143.新年さっぽろパン始め



2013年のお正月。

今回のお正月は、年越しはパパ方の実家(栃木)に帰省したので、

札幌の実家には3日から6日の3泊の日程で帰省した。


ベビ子…といっても、もう1歳2ヶ月。ベビ子とは言えないなー)にとっては

何度も来ている札幌の私の実家も、

冬に来るのは初めて。寒いよ〜? 大丈夫かな?

ちなみに、前回の帰省は8月

1歳2ヶ月にしてすでに北海道は6度目!のベビ子なのである。



今回は寒いし日程も短いので

ほとんど家からベビ子が出ることはなかったのだけど

2軒! 2軒だけパン屋さん行けたっ。

よし、DIARYではなく、ESSAYにしよーっと☆






初日の夜は、自宅で。

カニにかぶりつき!

栃木の実家でおぼえた「いちご」に味をしめてしまったベビ子。

札幌のばあばも孫かわいさに

ブランドいちごを買って来て

1パックあっという間に食べられてしまった(笑)

こらこらこらっ。日常に戻ったらおかあちゃんは

そんな贅沢ないちご、食べさせてあげられないよー☆



そして2日目は、お寺(お墓)参りへ。

その通り道に、毎回寄ってもらうようおねだりするのは

南区川沿のブーランジュリーマリゼルブさん☆





今日から営業スタートだそうだけど、

時間的にもう何もないだろうなー…と思ったら…

もう3種類程度しかパンがなかった!

というわけで、私たちが買ったのが最後で店じまいとなった。

おなかが大きな奥様が

申し訳なさそうに。

いやいや、新年早々商売繁盛でいいことです♪




ご存知、洞爺のオテルドカイザー門下生のお店。

道内3軒目となる。

しっかり焼き込まれたクラストは香ばしさがよく出ている。

レーズンの棒状のパンは特にその香ばしさがいい意味で

いかされていて美味しいっ。

フィグもプルーンも!

今度来るときは他の種類もしっかり食べたいな。






婿殿(=パパくん)にしっかり北海道らしいものを

食べて帰って欲しいうちの両親は、

こてこての定番ながら、ビール園を予約してくれていた。

ベビ子、ビール園デビュー!





(画像はパパ。スマホなのになんてキレイに撮れてるのか…)




(これもパパの画像。うーむ、コンデジがケータイカメラに負けた。…腕の問題?(笑))


乾杯が大好きな我が娘。

うちの子は言葉が早いようで、パパママはもちろん

(いや、パパは「とったん(とーちゃん)」、ママは「かっちゃ(かーちゃん)」)

じぃじ、ばぁばもちゃんとお話できるのだ。

乾杯のときは、何度も何度も「ぱーい」といって

乾杯を強要する(笑)。末恐ろしい。。。




我が家は冷凍のロール状のジンギスカンが昔から大好き。

ビール園で飲むビールも、

ビール園で食べるジンギスカンも大好き!

パパはここに来るのは2度目。

だけど、1度目は結婚の挨拶のときだったので

正直味わうどころの話じゃなかったらしい(笑)。

今日は多いに飲んで食べて楽しんでいたようだ(笑)





おお、冬の間だけ屋台のラーメンが300円で提供されている。

この締めのラーメンが予想以上に美味しくて

私も1杯しっかり食べちゃった!


夕方から胃の調子が悪くて、

ジンギスカンもあまり食べてないのだけど



その夜、猛烈な胃の痛みと吐き気と高熱で

ものすごーーく苦しんで七転八倒!

「まるで陣痛?!」のような激しい痛みが

一定時間ごとに押し寄せて…2時間近く叫び続けていた。

救急車をマジで呼んでくれ状態だった。

かろうじて救急車は呼ばなかったけれど

深夜に救急病院へ行き、点滴をうってもらう羽目に。

急性胃炎のようだけど、

本当にしんどかった

年末にノロをやったとき…以上にしんどかった!



絶望的なほどの痛みでのたうち回っている間、

私の脳裏には

明日行く予定だったパン屋さんにいけなくなるかも!

という不安でいっぱいだったのだ(笑)。


病院についたころにはだいぶ胃の痛みは納まり、

病院を出る頃にはどうやらこれなら「行けそう?!」と。

なんとしても行きたい! パン屋さん!!






翌朝。

本当はこの日は半日ほどベビ子をじじばばに預けて、

私とパパは街に出てラーメンを食べに行く予定だった。

ラーメンはさすがに無理だけど、

パン屋さんなら行って帰ってくるだけならなんとかいけそう?!


そこで、タクシー往復するという暴挙に出た。

地下鉄で行けば往復500円程度で済むものの、

往復3千円近くかけてタクシーで(笑)

相変わらず、

ボロは着ててもパンは錦(笑)。




今回、どうしても行きたかったパン屋さんというのが

ブーランジェリーコロンさん。

なんと、SSで志賀さんのもとで修行したシェフのお店が

札幌に11月オープン!

しかも、さっぽろファクトリーの近くと、比較的都心に近いのもうれしい!!

ここにこないと、何のために帰省したのかわからん(こらこら)






ファクトリーからほど近い場所にあるお店は

黒壁がとてもおしゃれ!

でもどこか某コーヒーショップのようなロゴとエントランス。




北海道産小麦を使った、比較的リーズナブルなパンたちは、

どれも私にはなじみ深いパンたちばかり!





比較的SSっぽいフォルムのパン♪

これはフィグ・エ・ノア、奥がパン・オ・ノア。




フィグ・オランジュは焼きたて! 

…でも絶食中につき夜まで食べられなかった(とほほ)

バゲットは、比較的風味は軽めで食べやすい。





志賀さんとこ出身の証?!

大納言はもちろんマスト・バイ!

ちょっと禁じ手かもしれないけれど

大納言に、冷えたバターを合わせて食べると無敵の美味しさ。


あと、2色のオリーブパンも、中にたっぷりのチーズが入っているのは嬉しい。

これも、同じく志賀さん門下生がシェフをつとめる

ドミニクサブロンでも見かけるパンのひとつ。






スイーツ系のパンには、

シュクルカスター(ブリオッシュにカスタードを絞ったパン)に、

十勝あんぱん(北海道ではなくてはならないパンのひとつかも♪)

ほろ酔いサバラン(なにげに今回一番好きだったかもしれない…(笑)

お酒の香りがほどよい、焼きドーナツのような食感)

惣菜パンは、クロックムッシュを調達。



六本木にオープンしたラトリエデュパンでもそうだが、

SSの…というよりは、かつてのペルティエやユーハイム時代の

「我々にも手が届く、リーズナブルな日々のパン」

そのころの志賀さんパンにたくさん会える。

そんなお店であるのも嬉しい。



あいにく夜まで絶食中につき全部のパンを

すぐには食べられなかったけれど

札幌帰省の大きな楽しみがひとつ増えた。






ベビ子が産まれたので、毎年恒例となっていた

「食べ納めパンをめぐる旅」シリーズは2010年で終了してしまったけれど

2012年の食べ納めパンは、SSのパン。

そして、2013年の新年早々に食べるのは、SS出身のパン屋さん。

なんか、幸先が良い気がしてならないなぁ。

今年も、パン神とのご縁が深いものでありますように…。






がさごそがさごそ

がじがじがじっ。


こ、こーらっ!!(笑)

この娘のパン食い意地の太さは…誰ゆずり?!(愚問)




2013.1.3〜1.6