フランスでは、たまたま同時期にフランスへ行くことになった友達と、 地方遠征することに。そこで出会った素敵な素敵なフランスの生活、風景、味、時間…。


ひとり旅なのに、ほとんどひとりの気がしなかった、不思議な10日間の奇蹟のような旅。 出発前にはユーロ安が急激に進んで、カミカゼが私に吹く! ついでに私は究極の晴れ女! この旅、絶対、成功させてみせます!!!(…といいつつ、随所にプチ失敗が…致命傷ではないレベルであったのも、運がいい???)




Paris1日目へ