67-5.'06夏 関西灼熱ロングステイ 〜GAMA#5+和歌山ナイツ〜



06関西ロングステイその4〜和歌山GAMA#4〜はこちらから*



GAMA時系列★

過去のGAMA来訪ESSAYをおさらいしてから是非ご覧クダサイ。

面白さ1000%アップっぷでございます


04夏GAMA

05夏GAMA

05秋GAMA


そしてつい先日の話

06夏GAMAその1




06年GAMAの夏、

灼熱の中、私の夏は燃え尽きた…。

これで今年の夏は思い残すことはない…感無量…(早!)



…と、つい2日前まではそう思っていたのだが

なぜかその2日後にまた来てしまった、和歌山の山奥、山田の奥(笑)。

06夏GAMA「続編」である(笑)。





車を出してもらって本来目指そうと思っていたのは

和歌山の別のパン屋さんだったのだが

出発した時間が遅かったせいもあり

もう今から向かっても遅いだろうと思われ

急遽方針転換。

…GAMA行くか!(笑)


そもそも車でGAMAに行くことだって初めてだし

人と行くのも初めてである。

うっわーーーすんごい新鮮なんですけど(笑)。

新鮮新鮮!! フレッシュな体験、食べるなら刺身でどうぞ???


もちろん、こうやって"車"で、"人と"、行くという

私の中での二重の「禁じ手」を使ってしまえるのも

つい一昨日「一人GAMA行脚」を済ませているからである!

まぁ、人にとってはそんなことどうでもいいことだろうが

私には朝パンを食べるか米を食べるかくらいに重要事項なの(笑)。



しかし今から行ってGAMAパンが売り切れていても意味がない。

電話を入れてみるものの、留守電のまま。

しゃーない、取りあえずメッセージでも入れておこう。

「先日はどうも(笑)今から行くことになっちゃったんだけど…(笑)」


昨日東京から来た友人達はたしか今日はGAMAに行っているはずだ。

彼女らはまだこの時間でもいるだろうか???

急いで電話してみるが、誰も通じない。

さすが山奥!(笑)携帯が役に立たない!(笑)





電車で行ったり歩いて行ったりするとめっちゃ遠く感じるが

車で行くと「柿の名産地」(笑)和歌山県橋本は、大阪に一番近い県境の町。

大阪からほんの1時間半でみるみる風景は山奥に。

うっわ、こんなにラクチンにいけるんだぁ…。

(ドライバーじゃない私が言うセリフじゃないだろ)


御幸辻の駅から、車で行くのも初めて。

うぎゃ、新鮮ー!

意外と遠いなぁ…車でもちょっと不安になる距離である(笑)。

「よくこんな道のり毎回歩いて来られるね…」と

ドライバーには呆れられた。(いや、感心された、と思い込もう)






その道のりの途中、一組のカップルを追いこした。

地元民ではなくいかにも「ヨソモノ」な出で立ち。

どう考えても彼らの目指すところはGAMAであろうな。

がんばれっ。つらいだろうがもうすぐだ、がんばれっ。

彼らを見ると、今日の自分が「ずる」をしているような

バツの悪さを覚えていた(笑)。





ほら、2日前の「GAMA前編」に比べてこの画像のシンプルさ!(笑)

画像3コマ目にして到着である(笑)。





本日も早速中条in。

今日はずいぶん「駅から歩いて来ました」な人たちが

多かったそうで、先客の2人も駅からの徒歩組だそう。

(しかも紀伊山田駅からだって! うぎゃー酔狂!)


そうまでしても来たくなるのがこの中条。

つい2日前にも魂の洗濯を済ませたところだけど

また改めて、川の冷たい水に足を入れる。

今日は水着は着ないけど(笑)。





食べるのはもちろんパン。

(ピントが合ってません、残念)





今日のもとびきり美味しかった…。

食べたことがないのはオリーブのソフトパン(画面右奥)。

GAMA系ソフトパンを食べるのは自分には珍しいことだけど

トーストしたソフトパンはさっくりとした口当たりで

オリーブのフルーティーな甘みが広がってたまらない…!


ここのパンは、やっぱり酵母の味が個性的なんだなーって思う。

オリーブのパンなんてあちこちで食べるのに

ひとつとしてGAMAと同じ味にはならない。

パンって、ほんとに作る人次第なんだなぁと…。





虫籠の中のような中条、

虫と格闘しながら食べるパン。

今日はもう一匹、強敵が!(笑)

そう、一昨日来た時にも会っていた、

新入り君@里親募集中!

(いや、しつけの行き届いたいい子なんだけどね、どうも人のモノを頂くのが趣味らしく…(笑))





中条から引き上げ、地上(?)のテーブルで二杯目のビールを飲む。


ここの角度から見上げるGAMA小屋と崖の風景が好きだ。

辺りは暗くなり始め、空気が涼やかになってくるこの時間。

お客さんもいなくなりアフリカンアコースティックも消えたころ

耳をすませばいろんな音が聞こえてくる。

水の音、木の音、山の音…。


リリリリリ

山から林から

鈴虫のような鳴き声がする。


ひぐらし?

秋の知らせかと思った。

目をつぶりしばらく無になってみた。

今少し、このまま黙ってこの音を聞いていたい…。







ぎゃ!


沈黙をやぶるのはなにやつ!

ぶぅ〜ん、ブス!!

ぎゃあん、蚊もブヨも邪魔すんなぁ!!(笑)







その後の話。


パンの次にラーメン大好き人間の私、

和歌山ラーメンが食べたいと話したところ

急遽行くことになってしまったのだ。

しかも先客のお客さん情報によると

今夜は和歌浦で花火があがるとか。


ま じ で ?


ここ(GAMA)から和歌山市までは車で1時間以上。

うーわ、まさかホントに和歌山ラーメン食べられるなんてぇぇ?!

車っていいなぁ!ポリシーゼロ)





恐ろしく山道だけが延々続く。

町らしい町をほとんど通らなかった気がする(笑)。

こういう田舎道を通るといつでも思い出すのは北海道のふるさとなんだが

いやいやここは和歌山県。

パン屋に行った後にラーメン屋にハシゴしようとしている。

これは現実よ???





到着したのは、和歌山ラーメンの発祥の店という話の井出商店。

和歌山ラーメンと言えばまずここがあがるほどの有名店である。

「昔ながらの」という言葉がこれほどまでに似合う店も多くないだろう。


店に近づくと、モーレツな豚骨臭が鼻をもぎとろうとする(笑)。

うーーーわ、すんごいわ…。なんつう臭い…。

しかし、我々の異常なるテンションはこの臭気さえも

「イイ匂いやー」と言わしめる(笑)

毒素入れたるでーみたいな???


席につけば、向かいに相席した小さな子供が鼻をつまんでいる。

「くちゃい。くちゃい」とな(笑)。

子供は正直だなぁ〜(笑)。





来たーー!

これがレギュラーのラーメン。

とろみのついた豚骨醤油スープにストレート麺。

箸をもち、麺をすくって口に含もうとした瞬間から

すんごい臭気が鼻を抜け、思わずむせ返る(笑)。


えらく臭い……のに!!!

のに、めっちゃくちゃ旨い!!!!

なんなんでしょう、これは!

見た目よりしょっぱさやいたずらな塩辛さがなく、逆にマイルド。

麺にすべてスープが吸い込まれているのでは、というくらいに

スープと麺が一体化して味が馴染んでいる。

うわーー旨い! 旨い! 旨い!

まるで飢餓状態の子供のように

無我夢中にスープまで全部飲み干した。


連れらは特大にしていたが、たぶんレギュラーの3倍くらいのボリュームだったのだろう、

ひいひい言いながら食べていた。食べながらも麺が延びて行きそうな。

明らかに私のボリュームは控えめだった。

これなら卓上の鯖寿司も食べられたかも?!


いっやーー実に旨かった!

旨かった!

毛穴から豚骨臭がぷんぷん噴出してる気分!

毒素をたっぷり取込んだぞという背徳感!!

最高である!(笑)


ところが、他にも旨い店がまだまだあるらしい。

うは、これよりも旨い店があるのってどういうことなの?!

今からハシゴする?(笑)


まぁ、またそれは次回に…(次回?!)









そして…豚骨臭をただよわせながら

次に移動したのは夏の間だけオープンする砂浜カフェ。

(暗すぎて何がなんだかよくわからん画像だが)


ここもまた「ここが和歌山?!」と半ばカルチャーショック。

夜なのに水着で海に入って行くギャルなんかもいて

ここはどこ? 私はだれ?

まったりねっとり蒸し暑い和歌山ナイトをずぶずぶと堪能した。

これが熱い和歌山ナイツなのね?!





これはイメージ画像(笑)。

今日という突拍子もない一日がどれだけ面白かったか

集約しているのがこの画像かもしれない(笑)。





…なんですって?

このGAMA+和歌山ナイツには続編があるんですって?!(笑)

(どこまでホントやら)






*次は最終章・大阪シュクレへつづく*


2006.7.16