17.花よりおそば!日光そばまつり




今年は紅葉みてないなぁ

せっかく栃木人の嫁になったんだから日光の紅葉をみてみたいなぁ



そんなつぶやきをようやく実現できたのは11月中旬の週末。

すでにもう日光の紅葉は終盤を迎えていたらしく

あまり期待できないということは聞いていた。

それでも義父母が連れて行ってくれるとのことで

栃木プチ帰省決行〜。

今回はパンが登場しないので久々のPri.の更新☆

さてさて、胃袋どうなる〜






宇都宮線での車中(リッチにグリーン車)で

食べるのはルヴァンのパン。

秋の味覚なアップルパイにきのこのピザ。

秋のスタンバイ、万全!




宇都宮に到着後、相方の実家にてお昼を。

お義母さんの料理はどこかおしゃれでかならずカルパッチョとか

登場する。もちろん栃木の味覚も!



この帰省自体が割と突発的だったので

行きたいパン屋さんプランもあえて想定してなかった。

すると、義父(とう)ちゃんが「鉄道に乗れる山奥のカフェがあるから

そこに行ってみたら?」と教えてくれた。

バリアフリー鉄道農園風の高原?

な、なんすかそれ


この界隈の蕎麦屋に(異常に)詳しい義父ちゃんだが

この農園カフェは、蕎麦も出しているんだそうな。

相方さんも以前、親子で行ったことがあるらしい。

眺めもいいみたい。

そういうパン屋は大好物! …って、今回はパン屋じゃないけど。


クルマで1時間半、相方さんのクルマ(実家におきっぱなし)で

ドライブ敢行! 日が沈むまでに間に合うのか?!







到着!

山小屋が見える。





おお…ここですな!

ぎりぎり、日の入りには間に合ったみたい。

夕日が刺すようにまぶしい。




このカフェ、相当に個性強い(笑)。

ある意味「パラダイス」(探偵ナイトスクープ見てる人なら通じる単語)!!

到着するなり、オーナーのおじさんが

「さ、乗るでしょ? 乗るでしょ?!」

と、「鉄道」に手招きするのであった。




建物の周りにぐるっと敷かれたレールの上を

「鉄道」で走る(笑)。

しかも私が乗ったのは車いすを座席にした、「バリアフリー」列車(笑)

テンションがあがる!

…というか、一生懸命自分で自分をテンションあげるようにテンションあげた!(笑)


大喜び(?)な私に、オーナーさんが「じゃあもう一周!」と(笑)

あははははー!?(笑)





「日の入りまでまだ時間あるから急いで!」と(笑)

なぜかせかされるまま、遊ばされる(笑)。


今度は二人のりのブランコ。

カップルシートに二人のせられる(笑)。





テンションあがる!

いや、 一生懸命自分で自分をテンションあげるようにテンションあげた!(笑)

あははははー!(笑)





さらにこれが一番テンション自発的増幅!!

シャボン玉コーナーなるものがあり、

ここでジャンボシャボン玉を作らせてもらった。

これがおもしろかったーー

変なテンションで笑いっぱなしだった私たち。


そろそろ中に入って座ってもいいですか(笑)



脱サラ後、家族でこの山小屋カフェを開いたオーナーさん。

その模様を取材された掲載誌を何冊か渡されたので

真剣に目を通した。すごい…。

元々、海外を出張で飛び回っていたバリバリのサラリーマンだったらしいのだ

一から地元の人と関係を築いていったそう。


「ちゃんと読んでくださったんですねーうれしいです」

いや、だって…私も東京でバリバリ(と言えるかどうか微妙だが)

働いているサラリーマンとして、心機一転こういう生活ができるかと

言えば…どうなのかな、と思ったり。

今、自分がこういう山奥で生活するには

いろんなものをあきらめなくてはならないだけに

ある意味うらやましいとすら思った。

携帯も通じない、この山奥で…。






メニューの品数こそ多くはないが

オムライスも名物らしく、美味しそう。

でも私たちは昼を食べたばかり、これから帰宅してまた夕食が待っている身

パスタをおやつがわりに食べた。

この海老のトマトクリームソースのほうれん草パスタは

すごく美味しいー。

ちょっとびっくり。






といいつつ、デザートも合わせて食べちゃう我々。

この盛り合わせも、コーヒーも、ちゃんと美味しい。

ちょっとびっくり。


最近、相方さんが丸っと肥えだして来たので

「ちょっと!痩せなさいな」と叱咤しているわりには、

こういうとき満腹で食べきれないと「残りよろしく☆」と

押し付けてしまう鬼嫁。




さて翌日!

日光・鬼怒川へドライブ。

紅葉のピークのときは、早朝に出発しないとものすごい渋滞に

なるらしいのだが、この時期はもうさすがに混んではいなかった。





途中、寄ってもらった直売所。

きのこづくし!!! このきのこ仰山入っているきのこ汁は

なんとたったの100円。

相方くんがキノコ嫌いにつき、我が家ではめっきり登場しなくなったきのこ。

私がひとりのときは、よく「ひとりきのこ鍋」をするくらいに

私はきのこ好きなのに(笑)


このきのこ汁、ほんっっっっとうに美味しかった。

こんなにきのこ食べたの、いつぶりだろう(笑)。

ここで、義父ちゃんにものすごく豪華(?)なきのこパックをもたせてもらった(笑)。

息子は食べられないので私が責任もって独り占めします(笑)





こちら、龍頭の滝。

(といっても、滝の写真はキレイに撮れなかったので渓谷の様子を…)





橋の下ではライン下りが。

閉鎖している旅館が多く、少し寂しい風景だった鬼怒川。

それでも紅葉のピークのときはさぞキレイなのだろう。




さて!

「花より団子」

いや

「紅葉より蕎麦」!






もともとこの週末、義父母はこの「日光そばまつり」に行く予定だったそう。

毎年秋に行われる日光そばまつり、

私は今回初めて存在を知ったのだが、つい先日行ったラーメンショーみたいな?(違)

全国各地の名店が出店し、それらにお客さんが列をなす。

どこも大行列ができていて、手分けをしてそばを調達してこようにも

その場で食べなきゃならないため、持ち寄りは断念、一軒集中作戦となってしまった。







一人前はほんの少量、たくさんハシゴするつもりが

どこもすごい行列なのでこの1軒のみで終了したが、

コシがあって私は十分満足♪




会場をぷらぷら見て、つまみ食いもしながら探索。

ある意味時間つぶし。

なんの時間を待っているかって?


それは

なんと、抽選会。

義父ちゃんは毎日クルマに乗って営業に回る仕事柄、

昼食はほとんど毎日蕎麦を食べているそう。

だからものすごく蕎麦屋には詳しい。

毎食蕎麦でいいらしい。私のパンと同じだ(笑)

息子嫁がパンオタクならば、舅は蕎麦オタクってわけだ(笑)


今回、「今市市」の蕎麦屋さんがスタンプラリーをやっており、

期間中に加盟店27軒分全店のスタンプを一周めぐれば「1回」抽選ができるらしい。

それを6周して、「6回」分の抽選券を獲得したのである(笑)。

27×6回=のべ162軒?! 1年間で162軒!!

その話を聞いて心底びっくりした。義父ちゃん、すごい!!!

私が嫁ぐべくして嫁いだ家だなぁと…(笑)






ヒジョーに地味ながら(微笑ましいほどに)、

その抽選会がまつりのイベントのプログラムのひとつとして

しめやかに行われるんだそう。27軒完走するだけでもすごいのに、

結構それに参加する人が多いみたいだ。


「お前たち引いてこい」と義父ちゃん。

ええええーー! 無理っす無理っす。私、ステージにあがるなんて無理!

(こんな地味なステージだろうと!(笑))

しかし、若いモンにまかしたと、がんとして動こうとしない義父ちゃん、

仕方ないので若夫婦がステージに代理で抽選を引きにあがったとさ☆


目当ての商品は、一等賞の「10万円」!!!

6回も抽選をひけるなら、当たるでしょう!


…ところが、ひけどもひけども1等賞は当たらない。

最高は3等の「3000円」。

あとは日本酒や日光名産品セットや、

加盟店そば屋の割引券がどっさり(笑)。

これ以上まだ蕎麦食えというのか(笑)


落胆しつつも、楽しい日光そばまつりでございました…。

あははははは…(しょぼん)




さて、ちょっと早めであるが帰りの電車の時間もあるので、夕食へ。

どこというあてもなかったのだが、

途中、私の目に飛び込んで来て、その目を疑った店がひとつあった。


それが、上海チキンの店。

そう…熱心なこの世パン読者なら見覚えがあるだろうか、

駒込に以前あり、めちゃくちゃハマって何度か通ったあの店!

(そのときの模様はDIARY2005年6月10日ほか)

まさか宇都宮、しかも若干郊外にいきなりあるなんて!

駒込の店は移転したのは知っていたが、まさかここ???

絶対、あの店と同じ風貌…。


だとしたら、絶対美味しいはず!!!







店の中も雰囲気はまるで同じ。

一応店員のおねえちゃん(現地人)に「東京にもありますよね?」と

聞いてみるが、「サァ…別ノヒトデス」みたいな感じでなんか濁された(笑)。

えええー? 謎が深まる。。。

(後で調べてみたら、一応支店みたいなんだけどなぁ…)





でも料理はやっぱり美味しかった!

サザエとキュウリの和え物。

これで一気にテンションあがる。

ここ、やっぱそうだよ?!?






じゃん!

上海チキン!

この適度な味の濃さ、かといってぎとぎと感もない柔らかい身。

肉好きも、そうでもないモノにも美味しく食べられること保証。

うっわーーやっぱこれだよ…美味しいーーーー。



そして、小閣楼といえば、なんといっても私が一番ハマっていたのが

担々麺。とにかくスープがうまい、うまいのだが麺がなんかいかにも向こう的で

乾麺の安っぽいインスタントラーメンみたいな感じなのが印象的だった、あれ。

ここもやっぱり同じだろうか?!


私の知るあの店では「白」しかなかったはずだが、

ここでは「黒」もある。

黒担々麺ー!

それも美味しそう!

2杯頼んでしまおう!





おおお、やっぱり麺がチープ(笑)。

時間を置くとたちまちのびのび太!

こちらの方が濃厚で結構辛口。

そのこってり濃厚具合は、麺よりもごはんを求めてしまう、

ごはん欲しい=美味しい

それは私にとっての褒め言葉!







あはははは!!!!

やっぱりこれだよーー見た目がそのまんま駒込だもの。

といいつつ、お味は若干まろやかすぎて駒込時代の方が好きだけど。

(あまりパクチーやら山椒やら控えめだったせいだろうか?  相当おとなしかった)


あの山椒とパクチーの刺激的なスープとの再会、というわけにはいかなかったが

でも青春時代を振り返るようで楽しかった。

ふふふ、君と知り合う前だよ、君の知らない時代の私だよ…。


…なんてことは言わなかったけれどね(笑)



今回もがっつり栃木グルメ満喫。

ほんとに栃木は面白い…パンがなくてもほんとに楽しい!

来年こそは蕎麦より団子より花より紅葉を?!(笑)




2010.11.20〜21