Paris 2日目(9月14日)

ヴェリブで激走! Parisパンめぐり編

甘〜いクグロフでおめざ


早朝に目覚た。9月のParisの朝は寒い。 何度か9月のParisには来ているので、この寒さは朝と夜だけのものだということはわかっていた。 あとで脱ぐであろうことを計算して、Tシャツの上にGジャンを羽織って部屋を出た。 水撒きのクルマが蒔いた水で路面が濡れている。ああParisの朝だ。不思議なことにそんなことで実感が湧いてくる。


今日は日曜日なので、買い物ができるようなショップはほぼ全滅。 パン屋さんなども、日曜日定休の店があるのでそこをきちんと押えつつ、 今日のパン屋さんめぐりリストを見直した。 まずはRepubliqueからメトロで一本のPorte Doreeで下車、 そこの側にあるパン屋さんを目指した。





このヴァンデルメルシュというお店は、ヴァンセンヌの森の近くにあるのだが(私はヴァンセンヌの森自体はまだ未訪なのだ)、 フォションやラデュレや修行したシェフでParisでは評価が高いお店だそう。 修行時代はあのエルメとも共に仕事していたらしい。 週末限定のクグロフを目当てにいってみたが…なるほど、人気のパン屋さんはやっぱり活気が違う。





噂のクグロフ! デカ! もちろんチビサイズもあったのでそれと、 ナチュール(プチパン)、クロワッサンブール(単なるクロワッサンもあり)を購入した。





これらを…すぐ近くのテラス席のあるマックへ持ち込み(笑)、 エスプレッソを購入してテラスでこっそり(いや、わりと堂々と…)いただいた。 マックのエスプレッソ、結構旨いんだよね…(笑)


クロワッサンは思ったよりも風味は軽め。 食感はカリカリに美味しいところとふにゃふにゃしたところのコントラストが極端(笑)。 プチパンは、レトロドールを使っているっぽい。やっぱり粉のストレートな香りが旨いなぁ〜。 やや塗り物が欲しくなる感はあるけど、パン好きならこのままでも十分いけるだろう。





クグロフは食べてビックリ!!! お砂糖がじゃりじゃりと、かなり甘さを加味しているのだが、 お酒が染みまくってババみたい! レーズンがふにゃふにゃに酒を吸い込んでここがまたうんまいなぁ〜。 クグロフを食べているけど、どこか揚げドーナツを食べている感覚にも近いかも。



Vandermeersch

278 AV Daumesnil,12e

M:8番線 Porte Doree

7時〜20時

月・火定休




必見! ヴェリブレンタル乗車レポ!!!


さて、ここでついに自転車Velibを借りてみる! Paris市では、自動車から自転車にシフトするエコ計画の一環だかなんだかで、街全体を自転車が走れるように舗道も(一部)整備し、 メトロ駅前や、路地裏のいたるところにも、このヴェリブ専用の駐輪場を設置した。 町を歩けばわかると思うが、現在めちゃくちゃこのヴェリブの駐輪場がある。 歩けばヴェリブに当たる! といってもおおげさじゃない。


このヴェリブのすごいところは、どこで借りてもいいが、どこで返してもいいということ! つまり、乗り捨て自由なところなのだ。これが通常のレンタル自転車と違うところ! しかも、1日の登録料はたったの1ユーロで、30分以内に返却すれば無料!!! 乗っては返し、また借りる。これをくり返せばたったの1ユーロで1日中Parisを動ける!パン屋めぐりにこれは本当に使える!





では、実際に登録して借りてみよう。 普通に駅の自販機できっぷが買える人ならそんなに難しくないはず!


1)まず、駐輪場へ行き、乗りたい自転車をチェックする。

はっきりいって使い方のマナーまではまた向上していないらしく(さすがフランス(笑))、 壊れた状態の自転車もたくさんある。空気が抜けたのとか、かごがぼこぼこなのとか、ハンドルがぐらぐらするとか、 あげくのはてにはタイヤのチューブがまるでヘビのようにぐにゃぐにゃ〜と丸められちゃッたものとか!(ありえん!)

借りてから気付いても、また返したりするのがめんどうなので、最初の時点でちゃんとチェックしておくといい。


2)次に、レンタルの登録をする。

駐輪場にあるバス停みたいな機械(ポスト、というらしい)で登録をするのだが、必要なのは、クレジットカード。 カードを入れて、自分にだけわかる暗証番号を決める(クレジットカードの暗証番号とは別)。 私の場合は「1日」の登録なので(他に1週間とか1年とかあるらしい)、1日分の登録料がかかる(1ユーロ)。 それ以外に、デポジットとして150ユーロがかかる、という表示がでるが、これは自転車さえちゃんと返せば問題無し。そのまま登録しよう。

ちゃんと登録できたら、ID番号みたいなものがかかれたカードがでてくるので、これを保管しよう。


3)最後に自転車を借りる。

さて、今度は自転車を借りる番。まず自分のID番号を入力して、それから借りたい自転車の番号を入力(だから先に自転車をチェックしておくほうが賢い)。 OKなら、自転車のところにいって、解除ボタンを押して引き抜けばいいだけ。これだけ!!!


ほんっとに簡単だった。…いや、最初はちょっと手間取ったけどね(笑)、ほんっとーに、一度登録しちゃえば、 あとは乗るだけ。返すだけ。これのひたすら繰り替えし! 30分以内に自転車がかえせなければ、どんどん課金されていく(1ユーロ〜)。 けど、自転車を30分以上乗りっぱなしってことは普通ないだろうから、 目的の店とかにたどりついたら、自転車をどっかに返して、用事を済ませてからまた借りればいい。


そんな感じで、私はこの日、かけた交通費はたったの1ユーロで済んでしまった! (2回つかったメトロは、去年の回数券の余りだったので)



ヴェリブで走るParisの町は、これまで何度も来て、歩いたはずの風景とはまた違った。 いや、風景がというよりも、風が違う! 本当に気持ちがいいーー! 日曜日だから、道が空いているというのもあるかもしれない。 あっという間に、ヴェリブの魅力にとりつかれてしまったのだ。




ROSE BAKERYで再会した、あの人のパン!!!


ヴェリブで、Nation駅まで行き、そこで自転車を返却してメトロに乗り、ピガールまで。 そこからモンマルトルの坂をのぼる。ある意味、「Paris、ただいま」の儀式みたいなものだ。







さくっとパリの風景を眺めたら、またここを南下して大好きなMARTYRS商店街を歩く。

2007年Parisの12日目を参照ください)

ここには、ほんと何も情報がなくても美味しいものが溢れた商店街でたまらないのだ。 ここに、今回お目当てのお店があるのだが…





あ、あれ?! この店

うわ! 2004年も2007年も来た、お気に入りのARNAUD DELMONTELか?! てか、店が黒塗りになってますけどーーー(笑)。この店、赤いファサードが目印のかわいらしい印象の店だったのに、 ここ近年、いろんな賞を受賞したりして、売れっ子になってるんだろうなぁ〜、こんなに改装しちゃって! というわけで、今回はパスしました(笑)





最初、あまりに目立たない間口なのでスルーしてしまったが、ありましたありました、 これが今回の第一の目的だった、ROSE BAKERY! ARNAUD DELMONTELとはお向かい同士。 こちらのお店は、イギリス出身の方がやっている、ビオ惣菜とスイーツのお店。 ベーカリーとあるからパン屋かと思えばそういうわけではない。サロンドテである。





テイクアウトで惣菜も買えるし、野菜も、食品も買える。店内の奥の方がサロンドテになっているようだ。 うわー、野菜の惣菜、美味しそう〜! ここはベジタリアンの店なのか、野菜や穀物、豆しか使っていない。 野菜補充するにはもってこい!





なぜこの店を第一目的にしていたかといえば…メニューにほら、 「パンはプージョランです」とあるでしょう?! そう、ここではあのプージョランのパンが食べられるのである。 (プージョランについては、2003年、2007年Paris編を参照のこと。ちなみに、「この世にパンがある限り。」のトップ画像のパンは、プージョランのパンである)

以前と違って、「幻」とまでいわれたプージョランのパンは、結構もうParisのいたるレストランでも手に入るようになってきたらしいが、 このROSE BAKERYは手頃で野菜たっぷりの料理、ぜひ来てみたいと思っていた店なのだ。


ここで働いている人たちは、日本でいうとオシャレ系カフェやバンダナ系パン屋さんに通じるものが。





メニューを頼む前から出て来たのはプージョランのパン! バターと塩コショウがセットで。 ついでに、ビールを…と思ったら、なんとキリン一番搾りだけがあったのだ(笑)。 なんか変な気分〜。 久々に食べるプージョランのパン。酸味が強くて、ひとくち目から味が濃い! おそらく焼き上がりから2日くらいたったかのような、少しクラムから水分が飛んでいる感じ。 無塩バターをつけるといくらでも食べられる。皮の香ばしさが違う。


ただ、この後食べる野菜料理だとちょっとこのパンには役不足かもしれない。 これはがっつりお肉やこってり系のものを食べたくなるわ〜。チーズなんかもね!





パンが何もいわずに出て来たので、安心してメニューを選ぶことができた(笑)。 どれが野菜料理なのかいまいちわからなかったが、それらしき「クリュディテレギューム」をオーダー。 サイズは2種類があるが、ハーフサイズで十分すぎる量だろう(お値段的にも)。 すると、やはりこれが惣菜の盛り合わせだった! ビンゴ!


カウンターにいって、好きな惣菜を4種類も選ばせてもらえる。 彩り豊かにいろいろチョイスしてみた。ほら、フランスで菜っ葉やトマト以外のサラダを食べられるのは珍しいでしょ?(笑)


すべて、野菜オンリーの惣菜だが…。正直ヘルシーすぎ。「外国人から見たヘルシー観」ってやつで…。 正直、あまり旨くないかも(笑)。いや、これはこれでありなんだろうが、 ヘルシーなベジタリアン料理なら日本の方が絶対美味しいわ。 ニンジンと豆つきもやしの組み合わせとかかなり微妙…。 ここに通えばたぶん太らないで済むとは思うが、 パンが美味しいので、ちょっとこのヘルシーさとはちとアンバランスだったかなぁ(笑)。





店を出た後、MARTYRS商店街を下っていく最中に通りがかったパン屋さん。 おそらくこれまでも何度も通っているハズなのだが、こんなお店あったかな? 店構えの良さと、店頭のはり紙に注目した。どうやら、こちらのマダムは日本人のよう。 店員さんにも日本人らしき女性が。





それ以上に、窓側に並べられたハード系のパンたちがあまりにも美味しそうでひきつけられた…! うっわー、日本のパン屋さんみたい!(←これにはかなり語弊があるか? しかしフランスより日本のパン屋さんの方が見せ方が旨いところが多い)





今はちょっとお腹いっぱいなので、ハード系は断念して、タルト系の方に目を向けた。 うわぁぁ。。。すごい充実っぷり。。。タルトオポンム以外にも、イチジクやミラベル(っぽい、スモモのような)のタルトもあり、 これは壮観。


そして、レジのところで食べた試食のカンパーニュがものすごく美味しくてびっくり。 あとでここでハード系を買わなかったことを後悔することになる…。さっきのPJのパンよりも美味しかった…。





タルトオポンムを購入。あとでどっかで腰をおろして食べることとしよう。 この包み方、日本でもぜひParisの真似をしてもらいたいなぁと思う技術のひとつ。 わざわざプラスチックのケースに入れなくたって、全然崩れないんだから。




ヴェリブであっちも! こっちも! Paris奔走





坂を降りきってからまたヴェリブを借りる。 よーし、今度は一気にエッフェル塔までサイクリングだ! 適当に凱旋門の辺りを経由して、エッフェル塔を目指した。 自慢じゃ無いが、地図を見なくてもParisの土地感覚はわかる。自転車漕ぐ上ではこれはかなり重要!


シャンゼリゼ通りを、ヴェリブでひたすら漕ぐ。 基本的に、自転車用舗道がないところでは、自転車は車道を走るのがお約束。 シャンゼリゼ通りは坂がきつい〜! 通り沿いのリッチな雰囲気を横目に、 ぜえぜえひいひいチャリを漕ぐ、汚れ系旅人、mi_waパン…。





トロカデロに到着〜。この辺りに、ちょっと寄ってみたいパン屋さんがあったのだが、 なんだかもうおなかいっぱいだし、この辺りでまた自転車を返す。 トロカデロの庭でエッフェル塔を眺めながら休憩にしよう。





さきほど購入したタルトオポンム。このタルトオポンムは、さっきのめちゃくちゃ美味しかった試食のカンパーニュにくらべると、 ちょっと味がぼんやりした感じ(リンゴに酸味がなく甘さにメリハリがないというか)だったのだが、 なんだかぺロッとサクッと食べ切ってしまった。やっぱりフランスのリンゴ系には目が無いのである。


それにしても、トイレに行きたいがどこにもない〜。 一度は、よく目にする公衆トイレ(有料。日本では絶対入る気になれないタイプの)…だが、こっちのは室内をジャーと水洗するらしく、きれいとの話だが…うーむ。 今度のParis来訪時の宿題にしよう(笑)。あー、どっかトイレないかよー。駅にないってのが致命的よね、こっちは。





と思ったら、灯台もと暗し! こんなところに公衆トイレがあったなんて(笑)。全然知らなかった。 ここは便利ですよ〜。かなり並ぶけどね。助かった!(笑) すっきりしたところで(笑)、またヴェリブを借りて、移動した。





エッフェル塔から、以前よく泊まっていたセ−ヴルバビロンの辺りを目指した。 セーヌ川沿いを走りながら、ふと思い出して曲がったとある路地は…。 そう、これが現在のプージョランの工房。その隣が昔のプージョランの店(今は違う)。 歩いてならめんどくさくてわざわざ来ないが、自転車ならサクッと通り過ぎることができる。





時計を見ると、まだ1時! ひぃぃ、十分時間を持て余しているのにお腹は全然空いてない。 本来なら、モノプリやグランエピスリーで買い物をしたいところなのに、 今日は日曜日、全滅なのである。そんなたいしたものを買いたい訳ではないけど、 本当にどこも開いていないんだよ。。。


そこで、日曜日でもやっているという、ショッピング施設をあらかじめ探していた。 そこで、ルーヴル美術館の地下にできたカルーゼル・デュ・ルーヴル(Carrousel du Louvre)へ自転車を走らせてみた。 ここには、大きなフードコートや、お土産ショップが入っているんだそうな。さてさて…。


ルーヴル付近でヴェリブを返して…と思ったら、あらら?!  ルーヴルの最寄りのヴェリブ駐輪所は満杯! あらら、それじゃ別の所を探そう…と、近くのヴェリブ駐輪所へいってみると、 やはりこっちも満杯! そ、そうか…。こういう落とし穴もあるのね。人気のスポットの側は、 返す人も多いから自転車が返せない(同じことが、マレ地区でもあった。時間ぎりぎりだとちょっと焦るな)。

しばらく待って誰か返しに来たところをサササッと返さなくちゃならない。ほら、他にも待っているライバルがいるので…(笑)。





そうしてようやく入れたルーヴル地下のショッピングセンター。 これが、噂の逆さピラミッド。まぁ取りあえず写真を撮っておきますか…。


で、このショッピングセンターだが…。 …おもしろくなーい(笑)。どうせ買わないブランドショップは見ていても全然おもしろくなーい。 お腹空いてないときにフードコートみても、なんか各国料理の寄せ集めでつまらなーい。 食品売り場じゃなきゃつまんなーい。…って、結局は食べもんですか(笑)。





セーヌ川沿いのサイクリング専用コースを走った。ここには自動車は入って来ない、延び延びとした道だ。 ここは、インラインスケートをする人も通る、なんとも外国らしい気持ちのいい風景。 こちらの人たちの休日(いや、休日に限らないかもしれない)の過ごし方は、 あくせくした我々も見習うべきところが多いなぁって思う。 特に、私はそれが叶いそうな絶好の環境に住んでいるというのになぁ…。




マレ地区クレープリ−のガレット


日曜日でもワタシ向けの元気なスポットがあった! 若者の街、マレ地区は、ブティックや雑貨屋など日曜日でも意外とお店がやっていた。 しかしすっごい人、人、人…。そんな雑踏に面した場所にある、クレープリーに入った。





ここは、フィガロ紙のクレープランキング(フィガロ紙って何でもランキングあるんだなぁ…)で3位だったそう。 ほうれん草入りのガレットとシードルをオーダーした。





うわ! すっごい、溢れんばかりのほうれん草! こんなに野菜入ってるとは思わなかった。 トマトソースとクリーム、バジリコが乗っており、そば粉の香りがとっても強く、 カリカリッとハードで美味しい!!! シードルもスッキリ辛口で美味。これはいいセレクトをしたわ〜!





そうそう、周りをみていると、サラダを注文している人が多かった。 ボウルにたっぷりのレタス(レタスオンリーといってもいいくらいにただのグリーンサラダ)を、 ガレットを食べながら、友達どうしでレタスをシェアし、最後に甘いクレープを食べるのがお決まりみたい。 よく食べられるなぁ〜そんなに!(まさか、翌日も私はガレットを食べることになるとはこの時は思いもよらなかったのだった)



Crepes Suzette

24 rue des Francs Bourgeois, 4e

M: St.Paul

10〜19時半




夕暮れのRepubliqueを歩く


一度部屋に戻り、一息ついてから今度は東駅・北駅の方に「歩いて」みた。 明々後日、私は東駅からTGVに乗ってドイツに向かうのだが、部屋からだいたい徒歩15分くらいの計算。 そこを、スーツケースをひきずって行くつもりなので、軽い下見がてら…。 いや、本当は、東駅付近にきっと日曜日でも開いているスーパーがあるんじゃないかと思ったのだ。 その目論見はまさにビンゴで、東駅のすぐ側にスーパーFranprixが開いていた! うあああ、すぐにダッシュで飛び込む私! どのみち、明日と明後日はParisを留守にするし、 その後ドイツに行くからバターやチーズなどはなにも買えない。 でも私がなによりも買いたかったのは、部屋で飲むビールだった(笑)。





もう、とにかく飲みたかったクローネンブルクのブラン! クローネンブルクのビール自体は、 アラブ屋とかにも売ってるけど、ブランはスーパーとかいかないとないんだよ〜。 しかしあったのはいいのだが、なんと瓶で6本パックしかない。 うーーー、まともに部屋にいるのは今夜と明後日の夜くらいしかないのに、6本かぁ(笑)。 まぁいいや、買っちゃえ! 飲んじゃえ!(笑)


重い瓶ビール、しかも6本も抱えて、部屋まで歩いた…。めちゃ重いんすけど…。 こういうときに限って、ヴェリブの駐輪所がみつからないー(笑)。 乗らないときにはわんさか目に入るのに、肝心なときに見つからない。ヴェリブどこ〜っ。 さすがParis(笑)





夕暮れ時のサンマルタン運河は、静かな水面に光が反射して心まで穏やかに同調する。 ベンチに座り、暗くなるまで日記を書き、そしてParis通のお友達が教えてくれた、 近くのレバノンサンドを売る店にいってみた。





はじめて食べるレバノンサンド。 場所は、Du pain et des ideeにかなり近く、運河のそば、ル・クール・リバンという店。 Parisの巷にあふれまくってるケバブ屋とはちょっと違ってもう少しセンスある食べ物屋という印象。 あれこれオーダーしてサンドイッチにしてもらうみたいなんだが、 メニューをみてもさっぱりなんのこっちゃでわからない。 ていうか、何が基本形なのかくらい調べてこればよかった。。。


順番が回ってくる間、あれこれ考えていたのだが(目の前で大好物のレバーの煮物が! うわー、それ食べたいけど、 そんなに食べ切れないーー。断念)、なんでもいいからクダサイ的な訴えをすると、 おそらく基本形と思われるサンドを作ってくれた(笑)。





トルティーヤみたいなラップ状のパンに、ケバブであろう串焼き肉と、たっぷりの野菜(なんかパセリ的な風味のする葉野菜が印象的)、ピクルス、 それにヨーグルトというかマヨネーズというか、その手のクリーミーなソースをたっぷりかけてくれている。 食べかけなので絵的にはきれいに見えないかもだが、これがめっちゃくちゃ美味しい!!! ソースがぼたぼた落ちて来て、ある意味歩き食い向け?(笑) トルコのケバブサンドと大差はないけど、美味しいわ〜。ひとりの夜に、軽くファストフードで済ませたいときにはオススメかも。




今夜は、家主は不在なのだが、昨日会った「前の宿泊者」さんがやってくるのだ。 彼女は昨日、大荷物を抱えて別のホテルへ移動したのだが、あまりに重すぎる荷物のせいで、 ひとつ荷物を部屋に置き去りにしていった(!)ので今夜取りに来ることになっていた。 ふふふ、これは飲ませないといけませんね、ビールを(笑)。


彼女を迎え入れ、楽しく1時間ほどお話していってもらった。 三重県から来ているという彼女は、ファッション関係でParisに視察に来たそう。 「旅のカンがようやくつかめてきたところで、明日帰国なんですよネ」とな。 うーん、わかるんだが、あなた結構おっちょこちょいですよね(笑)。 クールだけどドジな感じのこの女性と楽しく会話しているうちに、 おかげさまでこの6本のビールは好調に減り、残すところあと2本となったのだった…(笑)。


明日は、いよいよ1泊の地方遠征。準備もできたし…と思ったところで、この旅2回目の【失敗】に気付いた。 夕べ充電したはずなのに、携帯電話の充電が全然できてない! そうか、いつも携帯電話はレンタルにしていたから気にしてなかったのだが、 今回は自分のいつもの携帯を持参したのだ。変換プラグだけは持って来たけど、携帯用の変圧器は持ってなかった、、、 うわーーー、、、今夜は家主さんもいないし、どうしたらいいのだー。 とりあえず、いつも私はバッテリーのスペアを3枚も持ち歩いているのだが、 もう今日1枚使い切ってしまった。残るは2枚…。明日お世話になるお宅で可能な限り充電させてもらうしかない、 バッテリーが持つのかどうか、恐ろしい…。ドイツではどうすればいいやら…。


明日の道連れから、明日の待ち合わせについて電話が来た。 向こうもこちらも久々のフランス滞在に言葉がどんどん湧いてくるのだったのだが、 「充電もうないから切るね!」とあっさり電話を切った。 す、すまん、、、明日たっぷり話しましょう(笑)



la veille(Paris1日目:9/13)le lendemain(Paris3日目:9/15)

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