139.ベビ子、関西デビュー!
139.ベビ子、関西デビュー!
2012年の6月の終わりと7月の始め。
まだ梅雨が残る関西へ家族3人旅行へ。
生後8ヶ月のベビ子にとっては初・関西!
母ちゃんにとっては第3の故郷?!(笑)
1泊という短い期間、
でもあくまでベビ子優先で…と考えると
本当に最低限のプランだけこなすにとどまった。
思わぬ大雨でホテルに缶詰、
某所でうんち勃発、
なにかと駆け込んだデパートetc…
夜は8時以降はホテルを出ずにベビ子を寝かせつけたり
なにかと制約のある、ベビ連れツアー。
それでも母ちゃんは関西に来たら、例のパン屋2軒、
そしてもう1軒、友達のところにいければ十分満足。
父ちゃん的には、やっぱりプロレスか…(笑)
というわけで、パンについてはあまり詳細は覚えてないけれど
さくさくとESSAYを進めてまいる!
*
飛行機で大阪に到着したのはまだ朝の9時台。
朝ご飯がてらまっすぐ直行したのは…
なぜだ、新世界(笑)。
なにも子連れで新世界に行く必要は無い気もしないでもないが
まぁ、この父ちゃん母ちゃんだもん、しょうがない。
6月31日…
実は、今日でレバ刺しが食べられるのは最後。
なので、つい先日関西に行ったパン友(レバ好き)が
レバ刺しを食べていた店に入ってみた。
(決しておすすめされたわけじゃなくて)
おばあちゃんがひとりで切り盛りしている店。
お世辞にも入りやすいとはいえない…
むしろ… 入るのを「思いっきり」ためらうような…
ベビーカー押してとなるとなおさら(笑)
頼んだのはホルモンうどん。
見た目以上にキワモノ度高し。
メニューからレバ刺しは消されていた。
残念、もう終了してしまったのかもしれないけどいいや(笑)
むしろ頼めなくてよかったかも…(苦笑)
*
口直しに、適当な店で串カツを食べようということになり
店を探すが結構どこも並んでいる。
気づくともう昼時。
私がここに来るのは決まって夜行バスで到着した朝とかだから
昼時の新世界の串カツ屋がこんな風に混んでいるのは
初めてみたような気がする(笑)。
とはいえ無事に適当なお店で串カツを。
そこで居合わせたアラフィフ世代のお姉様方が
ベビ子をかわいいかわいいとほめちぎってくれる(笑)
赤ちゃんを連れているといろんな人に話しかけられるようになったけれど
大阪ではその度合いが増すような気がする。
きさくすぎる!(笑)
*
ホテルは本町と淀屋橋の間くらい。
使った事がないホテルだったのだけど
ハイハイが盛んなベビ子、
部屋の8割方がベッドで占められているホテルは
不向きであることを痛感(泣)
和室の宿にすべきだったなぁ〜。
1秒たりとも目が離せないのであった…
そういうわけで、いつもホテルでやる、
パンの撮影やパンのカット&試食&ラッピング作業が
なんにもできなかったのである(笑)。
*
何十回と来ても、大阪に来たら欠かさず寄る店、
それが本町アッシュ。
そう、もう何十回も来ているアッシュ。
ここさえ来られればそれでよし。
ベビ子をシェフとマダムにお披露目できれば
それでよし!!
というわけで、画像は定休日のときのものを使い回し(笑)
子連れだとなかなかカメラも使えません〜
相変わらず、変態パンがオンパレード!!
何十回きても「一期一会なパン」に出会えてしまう
本町のパンのマジックショー。
久々にフリュイのエキゾティックを買ってみたり。
とにかくあれもこれも買い占める。
ひゃー! 相変わらずグロいなぁ!(笑)
あの頃と時代も変わりフルーツもさぞ高くなっているだろうに
いまだにこの入れっぷり。
そういや、昔「本町フルーツパン・パニック」なんてあったなぁ。
テレビで紹介されて大行列できた、あんなことも(笑)。
(ESSAY81番参照。2007年の話)
さきほども書いたけれど、
ホテルではベビ子相手に大わらわだったので、
お店で広げた分しか画像を撮ってないけれど、
今回もたっぷりと遠慮なく買い込んだ。
容赦なく買ってもすぐに食べ切ってしまうのが切ない。
私がパン屋さんで5千円以上使うのは
この店と北海道の海のパン屋くらいである。
(好き度では同じ岸辺ですら、5千円はなかなかいかない…)
もちろん、ミワパンも…。
その場で早く食べ切ろうパン、その1。
マロングラスラム。
マロングラッセ入りラムの香りぷんぷんのクリームは
もはや軽犯罪☆
肉食獣のパパを満たせるのはベーコン入りのエピ!!
ついでにカレーパンも。
こうやってベーコンエピ、とか、カレーパン、とか
ひとことで書くとめちゃフツーだけど、
ここのはひとくせふたくせあった…はず。
わーん、何もメモとってないやぃ!!
温め直してもらったこれらのパンたちは悶絶ものだったこと、
それさえ覚えていればいいか!
その場で早く食べ切ろうパン、その2。
それでも、これだけは強烈に覚えてる。
特別なクロワッサン。
…特別なクロワッサン、
というような名前だったように記憶しております(笑)
あれ、スペショーを日本語読みしてるだけ?
いや、本当に特別だった!!
美味しすぎて気が狂いそう!!
くどいほどのバターっぷり!! バタくさい!!!(笑)
ぎゅっと搾ったらバターがぽたりぽたりとしたたりそうだけど
その滴り感とはうらはらな、パリンコリンの層!!
んもう!!
もはや、ルバーブだったかいちごだったか。
両方だったかもしれない(笑)
ボストックも、最高に信頼できるクレームダマンドが
あるから絶対にはずさないと「わかりきっている」、
絶対スイーツ。
ほんとに今回はなんにも画像を残していないなぁとため息…
ベビ子め…
(って、全部ベビのせいにする鬼母(笑))
大好きなガレット系は、
緑と赤のコントラストがなんとも七宝焼っぽい(え?)
ガレット・ピスターシュ・エ・エレール。
ピスタチオとクランベリーのガレット♪
それ以外でも、メモにかろうじて残しているのが次の2つ。
レモンのスティックのパン→
レモンの香りが鮮烈!
表面に塗っているレモンもダブルアタック。
ピスタチオ、というところが風味的に控えめでちょうどいい。
清冽のミエル→
チーズが確かに効果的かも?
栗やナッツでほこほこしている糖質の塊みたいなところに、
チーズのコクが存在を隠しつつ大きく存在している。
ベビ子をお披露目できてなんかすごい達成感♪
ベビ子を大阪で一番好きなパン屋につれてこられてすごい満足感♪
もちろんそれは母親のエゴなんだけど。
実際に食べられるのは…次にきたときかな?
覚悟せよ、ベビ子☆
ここでお知らせです!!
8月21日現在発表ですが、
フール・ドゥ・アッシュさんは
現在の大阪本町から、同市内中ノ島に
移転することが決まりました。
現在の本町での営業は2012年9月21日(金)が最後です。
8ヶ月ほどアッシュは休業し、
移転先での営業は来年2013年5月になる見込みです!
以前から移転の話は聞いていたけれど、
ついに決定したそう。
思ったより近場で安心…
とはいっても、近場のサラリーマンの方たちは
さぞ残念だろうなぁ…。
パンメッカの本町からはちょっと離れて
パンのツンドラ地帯(失礼!)である中ノ島へ。
どうなる、アッシュの第2章☆
よし、今度からは中ノ島に宿泊だ(笑)
…と、上記のようなノーテンキなことを書いた後、
この休業についてのシェフのホンネを拝見した。
休業中、渡仏して現在のもやもやっとした霧のかかった
状態の自分から脱するつもりだそう。
なんか、シェフのもやもやが伝わって来て涙…涙。
どうか、実りある渡仏でありますように!!
http://fourdeh.exblog.jp/
*
アッシュから歩いて10分くらいのところに宿をとったのに
ものすごい豪雨が。
こんなときに限って、ベビーカーのレインカバーを
ホテルに置いて来てしまった。
そのため、しばし立ち往生…。
ホテルについてからも、外には出ずまったり休憩。
ベビ連れになると、もう晴れオンナではなくなってしまったのかな(笑)
それとも、ベビ子が雨オンナなのか(笑)
夕方6時半から、パパはひとりで大阪プロレスへ。
さすがにベビ子を連れてプロレスは早いので(笑)
私は友達とお茶の約束をしていた。
(前回は私も付き合いましたが。彼が夢中(笑)な大阪プロレスとは…)
そのため、早めの晩ご飯を。
なんばまで移動し、お好み焼きの人気店へ☆
スジコン入りネギ焼きと、ミックス焼き(だったかな?)
まるで卵焼きのようにふわふわなのは長芋由来のせいかな。
広島焼きが大好きな私たちだけど
たまにはこういう大阪風のお好み焼きも。
*
さて、翌朝。
あいにくの雨が続く。
ベビーカーにはしっかりレインカバーもして。
さぁ、母ちゃんの行きつけのパン屋さんに行くよ〜。
大阪といったら、USJでもNGKでもないよ〜
KSB(岸辺)だよ〜
岸辺の駅がめっちゃキレイにリニューアル!!
地下通路を通って北側に抜けていたのが、
長い渡り通路が出来て、北口がそもそも出来た!
とにかく、駅のリニューアル、助かった!
というのも…
岸辺についてからベビ子、うんち漏れが発覚、
肌着までぐっちゃりやられてピンチ(笑)
多目的トイレにこもって格闘(笑)
これが以前の岸辺駅だったらと思うと…(怖)
午後から大事なイベントが控えているのに
ぎりぎりまで待っていてくれた、ありがとう!!
岸辺のおっちゃんと感動の対面でございます(笑)
出産してしばらくばたばたで
気づくとNPO団体の代表になったりと(!)
いろいろな変化が。
なんせ浦島太郎だったのと、びっくりしすぎて
すぐにはリアクションできず仕舞いだったのだけど
いつだって応援してるさ!!
関係ないけど…
シュクレでベーグルが定番化!!
これはニュースですよ!(そう?笑)
たまーにきまぐれにベーグル登場することはあったけれど、
定番商品として置く様になったのはここ最近…だよね?
(去年はなかったから)
まよわず4種類全部お買い上げ。
・プレーン
・バジリーク
・キャラメル
・カルダモン
…どれもシュクレらしい、
ひとくせふたくせありまくりの天の邪鬼なフレーバーたち(笑)。
ドヤ顔が見えるなぁ(笑)。
まずはキャラメルを食べたけれど、卒 倒しそうな美味しさ!
確かにキャラメル!
だけど、甘すぎず、むしろオレンジをひきたてるいい土台をしいてくれている感じ!
時折、呼吸にまじって香るローズマリーの余韻もこにくたらしい。
まろやかでものすごーく美味しい♪
てか、この食感はすばらしい。
ヒキも強くてのびやか。
ベビがかじりついても決してちぎれない(ので安心)
バジリーク(ドライイチゴ、黒胡椒入り)も、
カルダモン(パパイヤとグリーンレーズン入り)も、
全部全部、美味しすぎる!
さすが、テキトーなものはださない完璧主義者め(笑)
ふにふにし始めたベビ子に、プレーンのベーグルをくれたシェフ。
「おとなでも噛み切りにくいから、赤ちゃんには絶対噛み切れないから。
歯固めパンにえーよ」 と。
そうそう、下手に噛み切れるパンだと、
喉を詰まらせそうになっちゃうもんね!
はむはむはむ。
よだれでべたべたになったベーグルは、母ちゃんが責任もって食べるよ〜
父ちゃんのリクエストでツナサラダのサンドイッチと
毎回悶絶させてもらってる、キッシュドフィノワ。
パン素人の父ちゃんでも「ここのツナサンドは違うね〜」と。
違いの分かる男に誰でもなれる(笑)
そんな店、シュクレ。
久々にキッシュロニョンを。
たまねぎの甘さがこれまた「どや!!」顔に(笑)。
(全部そうなるなぁ(笑))
そして、シュクレ版明太子パン、ブールエスカルゴ。
これもドヤ顔だなー(説明入らずだな(笑))
もはや初夏の定番となりつつある、
来たの大地を思わせるパン、
パン・ラヴァンド・オ・ミルティーユ 。
ホワイトチョコ、ってところも北海道色です。
奥のル・タン・ヌアジュー は
これまた梅雨時のパンなのだけど、
ジャスミンとパイナップル。
パイナップルの入れっぷりが密輸入級!!
臨月を迎えた地元のパン友さんにも会えて
(パン友…というほど自分は詳しくない、とおっしゃるが)
やはりここにさえ来れば大阪は十分だ、と
思わせてくれる。
そこにわざわざ付き合ってくれたパパにも感謝しなきゃね。
ありがとう!
*
さて、お次は…
今回の旅の、これまたメインである目的が。
例の仲良し一家、よもぎちゃんファミリー。
なんと、このたびついに念願のカフェをオープンすることに!!
ダンナのイナゾーがコーヒー、
嫁のよもぎちゃんがパン担当。
過去にパン屋さん修行していたこともあるのだが、
これまで何度も彼女のパンやスコーンを食べてるがお世辞抜きにウマイ!
場所は彼女たちの住んでる伊丹。
なんとなくイメージはつくが、
えええ、あの場所で?
ちょっとローカルなのでびっくりなのだが…
まずは伊丹駅の近くでお昼ご飯。
テキトーな店で串カツを。
ベビーカーごと入りやすい店、というのが
絶対条件である我々、
まさか2日連続串カツ食べる事になるとは(笑)
阪急伊丹駅からバスで10分ほど。
目印らしきものがない、思い切りローカルなバス停で下車。
進行方向に進むとわりとすぐに見えて来るのが…
喫茶、「島」?!(笑)
もともと喫茶店だったところを居抜きで利用することになったらしく、
このファサードはそのまま残すらしい(笑)。
実はこの日はまだプレオープンのみで、
オープンはまだしていなかったのだけど
この日は特別にわれわれだけに開放してくれた♪
せがれのノリさん(3歳。うちの子の婚約者?笑)の幼稚園に
合わせて無理なく…の営業なので、どうしても変則的だけど
ぼちぼちマイペースにやっていくそう。
6席のみの小さな小さなお店。
イナゾーの故郷のブラジルの世界観、でてる!!
(イナゾーはれっきとした日本人です)
ユニークなのは、キッズスペースが堂々とあるところ(笑)
子連れベビ連れウェルカム! なお店なのである。
ノリさんと遊んでもらうベビ子。
いやー、ほほえましい。実にほほえましい。
あとはお若い二人で…
よもぎちゃんのパンは何度も食べているが、めちゃくちゃ美味しい!!
パン好きにも太鼓判押すよ!
店頭でもパンを販売する予定みたい(少量だけど)。
ビール(私にはノンアルビール)やコーヒー、パン、
自家製ベーコンとタマゴのプレートなどなど、
もてなしてくれた。
そもそもの出会いは、和歌山のGAMAさんとこで。
GAMAさんとこに泊まりに来ていたよもぎちゃん、
みんなでよもぎ風呂の温泉に行ったのがきっかけ。
いきなり裸の付き合いになった私たち(笑)。
知り合った当時はまだお互い独身だったのに、
今ではダンナも子どもも増えて、家族ぐるみの付き合いに!
ベビ子が産まれてすぐに東京に遊びに来てくれたり、
関西と東京の距離を全く感じさせない、
すぐ隣にいるかのような錯覚になるほど身近なイナゾー一家。
また関西いったときは遊びに行かせてもらうよ!
*
8ヶ月のベビ子、初の関西1泊旅。
ホテルやデパートの授乳室で過ごす時間が多めだったとはいえ、
行くべき店、会うべき人、
全部よくばれたような気がする。
十分すぎるほど充実した2日間。
ありがとう、ベビ子!!
今度くるときは、一緒にパンも食べられるかな。
2012.6.30〜7.1