153-1.2月2度目の家族沖縄旅行〜前編・北部リゾート篇〜


2013年2月に引き続き、

ESSAY144番参照)

2年ぶり、家族では2度目の2月の沖縄旅行へ!


すっかり冬に沖縄へ行くスタイルが定着している(?)我が家。

昨年は、パパが1ヶ月の長期出張で沖縄に滞在していたので

ある意味毎年沖縄づいている。


出発するその週は、本州はこの冬一番の寒気が。

とはいえ沖縄は2月でも東京の春の暖かさなので、

厚手のコートをどうするか迷ったが

結果、沖縄まで持って来て正解。

初日は北風が冷たく、コートがかなり役立った…

後半は、天気も回復し、絶好のパン日和?!


今回は、北部に2泊、那覇に1泊。

リゾートをマンキツしつつ、3日目はたっぷりパン屋めぐりに割当☆

今回も、これでもかと堪能できた沖縄!!

ボリューム多いので、久々に前後編とまいります☆






1日目:リゾート満喫! ブセナテラス宿泊


朝8時半の飛行機なのに、目覚めたのが予約した空港バスに乗車する予定の時間!!

もちろん、真っ青になって慌てて支度、

タクシーで空港へ…ギリギリセーフ(泣)

マイルの特典航空券だから乗り遅れたらアウト、よかった…(涙)


レンタカーを手配してすぐにお昼ごはん。

レンタカー屋さんのすぐそばにある、いしぐふーという沖縄そば屋さん。




県内にいくつか支店があるお店で、

きれいめのチェーンのラーメン屋さん的な感じ。

こういうお店はたいてい、子連れでも安心なのでありがたい。

(今回、いろいろお店をピックアップしてきたけれど、

沖縄はどこも子どもに親切なところが多く、助かった)




いしぐふーそばセットは980円で

ソーキそば、炙りソーキ、じゅーしぃ(炊き込みごはん)がセット。


かなりさっぱりとしたアグーだしのスープ。

卵焼きが乗っているのがこの店の特徴。

私はご存知の通り、豚肉の脂が食べられないので

ソーキはあまり積極的に食べられないのだが、

ひとくち食べて感動♪

ほとんどをチビとパパにあげてしまったけれど、

豚さんちゃんと食べられたならどんなにいいかなー。


子供には無料でおそばをサービスしてくれたり、

子どもイスや絵本もあったり、

最後には店員さんが自分たちで折ったという

折り紙の指輪をもらったり、ほんとありがたい!




近くの公園の巨大な象さんすべり台も楽しい!

ここで少し、チビ子タイム。

さ、ここから少し長いドライブだから、

車の中では寝てておくれね〜。




初日の宿泊は、名護のザ・ブセナテラス♪

北部、というか、沖縄本島では真っ先に名前があがる

リゾートホテル。

前回、読谷村の日航アリビラに泊まって沖縄リゾートホテルを

大満喫できたことに味を占め、今回はちょこっとフンパツ。

(オフシーズンでも強気のお値段…)




部瀬名岬をまるごと占有する、スケールの大きなリゾート!

オーシャンビュー最高!




バルコニーからの風景。


ホテル全体が外国のリゾートホテルのような解放感。

ロビーからすでにオープンエア。

沖縄の建築物によくあるように、風の通りをよくするためでも

あると思うけれど、この解放感は他では味わえないかもしれない、

実に理にかなっているつくり。




到着した頃は、ぎりぎりサンセットの時間!

部屋から眺める、沈む夕日が美しくて…

ハワイへハネムーン、の夢が叶わなかった私(まだ言ってる)

憧れてやまない風景なのです(笑)。




バルコニーでヘリオスの大好きな「青い空と海ビール」に、

許田の道の駅(水族館の割引券を買うためによったけれど、超おもしろい!日本一の道の駅の称号にも納得。

お土産買うならここがおススメ!)で買ったもずく天ぷら(50円)で1杯やる、庶民派の我々。


お部屋はわりと普通だけど(普通のお部屋にしたから?(笑))

館内が広いし、ラグジャリー感をもっと味わうなら

部屋の外に出た方が楽しめそう!




サンセットには、プールサイドで1時間近くサックスの生演奏があるという。

音楽好きのパパには一番の楽しみ。


ホテル中に優雅に響き渡る、ソプラノサックスの音色。

風が強くて、寒さもキツかったので

演奏者も大変だったと思うけれど、これがあるとないでは

全然旅の思い出も変わってきそう。




パパがプールサイドでサックス演奏に聴き惚れている間、

チビ子と一緒にビーチへ降りてみた。




雲が多く、嵐と呼べるくらいに風が強かったので

なんだかこれが沖縄の海、といっても説得力がないものの(笑)

明日からの天気に期待しよう! 早起きしようね!






晩ご飯は、ホテルの外の居酒屋さん(美ら花)で。

ブセナの周辺には、5軒ほど飲食店があり、おそらくここが一番雰囲気的にもよさそうな感じ。

ファミリー層もたくさん利用していて、子どもイスの用意もばっちり。

料理も概ねはずれなく、美味しいのでブセナ宿泊の際にはオススメ☆

(乾杯一杯タダのクーポンをお忘れなく。

飛行機やレンタカー屋でもらったクーポン本にもこの店のがついていたのに、忘れてしまった…)





ホテルに戻って来た後は、

チビ子をパパに見ててもらい、一人で、スパへ。

プールやジム、スパも利用無料☆

ただし、夜の10時までというのがネック。

連泊じゃないとすみからすみまでの満喫はムリですな…

スパ(というか露天風呂の無い内風呂のみの大浴場)

をサクッと利用してお部屋へ。


スパから戻り、パパさんとバトンタッチしチビ子を寝かしつけ。

パパさん、ひとり館内のJAZZ barへ。

持ちつ持たれつ(笑)

小さい子どもを持つ親はかわりばんこで楽しむのです。






2日目:水族館に離島に…こてこて最高! 北部大満喫day




二日目の朝はきもちいいほどの快晴!

夕日もいいけれど、澄み渡る青い海を眺めてこそのオーシャンビュー♡





朝食ビュッフェはテラスで…♪

…と思い込んでいたのに、まだ寒いせいか誰もテラスに通されておらず、

どうやら今朝は閉鎖なのかもしれない…がびーん。

(ムリ言えばテラスでも食べさせてもらえたかもしれないけれど…

まだかなり涼しかったので止めておいた。大人だけならムリもできたけどな~)


画像は、かなり種類充実のパンたち!

パンはかなり充実していたかも。

通常のバゲットの他にもフィグ入りのバゲットがあったりと。


しかし、全体的に…ごくごくごくフツーのビュッフェだったので少しアララ感が。

前回、アリビラでパン好き絶賛の「洋食ビュッフェ」ではなく「和洋食ビュッフェ」を

選んでしまってハズしてしまったキズを癒してくれるのがここ…

…と思い込んでいた私…アララ…。





朝食のあとは、おきまりのビーチ散策♪

2年前の画像と比べると、

本当に大きくなったね、チビ子…。

すっかり女の子らしくなりました♡





さて、荷物をまとめてチェックアウト。

フロントまでの渡り廊下は吹き抜け。

本当に風が抜けて行く、爽やかこの上なし!

夕べも風がかなり強かったけれど、台風のときとか、

ここを通るときどうなるんだろう(笑)荷物飛ばされたりしないかな?(笑)





評判通り、リゾートを満喫するならきっとここでしょう。

ただ個人的には、コスパ的にはアリビラでも十分かもしれないなーーと。

(洋食ビュッフェをちゃんと選んでいたら間違いなく!)

とはいえ沖縄でリゾホ滞在がもう無くてはならない自分になってしまったので(笑)

次回もきっとどちらにするか迷うんだろうな~。




さて、ホテルを出てまっすぐ目指すは美ら海水族館!

私は8年前に沖縄パンめぐりにきたときに30分のみ(!)滞在、

パパも、結婚前に家族旅行で沖縄に来たとき以来だそう。

家族3人で来るのはもちろんこれが初めて!

3歳ともなると、何が見たくて何が楽しみで、というのがわかっているので

沖縄に来る前からずっと

「じんべいざめみたい! いるかさんみたい! うみがめみたい!」

と楽しみにしていたチビ子。


…逆にそれがあだとなってしまった模様で…





せっかく水族館きたのに「はやくじんべいざめみたいーー」と、

他の展示をほぼスルー!!(笑)

ほとんど見向きもせずに…奥の巨大水槽をめざすチビ子…

えーん、もっとゆっくり見ようよ…





ウミガメ館の横のビーチではしゃぐチビ子。

こことウミガメウォッチングでパワーを使い果たしたのか…






いるかのオキちゃんショーではなんか終始ご機嫌ナナメ(泣)

ちょっとちょっとーーあれだけ楽しみにしていたのに

その態度はなんなんすか…

まぁ、子どもはほんとに気まぐれなもんですから…とほほ。




気を取り直して、お次は水族館の近くにある備瀬エリアへ。

ここのフクギ並木は一度は来てみたかった!

ここの宿に泊まろうとも色々検討もしたけれど、ここ、という宿に

空きがなくて残念ながら今回は別の宿にしたのだけど。

せめてランチだけでもどこかで…と思っていた。


期待以上の古き良き沖縄の原風景!

ちょっと鳥肌が立つほど。




防風林として植えられて来たフクギの並木は、そこで住む人たちの生活を

今でも包んで守っている。そこをこっそり通らせてもらうのだけど

立派な観光資源でもあるので食事どころも宿も点在している。


その中で、こちらのチャハヤブランというアジアンカフェへ。

入り口こそフクギに覆われた小民家なのだけど、

海に面してロケーションは抜群!

店内に入ると歓声をあげずにはいられないほどの景色が…!


都会的なセンスがずば抜けているおしゃれカフェで(沖縄は逆にそういうお店が多い)

有名すぎるので並ぶかな…と思いきや

ウィークデーかつランチピーク時を過ぎていたこともあり、わりとすぐに座れた。

2月でもテラスで食べられるのは沖縄ならでは!




チビ子のご機嫌が治ってる♪

連れて帰って来たじんべいざめのジンコちゃん(ママ命名)とニッコリ。

8年前からうちにあるじんべいちゃんの妹分になるね。


海の画像を撮りそこねたけれど、

もう、ここの圧倒的な景色に、目のやり場を困るほど!

ひたすら水平線が。そこにキスチョコのようにピヨッと尖った伊江島が。

ここのテラス、最高すぎます…圧巻です!




運転しない私はパパの許可をもらってビールを(笑)

食事メニューはいわゆるカフェ飯。

海ぶどうをトッピングできるところが沖縄的に。

パパさんは、ラフテー丼に海ぶどうトッピング。




私はアジアンそばに海ぶどうトッピング。

海ぶどうのほとんどをチビ子に食べられてしまったけど…(笑)


ちなみに、カフェだけあって、チビ子のスムージーがとても美味しかった。

お茶だけでもここは来る価値あるかと!





フクギ並木の散策に戻る。

フクギ並木の風景に欠かせない、名物の水牛フクちゃんの牛車。

かなりお年を召したおじいがおとなしそうなフクちゃんを引いている。

4名までなら2000円とのこと。

子連れということもあって、ついついイベント的に

乗ってみる事に…





フクギ並木をゆっくりゆっくり…子どもの徒歩よりもずっとゆっくりに(笑)、

歩むこと約10分くらい…だったかな?

距離としてはかなり短い距離。

「え、もうおしまい?」

というくらいにあっという間。


いや、でも十分楽しめたからいいのだけど。

10分で2000円…

時給にしたら12000円?(笑)

パパいわく「沖縄で一番荒稼ぎしているのはあのおじいかも(笑)」

確かに…






さて、ママのリクエストで次は小宇利島ドライブ。

ここも宿泊地として候補にあげていたところ。

本島から一直線にのびる橋からアクセスできる離島だが

ここの海の美しさは本島の中でも随一とのこと。

夕暮れに近かったので太陽で光って青さを満喫はできなかったけれど

昼間にきたらさぞかし美しかっただろうな!




このビーチでは貝殻を拾って遊ぶチビ子。

いつか海の入れる季節にも来てみたいけれど…

たぶん次回も2月のオフシーズンなんだろうなぁ(笑)

いつかね、いつか(笑)




なお、美ら海から小宇利島へ向かう途中の道にある、

今帰仁の「Coo」というパン屋さんにはもちろん立ち寄り済み。


フクギの木の下にたつ、ここも沖縄ならではの

抜群の雰囲気の良さを持つベーカリーカフェ。


パンはホシノか、色白でむっちりとしたパンが中心で

温かみのある感じ。

持ち歩くことになるかもしれないので、

ここでは食事系にせず、シナモンロールなどスイート系をセレクト。

(翌朝食べることに。後編ESSAYで登場予定♪)


やはりこちらも移住系のお店で。

沖縄のパン屋さんは、島の外からいい文化を持ち込み

沖縄の文化と実にいい融合をさせているなぁと。


私以外に2組お客さんがいたが、どちらもアジア系のお客さん。

インバウンドの波は沖縄にも押し寄せていました…

いや、もしかしたら東京以上かも?

すごい。




今夜の宿泊場所は、美ら海水族館から少し南にいったところの

本島と橋でつながっている島、瀬底島。

小さな島のちょうど中心あたりの丘の上にある、

全5部屋すべて完全個室。

1人旅でも(一人旅ならなおさらお手頃に)

泊まれるお宿。


ナビがないとたどり着けないくらいの奥まった道を

のぼりつめていくと…

サトウキビ畑(季節的に、荒野な感じだったけど)と

海を見下ろす高台にそのお宿が!




画像で見るよりもめちゃくちゃ新しくてステキ!ステキ!!

まるで昨日建ったばかりといっても嘘じゃないくらいに。

私と同じ歳くらいの男性が一人で切り盛りしている

素泊まりのお宿。




私たちが今夜泊まるのは、お風呂つき(シャワーのみのお部屋もあり)で

だいたい8帖くらいの畳のお部屋。

建物のデザイン性の素晴らしさもさることながら、

清潔感が群を抜いてすごかった。

特に水回り! 新築アパートの内見に来たかのような(笑)

てっきり築1年くらいかと思ったら

あとで「6年目になります」と聞いて仰天!

こんなキレイにキープ出来ているのって過ごすぎる!

我が家が恥ずかしいわ!(笑)




船が時折汽笛を鳴らしながら行き来する海を見下ろすバルコニー。

ランドスケープの素晴らしさもさることながら、

本当に静か。夜は街灯すらないので、圧倒的な星空を眺めることができる。

そして、何もない「音」も…。

ここに連泊でもよかったかもしれない…




宿の周辺(本当に何もない)を少し散歩してから

夕食に向かおう!




パパが今回の旅で絶対これだけは、と

切望していたのは、民謡酒場。

前回は那覇の民謡酒場へ行ったのだけど(那覇はその手の店が多い)

チビ子がスタンディングで踊って楽しんでいる姿がとてもかわいらしく

それが沖縄での一番の思い出だったというパパ(笑)


少し成長した我が子がまた沖縄民謡で楽しんでくれるのを

楽しみたい、ということで…


調べてみるとこの本部町で民謡居酒屋というとこちらがヒット。

那覇に比べると圧倒的に数が少ないので

ここに行くために瀬底島の宿にした、というのが実際だったのだ。

(しかし、選んだ宿が想像以上に大満足だったので嬉しい誤算!)


見た目、かなりディープな店…

怪しさ満点、これこそ我々が求めていた感じの店かも?!


オフシーズンの金曜夜、しかも那覇と違って

そこまで観光客も少ないだろうと思っていたけれど、

8組くらいのお客さんが。

ライブ目当てなら、やはりそれなりに賑わっている方がいいと

思っていたので安心した。


お店のこてこてさは、随所にツッコミどころがあったけれど

それもまた、愛着へと変わってくるから不思議(笑)。

料理はごく普通だけど、思ったよりも悪くなかったのが誤算!

(実は、料理には全然期待していなかったので…スミマセン)





ホールを切り盛りしている、父親世代のおじさんとおばさん、

そしてもう一人、エレキギターを抱える謎の怪しいタキシードの紳士。

なんとこれがあとで3兄弟と聞いて驚愕!!(笑)

ご夫婦かと思った…(だれもがそう思う模様)

ジャージ姿で料理を出してくる若いバイトさんだかお子さんだか、

それにお孫さんらしきチビちゃんが遊び回る、家族経営のスタイル。


1時間以上たってようやくライブが始まり

数々の島唄を披露してくれる。

一通り演奏が終わったところで、なんと「お客さんも是非」と、

客席のお客もステージにたって生演奏で歌いませんかとのこと!

もちろん、希望者がいたら…のことなのだけど、

「チビ子の思い出になるから!」と、パパが私をそそのかす(汗)

ええええーーー無理ムリ!!!やだよやだよ!


しかし、そのやり取りが壇上のおじさんの目にとまってしまったのか

よばれてしまい … 引くに引けず、ステージに立ってしまうことに!


チビ子も一緒に、ステージに立って「花」を歌うことになりました(笑)

カラオケで散々歌ったことのある歌なのでなんとか

場をもたせることができた…かな(笑)

チビ子も堂々とステージに立ち、なんともすごい思い出に(笑)。

(私以外にも他に2組、ステージにたった)


あとでパパが撮ったビデオをみてよくぞこんなヘタクソな歌に

伴奏をつけてくれたなぁと、感謝してしまった。


安くて、楽しくて、お店の人がとにかくあったかい。

こういうのが好きな人にはぜひともお勧めしたい、

アットホームすぎる民謡居酒屋!

サイコーの夜だった☆

(ちなみに、瀬底島の宿まで代行タクシーで1000円。

運転手さんも「すごい場所ですね」と言わせる奥まった場所(笑))





さて、明日3日目は「毎度の例の理由」でパパはママのアッシーとなり

半日ずっとパンめぐりドライブに付き合うことに…

明日は6軒行きますんで(笑)

ESSAY後編を乞うご期待!

パパ、運転しっかりよろしくよ〜



ESSAY後編につづく


2015.2.12〜15