144-1.常夏の沖縄!パン充実☆家族旅行【前編】




知る人ぞ知る、私の夢はハワイへの新婚旅行(ぶっ・笑)


…だったのだけれど、

諸々の事情でそれは叶わず、

まとまった休みも取れない今、

お金持ちならお正月にいけるのになぁ〜と

叶わぬ夢をぼやく。


そんな潜在的ハワイへのあこがれから

今回、沖縄行きを思い立つ。

チビ連れで海外へ行くのは大変だし

共働きではそんな時間もないし。

(結構、周囲のママたちは飛行機代がかからないうちにと、

海外へ行っているけれど、すごいと思う…大変そう…!

海外行くなら自分一人で行きたい(笑))




それに、沖縄の魅力は海だけじゃない。

なにげにパンの島でもあるのだ。

5年前に沖縄パンめぐりにきたときESSAY86番

念願の宗像堂さんに来られて感無量だった。

ここに来られるのであれば日帰りの旅程だとしても

悔いはないかも、とすら(笑)



レッツ、沖縄ー!



…とはいっても、2月の沖縄。

私は十数年前に同じ2月の沖縄に旅行したことがある。

確かまだ学生だったから、安いツアーパックで女友達と行ったので

ハブとマングースショーとか(笑)

首里城とかこてこてな観光しかせず、

しかも天気が悪くて曇りか小雨続きで寒かった。

少しだけ訪れた断崖絶壁の岬なんて、

(たぶん万座毛かどっかだったと思う)

曇りのせいでグレーの空にグレーの海。

「これじゃ日本海来ているのと変わらないっ!」


……日本海に失礼と違うか(笑)





天気はいちかばちかだけど、リゾートにも泊まりたい、

でもエキサイトな那覇にも泊まりたい。

そこで1泊目は那覇、2泊目は読谷村への宿泊が決定。


たまたまだけど、同じ日程でパンクラブさんも

沖縄パンツアーで上陸していたこの週末。

パン友が何人も沖縄に上陸していたのである。

しかし行く先々かぶるものの、タッチの差で誰にも遭遇せず。

ある意味ここまですれ違うのもすごい(笑)




今回はあくまで家族旅行。

独り身のときの気ままな旅とは違う。

「あわよくば、パン屋もちょこっといきたいな…」

という、控えめな(?!)私の願いは、

果たしてどこまでかなえられるだろうか?!






マイルで航空券を手配したのは私なのに

なぜ飛行時間を計算できなかったのだろうか(笑)

東京から沖縄まで3時間もかかるんだっけ?!(汗)

(気流の関係で復路は2時間程度)

乗ってからそのことに気づいた。

チビ子(1歳4ヶ月)、なんとか3時間もってくれるだろうか…、、、

あの手この手で必死のチビ子対策。

ちょろちょろ動き回りたい盛りチビ子を

制御するのは本当に大変

早く着いてくれ、沖縄ー!!



無事到着したのは13時過ぎ。

宿泊先のホテルは国際通りに面しているので

ホテルまでモノレールのゆいレールで向かう。

風が少し冷たいけれど、暖かい!

20度くらいあるみたいだ。

コートなんていらないいらないっ!



今回泊まったのは、ホテルロコアナハ。

新しくて便利で機能的なシティホテルで、

なんといっても朝食バイキングが充実していて

大変おすすめである。

外に持ち出しOKのベビーカーも借りる事ができて

さぁ、国際通りに繰り出そう!





さて、前編では

パン以外のものを中心にご紹介☆

すでに14時を過ぎていたので

ランチにはちょっと遅く、

でも夕ご飯までの時間も短く




国際通りを歩きながら通りすがったのは、

5年前にも訪れたことのある

ヘリオスパブ!

沖縄のクラフトビールであるヘリオスビールが飲める

直営店なのだ。

ビールとつまみ程度なら適度に腹がふくれるでしょう、

ナイスアイデア☆




最高に美味しいヘリオスのヴァイツェンで乾杯!

チビ子も一緒に「ぱーい!」

(乾杯が大好きなのだ)




せっかくなので沖縄っぽいつまみを。

ここのゴーヤチャンプルー、ちゃんと美味しい♪

私も夏は頻繁にゴーヤチャンプルー作るけど

横着して豆腐の水切りを手抜きするので

いつもツユだくになってしまうのである(笑)



続いて、公設市場へ。

ここも那覇の観光名所の筆頭。

同じ日本なのになんでこんなに食文化が違うのかなぁ〜と

感心させられる。

そういや、新鮮な魚介も特産のひとつなんだよなぁ。

なんか、沖縄で刺身…というのもイマイチイメージわかないのだけど。






裏路地を散策していると、たまたま目に入って来たお店。

あ、なんかテレビでみた事がある!

…と、パパ。

いつもレストランやお店は

ほぼ全部私が調べてほぼ私が決めるのだけど

めずらしく「ここに入りたい!」とリクエスト。


美味しそう、という印象は全く与えられず

まさにキタナシュラン的なお店!

ネタづくりには最適かもしれない(笑)






店内はさらに美味しそうな要素はカケラも見当たらない(笑)

なんか不思議な張り紙がいっぱい。

なぜにヨンさま(笑)

三十年前からお値段据え置き、らしい。

とはいえ、この張り紙自体がもう年季相当入ってそうにみえるので

三十年どころの話じゃないのかもしれない。





注文してから1分もしないうちに出て来た!(笑)

ソーキそば350円(!)

正直、お味は…安かろうだったけど

(パパにほとんど食べてもらった。パパ、2杯分食べてる…)

パパがご満悦だったので良かった良かった。

ソーキそばのソーキが食べられない私が悪い。

(豚肉の脂身が全くダメ)






通りを歩くと、路上でも島唄のライブをやっていたりする!

お歌大好きなチビ子、手拍子してノリノリで踊ってます(笑)

画像ではまるでチビ子が唯一の観客みたいにみえるけれど(笑)

周囲にはぐるっと観客が。

みなさんに「かわいい!」と褒められて鼻高々の我々(笑)




さて、18時からの夕食まで時間がだいぶ空いた。

ここで、楽器をみたいというパパと

何も買わないけどDFSでも行ってみようかという私の

二手に分かれることに。


チビ子のベビーカーを押して歩いてDFSまで行ってみたが

途中延々と坂道が続いてめっちゃハード!

しかも、この日はすごい風が強かったので

到着したころにはくたくた。

どのみちなにも買わないだろうなーと思ったけれど案の定。

結局フードコートでコーヒー&オムツ替え休憩で終了。






那覇にはたくさんの民謡居酒屋がある。

食事しながらライブを聞けるようなお店が山ほどある。

ただ、うちには小さなチビ子が。

チビ子を8時にはホテルに連れて戻りたいので

それまでにライブが行われる店でないとならない。


そういうわけで選んだのは有名ライブハウス。

チャージ料は高めだけど、プロの唄をしっかり聴ける。

料理は沖縄料理が各種あり。

(味は平凡…)





ライブが始まるまでの1時間で

腹ごしらえは完了☆ なんだかんだで一杯食べた。




ここのニンジンシリシリはバターで炒めているのか…。

沖縄料理は、野菜もたっぷりなのが嬉しい。

チビ子もたくさん沖縄料理食べたよ!






やはりライブでもスタンディングオーベーションで

手拍子して踊るチビ子(笑)。

「いい子だね〜。お嬢ちゃんにこれあげる」と、

他のお客さんになぜかゴーヤキティちゃんの

ぬいぐるみをプレゼントされてびっくり!

いい夜だね〜。

沖縄いいところだね〜。




子どもがいないときは、旅行といったら夜こそ本番、

何軒も酒場をハシゴしたものだったが、

今は小さな子ども中心。

予定通り8時にはホテルに戻った。


しかし、音楽好きのパパには行きたいジャズバーがあるそうで。

「いってきても…いいかなぁ…」と

打診してくるパパ。

ずるいー私だって夜遊びしたいよー☆

…といっても私まで夜遊びするわけにはもちろんいかない。

パパの好きにさせることにした。


深夜、部屋に戻って来たパパは

相当楽しんで来たようで、ご満悦。


「本当に楽しかった! 行ってよかった!

俺はこれでもう十分。

あとは奥さんの行きたいところ全部行こう!」


わー! やったぁ! 

遠慮なくできるぞパン屋めぐり!!

円満夫婦にはギブアンドテイクが秘訣(笑)






さて、翌朝。

レンタカーを配車して、北上しよう!

2泊目は読谷村に宿泊予定。

那覇からだと1時間ちょいで着いてしまう。


ドライブ途中に立ち寄るは、

沖縄のローカルファストフード、A&W。

ごく普通のハンバーガーチェーンなのだが、

ここにはなんと、ルートビアなる強烈な飲みものがある。

まるで湿布を飲んでいるかのような味!!

サロメチールをそのまま飲んでいるかのような味!!

ひとくちで「ぐぁーー!」と

罰ゲームをくらったような味なのだが、

こちらA&Wではなんと


「ルートビア、おかわり自由」

という無茶なサービスをしている(笑)。

誰が利用するのかなーと思ったら

なんとうちのパパ。

嫌いじゃないみたいなのだ(笑)。

(彼は普段からよくドクターペッパーを愛飲している…)



この日は画像の通り、Mサイズのカップで飲み切っていたけれど、

翌日またA&Wに寄って、

なんとビアジョッキ2杯お替わりしていた!!

おいしいかと言われたらそういうわけではなく

怖いもの飲みたさ、のようだ。


「うーん、まずい! もう一杯!!」

……青汁か!(笑)





読谷村といえば、絶対行こうと思っていたパン屋さんがある。

ロバのいるパン屋さん、水円さん。

本当は、パン屋さんは全部最終日である明日めぐろうと

思っていたのだが、あいにく明日は定休日。

なので、水円さんだけ今日寄ることにした。





あいにく、2月中はカフェの営業はおやすみ。

パンだけの販売の模様。





とてもすてきなお店だった〜!

雰囲気も最高だけど、なによりパンがとても美味しい。

水円さん含め、パン屋さんは後編でじっくりとご紹介、

乞うご期待♪♪♪






さて、お昼ごはん。

読谷村の漁港食堂に来てみた。




ここには、名物の「もずく天ぷら」が。

なんと1枚60円!

他にも、海鮮ものの定食がいろいろと。

どれも安くて600円程度でたっぷりと食べられる。




これは私が食べたマグロカツ丼600円。

それにもずく天ぷらをプラス。

揚げ物で攻めてみた!(笑)


ちなみに、もずく天ぷら、結構美味しい。

美味しいけれど、うちのパパいわく

「どんべいのスープの味がする…」

わ、わかりやすいたとえ!(笑)

そう、なんか出汁の味が若干インスタントな感じで(笑)




こちらは、パパの食べた定食。

もずく丼に、マグロ丼、イカスミ汁の豪華3点セット!

もずく丼は、ひきにくの混ざったあんかけタイプで食べやすい。

イカスミ汁は、ひとくち飲んだだけでお歯黒になる(笑)


値段相応であるけれど、

値段以上のボリューム感。

イベント的にもおすすめのランチスポット☆







さて、読谷村での宿泊先は

人気の日航アリビラ。



沖縄にはリゾートホテルは山ほどあるけれど

ここは非常に評判がいいだけのことはある。

大満足のお宿!

値段が比較的手頃なのに、私が願ってやまなかった

リゾート感を満喫できるのだ〜(笑)




お部屋は全室オーシャンビュー!!

きゃーー地中海っぽいカラーがすてきすぎるっ!

おしゃれで広くて海がどーんっ!!

あがるあがるー! あがりすぎてさがってこれない!(笑)





バルコニーにはテーブルチェアの他にも、

ボンボンベッドもあるっ。

プライベートビーチ、あとで早速降りてみようっ!!





1階のサロンにてデザートバイキングのサービスが。

10種類以上のスイーツが食べ放題。

期せずして、なぜか黄色いスイーツばかり手に取っていた。

南国ですね〜☆

いやー優雅優雅。





ここでもベビーカーを借りてホテル内を探検!




海をみるのは初めてではないにしろ、

ベビ子、人生初の海あそび!!

2月の風景とは思えない。

同じ日本とは思えない。

常夏の沖縄、2月だけどなんて天気に恵まれた日だろう!

私の晴れ女力もまだまだ衰えてないみたい!(笑)




水際で裸足になってはしゃぎまくるチビ子。

普段、よだれは全く垂らさない子なのに、

このときばかりは初めての興奮だったのだろう、

あまりの楽しさに、よだれをたらして悶えながらはしゃいでいた(笑)


めちゃ暑いので海に入れそうに思えてしまうけど、

水がかなり冷たいので無理か。

夫婦だけなら、ビーチパラソルの下でお昼寝、というのも憧れたけど(笑)





はしゃぎつかれたチビ子とパパはぐっすりお昼寝。

私はというと、ひとりでヘリオスのヴァイツェンビールを片手に

(青い空と海のビール。缶入りヴァイツェン、絶品!!沖縄にきて何缶飲んだか!)

ボンボンベッドに横たわりながら極楽時間…!

波の音を聞きながらまったり…いやほんと極楽なんですけどっ。


思い返せばつい先月のこと。

札幌で急性胃腸炎にかかって死ぬほどのたうちまわって地獄を見た

その前は、チビ子のノロ騒ぎであれも地獄絵図だった


あの日々が今となっては遠い遠い昔

あれとは対極の、今まさに、私は極楽にいる!(笑)




夜はホテルで食事をとらず、

近くのお店に行ってみる事にした。

クルマで5分程度のところにある、膳というお店。




こじんまりとした店内は、

アジアンリゾートをイメージしたモダンな雰囲気。

ディープさを求めると少し違うけど、

比較的ライトでオシャレな沖縄のおばんざいを楽しめる。





スクガラスon the 島豆腐〜





ソーミンチャンプルー。




アグー豚のソテーや、やんばる若鶏のにんにく焼きなど

いろいろオーダー。




読谷サラダには紅芋が!

(まるで海藻にみえるけれど…実は!)


ホテルで食べるよりも手頃だし、

チビにも親切だったこちらのお店。

ごちそうさまでした♪


帰りは代行タクシーに乗車。

気分よく帰って来る事ができた。

さぁ、広いお風呂に入って

広いお部屋の広いベッドでおねんねしようね〜






翌朝! 最終日!

今日も最高のいいお天気!

本当に、2月とは思えないほどの蒼い海…!!



アリビラでは、評判の朝食が楽しみで楽しみで仕方がなかったのに

あちゃーー! 失敗した…。

「洋食バイキング」に行くべきだったのに、

間違えて「和洋中バイキング」の方にいってしまった。

前日にパンクラブご一行もアリビラに宿泊しており、

つぶやき等でこの朝食の様子もみていただけに…痛恨のミス!!(泣)


和洋中の方は、パンも少ないし、品数も少なく

(前日に那覇で泊まったホテルの方が遥かによかった)

名物の紅芋バターもなんだか溶けててあれれれ

ショック…!!


これだけのためにもう一泊して食べ直したい気持ちでいっぱいである…。

しばらくショックから立ち直れなかった私である。

食後、ビーチで遊んだりしながらも

ずーっとテンション低かった。うう…。

また来年にでもリベンジしたい…(泣)




このキズを癒せるのは…パンしかない!

さぁ、沖縄パンに会いにいこう!!


後編につづく)




2013.1.3〜1.6