Germany4日目(9月20日)

ノイシュヴァンシュタイン城ミュンヘン

めざせ! ノイシュヴァンシュタイン城





朝起きて、朝食へ。あらら、意外とかわいらしいダイニングで、 眠そうなみなさんが席にぱらぱらと着く。 シンプルに、パン+ジュース+ヨーグルト+コーヒー…みたいな朝食。 なんせこのレポを書いているのはすでに2009年で1年近くたってしまったので(笑)、 詳細はなにも覚えていない。


覚えているといえば、ほんとにこの宿は安く、1泊で18ユーロだったのだ。 それを確か…カード決済したような覚えがある。「カード使えるのか!」と驚いた覚えが。 スキンヘッド&皮パンの強面おっちゃんに支払いを済ませ、 荷物をまとめて宿を出た。


宿に荷物は預けられなかったので、フュッセン駅のコインロッカーに預けることにしたのだ。 小銭がなかったので駅の近くのコーヒーショップで水を買い、 ロッカーにトランクを入れて、駅の自動券売機でバイエルンチケットを購入した(後述)。


これから目指すのは、ロマンチック街道の最終目的地であるノイシュヴァンシュタイン城。 ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとなった城、ということでも有名で、 ドイツ南部に来たら絶対欠かせないスポットだ。 旅のプランはもちろん、このお城に行くためにデザインをしたのだから。





バスは、駅のすぐ前のロータリ−から出るのですぐわかる。 ノイシュヴァンシュタイン城のある、シュヴァンガウという地区へのバスだ。 フュッセンの駅からバスで10分くらい。





昨日も活躍したバイエルンチケットはほんとに便利。 バイエルン州の中でのみ鉄道とバスが1日乗り放題でひとり19ユーロ(券売機で買った場合)。 複数人数だと5人までなら27ユーロという、グループで使うとなおお得(お得過ぎ!)な鉄道チケット。 バスも使えるので、当然、シュヴァンガウに向かうのもこのバイエルンチケットが使える。 しかも、これでそのままミュンヘンまでいってしまおうという目論み。お得大好き!!





バスは城のふもとのチケットセンターの側で停車。 ここでほとんどの人がぞろぞろ降りる。もちろん、城目当てなのだ。


ノイシュヴァンシュタイン城は、チケットセンターで入場券を買い、 そのチケットに書かれた時間に、城に入場できる仕組み。 世界的に人気の観光スポットなので、オンシーズンは混んでいる(ひどいときは1時間とか並ぶとか)らしいので、 予約しておいたほうがよいだろうと思い、web上で予約しておいた(予約に1.8ユーロかかる)。 バウチャーを持ってチケットセンターに行くと、 オフシーズンだったのか、誰も並んでない(笑)拍子抜けました。。。。


城までは行きかたが3通りある。 バスか、馬車か、徒歩か。 徒歩だと山を30分以上登らなくてはならないのだが、 そりゃーー苦労を買うでしょう(笑)。





誰も歩いていない山道をてくてく登り出した。 ほんとに誰も歩いていないので心細くなるし、 ほんとにこの道でいいのか? でも今さら引き返せないぞ? そんな不安が脳裏をよぎる…。





わーーい! 見えた見えたっ! どうやらあれが城のようです!!!





門をくぐると、番号が見られる。 チケットに書かれた予約番号が掲示板で表示されるのだ。 まだ呼び出されるまでに時間があるので、周りの風景を眺めてみる。





天気がどんより曇りなのでもやがかかっているが、 向こうに見えるのは、マリエン橋のようだ。 マリエン橋から眺める城はまさに絶景で、絶好の写真スポットだそう。 後でいってみるぞーー。しっかり見えるといいなぁ。





わーん、残念。。。もっと天気が良ければ文句無しだったのに。


お城でのカメラ撮影は禁止(だったと思う。全く写真がないので)。 日本語のイヤホンガイドを借りて、係員の誘導で進んでいく。 こんなところにお城を立てた城主は、孤独な王様だったらしいが、 そういう説明を聞きながら見ると、贅沢なのに豪華なのに、寂しさが漂う場内だなぁと思ったり。


いや、それ以上に、この城はとにかく階段の昇り降りが多い! 歩き回るだけで疲れた、、、特に山道を歩いて来た私にとっては(笑)。






ちなみに、これはお隣のお城のホーエンシュヴァンガウ城。 セットで訪れる人もいるそうだが、時間的にも興味的にもパス(笑)。


さて、これからマリエン橋を目指し、また少し山道を登る。 ひーっ。今日は痩せたかしら(笑)。





おお、これがマリエン橋。吊り橋には、たくさんの観光客が、、、 この橋、よっぽど丈夫にできているんだなぁ(汗)





ものすごい標高の高さ。ひぃー! 谷底に落ちたらひとたまりもないね…。 ひとり観光客が橋を渡ってくるたびに、びくびくするのだった(笑)







じゃーーん! これがかの、ノイシュヴァンシュタイン城の全容!!! 天気は悪くてもやがかかっているけれど、かろうじてお城の姿は現れてくれた。 本当に、なんてすごい場所にあるお城なんだろう…。 もっとお城を建てるのにいい場所があっただろうに(笑)。 建てた人たちの苦労が偲ばれる。はぁーーー。本当に絶景だこれは。 南ドイツに来た甲斐が本当にあった…。



帰りは、バス(1ユーロ)に乗って麓のチケットセンターまで下山。 さーて、お昼を食べるぜ!





レストランが何軒もあるが、もちろん「郷土料理」的なものが食べられそうなお店を探した。 時間的はまだ11時くらいだったので、まだランチタイムというには早く、どこもすいていた。 適当な店に入り、ヴァイツェンをオーダー♪ はぁーーー。よく歩いた御褒美♪(←理由はなんでもいい。飲めればいい)


「歩き方」の「郷土料理」のページをみると、どうやら南ドイツでは「レーバークネーデルズッペ」という、 レバー団子のスープが食べられるらしい。 レバー大好き♪ この旅、レバー尽くし♪ 迷わずレバー団子のスープをオーダー。






すると、こんなのが出て来た(笑)。うわーー見た目が悪い!(笑) なんか、、、フンみたいなものがいっぱいぷかぷか浮いてる(笑)。 そんな下品なことを思っていても、食べ物には罪はないのでもちろん食べる。 悪いのは見た目だけ。普通にレバーの浮いたコンソメスープ。美味しかった♪





これも郷土料理である、「コールルーラーデ」。 ロールキャベツで、マッシュポテトが添えられている。 今回ドイツに来てあれこれ料理を食べているが、 この店の料理の味をそこまで記憶しているわけではないけれど、 「どこも外れなく美味しいなぁー!」ということはばっちり記憶してる!





店を出た頃には太陽の日がさしてきた。。。くやしーい!! まぁいいわ。十分楽しんだし十分感動できたし。さよならー!







ついに! ビールの聖地、ミュンヘン入り!





フュッセンを1時過ぎに出て、ミュンヘンまではちょうど2時間。 順調にミュンヘンに到着ー! 電車に乗っている間、携帯に電源を入れてみた(充電ができないので、バッテリー温存のため、 ほとんど電源を切っていた)。 すると、タイミングよく、現地合流する予定のビア仲間から連絡が。 先に現地入りしている一行と、ミュンヘンで待ち合わせして、 ビールとソーセージを食べに行こうというのだ。


とりあえず、ホテルに荷物をおいてから動きだそう。 というか、ミュンヘン観光するヒマが今回はほぼゼロ。 なので、荷物をおいたらすぐに町へ出て、駆け足でミュンヘンの町に慣れたい! (とにかく1人で歩いてみないと気が済まない私)


旅のなれそめでも書いたが、 今回は、日本でもよく一緒に飲むビア軍団約15名と現地合流をするのだ。 世界中のビア好きが集まるビールの祭典、オクトーバーフェストの時期は、 ほんっとうに宿が埋まってしまうらしく、 既に1月に時点でも町中の手頃な宿はすべて埋まってしまい、 空いているのはシングル2万とか3万とかの宿ばかり(決して高級ホテルなのではなく、普段安い宿が高騰するのである…)。


しかし、ビア仲間の1人(某ビアバーの店主。世界一周ビールをめぐる旅をしたツワモノ!)が、 郊外に格安のホテルを見つけたので、一斉にみんなで押さえることになったのだ。 ほんっとに宿代は安くて、ひと部屋70ユーロ程度! のきなみ100ユーロ越えているなかで、 これは激安といってもいい。私は旅程が確定できていなかったので、1人部屋で確保した。





ミュンヘンの近郊鉄道(Sバーンという)中心地から20分程度。 至極閑静な住宅街から徒歩5分くらいのところに、その宿はあった。

幅広くチェーン展開しているビジネスホテル。 日本でいうと、まさにスーパーホテルみたいな感じ! ちょっと不便なところにありつつも安くて機能的。





いやいや、めちゃくちゃ部屋いいよー! きれいだし、おしゃれだし、ベッドは広いし(使わないけど二段ベッド)、 それにそれにそれに、エレベーターがある(笑)。この旅ではじめてのエレベーターある宿だ(泣)。









身軽になったところでミュンヘンの中心地へレッツらゴー! 待ち合わせまで1時間くらいしかないので、とにかく駆け抜けた。 これはマリエン広場の新市庁舎。デパートやブティック、レストランが立ち並ぶ繁華街だ。





これはフラウエン教会。この塔はミュンヘンのシンボル的存在だそう。





時間が余ったので、中もちょっくら覗いてみる。 あー。大聖堂。こういうところで結婚式あげてみたいなぁ。 どんだけバージンロード長いんだって話(笑)。


無事、仲間と合流できた。今夜の便で到着する人たちが多いが、 今日到着しているのは女性ばかり4人くらい。 ドイツ在住のビア好き女性がひとり参加していて、 料理の美味しいお店へ案内してくれるというのだ。





ところが、混みまくっていて一向に席があかない。 寒くてしょうがないが、外のテラス席でとりあえず一杯飲むことになった。





まずは、ミュンヘン、一杯目〜♪ みんなでプロースト♪ ちゃんと500ml。色の淡さとは裏腹に結構重いので、もちろん飲みごたえあり、、、。





結局、前の店は席が空かなかったので、別の店へと移動。 改めてプロースト! またしっかり500ml頼んでますぜ。





人数もそろったので、ミュンヘンの宴は始まった。 料理の詳細はさっぱり覚えていないが(笑)、 典型的なドイツ名物を堪能! がっつり肉、芋、穀物、付け合わせにザワークラウト、みたいな印象。





絶対食べたいと思っていた、ニュンベルクソーセージ!!! これを食べたいがためにニュンベルクにいきたいと思っていたほど。 小ぶりで炭焼きのニュンベルクソーセージ、香ばしくて美味しかったーー。 ザワークラウトも好みの味だったのか(=酸味が少なめ)、やたらこればかり食べていた記憶がある。





ホテルにみんなで帰ろうというとき。 私はみんなに「先に帰ってて!」と告げ、デパートの地下へともぐりこんだ。 だって、今日しかお土産を買うタイミングがないかもしれない! デパートの閉店ぎりぎりに、地下の食料品売り場であれこれ物色。 …結局買ったのはエシレとチーズだった覚えが。…ドイツのもの、買って無い?!(笑)





ホテルに戻った後、他の御一行が到着。 北は仙台、西は関西まで、全国あちこちからドイツで集結したビア軍団! ロビーはビア好きの日本人で埋め尽くされた。ある意味壮観(笑)。 全員そろったところで、ホテルの隣のパブで乾杯をすることに。 (画像は白ソーセージ。どこで食べてもくどくて旨い(笑))


500mlビール1杯でせいいっぱい。 …今日1日で、2〜3リットル飲んでいるような気がする…恐るべしビール大国ドイツ!!!(笑) 明日は1日、オクトーバーフェスト会場に入り浸るスケジュールなのだが、 いったい私はどうなってしまうのだろう?!(笑)





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