89.真夏の夜の夢、カノムパンと逗子ビーチ



8月、長野ドライブの翌日。

今度は友達のベリーダンサーが、逗子ビーチで海の家を借り切って踊るんだそうで。

逗子といえば…そう、隣は葉山!

もう何年ごぶさたしているだろう、カノムパン。

夏に必ず長いバカンスに出てしまうカノムさんだけど

タイミングよく、今週から営業再開!

ビバ! 私のためね?!(勘違い)


というわけで、久々に葉山の風とパンに会いに

そして魅惑の真夏の夜のビーチで甘いひとときを過ごしました。

さてさて






逗子に着いたのは昼の3時頃。

逗子ビーチでのベリーダンスの宴は夕方5時スタートなので

あまりカノムさんでゆっくりできない

というか、パン、ちゃんと残ってるのかしら?!

ああ、それが一番不安じゃないの!





2年ぶりに目に飛び込んで来た茅葺きのファサード。

そして、オレンジ色のトラック!

*以前の来訪はこちら





わぁん、まだパンが(若干だけど)残ってました!

「あれ、おひさしぶり…ですよね?」

お兄さんとお姉さんが私の顔を見て言ってくれた。

わぁん、ちゃんと覚えてくれていましたかーー泣ける!


「昨日、突然あなたのことを思い出したの。

どこか今頃またパンの旅にでも行ってるのかなって」


わぁん、そうなんですー沖縄とかその他もろもろ

(もうあちこち行き過ぎていてもう説明できません(笑))

それにしてもすごい神通力ですね!

やっぱタイの神様がついてるから?(笑)





お二人はバカンスで南インドにも行っていたそう。

それで、しばらくはそこで覚えた料理も作るそうで

なんとタイミングのいい、カノム南インド定食!


私、これから浜辺でBBQ食べるんですけどね(笑)、

「消化がいいから大丈夫よ」

との心強いアドバイス(?)で食べてみることに。


ライスにかかるのは、じゃがいもと豆の煮込み(クートゥ)、

パリッパリのパパド、

冬瓜のサンバル、

赤くて辛いマンゴーピックル、

バナナマサラ、

そしてヨーグルトのきゅうりのライタ。

すっごく豪華な南インドのミールス!


どれもすごく美味しく食べやすい。

バナナマサラは、最初「あれ? これってサツマイモ?」

と思ったら実は料理用バナナだって。

こんなに歯ごたえのあるハードなバナナってはじめてかも!





一通り個別に食べたら、最後は全部ぐちゃまぜで食べるんだそう。

パパドも細かく砕いて、辛いマンゴーピックルもまぜて、

ヨーグルトも全部入れて、えーい、ぐちゃぐちゃ!

これがまた美味しい!

最初からこういう料理が存在してもおかしくないように調和がとれて。

おなかいっぱい、大満足!

でも油がほとんど使われて無いそうで意外と大丈夫。

これならパンも、BBQもいけそう?!





買ったパンを、ひとくちずつだけカットしてもらった。

ごまクミンのパン、

キャラメルシロップ入りのココナッツボール(すっごく美味しい!)、

デーツ(なつめやし)。

そして、クミンやらカルダモンやら入ってやたらスパイシーなのに

ベリー系のフルーツが入った甘酸っぱい黒いスティック状のパン

(うわー名前わかんないし)

どれを食べても久々の「ザ・ワイルド!」カノムパンの味だ。

やったら固いしちょっと食べるとドスーンとお腹に存在感示すけど

それこそがカノムの醍醐味♪

あー、パン食べたのになぜかエスニカーン〜。





毎年、夏の今頃は和歌山で過ごしていたけれど今年からはそれがない。

どんなにこの夏が思い出いっぱい満たされても

どこかぽっかり空いた穴があるようで


だからなおさら、まったく同じではないけれどどこか似ている、

このゆるゆるとした異国のパワーをわけてもらえる

カノムのパンと空気感が私の癒しになるんだわ



腹ごなしに逗子まで歩いてみた。

当然遠いのはわかっているけど、これ、真夏の日中だったら厳しいなー(笑)

夕暮れだからだいぶしのぎやすかったけれど

ゆうに45分はかかったから…

でも、木がうっそうと生い茂るトンネルをくぐったり

道中は飽きることなく、無事逗子ビーチまで到達…。

もーー、ビール飲みたくてたまりません!(またそれか)








そして夕暮れのサンセットビーチへ。。。水着がまぶしい!

すでに到着している仲間たち、それからはじめて会う方たち、

彼女のベリーダンス目当てか、なにげに男性が多かった(笑)。





海に来ても水着持参してないので(というか持って無い?!)

仲間たちと裸足でちゃぷちゃぷして楽んだ。

子供がえりして楽しんだ。


ああ、砂浜にメッセージを書き忘れたわ。

「アイラブユー」って…?!(笑)





夕暮れの海風ってこんなに気持ちがよかったっけ

ああ、そうだ。

私の夏に決定的にたりないもの。

それは「海」だったのか(笑)。





ダンスまでの時間、浜辺でBBQを食べる。

どんどん日は沈み、風も強くなって来た。

しまいには真っ暗になって肉が焼けてるんだか焼けてないんだか見えない(笑)

…羊でよかった(笑)





みんなで会場のセッティングを手伝う。

風が強いので急遽キャンドルを砂浜に埋めた。

怪我の巧妙、これがムード満点に

いよいよ本番、ショーのスタート!!





初めて見る、彼女のベリーダンス。

女性のカラダの美しさをいかした衣装と振り付け。

腰や胸を細かく震わせて、官能的にからだをくねらせる。

次第にふきだす汗すらも、浴びる光に照らされアクセサリーのように輝き


真似しようにも、ぜんぜんあんな動きできないよ、

あれは女体の神秘だ(笑)、なんてセクスィー!

こんな踊りをやっているからなのね、

彼女があんなに大食いでもあんなナイスバディでいられるのは(笑)


女には「くびれ」と「谷間」があってこそ、と痛感。

「谷間」はもうあきらめているので(爆)

せめてくびれは努力で作らなきゃいかんなと反省する次第。

明日からまた私は「ビリーダンス」でがんばろう(笑)




真夏の夜、ビーチで魅せられた一夜かぎりの夢。

夏を彩る熱い夜を備忘録代わりに

2007.8.19