65.始発・守谷N→終点・松戸Zのパン三部作



3月さよなら水海道NICOLAS編はこちら



4月、守谷にNicolasが移転してから早1ヶ月…。

ようやく、陣中見舞いに行けたのは5月の最終週末だった。

守谷アクロスモールにグランドオープンした元・水海道Nに出向く時が来た!


…というと、意気揚々としているようだけど、実は…。


松戸R'Zでのランチも兼ねているの、ごめんね(笑)。

せっかくの守谷デビューなのに、はしごしちゃってごめんね。

しかも、この日はもう一軒はしごしちゃっているのよね。ごめんね。


自分にとって特別なNとZは極力はしごしない、というポリシーは

結構やぶっている気もするのだが(笑)。


でもでも、この日ほど楽しく、笑い、人とたくさん会った日はなかった気がする。

そんな5月の茨城→千葉ドライブの一日。







新・Nicolas@守谷アクロスモール



R'Zでの集合時間は3時なので、午前中たっぷり使って守谷Nを満喫するぜと

意気込んでいたのは翌晩まで。

起きて顔面蒼白、1時間も予定より家を出るのが遅れてしまった。


しかし…守谷は近かった。水海道のそれよりも遥かに近かった。

北千住からつくばEXで30分。北千住へのアクセスがしやすい私にとっては

遥かに遥かに守谷までのアクセスは容易だった。

…しかーし。問題は駅から。

駅からは歩けば20分はかかるであろう。

バスは30分に1本の巡回バスのみ。

そうなると…走るか?(笑)


結局、時間を優先で一人タクシー(笑)。

おいおい、いつからそんなたいそうな身分になったのだ、自分?!

(本来ならタクシーに乗るほどの距離ではないところであるが)


到着した巨大モール、アクロスモール。

ここに、新テナントとして入ったNicolas。

正直、インストアベーカリーなんて、どーなのよという気持ちがあったが

(水海道の小さな小さなあの店への思い入れが強すぎたゆえ)

いやいや、どうして、これが大いに期待を裏切るNicolas色!!!

見事にNicolasカラーの赤と白で調和された、アーバンチック(え?)な

おしゃれなブーランジェリーがそこにあったのだ。




(一部ぼかし入り。すまん、許しておくれ(笑))

いやー、、、もう感激で声にならないよ。

すごいすごいすごーいかわいいお店じゃないですかぇ!!





水海道のあの手作り感溢れるアットホームな雰囲気こそ

Nicolasのパンに合うと思っていたが、

実はこういうスタイリッシュな空間にもNパンは映えるということを知らしめられた。


スッピン時代の素朴な女学生時代の面影を残しつつ

美しく成長した憧れのあのコと、都会の街角で再会…みたいな?

え? 違う?(笑)





レジ前のショーウィンドゥは、まるでパティスリーのそれのように。

ケーキのように陳列された麗しきヴィエノワズリーたち。

…そういえば、水海道時代は夏は厨房の温度があがりすぎるせいで

クロワッサン類は焼けなかったんだよね。そう、冬だけの楽しみだった。

ここではいつもクロワッサンに出会えるんだろうか…そんな贅沢な話ってある?!




ぎゃあ! ザマンドまであるし! しかもオランジェ!!


人間、そんな贅沢に慣れちゃロクなことがないですぜ!!(笑)





厨房には、幾人ものスタッフが水海道と変わらない味のニコラパンを次から次へと焼き上げる。

ニコラで一番好きなバゲットニコラ。

炎を表したバゲット・フレメはしっかりお買い上げ。

こういう遊びのあるバゲットは、たぶん水海道時代では生まれなかったのかもしれない。

なんというか、「ハード系、売っていくぞ!」みたいな

そんな意気込みを感じたりもするのだ(勝手な憶測)。





広い棚にずらっと並べられた、おなじみニコラあんパン。

すごいよ、フューチャーされている。出世したね?(笑)





この新・Nicolasは、モール内にある食品スーパーの一角にある。

店内からもスーパーが見える。もちろん、スーパーからも店内が見える。

そして、隣にはスーパー併設のインストアベーカリーがある…。

廉価で大衆的で試食のパンのカットがでかい(笑)、

つまり、ニコラとは対極のタイプのライバル店が真横にある。

うぅ! がんばれ! 競争にまけるな! 共存だ!

水海道時代にはライバルさえ居なかったではないか!(笑)





ニコラの代名詞フリュイも、クルミコショウも、セロリチーズも、ソーダブレッドも、

そしてハード系(マンデルブロート、ベルリーナ、コンプレ、ルヴァン、カンパーニュなどなど…)

ソフトも、ハードも、食事系も、スイーツ系も、

酸いも甘いも、全部ひっくるめて新・守谷Nicolas。

水海道時代で愛し続けたパンたちが変わらずにそこにあった。

ニコラファンを絶対に裏切らないパンたちがそこにあった。

私はそれを確かめるためにここに来たんだよ!

(というには、あまりにたくさんパンを買い込んだなぁ(笑)。

ニコラでこんなに買ったの久々である!

…だって、だって、ニコラパンなんだもーん!!)



今すぐかぶりつきたいのだけど(ちゃんとイートインコーナーがある)

あぅぅ、私、これから約束があって流山に行かないとならないとです!!

後ろ髪引かれながら、店を後にした。また来るし! 今度は歩いてくるし!



そして、思いがけず駅まで車で送ってくださる方が

いらっしゃったので、甘えて送迎してもらった。神ー!



*この日のパンたちはDIARY06年05月28日〜31日をご覧ください*








ランチはガーデンベリーズ@流山



つくばEXだと、守谷から流山はほんの10分。

エクスプレスとは良く言ったものだ、本当に早いのである。

本日は、守谷Nと松戸Zの間に、挟まれるカタチでなぜか流山GB(笑)。

このエリアに住む友達(パンキチではない)に会うため、駅まで迎えに来てもらったのだが

いや、ほんとに久々の来訪である。

2004年3月以来。懐かしい ESSAYはこちら


車でナビしながら迷い迷ってようやく到着(迷うほどの場所じゃないのに?!)

このお店と言えば、NYばりベーグル。

でも、ハード系も美味しかった記憶があるのだ。

(たまたまか、この日のパンのコンディションは…だったので詳細は端折る)





自家製のクルトンが旨いミネストローネ。





そして久々のGBベーグルたち。

美味しかったのはNYベーグルO.L.C!(←オレンジ、レモン、チョコレート…だったかな?)

併設のカフェでこれらを食べながら、トンマなトークに花が咲く。

かつてこんなに笑ったことはないかもしれない、新鮮な笑い!

顔にシワが一気に刻まれてしまった。

うぅ、もうこんな時間! 申し訳ないけど北小金のR'Zまで送ってちょうだいませ!!

(今日、とことん楽している私。ここまで歩かない日も珍しい?!)






早めのディナー@R'Z松戸





3時過ぎに到着したZ。

ぶどうのツタには小さな実がつき始めていた。





さぁ、これから本日、私の第三部。

たっぷりの豚いちじくとビールとパンで少し早めのディナーとしゃれこみましょう。

…って、しっかり食べて来た後なのに?(笑)


気持ちをリセットするのは簡単なの。

R'Zに来ると、朝も昼も夕方も同じ。

ゼロな気分で真摯な気持ちで美味しいものたちに向き合える。

そして、異色な顔合わせの腹黒トーク(笑)にまたまたシワは刻まれる。


最近は混雑を避けて朝ばかり来訪していたR'Z。

夕焼けをバックにZを眺めるのはいつぶりだろう。

駅まで車で送ってくれる仲間のおかげで帰り道は暗闇に迷わずに済んだ。

(ほんと今日という日は、計4台もの車に乗車したなり! ありえん!)





帰宅後は沿線の友達に家にパンを受け取りに立ち寄ってもらい

今日という日の「ものすごさ」を自慢する。

第一部の感動と、第二部の新鮮さと、第三部の充足感。

ごめんね、私の第四部に巻き込んで!!




2006.5.28