168-1.大阪京都1泊家族旅

〜前編:アッシュクレのためだけの大阪〜



すっかり家族旅行はパパのサッカー遠征に

付き合うというカタチばかりになっている昨今(笑)

本当は私も全国あちこちパン旅したいものの、

予算の都合もあるので年間で2回くらいまでなら家族旅行として

経費を出しましょう、というわけ

(基本、一人旅行は自腹でどうぞ!なスタンス(笑))


9月の3連休、京都でのアウェイの試合があるということで、

年に1回の関西旅行は決まり!

今回は京都宿泊なのだけど、もちろん新幹線で向かうのは…大阪。

そう、私のパン用事のためだけの大阪下車(笑)

アッシュクレにタッチ&ゴー!

(大阪で新規開拓する気ゼロ(笑))







三連休ということもあり、お客さんでごったがえす中之島はアッシュ。

忙しい中、少しだけどマダムもマジカルシェフも手を止めて下さり、ごあいさつ♡

今では年に1回しか来られないけれど、本当に本当に、日本一大好き。

ここでしか食べられないパンというのがあまりに多すぎる。

もう、大阪の…いや、日本の奇蹟だわ。




クロワッサンをお店の前でハラハラ風に舞い散らせながらほおばるチビ子と私。

しっとりと滴るようなバター感、むわっとこみあげてくるかおり…

チビ子も自然と笑顔がこぼれる…!




赤ちゃんの頃から通っているチビ子もすでに小学生。しかも体格良し(笑)

もうこのブランコには乗れないね(笑)





さて、これが今回買い付けたアッシュパンの全容!!

(クロワッサンなど、食べてしまったものもあるけれど)

こういうパンのポストカード、あるよな~とか思いながら(笑)

ところどころ赤いのがあるのがアッシュらしい(笑)


●パン・ド・セーグル

●ルーロ・セーグル(2種)

●森をさ迷うミエル

●セットゥ・ジュール

●セーグルピスターシュ

●トリコロール

●ル・セーグルマロン

●セップ・エ・マロン

●エピ・ラルドン

●クロワッサン・アンヴェルセ

●スペルト小麦(よりもさらに古代小麦)のパン

(正式名称不明。非売品?)




特筆すべきはなんといってもこれ。久々のル・セーグルマロン。

アッシュがオープンして14年、14年来の溺愛パン♡
アッシュのパンを昔から変態変態と呼んできた私。

変態パンと言わしめるのは「色」「具材の組み合わせ」「ネーミング」など要素は多々あれど、

やはり「常識を越えた入れっぷり」ではないかと。

生地はつなぎ程度、「ほぼ、栗。」(笑)
でも「100%、栗。」ではない、れっきとしたねっちりセーグルパン。

パンだからこそ。栗だけだったら、ここまで愛せない。





すべてのパンを丁寧にレビューして行きたいけれど、今回は【赤】に絞り込んで…こちら!

これが噂のトリコロール。





カシスとイチゴとピスタチオの3層が折り重なり、本当に断面が美しすぎる。

ビビッドな赤さに負けないほどに鮮烈にイチゴやカシスが薫る♡

ひとつのパンで3種のパンが同時に食べられる贅沢さは…筆舌しがたい至福。




パンは茶色く白いもの、と誰が決めたのであろうか、赤いパンがあってもいいじゃないか!
という問題提起(?)を感じさせる、ルーロ・セーグル↓






…って、いくらなんでも赤すぎやしないか(笑)

色に負けず劣らず鮮烈なイチゴの香りがはじける。

そこに全く別ベクトルの黒豆煮(笑)

強烈な個性のぶつかり合いなのに、しっくり来てしまう赤の奇跡! 
アッシュの赤系は奇跡の美味しさなのだ。




セットゥジュールは、なんと164時間発酵のギネス級な深みたっぷりパン。

ねっとりとした舌触りでこりゃま

た朝からうっとり…

(かじりかけでお目汚し失礼)





幾度となく通っても、年に1度しか来られなくなった今でも、

当時から変わらない思い出のパンも、

新しく出会うパンも、

すべてが新鮮で個性が強くて、「このパンに出会えた」という

ドラマを与えてくれる。

そう、一期一会の夢を。


夢の続きを見たくて、また大阪に心が誘われる。

たぶんそれは…この先もずっと…大阪にアッシュがある限り。




さて、橋の向こうのシュクレに行こう!!

こちらもやはり連休の初日(といっても、日曜は休みだけど)。

行列のできるパン屋さんが川の対岸、ここにあり。


あれほどアッシュクレアッシュクレ言っている大阪パン遠征、

しかし今年はなんと言っても六本木にシュクレ(※正確にはブリコラージュ)が

オープンしてしまったので、変に「東京でも買える」という余裕というか慢心というか?

私の中に芽生えてしまったらしく、なんとお買い上げたのは2千円程度!

かつてシュクレで2千円で抑えてしまったのは過去に無いのでは?(笑)

それくらい、今年はありがたいことにシュクレ(※ブリコラ)を食べられたんだなぁ。


東京と大阪の行ったり来たりで忙しいI氏も、手を休めて出て来てくれた。

チビ子にとっては「クロワッサンのおじちゃん」。

赤ちゃんの頃から、親戚のおじちゃんよりも下手したらよく会うおじちゃん。

ごめんよ、今日はちょっとしか買ってないよ(笑)






昔からの定番、バトンブランシュが改めてすごく美味しいことを痛感しつつ

(なんか、昔2月とかに行った時に屋外の寒空の中で食べたことがフラッシュバックする)

秋の楽しみ♡マンダリンマロンにほっこりしつつ…




今回は…ザマンドオカシスがヤバイ!!!

カシスのエスカルゴのザマンドバージョンなんだが、ありそうでなかったな….

シロップのシミシミ具合も、濃厚なザマンドと生地の解け合いっぷりも、

ちょっと、カシスのオラオラ主張っぷりも、やまだかつてない!!

そして、ここ最近私がしきりに訴えるジンクスもあてはまる。

「美味しいものは、食べにくい。」

…食べながら(持ちながら)渦巻きが崩壊するから!!!






「塩豚と万願寺唐辛子のサンドイッチ」はパパが一目惚れ?!

なんとこの日の夕方キックオフの京都のサッカースタジアムに持参。

画像提供、パパ(笑)

勝利のパンとなったらしい! 私も食べたかった。。。




もちろん、たった2千円程度しか買って来なかったことを後悔するのであった…

しょうがない、東京戻ったらブリコラしよ。。。



*大阪篇から京都篇へつづく



2018.9.22-23

#miwapain