136.最後の贅沢?! 夫婦二人水入らず伊豆温泉


栃木から帰って来たばかりだが、

相方さんの夏休み期間中に合わせてもういっちょう旅行を企画!

おそらくしばらくは行けなくなるであろう、温泉旅行。

場所は伊豆方面に決定。

…そう、あわよくば湯河原にも寄って帰りたいというもくろみ付きで。



お宿は、以前から泊まってみたいと思っていた宿へ!

本来は、母と来てみたいなぁと思っていた宿なのだが

チャンスはなかなかないままだったし

この先も厳しそうなので


ところが、一泊二食の宿泊費はとてもじゃないが

手が出ない…予算遥かにオーバー。

そこで、「一泊朝食のみ」のプランにした。

夕食をなしにすれば一人2万円近く浮くのである(笑)


宿泊だけは贅沢に、「一点豪華主義」な夫婦水入らず、最後の一泊旅行。

最後最後、と連呼しているけれど、ほんとかな?(笑)






レンタカーを配車し、伊豆方面へとレッツらゴー!


宿が贅沢なので、あまり寄り道せずに

早めに宿に入り、ゆっくりそこですごそうと考えていた。

なので、行きは特にどこへ寄りたいというのもなかったのだが

小田原に興味深い回転寿司屋さんがあるので

そこでお昼を食べて行くことに。






ちょいと早めに小田原に着いたので

小田原城でチェキ!

…あれ? 前に来たときは象さんがいたような気がしたが…

(後で知ったが、まさかハナコさんは亡くなっていたなんて…)





ここが小田原でお目当ての回転寿司屋さん。

回転寿司なのに、なぜBISTROかって?




店頭にはワインの瓶が。

どうしてこれが回転寿司かって?!



中に入ると、なるほど普通に回転寿司なのだが

ビアセラーには世界各国のビールが!!

瓶だけでなくドラフトビールの種類もすごい!!

やっぱり、ビア仲間の中でも有名店らしく

ここに来ていることをつぶやくと、

みんなそろって「美味しいよね!」「店長によろしく!」などと

ほとんどのビア友に周知の店だったみたいだ。


もちろん、ワインの品揃えもよさそう。

ワイン、ビール…。

はっきりいって、決して寿司には合わない。

そう、だからビストロなのである。

ビストロ料理がものすごい充実しているのである!!


メニューを見るだけでも、

フォアグラのソテーがあったり、

イベリコ豚の生ハムがあったり、

バーニャカウダがあったり

トリッパ煮込みがあったり

とにかくフレンチなメニューならなんでもござれ。

でも、回転寿司メニューも普通にちゃんと全部揃ってる。

恐るべし…!


ちなみに、店内撮影は基本的禁止との事前情報。

撮影してもいいか許可を請うと

快く承諾してくれた!

ということを、ここに記しておきますね。

ありがとうございます。






最初は、オーソドックスにエンガワとか回転寿司をオーダー。

でも私は、どっちかというとビストロメニューの方に

興味があったので控えめに…。



唯一頼んでみた野菜メニューは

名物メニューの【香菜ボンバー】!

なんと、ほとんどがパクチーなのである(笑)。

これで800円台だった。

まさかこんな山盛りのパクチーを回転寿司屋で食べられるとは…。






さらに名物!!

【メタボ巻寿司】!!!

これがすごい。

いくら、とびっこ、ウニ、フォアグラ、キュウリを

巻いたスペシャルな一品!

これだけ主役級の素材を使っているのに、二貫でたしか980円。

食べたらメタボになるんだそう(笑)。

私の好きなものが全部いっぺんに食べられるんだもん、

メタボにでもなんでもなりますって!! シアワセー!!!





これは相方さんが頼んだ【マグロのテールステーキ】。

アワビのステーキや伊勢エビ、鴨のコンフィなどが

メニューに並ぶ中、このマグロのテールステーキは

確か、600円程度しかしなかった覚えがある。


とにかく安いのに、まるでハンバーグを食べているかのように

肉が濃厚でめちゃくちゃ美味しい!!!

これは本当にすごい一皿!!





料理が料理なだけに、ちゃんとライ麦パンがあるところが

ただの回転寿司とは違う(笑)。

このパン・オ・セーグル、どこのものかわからないけれど

ちゃんと「非常に」美味しかったのである(笑)。

どこのだろうーーー。小田原でこういうパンを作れるのは

一軒くらいしかしらないが以前行ったことがある…)

焼き戻し方もちゃんとしているし、

3枚ついて105円だし

(こちらのお店、原価に忠実な値段設定でほんとに良心的!!

ドリンクでそれが如実に反映されている!)


でもバックには相方さんが頼んだ馬刺の寿司が一緒に写っているし


ほんとこの店、一体なんなのーー(笑)





最後に私が頼んだビストロメニューは

アッシュ・パルマンティエ。

西荻のポムさんで大好きだったメニューなので飛びついてしまった。

ポテトの蓋を崩すと、中からは赤ワインでしっかり味を敷いた

ミートソースがたっぷり、んもうんもう、絶品ったら!!!


お店の人もとってもフレンドリーで熱心だし

美味しいし、値段も高くないし、ビール充実しているし!

これだけのために小田原来るの、全然ありでしょう!



もちろん、我々が悔しかったのは、

ドライバーであることと、妊婦であること(笑)。

今度は車で来るのはやめようね、ここでお酒を飲めないのがつらすぎる。






車は順調に進み、伊豆高原に到着!

今回、私が泊まりたかった念願の宿、というのが





こちら、赤沢迎賓館。

化粧品メーカーのDHCが手がける、温泉旅館である。

この辺一帯の赤沢温泉郷はDHCが運営しているリゾートで、

敷地内にはいろんなレジャー施設がある。


手頃でやや大衆的なホテルもあるのだが

こちらのお宿の方は新しく、贅沢な高級路線。

最初にも書いたが、値段も非常に強気で、我々は夕食をつけなかったほどだ(笑)

それでもせっかくの最後の贅沢旅行。

しかも、妊婦ゆえ部屋に露天風呂がついているのは必須条件にしたかった。

宿だけは妥協せず、ここに泊まってみたかったわけで…。



過去、高級と呼ばれる価格帯の宿に

少なからず泊まったことはあるけれど

ここは本当に非の打ち所の無い、サービスの行き届いた

良いお宿だったーー。




到着ロビーから覗く、枯山水の庭園。





ウェルカムドリンクは少し甘めのお抹茶。

1日に15組しか泊まれないので

あまり他のお客さんとバッティングすることはない。




露天風呂付きのお部屋…!

そう、お庭に面して、露天風呂(海洋深層水かけ流し)!!

海は見えないけれど、緑が眩しい庭園!

うっわー、これは贅沢すぎる…。






調度品もインテリアもすべて上品でシック。

センスも品もいい。

突っ込みどころがなさすぎるーー。

お布団はこのようにすでに敷かれているので

何度も仲居さんが部屋を出入りする必要もなく、

良い意味で放置サービス。




難点は、寝室も居間も広いので

寝ながらテレビ見られないこと、くらいか。

あ、こういう心の休暇にはテレビなんていらないね、むしろ!




なんといっても特筆すべきはアメニティ!

サンプルとかトラベルセットとかケチケチしたことは言わない、

なんとフルボトルの商品がアメニティとして置かれており、

しかも「全部お持ち帰りOK」なのである!!!

これはすごい!

しかも、クリームは一番高級ラインのもので、これだけで8千円くらいする。

ブラシだって、ぺらぺらの使い捨てクシではなく、

900円のブラシをポンと置いてある。

アメニティ総額2〜3万はしますわよ、奥様。。。

もちろん、帰りはものすごい荷物が重くなるのでその点は注意(笑)。




お部屋でのウェルカムスイーツは、

こんなに豪華な旬のフルーツ盛り合わせ!

冷蔵庫のドリンク(ミネラルウォーターや栄養ドリンク、野菜ジュース等)

は、無料で飲めるのも嬉しい!




浴衣はM、Lそれぞれ3着ずつあり、

ちょっと汗かいたら取り替えるという贅沢な使い方をしてしまった。

ほんと、至れりつくせり




お部屋風呂以外にももちろん、大浴場はあり。

なんせ15組しか泊まっていない上に、部屋にあれだけの立派な

露天風呂があるものだから、大浴場は貸し切り状態。


ここもまた、雰囲気がよくて清々しい…。

手前は浅いので寝湯が出来るし、

奥は深いので立ち湯が出来る。

そういうのが心憎い。




お風呂では、やっぱり「ご自由にどうぞ」と(笑)

待合所ではさらに、トマトジュースや野菜ジュースも「ご自由に」と来たもんだ。

わりとここの野菜ジュースを愛飲(箱買い)しているものとしては

たまらんなぁーー。




リラクゼーションルームでは

ボディソニックソファで胎教に良いというヒーリングミュージックを。

お飲物もお持ちします、というので遠慮なく

「至れり尽くせりだねぇ…」と、夫婦そろって口にした。




今回、このお宿にしたもうひとつの絶対的な理由は、

なんといっても、日帰り温泉施設のお風呂!!

絶景を眺めながら、海と一体感を味わいながら

露天風呂に入れるという。


日帰り施設は、徒歩では少し離れたところにあるが

送迎車は呼べばすぐに飛んで来てくれるし、

宿泊者が自由に使えるカートもある

どこまで至れり尽くせりー。



私たちの宿泊しているお宿とは一転して、

こちらの日帰り温泉とホテルの方はかなり大衆的で

(年季の入り具合を見るとどうやらどこかのホテルを改築している模様)

そういう意味でもやっぱり奮発してお宿宿泊にしてよかった。

メリハリが効いて良い旅になってる!





お風呂からはもちろん写真は撮れないので

これは同じフロアの窓から撮った風景。

この風景を眺めながらの露天風呂、最高!!!

これだけの風景を眺められるオーシャンビューの温泉って

そうそうないと思われる


…と言いたいところだったのだが

この日はものすごい突風で、台風のようで、

身の危険を感じるような状態だった☆

でも、暴風に打たれながらも存分、この景色を楽しんだ。




さて、お宿ではとらないことになっている夕食。

敷地内に、居酒屋があるのでそちらに行ってみた。

雰囲気は抜群で、内装も庭園も、とても素敵。

だがメニューは至って普通の居酒屋。

値段もとても安い!




お刺身5点盛り。

どれもぴちぴちで新鮮、美味!

他にも月並みな居酒屋メニューを満喫し(?)

リーズナブルに済ませた。

いや、ほんとこれで十分。

どんなに美味しくても、温泉旅館の食事っていまいち記憶に 残らないし、

量が多すぎて最後の方は根性で食べ切る、

みたいなところあるから…。






その分、朝食が楽しみで楽しみで。

チェックアウトは12時。

午前中も満喫できるなんてホント良心的!

朝食も、7時から11時までと、本当にお客の立場での

サービスになっているなぁ。感心しちゃう。






梅こんぶ茶からスタートした朝食は、

新鮮サラダにグレープフルーツジュース。




お漬け物が割と薄味でちょうどよかった♪





カレイの焼き物と納豆と温泉卵と

あら、意外と普通な朝食なのね、と思いきや






時間差で出て来た、出し巻き卵と黒豆の湯葉、明太子!




牛スジの煮込みなど。

全体的に薄味で上品な味付け。




デザートはパパイヤ。美しい♪



二度寝、またお風呂、三度寝、またお風呂。

その繰り返しでぎりぎりまで楽しんだ迎賓館。

これは人に勧めたくなるお宿だった。


母や女友達と来るのがオススメかも。

あ、もし女性同士で来たらアメニティは取りあっこになるのかしら?

ならばカップルで来るのがベストかも(笑)。






さて、特に予定も入れていないので東京めざして

パン屋さんに寄り道しながら帰ろう!

最初は「せっかく車借りているんだからIKEAとか寄ってこうよー」と

話していたのだが

まさか想定外の出来事が起こるとは…。




伊豆高原で、一軒立ち寄りたいパン屋さんがあった。

それがこちら、Mahalo Mahalo335BAKERYさん。

私と同世代の女性がひとりでやってらっしゃる、小さなお店。

名前で想像できるとおり、ハワイが大好きだそうで!

パンの下調べとかしていなかったので

どんなパンがあるのか想像していなかったのだが

かなーり独創的!

まだ正午だというのにもうパンはほとんどなく

選択肢があまりなかったので

以下の2つのみを購入。




マハロカレーパン。

え?! こ、これがカレーパン?

平べったい、カステラのような、シベリアのような、

そんなカタチのカレーパン。見たことがない!

これを、とりあえずスティック状にカットして食べてみた。

(実にカレーパンぽくない形状)

かなりカレーは辛め。生地もカレー風味なので隅々までカレーを楽しめる。

これ、意外といいかもーー☆




さらに意表をつかれたのが、こちらのハワイアンブレッド。

お姉さんがしきりに「これはぜひ冷やして食べて」と言っていた

その理由がわかった…。


山型の木型で焼かれたパンをカットしてみると、

なんとどっぽりとチーズクリームとみかんとパインがっ!

これはびっくり! このチーズクリームがどこか懐かしい

「子どものおやつ」みたいな風味で、確かに冷やして食べたいわーー


そんなこんなでたった2個しか買ってこなかったのが

悔やまれるくらい、個性的でなにか惹かれるパンたち。

また行く機会があればいいんだけどなぁ。。。




このあと、すでに渋滞は始まっており…。

大幅に予定が狂いだしてしまった。

予定では、湯河原につくのは14時半ごろだったのに、

14時の時点でまだ伊東のあたりだったという…。

お盆も終わった平日なのにー?!

夏休み、恐るべし…。






下調べも当然していないので、適当な港の食堂で

アジフライとあじのたたき定食を食べる。

ちょっとお値段高すぎたかもしれない…。

ふぬぬ。






この後、さらに渋滞が続き、湯河原に着いても

パンはもう絶望的だろうなぁと、消沈。


それでも、マダムと先生に挨拶していきたい!!

ダメ元で立ち寄った、おなじみの…。





前回の伊豆旅行以来、約2年ぶり?!

時が過ぎるのはあっという間すぎて

あのときは、大病患ったあとだったので

今回は「別の報告」ができることがとても嬉しい。


しかも、パンも若干ではあるけれど残っていたし!!

16時すぎていたので、お客さんもほとんど来なくてゆっくり挨拶できた!)


相変わらず面白いお二人。

「ほんとお二人、仲がよいのね〜♪ ね、先生、私たちも昔は

(先生、全然聞いてない)

あ、はいはい、いいですよー」


それに、

「ダンナさんに徳があるのね♪」ともしきりにおっしゃっていた。

言い換えればアゲンってことかしら(笑)

確かに、知り合ってから良いことづくしではあるかも(除く・健康面)



しばらくここに来ることはできなくなるかもしれないけれど

いつか、今度くるときはチビも一緒に3人で来たいな

湯河原の母に会いに…。

あ、うちの父に激似の先生にも(笑)

お二人の徳を分けてもらうんだ!




唯一焼きたてのプチホワイト!

あれ、以前もやっぱりこの時間帯で、

これが焼きたてでかぶりついたのを覚えてる。

そう、アッツアツのとろとろチーズがどばーとあふれてくるから

一気に食べなきゃってなパン!! 美味しすぎっ!

もう、無条件によだれでちゃう、パブロフパン!!




こちら、お初の小豆バゲット。

小豆もそりゃ美味しいのだけど、

なぜか生地の美味しさの方になんか意識が行った〜。




相方さんが選んだガーリックラスク。

激ハードゆえ、スープとかと一緒に食べると良!


そして、今回唯一のハード系といっていいだろうか、

…えーっと、名前がわからないっ!!

でも、キャラウェイの香りがすごく効いた、

ライ麦度の濃いパン。わーん。名前ー。

これをスライスして、ふっくら焼き戻すと本当に美味しい。

なんにもつけずにむしゃむしゃ。

あ、でも、余ったカレーを載せてカレーパンにもしてしまったことを

お許しください(笑)。それはそれで合ったよ(笑)。




今回は、日持ちのする甘い系パン祭り☆

意図せずしてこうなったのであるが…(照)

夏に食べるのもまた乙なパネトーネに、

フルーツのパン♪ とにかくフルーツづくしで濃ゆ〜い☆





乗り切らないほどのスイーツ部門、

グラマラススコーンは欲張って2個、

もちろんジンジャーマンスコーンやメープルサワースコーンもお久しぶりに。

濃厚トリプルチョコマフィンは、その名を裏切らない

B&Cさんらしーいダイナミックな甘さのおやつ♪

そして、なぜか秋の味覚、パーフェクトシナモンクランチも!!

スライスするとリンゴ部分が上下二つに割れてしまう、

不可抗力な激ウマパウンドケーキ♪♪

美味しすぎるぅ〜。

B&Cさんのおやつは、子どもに与えたい、ママの味。



あーー、もうすでにまた湯河原に行きたくなってしまった。

よし、子連れ温泉旅行の一発目はやっぱり伊豆方面だわね。

なんなら湯河原でもよくってよ!

(それにしても、この後、大変な豪雨と渋滞に見舞われ、

帰宅時間が大幅に遅くなり…疲れた…大誤算。電車で行くべきだったなぁ)



「これが最後!」って奥さん何度も何度も言ってるよね、と

苦笑いする相方さん。

いや、これはあくまで、最後の【贅沢な夫婦二人旅】ということで

【贅沢な家族三人旅】なら、今後もやりましょうよ、ぜひ(笑)。



2011.8.18〜19