128.「2010年食べ納めパン」を巡る旅


人妻になって2回目の年越し。

昨年は大病患っての、やむなき帰省無しの年越しだった。

今年はもうすっかりぴんぴんしているものの、一応家族のある身。

もう「食べ納めパン」を巡る旅もできなくなるのか

もうサスライのパン戦士mi_waの看板もおろす時がきたか…

誰も気に留めてない)


ところが、今年の年越しは北海道へ帰ることになった!!

となれば、相方付随とは言えど「年末北上旅」が出来るかも?!

暦的にあまり余裕がない今年の年末年始。

プランはオーソドックスでも、実現するしないは大違い!

今年はいったいどこで「食べ納め」パンを食べられるのか?!

レッツぷらんニング!!!



…というわけで、毎年恒例の「食べ納めパンを巡る旅」、 ざくっと説明しよう。

(毎年同じ前書きで省略化。ひどいもんです(笑))




*旅の前書き*



父方の実家(北海道)で年越しをするのが我が家のしきたり。

しかしこの繁忙期。

北海道までの片道3万円、往復6万円の飛行機代がもったいなくてもったいなくて

(しかも、近年、株主優待券が廃止になってしまったので往復7万円必至!)

そこで始めたのが「3万円かけて陸路で東北を北上する」…という

恒例の「食べ納めパンを巡る旅」。


2004年の旅(ESSAY31番)も、

2005年の旅(ESSAY56番)も、

2006年の旅(ESSAY77番)も、

2007年の旅(ESSAY97番)も、

2008年の旅(ESSAY112番)も、


本当に珍道中で自分の旅ヒストリーの中でも

指折り数えるほどにオモロイネタなのだ。

(ぜひ、過去の復習をしてから2010年をご覧頂きたく)

そう、この「食べ納めパンを巡る旅」がなければ一年が終われない!!






今回の旅は、やはり陸路で北海道までたどり着く…のは同じだが、

やはり航空運賃が厳しいので往路も陸路で帰ることになった。

時間的な制約が大きいので今回は新幹線フル活用!

貧乏旅専門の私には「邪道」と言わざるを得ないが

北海道を往復電車、というのは実は初挑戦。

泊まるのは仙台と函館。

さぁて、どこで何を食べようか?!



初日は新幹線で仙台まで直行。

仙台は毎年来ているものの、宿泊を伴うのは久々。

僻地の温泉に泊まりたいのもやまやまだったが

今回は利便性をとって都市部のみの宿泊。

なので、パンもグルメも思い切り欲張ろうというもくろみ。


昼に仙台に到着、一発目は…牛タン!!!


かつて、仕事で出張が多かった時代には

仙台にも来ることがあり、そのときに数回牛タンもいろいろ食べ歩いた。


今回は仙台初心者の相方さんのためにも

絶対ハズさない店をセレクトせねば!






となると、やっぱり老舗・定番となりましょうぞ。

元祖・味太助。

初めての仙台出張のとき、それまで食べて来た牛タンって

なんだったんだろうと目から鱗が落ちる思いをした店。





狭いカウンターでぎゅうぎゅうになりつつも

1.5人前を頼んだ。

2人で1.5人前ずつ。計3人前(笑)。

職人さんが手際よく炭火で焼く風景を眺める。

それも味のひとつ。


テールスープも絶品だが、牛タンが肉厚で激うまーー!

筋の入れ方に秘訣があるみたい。

やわらかくて、でも歯ごたえがしっかりあって

ほんっとに美味しい!

久々に美味しい牛タンを食べた、という充実感は

やはり仙台に来なきゃ味わえないものだわーーー。

特に肉食獣の相方さんにはたまらなかったようで

この旅で一番のごちそうになったみたいだ。




それにしてもものすごい寒さ…!!!

年末に、この冬一番の寒波が来ると天気予報で言っていたが、

この寒さは尋常ではないわ…!!!

この寒さの中、嫁のパン屋めぐり(=至極個人的な道楽)に

つきあわせるのはかわいそうと思い、

ここで2時間ばかり、一時解散(笑)

といっても仙台って特に観光するところないんだけど…(笑)



ひとりになったところで、慣れたルートでパン巡り敢行。

まずは




2年ぶりバーニャ!

慣れた道のりなのに、駅からいつも遠い遠いと感じてしまう。

それはこの年末の強烈な寒波のせいに他ならない。

さわやかな暖かい季節に来てみたいと思いつつも…(笑)




毎度ながら破壊的なカタカナの殴り書きお品書きに

にやにやしながらパンを選ぶ。

…といっても、時間的にもうほとんどパンはなく。

ハード系はアニスのパンだけを選び、

あとは甘い系を少し買うだけに済ませた。





なんと! ずっとこの時期に来ているわりには

初めてお目にかかるシュトーレン!

大きさはどーんと豪快、でもお値段は1000円を切っていた(と思う、確か)。

ハーフで購入。

おっかさんがたっぷりの粉糖をかけてくれるので

持ち歩く間、ずっと甘い香りがトランクの中で充満していた、という(笑)

お正月のお年賀パンとして北海道についてから食べた。

具は控えめで、生地中心。パン屋ならではの味わいか。


年末、非常に忙しかったため、どこのパン屋さんのシュトーレンも

食べられないままクリスマスは終わってしまったのだが

まさか年末の土壇場でシュトーレンを食べることになるとは!




さて、いつもならすぐにそこから富沢に向かうところだが

今回は一軒のパティスリーにも寄り道してみることにした。

バーニャとは最寄り駅が同じ。

ただし、おりてから向かう方角が違うので結構な距離はある。

寒くて寒くてどうにかなってしまいそうだった(笑)




東北大病院の前にあるオランジュリーさん。

なぜここに来てみようと思ったかというと、

以前、仙台在住の読者さんからメールでここのクロワッサン・オ・ザマンドを

おすすめいただいたのだ。きっと私好みであろうということ…!


しかし、残念ながらこの日はザマンドはなかった。

残念ーー。でもせっかくなのでお年賀用の焼き菓子セットを購入、

あとはくるみパンとパン・オ・レザンを購入。



ふんわり食べやすいソフトタイプのくるみパンは

くるみの甘いコクがおいしいーーー。

Aンデルセンのくるみパンに共通するような。

これは人を選ばず好きな味!




そしてパンオレザン。

カリカリのフィユタージュは焦がしバターの香ばしい

香りが口の中をあっという間に支配。美味しいわー!

いつかザマンドにも出会えたらいいなぁ…。




地下鉄の終着駅、富沢駅はしばらくこないうちに

キレイに改装され、周辺の道路も若干変わった…ような気が。


日がだいぶ落ちかかっているがすでに予約を入れておいたので

安心して向かう。

それにしても寒すぎるだろうよ…!!




またも2年ぶりのUちゃん!

ここも一体なんど訪れたことだろうなぁーー。

7、8回は来ているよ!


店頭の壁に貼られてた掲載誌のコピーに瞠目!

おお、mi_waパンも協力させていただいた

しんきんさんの会報誌のパン特集のページが♪




今回も後悔しないようにたくさんのベーグルを購入した。

なにを食べても美味しいUちゃんのベーグル。

12〜13個くらい買っただろうか、

(もちろんとろけるモッツァレラは複数個♪)

何度食べても甘系も食事系すべて美味しい!!!


近年、たくさんのベーグル屋さんが日本中に出来ても

なぜかここと同じタイプ、似たタイプには出会わないような気がする。

柔らかさと噛みごたえを両立するのってさぞ難しいのだろうか、

ハードすぎたり、ふんわりしすぎていたり。

もちろん目指す方向性が違うというのもあるのかもしれないが

むぎゅっとハードにすることよりも

チュウイーさに秀でていることの方が難しそうに思えるのだ

(と、ド素人の私がいうのもなんだけど)


ここにしかないベーグル、何度食べても惹き付けられるベーグル。

それが仙台にある、ということ。

ただそれだけのこと。 実にシンプルな理由。

だから仙台にまで足を運ぶのだ。




さて、宿で少し休んでから夜の仙台に繰り出す。

ほとんどノープランだったのだが

やっぱり何かしら牡蠣が食べたい!

そこで、牡蠣料理の老舗のお店に行ってみる事にした。


靴を脱いであがるスタイルだが

椅子に座る、上品な雰囲気でなかなかいい感じ。

あまりにも寒い夜なので生牡蠣は食べる気にならず

(この私が!)

かなりお値段がいいので二人分のコースを頼むにはちょっと

なので、一人分だけコースにし、あとは追加オーダーしてみよう。

早く土手鍋が食べたいなー




牡蠣ポン酢〜

あれこれ牡蠣料理があり、あれこれオーダー。




牡蠣の鉄板バター焼きはかなりヘビィな一品だった。

広島で以前、ひとりで一皿食べたとき同じことを思ったっけ…。




牡蠣豆腐〜

これ、美味しかったなぁ〜

それよりなにより、牡蠣フライがすごく美味しかった。

コースだから2粒分のみだけど

あれこれ食べる分にはこれでちょうどよかったかも。

パンでもなんでもそうだけど

「ちょっと足りない」ぐらいがちょうどいい。




土手鍋!

コースが一人前なので量も一人前。

もう少し食べたかったかな(笑)




〆の雑炊で終了!

牡蠣、かなりいっぱい食しましたゆえ

仙台で思い残すこともないかな、と(笑)




さて、この時期の仙台といえばイルミネーションが有名らしい。

12月いっぱい、定禅寺通りというところで開催しているそう。

毎年来ているのに、そんなことは全然知らなかったのだ。

なんせ、仙台には泊まらずに夕方にはいつも旅立っていたから。

今年はオーソドックスな都市部のみの宿泊なので

こういう楽しみがないと!!!




おおおーーー!!!

すごい、 街路樹に飾られた光のアーチ!!!

人出も結構あるが、街路樹の高さがあるのでスケール感がある。

きれいきれいきれい!


18時、19時、20時の3回、

光が一斉に消えて、また点灯するという

「スターライト・ウインク」

という催しがあるらしく、少し寒いけれど20時の消灯まで待った。





20時と同時にパッと電飾が消えた!!

その瞬間もかなり盛り上がったのだが





もっと盛り上がったのはそのあとの再・点灯の瞬間!!

一斉に輝きを取り戻した瞬間、最高潮に!!

そうか、消える瞬間よりも付く瞬間の方がずっとずっと感動するんだ!!!

これを観るために仙台に来る人がいても全然不思議じゃない。

今回仙台に泊まることにして、ほんとによかった…!







さて、そろそろ宿に戻ってもよいような時間だけど

もう一軒、行ってみたい店があった。

ビア仲間が仙台にいったら必ず寄るというベルギービールのBAR。

駅からそれほど遠くない場所(でも少し静かな場所)にある。


マスターと奥さんの二人でやっている、

かなり渋い地下のバー。バーというか、レトロな喫茶店という感じ。





もちろんここはベルギービール♪

グリゼットブロンシュは私好みの典型的なクリーミーな白ビール。

はちみついりのバルバールは結構甘め!




お通しが出ると思わなかったので一品頼んでしまったんだけど

このブルスケッタが美味しくて瞠目☆

生ハムとドライトマトが乗っているのだが、

塗られているのがクリームチーズ。そしてオリーブオイル。

うっわーー、パン好きのつぼを押さえているペアリング☆




ズッキーニと海老のトマト炒めも

すごいボリューム!


余談1)

お隣の席、まだ学生っぽい感じの男女4名だったのだけど

こういう店で飲むのって渋いなぁ。

ベルギービールのバーって、ビール自体が高いから

そんないっぱい飲めないのに。なんか変に感心してしまった。


余談2)

仙台在住のビア友さんがいるのだが

今回は相方さんもいるのでお声がけしなかったのだが

SNSで「いまここ」とつぶやいたところメールをくれた。

「私も今からそちらに行くところだったんです!」と。

すでに私たちが店を出てホテルに戻ってしまったタイミングだったので

今回は会えずじまいだったのだが

さっき店に電話をかけてきた人が彼女だったらしい!

残念!!!




翌朝。

今日は夕方までに函館にたどり着く予定。

午前中は松島観光に行くことにした。

…といっても、本当に時間がないので

「あさごはんを食べにいこう!」というもくろみで。




松島ー!

(画像をつぎはぎしているので見苦しいが…)

もう10年以上前だが、18きっぷ旅のとき、真冬の2月とかに来たことがある。

これとは全然違って吹雪のときだったので

ほとんど景色もみえなかった。





さて、駆け足駆け足☆

本命の牡蠣ラーメンは昼から、ということでとほほの断念、

替わりにこちらの市場へ



相方さんはネギトロ&いくら丼。

私はあまり朝からこういう海鮮ものを食べたいと思う方じゃないのだが

いくらはいくらでも食べたいほど大好きな魚卵乱。

「いっくちちょーだい♪」

はふん、美味しい〜。




そして、わけっこしたのは松島牡蠣バーガー(笑)

これもいわばご当地バーガーであるが

これがすっごく美味しかった!

よくあるグラタンコロッケバーガーみたいな感じなのだが

牡蠣の旨みとサクサクな衣が平均以上の美味しさに!




私がオーダーしたのは牡蠣丼。

ネギとキノコを煮込んだ醤油ダレはにこごりのようにちゅるんと固まっており

牡蠣もたっぷり入っている。

やさしい甘塩っぱい塩梅が絶妙でごはんとの相性が最高!

うっはーーこれは美味しい! あたり当たり!

あまり期待していなかっただけにほんと大満足のあさごはん。


滞在時間は1時間ちょっとだったけれど

十分満喫した松島。そして仙台。

毎年訪れている仙台だけど、一泊するとやっぱり過ごし方が全然変わってくる。


…あとで振り返ると、ここでの牡蠣バーガーが

2010年食べ納めパン」だったのだった!

毎年、読めないなぁ(笑)




松島から仙台に戻り、夕方17時までに函館到着を目指す。

あとはひたすら新幹線で北上。


この時期なので指定席を通しで取ることはできず

仙台盛岡

盛岡新青森

新青森函館

と乗り継いで北上することに。





つい最近、新青森まで東北新幹線が開通した。

しかし新青森駅の周辺にはなんにもないので

下車はせず、自由席確保のために寒いホームに並ぶ。




新駅舎と特急白鳥のツーショット。

ホームでは撮り鉄(撮るのが趣味の鉄ッチャン)たちが

同様にこのショットを撮っていた。


青函トンネルは毎年こうやって通り抜けて北海道へ上陸するが

いつもひとりだったのが今年はひとりじゃない。初めてかも?

それも新鮮味があっていいなぁ。


…いや、初めてじゃないだろう。

高校の修学旅行は京都・奈良・大阪だったのだが

うちの公立高校は往復ブルートレインだったのだ。

車中泊2泊(笑)飛行機で行くほかの学校がうらやましかったっけ。

引率の先生たち、ほんとご苦労様だっただろうなー(笑)




函館到着!!

寒い寒い! でも夕べの仙台の寒波よりはまだマシの気がする。

とはいっても、地面はがっちりアイスバーンでつるんつるん。

道産子の私は当然わかっていたのだが靴の選択に失敗した

(ブーツを別途持って来たのに、つるつる滑る!)

二人してスニーカー。一発触発状態!

足下が悪い中、これで今夜箱館山の夜景を見に行けるのだろうかーーー。


まずは腹ごしらえ。

相方さんが函館では「イカ」を食べたいと所望。

ホテルで一度荷解きをしてから飲食店の集まっている

五稜郭のほうまで市電で向かう。


かつて、私が学生のころうちの父母が函館に10年間住んでいたので

私も毎年函館にも「帰省」していた。

私には第3のふるさと、と言えるような町。

地図をもたなくてもすいすい歩ける町のひとつ。

年末なのに、もの寂しい市電の車窓。


イカ専門店に入ろうとしたら満席だったのでとりあえず近くの居酒屋に。

雰囲気のよい居酒屋でカウンターに座る。




しかしイカ刺しはなかった

ので、とりあえず軽く食べてもう一軒行こうということに。

とはいっても結構食べたような気がする



道南の珍味3点盛り合わせ。

松前漬け、懐かしいなー




地鶏の鉄板焼きはしっかり甘辛く味付けられてジュージューにぎやかな音を立てる。

目玉焼きが添えてあるが、卵液をつけながら食べるのがいい。

ビールじゃないな、ごはんが欲しくなるな。。。




ついついオーダーしてしまうホッケ。

うわ、結構食べたのでおなかいっぱいになりつつ

もう一軒ハシゴしてみるべし!




すぐそばに、渋い居酒屋が。

女将と大将とおばあちゃんが3人で切り盛りしている。

なんとも女将の存在感が強い感じで

若干居心地が悪い感じのベクトルが働いている(笑)


私は前述のとおり、父方の実家が函館と札幌の中間に位置する日本海の漁村なので

食事といえば朝昼晩の3食、イカ刺しが必ず食卓に並んだ。

それが当たり前のことだったし、そういうものだと思い込んでいた。

窓の外にはイカ釣り漁船の漁り火がたくさんみえた。

子供の頃はそれが当たり前のことだった。


…だからって、イカの旬が「夏」だったということをすっかり忘れており(笑)

冬の活イカがこんなに高いものだとは知らなかった!!!

どこの店もイカに関しては「時価」。

下手したら、ウニやいくらよりも高い。


しっかり前の店で食べて来たので「イカ刺し」をオーダーすると、

生け簀からイカを取り出し、まるごとさばく。

2000円くらいしたのだが、頭の先から足の先までまるごといっぱい。




おおおー!

すごい迫力!!

ワタもたっぷり!(そういや家では食べたことが無い!)

まだまだぴちぴち動いていて、口の中で吸盤がぴとぴとくっつく(笑)

イカ刺しって、こんなに美味しかったっけ?!

特にイカ刺しへの免疫があまりない相方は感動していた。

夏ならこんな値段しないけれど、それでも函館にきたならやっぱりイカ、ということを

再確認させられた。これも一人旅では味わえない新しい発見。




さて、函館山の夜景へ向かう。

というか、そもそも函館山の夜景を見せたいがために

函館一泊するプランで今回の旅を計画立てたのだ。

ロープウェー駅まで、なんども滑りながら坂を登り詰める。


…すると…

なんと、21時までだったらしく最終ロープウェーが戻って来たところだった!!!

うそ、うそーー?! 22時までだと思っていたのに…

冬場は1時間早く終了してしまうという、

パンフレットを見誤っていた…!!!

ここまで来ておいて、函館山の夜景を見ずして終わってしまうなんて…!!!

ショックすぎて思わず泣いてしまった。

あーーーーー、、、

(あとで、やっぱりタクシーに乗ってでも行けばよかったと後悔…)


というわけで、また来年にでも出直さなければならなくなりました(笑)。




翌朝、12月31日。

過去にも31日に函館には来ているが、

函館といえばのラッキーピエロがお休みなのである。


そこで今朝はやっぱり朝市にいって海鮮食べて

年内最後のあさごはんにしましょう、と。




余談だが、Pain屋さん(過去来訪はこちらの隣のホテルに泊まっていたという

この皮肉! もちろん、31日はお休み。。。

あーー、食べ納めパンはやはり牡蠣バーガーだったのね(笑)





函館朝市!

もちろん、過去に来たことがあるが

ちゃんと食べに来たのは初めてかもしれない。


とりあえず、調べなくても名前だけは知っている

超有名食堂に入ってみることにした。


活イカ刺しもあるのだが、

やはり2000円くらいする!!

夕べのあの店は別に特段高いわけでなく、

やっぱりイカは「時価」だったのねーー





相方さんは2色のいくらカニ丼。

やっぱり美味しいーー

魚卵好きにはやっぱりいくらはたまらない。

そういや、子供の頃は父方の実家で毎朝のように

イカ刺し&いくらのしょうゆ漬けがほぼデフォルトで食卓に

あがっていたのは今考えてみれば実に贅沢な…。

あのころはそのありがたみが全くといっていいほどわかってなかった(笑)





私はあえてサーモンユッケぶっかけ丼!

これが意外にもすごく美味しかった。

たっぷりのめかぶを下敷きに、とろサーモンとイカ、うずらのタマゴ、

そしてアボカドがたっぷり。

これをまぜまぜして食べるのだが、

イカとメカブのネバネバがいかにも乙女好み?!

サンドイッチの具にもいいかも(嘘嘘)




またまた市電で五稜郭へ。

近年、五稜郭タワーが立て替えられて

白くてカフェもあって、なんだかかんだか

めちゃくちゃおしゃれになっていた。

私が以前来た時はこてこてな観光タワーだったんだが。




エレベーターで展望台へ、すると

うわぁーー!

眼下に広がる星形の要塞!!




両親が函館に住んでいたころ、桜の季節(北海道はGWの時期である)や

それ以外でも何度かこのタワーに上っているが、

白とグレーのモノトーンな風景も絶景だった。

なにより、昔のタワーから見る風景と格段に美しい!

良い仕事したね、立て替え工事!(笑)

夕べ、函館山に登り損ねたことを少しは癒してくれた。






さて、汽車の出発まであと少し。

昼ご飯は函館ラーメンでも食べておきましょうか☆

以前食べてめちゃくちゃ美味しかった五稜郭前のあじさいは

今日は(案の定)お休みだったので、函館朝市の中に数軒ある

ラーメン屋さんの中で一軒セレクト。




店員さんがみんな女性。

あっさり味塩ラーメン。

すみません、味の詳細…覚えてないんですけど(笑)

函館ならやっぱり塩ラーメン。

ごちそさまです!




特急で北上し、長万部で下車。

父の迎えの車で祖父母の家へ…。

(ちなみに、祖父母は現在ともに老人ホームに入っているので

普段は誰も住んでいない)





私の両親、祖父母、叔母さん、

そして我が家のマスオさん(笑)。

一家そろってつつがなく年越しを。

今年も、じいちゃんばあちゃんちゃんと元気でいてくれて本当にありがとう




ゆっくりしたのは元日のみ(笑)。

2日の朝早くには日本海の集落を離れ、

長万部まで送ってもらう。

父と母ともしばしのお別れ。

こうして一緒に北海道までついて来てくれるダンナさんにも感謝。。。




そして今回は、往復陸路で帰るという暴挙。

4日から仕事始めだから、今日中には帰って

明日はゆっくり休むためにも、ほぼノンストップ南下旅。

あれだけ時間かけて北上したのに、1日で南下しちゃうなんて

なんて生産性のない(笑)




そのへんはちゃんと計画性のある私、

函館での乗り換えの際にはちゃんとランチタイム。

もちろん、こちら!!!

これを食べずして函館を去るわけがないじゃないですが

この私がっ。




私は毎回、これ!

洞爺サミットバーガー。

おなじみチャイニーズチキンバーガーに

海老フライも入った、贅沢な二大巨頭!

(サミットといいながら、二大、というのは(笑))




相方さんはチャイチキのほかに、

さらに牛サイコロステーキバーガーも追加オーダー。

…個人的にはもっと、ラッピらしい

ジンギスカンバーガーとかイカ踊りバーガーとか

頼んでほしかったんだがなーー(笑)




そして、南下すること約5時間。

夕食どころとして選ばれたのは盛岡。

さすがにこの時間ゆえに福田パンは寄れずしまい(笑)





前回の北上旅のときに入ってめちゃくちゃはまってしまった

ぴょんぴょん舎の冷麺が食べたい! 食べさせたい!




そうそう、焼肉とのセットがとてもお手頃だったんだ。

これなら肉食獣の相方さんも納得☆



どこかカツオの和風だしを思い出させるような

珍しい味わいの冷麺。

冷麺にこれまでピンときたことがなかった私が

初めて美味しい!と思わされたのがここだったなぁ。




というわけで、なんとか東京に戻って来たのは夜の22時頃。

さすがに往路と違って一日で一気に南下するのは年齢的にも疲労度が

18きっぷで盛岡から一日で南下していた

あの頃の私はまだ20代だった(笑)。


こんな旅に(いや、私からすれば全然序の口、むしろ邪道)つきあってくれた

「普通の一般人」な相方さんには感謝したいが、

どうやら懲りたらしいので来年はこの北上旅(というかむしろ南下旅?)は

継続するかどうか、仕分けにかけられている我が家である(笑)。




2010.12.9〜2011.1.2