NYC4日目(5月1日)

Brooklynベーグル&桜祭り

くるくるブルックリン橋


私は自宅でも、朝目覚めてからすぐに朝食の準備をし、しっかり食べてから出勤する。 なので、朝を食べずに地下鉄を乗ることはしんどく感じる。 ましてや今朝は、ブルックリン橋を徒歩で渡り、ブルックリンまで行ってから朝食ベーグルを食べようというわけだ。 しかも、今日の出発は9時頃と遅かった。その分、空腹感がすごい。 もちろん、マンハッタンとブルックリンを結ぶブルックリン橋を渡るのは私の念願だった。 地下鉄でスラッと行くのでは「向こう岸」の実感が湧かないから。


 


地下鉄でブルックリン橋のふもとまで行き、そこから歩道を約20分歩く。 ジョギングする人もよくすれ違う。 ワイヤーワークが美しいこの橋から後ろを振り向けば、マンハッタンの摩天楼がまるで 「行ってらっしゃーい」と背中を押すようにそびえている。 上を見ればワイヤーワークが蜘蛛の巣のようにはり巡らされている。 そして前を向けば、これから向かうブルックリンの街並が見える。 立ち止まり、振り返り、見上げ、体をくるくるさせながら歩いた。



ブルックリン初べ−グル w/ Butter


今回のブルックリンでの目的はベーグル屋さんと桜祭りのやっている植物園、 そしてブルックリンブリュワリーでビール工場の見学&試飲だ。

ブルックリンに到着後、なんでもいいから朝食を取りたかった。

 


地下鉄の駅の近くでCranberry'sという店を発見。地元密着型のベーカリーカフェだ。 マフィンやアメリカンクッキー、サンド類が豊富にそろう。 特に焼き菓子系には手が出そうになったが…先に待つものを考えるとここで欲張るのは禁句! (といいながら一期一会をみすみす逃している私かも?)

とりあえずシナモンべ−グルとコーヒーを購入。 シナレズはトースト&バターにしてもらうことにした(1.5$)。 これらを近くの公園でちょこっと腰掛けていただいた。 トーストしてからカットしたと見え、私の好きな焼き方だ。 中はもっちり感が残っている。バターはたっぷり染みているわりにはそれほど風味がないけれど、 空きっ腹に速やかに行き渡る、甘いレーズンベーグルだった。


Cranberry's

48 Henry St

Brooklyn,NY11201-1338

Phone: (718) 624-3500



グルメ横丁 7th Ave.


ブルックリンに来てみたはいいものの、 どの辺になにがあるかという詳細はいまいちリサーチ不足だった。 植物園も地下鉄で行くような距離であるし、 ブリュワリーのあるBedford Ave付近はそもそも路線が全然違ってかなり遠そう。 行ってみようと思うベーグル屋さんは7th Aveにあるらしいが、 これは植物園からほど近いエリアに延びている通りのようだ。 行き当たりばったりで向かう7th Ave。 ガイドブックなどに登場する場所ではない(と思う)のだが、これが思った以上に面白い穴場だったのだ。





落ち着いた感じの静かな住宅街にある、小さな店が延々と続く商店街。 見た感じの印象は軽井沢などの避暑地の観光商店街に近い。 歩きながら、美味しそうな店、かわいらしい店が数軒ごとに現れ、 「BAGEL」「BAKERY」こんなフレーズが目に入るたびに足を止めてしまう。 全く先に進まない恐るべし商店街だった。





その一例として、目に入ったベーカリーで購入したデニッシュ。 外からみると、「赤いザマンド?!」と思って飛びついたのだが、これは大失敗(笑)。 1.5$もしたが、デニッシュに巻き込まれた赤く色付いたソースは…イチゴかと思いきや味が全くしないので判定不能。 しかも、コクのない、バターとは違う油脂の味(パイの実が何日も放置されて湿気まくった感じ?)だった。 あいたたた。さ、次次!

 


これは全く別のベーカリー。私は買わなかったが、フランスの香りのするパンがたくさん並ぶ店だった。


 

次は「PITA」の文字に飛びついてしまった。ピタやトルティーヤで作るサンドのお店だった。 FAVE BEAMSサンドに、ファラフェルを加えて5.5$。最後にソース(タヒチソース?)とタバスコをかけてもらう。 できたての熱々なので店の外でかじりつくが、どうも違う…。物足りない。 ファラフェルに存在感がなく(量は入っているとしても)揚げ物感がない。 悪い意味で味が上品で大人しいのだ。 豆や野菜はたっぷり入っているのは嬉しいし、ピタパン自体は香ばしい焦げ味がついているのだが…。 残しておき、あとでベーグルとともに植物園で食べることにした。


Pita Pan

167 7TH Ave

Brooklyn,NY11215-2223

Phone: (718) 832-3876



ブルックリンベーグル、レベル高っ!


さて、ようやくお目当てのベーグル屋さんを発見。 NYベーグラーTのリサーチ店である La Bagel Delightsは、スタッフの数が妙に多い。元気一杯のお兄ちゃんたちが次から次へと入ってくるお客さんをさばく活気ある店だった。 この商店街では2軒店鋪があった。人気店なのだろうか。


  

見なれぬエッグエブリシングを購入。さらに数あるフィキシングの中からハラペーニョクリームチーズを選択。 ベーグルは0.6$とお手ごろ!! マンハッタンを出ると、どこもベーグルが安い。


La Bagel Delights

252 7TH AVE

BROOKLYN,NY11215

Phone: (718) 768-6107





th Ave最後のお店は、商店街の終わり頃に登場したBAGEL HOLE。 ものすごく簡素な、工房そのままの直売所的な飾り気ない店だ。 店員はメガネをかけたアジアの留学生的な若いお兄ちゃんだ。 …私は痩せていたころのS山H春氏を思い出すのだった(笑)。

ここもオーソドックスなラインナップ。 プレーン、セサミ、オニオン、ポピー。ホールウィート、プンパニッケル、シナモンレーズン、ガーリック、エッグ…と、 だいたいこんな感じだ。


 


初めにプレーンだけを購入し、焼き立てゆえ店の外でかじりつく。

…!!!」

うわ、なんじゃこら。めっちゃくちゃ美味しい!! カリカリっとした表皮としっとりと口どけの良いクラム…。 ものすごく美味しいので、すぐに店に戻りもう1個買い求めた。今度はエブリシングにしたが、 この焼き立てエブリシングも絶品!! ガーリックチップの味が特に強く目立つ。塗り物を全く必要としない美味しさだ(ある意味、ベーグルにとしては欠点か?!)。 エブリシングベーグルは植物園を目指す間に半分近く歩き食いしてしまった。 さっき購入したハラペーニョクリチ…出番は全くないかもしれない(笑)。 (というか、ハラペーニョクリチって、プレーン以外いったい何に合わせたらベストなのだ?)


Bagel Hole INC

400 7TH Ave

Brooklyn,NY11215-5058

Phone: (718) 788-4014



プロスペクトパークでランチタイム


買い込んだものたちを持ってProspect Parkに入る。広大な公園は、市民の憩いの場。 セントラルパークとはまた違った、もっと穏やかな雰囲気だ。 なぜか凧上げをしている大人もいる。サイクリングコースも整備されており、 私は昔住んでいた所沢(埼玉)の航空記念公園を思い出した。




適当なところに腰を落ち着けてベーグルを広げる。 さっきのピタはソースの味が馴染んで美味しくなっていた。 そうだ…前にもこういうことがあった。できたてのファラフェルも美味しいけれど、 ソースが染みてじっとりぐっちょりなったものもまたいいのだ。


ハラペーニョクリチは、やっぱりハラペーニョの辛さは不要で(意味ない〜(笑))、 それを取り除いて頂く始末。クリチに合わせようとすると必然的にプレーンな、 しかもマズイベーグルに合わせるのがベストなのかも知れない?! そもそも、さきほど買ったベーグルは絶品過ぎてクリチが全然必要無いのだから!


 


La Bagel Delightsのエッグエブリシング、もう冷めているけれど、ものすご〜く美味しい! エッグもさることながら、エブリシングの粒たちによって、 黄味の甘さがくっきり輪郭を描かれるような感じというか…説明不要の美味しさだ。 最終日の持ち帰りベーグル候補にこの2店も残りそうな予感。



公園に隣接している植物園を目ざす。もちろん行き方はよくわからないので公園内をふらふらさまよう羽目に。

…でっかい松ぼっくり! 私の足もでかいがそれと対等に戦おうとする松ぼっくりに遭遇するとは思わなかった。さすがアメリカ(←?)。



アメリカ人の日本像@桜祭り


Sakura Matsuriは毎年この時期に開催される、「日本のお花見」を堪能できるイベントだ。 5$で入園。桜大好き人間の私には、まさかNYCに来ても花見ができるなんて感極まりない。


「外国に来てまで日本食を食べるのか」と敬遠する人もいると思う。 私も少なくともParisでは日本食は食べなかった。食べようとも思わなかった。 しかし、私はNYCに来て以来「とても意味があることだ」と思うようになった。

なぜなら、別に日本食が恋しいというわけではなくて、 外国人がどういうものを「日本食」と思っているのかが知りたい、比較文化的興味からだ。 「なんじゃこりゃ」的見当違いなものだったら、それも面白いと思うし、 アメリカナイズドされた「日本食」というのも出会ってみたい気がする。 全く日本と同じ味だったなら、案外安堵するかも知れない。「ちゃんと伝わってるね!」と。 帰国するまでには一食くらい「日本食」を食べてみたいなぁと思っている。


それと同様に、この桜祭りも是非とも来てみたかった。アメリカでみる桜っていったいどんなものぞ、と?




…!

さすがアメリカの桜、でかい!! 

ひとつの根元からぎゅうぎゅうと押し詰められた、 ティッシュフラワー(幼稚園の頃に作った、あれ)を思い出す。 食べ物、人間、建物、そして花までビッグサイズなのが笑える。


 


桜祭りは日本の文化紹介的なイベントなのか、たまたま行った時は仮設ステージで琉球舞踊(=Ryukyu Dance)をやっていた。 島唄が流れる中、花見客の様子を眺めていた。ブースでは飲み物(もちろん、SAPPORO BEERと日本酒SAKE!)や弁当、ケーキが売られていて、さながらバザーのようだったが、 中でも大爆笑だったのはこれ。「桜祭り特製弁当」!!




揚げギョーザに焼き鳥もどきのバーベキュー、そして…一見焼そばに見える麺は、どうみても「葛きり」!! ある意味、ベーグルなどよりもものすご〜く食べてみたい(笑)。 売られているフードはこれくらいなもので、皆一様にこの花見弁当を食べている。 つるつるの透明な角張った麺を食べるアメリカ人の「花見」は、なんだかこっけいで笑えるのだ。


 


これは青空囲碁教室の風景。日本人でありながら「GO GAME」ができない私は日本人失格か?!





私の目を強烈に惹いたのは桜の花を接写するお兄ちゃんの腕の見事なタトゥー!  もしかしたら、この桜の花の写真をタトゥー屋に持って行って「今度はこれ彫ってくれ」なんていうのかしら。


とにかく面白い桜祭りだった。 アメリカ人から見た日本。とてもこっけいだったけれど、案外、日本の「アメリカン」も、 本場の人から見たらこっけいかもしれない。

WHY ニホン ノ BAGEL コンナ ニ チイサイ フワフワ!」とか(笑)。





最後に軽いつっこみを。植物園内の日本庭園には桜ともみじの共演…。 日本ではあまり見られない風景では(笑)。



ブルックリンブリュワリーでまたもやベーグル


植物園を出て地下鉄に乗る。一度マンハッタンを経由してBrooklyn BreweryのあるBedford Ave付近へ。 結局、どこがブルックリンの目抜き通りか分からずじまいだったが、 「アーティストの街」と呼ばれるのが納得できるのはこのエリアだった。


 


至る所に壁画が描かれ、スノッブなカフェが並ぶ。 こてこてなケーキ屋のショーウインドウには、アメリカンジョークを発見。 …なんだこれは、ウェディングケーキか? どうやらベッドをモチーフにしたエロエロなケーキが…。


 


お目当てのTHE BAGEL STOREは、壁画のベーグルが目印。 ブリュワリーで食べれるものならべ−グルつまみにビールを飲もう! ということで、 ここでは、フレンチトースト(フレンチローストと思ったがスペルはFRENCH TOASTだった)というコーヒーを混ぜ込んだマーブル状のベーグルと、 プンパニッケルを購入。 クランベリーのクリチもオーダー。ベーグルは0.6$くらいだったと思う。 この店は、他の店とは違い、ちょっと変わったフレーバーのベーグルが豊富だった。

(*最終日に、他の2人はこの店に買い込みに来て、なんかどえらくマズいベーグルに遭遇したらしい…イチゴのプンパニッケルだったかなにか…私も食べてみたかった…)


THE BAGEL STORE

247 Bedford Ave

Brooklyn,NY11211

Phone: (718) 218-7244


 


ブリュワリーは、毎週土曜日に1時間毎に、ビール試飲が付いた工場見学ツアーなるものがある。 何を言ってるんだかさっぱりわからないが、この後にはビールが無料で飲めるわけだ、 まじめに聞いているふりをする私(笑)。


 


ビールは3人それぞれ違う味にしてみた。 こんなにたっぷりと、しかもキンキンに冷えてめっちゃくちゃに美味しい!! 間違いなく、NYCに来て一番美味しかったビールだ(冷えているビールになかなか遭遇しない)。

こんなに飲めてタダ?! これは絶対行くべし。 というか、おそらく毎週のように来ている常連がいるんだろうなぁ。 宅配ピザを持ち込んで、広げている人たちもいる。 私達も負けずに(?)ベーグルを広げ出した。


 


左はTHE BAGEL STOREのもの。 右はブリュワリーに向かう途中に見つけた、VITTORIAというおじさんがやっている個人経営の小さなベーカリーでみつけたホールウィートべ−グル。 画像で比べてみても良く分かると思うが、おじさんベーグルはスカスカと異常に軽いべ−グルで拍子抜け。NYCにもパンより軽いベーグルがあったとは…(笑)。

THE BAGEL STOREはどちらもどっしりむっちり、これぞ我々が求めるベーグル。 絶品! おじさん、勉強してくれ!(笑)

フレンチトーストは甘みがそれほどなく、 コーヒーの味が嫌みなく感じられる。どこかで食べたが、カフェオレパンってまさにこういう感じだった気がする。 クリチも美味! Brooklynのベーグルのレベルの高さにとことん唸らされた一日だった。



ブルックリンハイツ〜ブルックリン橋★腰砕けウォーク


夕暮れ&夜景フェチの私。ブルックリンと言えば、ブルックリンハイツから眺めるマンハッタンの夕暮れ! バスで夕暮れのブルックリンハイツを目指す。


車窓からは、ステーキで全米No.1と言われるピータールガーも通りすがった。 どこかのロシア系(?)民族の地区も通る。 歩く男性と子供が全て民族帽子をかぶっている。 しかも、長いもみあげがくるんくるんと縦カールされており、顔のよこでしっぽのようにプルンプルン揺れている。 特区か何かなんだろうか…。そこを歩く人全てが同じ風貌。恐ろしく印象的な風景だった。




賑やかな繁華街に到着したものの、ブルックリンハイツはどこ?!  こっちだあっちだと何度も行き止まりにぶつかりながら石畳のアパートメント街をさまよう。 本来なら情緒ある素敵な小路であるのに、石畳と坂道の繰り替えしで疲労が蓄積される。 上の画像の風景も、実は行き止まりで撮ったもの。すぐ隣のストリートに入れば、目的のブルックリンハイツなのに…!  サンセットまで間近。時間は間に合う?!




ブルックリンハイツ到着! 間に合った、まだ落ちてない。

風は冷たいが、遠くに見える自由の女神と太陽と摩天楼を交互に眺めながら、しばし無言になる。


 


日が落ち、ぽつぽつと灯りがともり出したマンハッタンのビル群。

この風景、遠い昔に何度も見ていたような気がする…。どこで?


足腰の疲労はピークに達していたが、ここから再びブルックリン橋を渡ってマンハッタンに戻ることを提案した。 私も、他の2人も、健脚ではある。しかし…私もそろそろ股のちょうつがいが痛み出してきた。 Parisで足を酷使した後遺症が未だに残っているのだ。一定以上歩くと骨盤がずきずき痛み出す。 相方Tも同様の痛みが走ると言っていた。Sちゃんに至ってはすでに無言になっている。 さらにここから1時間近く歩くことになるのだから…まるで今日一日食べたベーグルを全部燃やせ! と言わんばかりに。


  

ブルックリン橋のふもとのカフェのライトアップ、そして再びブルックリン橋。 「おかえりー」とでも迎え入れてくれるかのように、華やぐマンハッタンのビルの群れ。 美しい夜景に体の疲れを癒されながら、これから夕食は何を食べるかをあーでもないこーでもないと検討しながら歩いた。


 

我ながらいい画像が撮れるなぁと思う(笑)。それは、風景の美しさに他ならないのだが…。

これらの画像を撮りながら、先ほどの「遠い昔に何度も見たような気がした…」の理由を思い出した。





中学高校時代、私はとにかくカセットテープ編集に明け暮れていた。 今じゃ音楽は全然聞かなくなったのだが、人生でこの時に聞き過ぎてしまったせいかもしれない。 家には当時のカセットテープが300本くらいある…(もう聞かないと思うのだけど)。 凝り性なもんで、アーティストごとに、カセットインディックス(今じゃもう存在しないんだろうなぁ…)を選び、 レタリングシート(これも死語だわ…)でアルバムのタイトルを一字一字貼っていた。 インディックスに使う絵柄は、アーティストのイメージに合わせて選んでいたが、 例えばビーチの絵柄なら、杉山清貴、夕暮れのビーチは杏里(笑)。 そして…私はマンハッタンの夜景をモチーフにした絵柄が大好きだった。 根っからの都会好きなのだろう。…あぁ、BON JOVIとかもあったっけ(笑) 脳裏にいろんな曲が流れてくる…。あぁ、年齢がばれそうだ…。


要するに言いたいのは、「その場所に今、私はいる。」ということ、だ。



グリニッジヴィレッジでファラフェル対決


夕食はファラフェルにしようということでグリニッジヴィレッジへ。 いや、決して昼間のファラフェルじゃ不満が残る! ってわけじゃないのだけど… 「うまいファラフェル食べたい熱」が火をつけられたのだろう。


グリニッジヴィレッジは、イタリアンカフェの隣にファラフェル屋があったり…と、 多種雑多な手頃な飲食店が立ち並ぶ学生街という感じだ。 日本で言うと、下北沢、高円寺、江古田…的なごちゃごちゃ感がある。 昼間歩いても面白いが、夜もよりディープな感じで面白いかも知れない。


 

最初に訪れたSAM'S FALAFELでは、 網脂に羊肉を詰めたソーセージorステーキのようなGYRO(ジャイロだかイーロだか、発音は様々らしい) というものをトルティーヤで挟んだサンドを購入。 野菜はたっぷり(ただし水切りが甘いので水分多し!)、ヨーグルトソースもたっぷり…。 私は道産子なので羊肉には目がない。単純明快にこの臭さが旨い〜! やはり野菜の水分がしたたり落ちて、食べるのは難儀だが…。 これは次の店に持ち込んで食べたので画像はなし。残念。


Sam's Falafel

231 Thompson St

New York,NY10012-1369

Phone: (212) 777-2240


 


MAMOUN'S FALAFELは大変人気のある店のようだ。 かなり狭い上に真っ暗な店に、外まで人々が列をなす。 sandとplateの2タイプがあり、sandはplateの半額近く安い。 いったい何が違うのかはわからないが、少なくとも、plateにもパンは付いてくるし、 ボリュームは多くは決してない。sandの方がお得だと思う。

私たちはフムスとファラフェルのplateと、LENTIL SOUPもオーダー。 レンティル豆のスープは、なんか昔こういう豆乳ダイエットスープを飲んだことがあるなぁ…と思い出される味。 いや、結構好きな味である(笑)。苦手な人は苦手だろう。豆そのものの味、というのも、時にはのど越しが悪いものだから。

ファラフェルはカリッと香ばしくて、 ひよこ豆の甘さと衣の香ばしさが味わえる、これこれ、この味! まさに求めていた味。 ここは老舗らしいので、奇をてらった味ではなく忠実な味が頂けるだろう。 店内が真っ暗なのをいいことに、先ほどのSAM'S のトルティーヤにもかぶりつく。


ホテルに戻り、身体はがくがく。私は昨日の歩き過ぎもたたり、すでに筋肉痛が始まっていた。 おそらく他の2人も明日(明後日?)ころに現れはじめるだろうな…。 そうして、痛みが引く前にNYCを後にするのだろう。 だって、もう4日目の夜が終わり、4日しか残されていないから…。





NYC 2004 TOP
DAY BEFORENEXT DAY