145-1.第2章開幕!アッシュ再スタート記念☆ 大阪訪問

〜前編〜




前回の大阪訪問から10ヶ月。

ESSAY142番はこちらから)


本町フール・ドゥ・アッシュの移転閉店による

「お別れ会」のためにチビ子と二人で行った以来である。


あれから10ヶ月…。

当初の予定よりも数ヶ月遅れての再オープンが決定!

ずっとシェフの渡仏記録ブログを追っていたので

いまかいまかと待ちわびていた。



ご丁寧にお店からオープンの便りをいただき、

その日が7月6日であるとのこと。

その翌週は3連休!

満を持してお祝いに駆けつけることに!


気づくと、「年に1回の来阪」に。

昔は年に3〜4回来ていたけれどなぁ(笑)

もちろん、チビもパパも一緒の家族旅行。

今回は、いや、今回も、

友達に会う。友達の店に行く。

行きつけの店に行く。

大阪に来られるだけでも

今の私には最高の贅沢なのだ。






初日、土曜日。


行きの飛行機があいにく搭乗後に空調故障とかで

1時間遅くフライト

1時間のつもりが2時間の機内滞在。

たかが1時間、されど1時間!!

ほんと、ひたすらチビ子対応…着いた頃にはヘトヘト(笑)


現在1歳9ヶ月、手がかかりまくりのチビ子。

今回は結構タクシー使いまくったなぁ…。





まずは、関西いくときは必ず会う

家族ぐるみで仲良しの

よもぎ一家…もとい、オッチモ家。


コーヒーとパンotimo」をオープンさせてから

なにかと忙しいオッチモ家。


週3日の営業でかなり変則的で、

ノリさん(4歳)が熱を出したら休まざるを得ない、

なのでかなーりこちらも難易度が高い(笑)。


しかし、そのパンの実力は…!

自家製酵母系のパン屋さんとしては

なにげに関西で一番好きなのである。

いや、お世辞抜きによもぎちゃんのパンは絶品!!!

(前回のotimo来訪はESSAY139番。ちょうど1年前)


今回、あいにく3連休はお店はお休みだけど

お店でお昼をもてなしてくれた。

ほんとにありがとう!





空港から阪急伊丹駅までバス、

そこからバスもしくは徒歩でも行けるけれど、

チビ子&暑さ対策につきタクシー利用。

すっかり、伊丹に寄るのが定番になりつつある。




わぁ! 営業日じゃないのにごちそう!!

すんません! ほんと、すんません!!

いや、ありがとう!!







パンもたくさん出してもらった。

よもぎちゃんのパンはほんっとーーに美味しい!

GAMA並に美味しいフォカッチャ、

Zやパーラー並に美味しいバターロール、

食パンもフルーツのパンも、

この日はないけれど、彼女の作るバターロールも

ルヴァン並に美味しい!!


○○並に美味しい…といっても

もちろん、パンはよもぎちゃんオリジナル。

たとえがわかりやすいほうが伝わりやすいかなと思って(笑)

つまり、その筋の最高峰のお店並に美味しい。

普通の店よりも遥かに美味しい(笑)。






ラタトゥイユも、家庭の味…よりも、

プロの味だったなぁ。家でつくってもああならないもん。

ちょっと今度レシピ教えてー(笑)






人見知りの激しい年頃のうちのチビ子、

よもぎちゃんには即効なつき、

ノリさん(4歳)ともこの通り…♪


楽しい宴の横で、

仲睦まじい幼子たち。





お兄たん、見せてー。





癒されるわー。この二人♡

末永く仲良くお願いね♡



おいしいランチと

楽しいotimo一家、

そして初夏のいい風が吹き入れる店。

実にいいひとときを過ごさせてくれてありがとう…♪

今度はお店が営業しているときに

ぜひとも来たい!!

その前に、otimo一家が関東に遊びに来るのが 先かな。

彼らも1年に1回の東京旅が楽しみのひとつだから…♪

まったねー!






チビ子がネムネムにつき、ご機嫌ナナメMAX!

本当は、モヒカンさん(塚口に念願の実店舗をオープンさせた!)

寄りたかったのだけど、少しでも移動時間を短くしたくて

経路を変更。残念、次回は必ず寄りたい



そして梅田に到着。

ちょっと時間が余ったので、エキマルシェを軽くチェック。

(グランフロントには余裕あれば明日行くつもり!)





旅の初日につき、今回はなにも買わなかったけれど、

エキナカにパンデュースさんがあるのはありがたい!

アッシュも、タケウチもなくなった本町で

唯一がんばっているパンデュースさんだからこそ、

本店に足を運びたいのは山々なのだけど




さて、今回もうひとつ友達のお店への訪問予定が。

そのために、宿を江坂(新大阪の2駅北)にとった。

チビを寝かしつけるため、あまり夜遅くまで出歩けないので、

いっその事、彼女のお店のある江坂に泊まろうと。



大阪出身のビア友すずちゃんと初めて会ったのは

何かのビアイベント関係だったと思うけれど、

その後、ビア友同士で結婚して東京に住む事に。

ALLてづくりのおせちパーティーに招待してもらったり、

臨月のときにコストコ連れてってもらったり(笑)。


その後、ダンナくんの転勤で大阪に戻り、

念願のビアカフェをオープンするに至ったのだ。

長年、ずっと自分のお店を持つために

がんばってきたすずちゃんのお店には

絶対行きたいと思っていた!!





ここだっ。

Beer&Cafe Hafen(ハーフェン)。


駅からほど近く、大きな公園に面したロケーション。

(この公園! 10年以上前、アビアント江坂店があったときに一度来た事がある!)

児童公園もあり、パパがしばしばチビ子を連れだして

遊ばせてくれたおかげでなんとかもった。

なんてすてきなロケーション!(笑)




店内はカウンターとテーブル席が3組。

ひとりで全部彼女がまかなうので

多すぎず少なすぎずの席数。

壁の色がcimayレッドだ〜。好き好き!

パンある日記レッドといってもいい(笑)




美人すぎるマスターとそのダンナはん(笑)

毎日、仕事の後に店に寄ってごはんを食べてから帰宅し、

夜の閉店後に迎えにくるという

なんという愛妻っぷり!





樽ビールは常時4〜5種類くらい。

国内のクラフトビールが中心。

大好きなサンクトガーレンの湘南ゴールドと

志賀高原ビールのアフリカンペールエールで乾杯♪




彼女の作る料理はほんとどれもはずれなし、美味しい!!

ビールカレーはビーフたっぷり!

コクも深みもあって絶品どす!


サラダのドレッシングも自家製だし、

メニューは決して多くないけれど

どれを食べてもさすがと思わされる。


特に、フィッシュ&チップスがものすごく美味しかったなー。

イギリスで昔食べたのよりもはるかに美味しい(笑)。




これはコッテージパイ!

牛肉とマッシュポテトのグラタンのような料理だけど、

こりゃまたイギリスにこんなに美味しいやつ無かったよー!

(イギリスでまったく美味しいものに出会えなかった過去あり)

夏だけど、涼しい店内でビールのアテにあつあつのコッテージパイ。

いいねえ。はまるわ!





締めには、前から飲みたいと思っていた

プランクのヘフェヴァイツェン!

ヴァイツェンだけどくどくなくて後味スッキリ!

これはモロ好み!!

プランクのビールを初めて飲んだのが

ここのお店で嬉しいな♪


チビ子連れだとなかなか旅先の夜が楽しめないけれど

今夜はぎりぎりまで楽しめてほんとよかた…♪

居心地のいいハーフェン。

また来るからね!!






さて、翌朝。

江坂は吹田市。

吹田市といえば岸辺。

岸辺といえば

(愚問!)


クルマでならサクッと近い位置なのだけど、

さすがにそれは贅沢なので、電車で岸辺まで。

岸辺からは行きだけタクシー。

ほんとタクシー率高いな、今回は!





真夏はパン屋さんが大変な季節。

「あの」シュクレですら、静かなのである!

(それはたまたまというか、つかの間というか。

混んでは静かになり、静かになればまた混み…)

わーい、窓際席陣取りー♪




店内イートイン、絶対エースはやはりキッシュ!

今回はパパリクエストのロレーヌで。

毎度、3種類くらい出ているのだけど、

延々と悩むんだよね。。。どれも悶絶Qだから。。。


そして、チビ子用のベーグルマングー。

前回、まだ1歳になっていないベビ子が

1時間の滞在中にベーグルを完食してしまったのは

記憶に新しい(と、私は思ってるのですけど)


今回はもっと早かったねー、ベーグル完食…。

娘よ、成長したね…。




パパリクエストは、タルトフランベにじゃがバタ!

がっつり系ダブル。

実に頼もしいセレクト♪




これは本日のパンなのだけど、

Natsu no Hitokuchi」

なにを隠そう

大葉! わさび! 胡麻! ケッパー! 変態エッセンス!

…最後は余計かしら(笑)。

ここまで「パン」から逸脱した素材で攻めておきながら、

単純に「和」では片付かない…。

過去に散々味わっているので私は知っている。


「わさびだろうと失敗するはずがない店、それがシュクレ」(笑)






ヤキタテアツアツパリンコリン!!

毎度食べている焼き立てのシュクレクロワッサン…だけど、

今日のはいつにもまして凄みが凄い!!

凄まじいほどの激ンマだった!!!


今でも鮮明に蘇る、

それだけではただ溶けて流れるだけの存在であるバターが

小麦粉と出会うことでこうもキセキの変貌を遂げるとは…と…。


少し細身なくらいが口溶けの速度が早まるのかもしれない、

そこまで計算しているのかどうか知らないけど

口溶けまでの余計なもたつきが無い!

甘さ、食感、表皮と中身のメリハリ、

味のバランス、すべてがパーヘクト!!

感動したぁ!!



「今日のは渾身の作!」

岸辺のおっちゃんが涼しい顔で言う。

いやー、今日のはほんと




人見知りが激しい時期のチビ子。

特に大人の男性がだめで、

そのせいかパパにもけっこうつれない。

もちろん、久々に会った岸辺のおっちゃんにも

最初は警戒していたものの





最後はハイタッチでバイバイ♡


へたしたら親戚のおじさんよりもよく会う岸辺のおっちゃん(笑)

親戚よりも親戚みたいなんだもんな〜





さて、これは宿についてからの画像だけど


私としたことが、かなり今回買い控えてしまったようだ。

店内で食べる分も合わせるとまぁまぁ多いのかもしれないけれど、

ひとりのときとちがって、今は3人分。

店内で食べる分が格段に増えているので

気づかないうちに持ち帰り分が少なくなっていたのである…!

そんな単純な計算もできない自分がぽんこつ!





いずれも、夏のスタメンたち。

左から、ブールダイユ(ガーリック&パセリバターとクルミをサンド。エスカルゴ的)

アナナ・トロピック(パイン、オレンジ、ココナッツ、パパイヤ)

ソーシスピマンテ(これも毎年欠かさない!チョリソーとパイン、グリーンペッパーにマカダミア。

シュクレが酢豚をつくるとこうなる(笑))




すっかり定着したシュクレのベーグルたち。

プレーン、ほうれん草、キャラメル。

こう書くと月並みなんだけど、

その中身が恐ろしい。

ほうれん草は、クルミ・エメンタール・ベーコン・マスタードの酒のアテ系!

キャラメルはローズマリーとオレンジまで加勢!

確信犯的、ベーグルと思ってお舐めなさんな!(笑)






そして、これも夏のシュクレ、風物詩。

パン・ラヴァンド・オ・ミルティーユ


ブルーベリーという蒼いフルーツの影にしのばせるように

もうひとつの蒼い花、ラベンダー。

ラベンダーの香りの洗濯洗剤を愛用している自分としては

なんとも不思議な感覚に陥りつつも(笑)、

ホワイトチョコの存在でハッと我に返る。

そして次の瞬間には、

故郷の北海道の遅い夏に想いを馳せるのであった


あー、もうシュクレパン、ないんですけどっ!!!

たりないたりない!!(笑)

次の大阪まで待てないー!!



そうそう、本当は元モンテベロの橋本シェフが

独立オープンしたアシッドラシーヌ@谷町四丁目に

絶対行きたいと思っていたのに

やはりチビを抱えてでは余裕がなく。断念…。

次回こそは…!!






さて、岸辺から大阪に戻って来た。

今日はパパがフリーの日。

つまり、パパとはここで別行動。

午後から大阪プロレスにいくらしい(笑)

そして夜から友人のライブを観に行くらしい。

どちらも彼らしいイベント。



私とチビ子はというと

今回、行きたかったところのひとつが、

グランフロント大阪。


いろいろテナントをじっくりみたかったものの、

やはりチビ連れだと難儀で

(エレベーターを探すだけで疲れた)

結局、自分がみたのは超・最小限。


なんといっても、CITY BAKERYのプレッツェルクロワッサン!

そう、NYで人気のCITY BAKERYの

国外第一号店が大阪のグランフロントに。

私は10年前、NYでここのクロワッサンを食べたのだが、

甘めでぎゅっと詰まった、好みのクロワッサンだった。


連日すごい行列…とのことだったけれど

もうだいぶ落ち着いたのだろうか。

入場制限をしているためにすごい並んでいるようにみえるけれど、

実際並んでみるとものの5分くらいで入る事ができた。


プレッツェルクロワッサンはおひとり2個まで。

まよわず、クロワッサンを2個、

それだけを買って終了!

さて、どこで食べよう?!





グランフロントの屋上テラスにて。

チビを遊ばせながら、さっそく食べてみる。

表面に胡麻と岩塩がふられているのだが、

そのせいでかなり辛口。しょっぱめ。

あれ、こんなんだっけか、と思ったが

中身は記憶通り、ぎゅぎゅっと巻きが強くて甘いあのクロワッサン。

見た目以上に食べごたえは十分!

願わくは、プレーンな状態で食べたいなぁ

岩塩も胡麻も無い状態のが。



今回、ベビーカーを持って来たけれど、

基本的にベビーカーにおとなしく乗っていてくれない年頃チビ子。

そうなると移動は抱っこになるのだが、

12キロのチビをエルゴで抱っこし続けるのは

ほんっとに大変…!

この日はトータルで4時間以上も抱っこだった…(泣)








こうして、つかの間の解放タイム。

チビ子も大阪の風をうけて解放感を味わっているのか…(笑)。


なんだかかっこいいぞ(笑)




あ、でもやっぱりかわいいぞ(笑)。



このあと、グランフロント内でチビ子をあちこちで遊ばせることに

チビ子サービスで大阪の時間は過ぎて行くのだった

まぁ、いいか!






夕方もパパはひとり行動につき

ごはんはいつもの大阪のオカンと一緒に食べる事に♪

急遽、もうひとり初対面のお姉さんも同席することに。


連れて行ってくれたのは、天神橋筋六丁目駅が最寄りの

ホルモンが美味しい焼肉屋さん!





なにわ黒牛専門店だって!

人気店だそうで、予約がとれたのは開店と同時の5時。

チビのためにも早い時間から晩ご飯スタートなのは大歓迎!




眠くてウニウニしているチビ子対策で

あまりお肉に集中できなかったのだけど

ホルモンの盛り合わせ!

他にも、カルビやハラミなどもたくさん!




なんか、ほとんど焼いてもらって

お皿にのせてもらって

なにからなにまでありがとう。。。

座敷のお隣の席がなんとオカンの娘ちゃん(学生さん)が

お友達と予約いれていたという珍しいケース(笑)

いいね、仲良し母娘。

チビ子も大きくなってもママ、ママって追っかけてくれるのかなぁ。

それはムリか(笑)




食事が済み、天神筋商店街をお散歩。

そこに、オカンの超おすすめのたいやきやさんが!

その名も、「大阪 浪花家」。


なんと、麻布十番の浪花家ののれん分けのたいやきやさん!

浪花家は昔何度か食べてるけど、

いやーここの大阪浪花家さんはもう感動的においしかった!!






北島康介に似ているイケメン店主クンが

一個一個焼き上げる天然たい焼き!

店は全部ひとりで切り盛りし、

あんこもアイスも自分ひとりで全部仕込むそう。

いわゆる「養殖焼き(型に入れて一気にできあがるやつ)」と違って

一度のできる量が限られているので

実に非効率なやり方。

でも、だからこそ「感動」が生まれる美味しさなのだ!





即、その場で食べ切っちゃった!

チビ子はしっぽ全部食べちゃった!(笑)




まだ時計は20時前。

この後、ホテルに戻らず、地下鉄で心斎橋まで。

チビ子はすでにうとうとしている。

(ベビーカーはホテルに置いて来たのでずっと抱っこ!泣)


恐ろしく久々のアメ村にあるのは

日本一号店の「TIGER」!!


ずっと前から来てみたかったんだよな〜

まぁ、商品は思ったほど… …

なのでそんなには買わなかったけど、

一度は、ね!(笑)







さ、チビをこれ以上抱っこしていると

腰が本気で再起不能になりそうなので

タクシーのってホテル帰ろう(汗)


明日の朝、アッシュに行けなくなったら

それこそ本末転倒!!!



(後編につづく)




2013.7.13〜15