11-1.修論提出おつかれオフ 〜午前の部・Zopfでモーニング〜



京都のパン友が長い缶詰め生活から解放された。

解放されたとたんに、夜行で関東に乗り込んできた。

単身で来ると思っていたが、まさか今回も団体で来るとは…。

なので、今回も賑やかな「オフ」という形になった。


夜行で朝5時台に東京に到着しているので、

それに合わせて私も相方Tも朝7時に家を出て北小金へ向かう。

Zopfカフェでのモーニングは初めてだ。

バスには乗らず、てくてく歩いて向かう。徒歩25分。

「早く食べたい」欲求を極限まで高めるにはもってこいの距離だ。



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とりあえず店を覗き、取置きするパン達をチェック。

今回予約を入れていたのは2品。


 


黒豆のクグロフはまさかのホール!

でかい。重い。1300円。ちょうどいい帰省土産になる。

黒豆は上部の方に集まっており、濃厚なバターのコクと交わって甘さの余韻が強い。

薄くスライスして、少しずつ楽しみたい。


フィールコルンブロートはヨーグルトライに粒々穀類を交えた新製品。

以前より狙っていた品だが、ハーフはでかい! たぶん500グラム、600円。

当日よりも翌日、翌日よりも翌々日と放置するほど味がなじむ。

ヨーグルトライのまろやかさは影を潜め、ひきかえに滋味豊かな複雑さが味わえる。



朝のZopfに来店するのは初めてだ。

たいてい午後にくるときは、もう「茶系」のパンが中心で、

ラップサンドなどはあればラッキー、という感じだが、

こんなに色とりどりのサンド類が並んでいるのは壮観!!

べーグルサンドなんて、遠目からはホールのケーキか? というほどに

大変なボリュームだ。それで280円というは…恐るべし。




夕食用に「海のラップ」を購入

ツナと海老と野菜をサルサソースで和えたスパイシーなサンド。

今夜、夕食を食べる腹の余裕があるかどうかは自信がないが(笑)。


店内で物色中、すでに2階で席を確保した京都組と合流。

やっぱりここで会うんだね、私達らしいねぇ。



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HGさんのドールハウス作品が入り口に飾られている。

テンチョ。が「最初上下逆にしちゃってたんだよね〜」

などと屈託なく説明してくれる。

確かに上下の見分けがつくのはクロワッサンくらいなものかも(笑)。

作品の評判がとてもいいらしい。私も家に飾りたい!


一足先に到着していた京都組がすでに料理を注文していた。

みんなであれこれ頼んで、全部シェアしちゃおうという目論み。

私とTはメニューを広げるものの、

おしゃべりがとまらなくてなかなかオーダーできない★



ここでR'Zopfのメニューを紹介♪


 




モーニングメニューから一つセレクト。

右は「甘い朝食」。

デニッシュはいろいろ選べるが、ここではチョコバナナをセレクト。





 


グランドメニューからは4点。

左が若鶏、右が豚肉。

パーティーでもいただいた二品。

チーズクリームの濃厚なソースはヨーグルトライやコルンバイザーとの相性が抜群。

いちじくのソースの豚煮もこれまた甘さと旨みがぎゅっと濃縮していてトロトロにトロけている。

おそらく肉嫌いの人でも、これなら克服できるはず。

パンを受け皿代わりにしていくらでもおさまってしまう。


 


左がポテ、右が今日のおすすめ「トマト煮込みチキン プッタネスカ風」

大好きなポテ。豚肉の旨味と脂がたっぷり染みでたこってりスープはかなり濃い口。


 


右がクロックマダム。

トロリ半熟の黄味とチーズ(グリエールかな? 後から追いかけてくる臭みが美味!)が

たっぷりと載せられヨーグルトライを包むこむ。


メニューはこのほか、サンドイッチ、キッシュ、スイーツなどもある。

お隣のテーブルの家族は、出てきたプレート料理のボリュームに

「これ、ほんとにモーニング? ディナーだよ〜。すごいよ」と

感嘆をあげていた。確かに。

朝からこんなメニューはある意味、ディナーで食べるよりも贅沢すぎる。




京都のパン友たちとは、幾度となく会っているが、

必ずお土産をたっぷり持ってきてくれるのだ。

ときにはパンであったり(こちらからリクエストして買ってきてもらうことも)

京都の和菓子であったり。


和菓子屋の娘Aちゃんからいただいたわらび餅は

これまで食べたわらび餅の中では随一の美味しさ!

指で摘むと逃げ出しそうなほどに柔らかいのに、

確かな歯ごたえのある餅の食感がいい。

餅自体に加えられた甘味とニッキのようなクセが、

甘くないきな粉と混じりあう。すごく美味しい…。


Pちゃんからはボンボランテのラスクを。

ここの丸麦のライ麦パンは以前みやげにもらったが、非常に美味しかった。

ラスクには表面にたっぷり砂糖がかかり、甘味が口内に行き届いたあとに、

生地自体にふくまれるキャラウェイが香る、個性的なひと品。




今度はテンチョ。からの嬉しい差し入れが!!

焼き立てのプレッツェルが菜箸(笑)にひっかけられながらやってきた。




このプレッツェル、私の理想プレッツェルをそのまんま形にしてる。

ねじられた部分はポリっと固めで、

勢い良く裂けたボディの部分はむっちりと柔らかい。

ソフトとハードをひとつで味わえるプレッツェルが大好きなのだ。

口にした時は塩気があるのに、後味はどことなく甘い…。

まさに理想! 理想のプレッツェル!(しかも焼き立てだし!!)

もしGALLERYでプレッツェルをやる時は、これ、採用当確(笑)。


本当にここは「幸せ」が約束されている空間だ。

気取りがないのに、家では味わえない絶品の料理の数々、

すぐに底をついてしまう篭盛りのパンたち、

そしてこの店が大好きで大好きでたまらない仲間達との楽しい時間。


朝っぱらからスパークリングワインをいただいて、

もうこのままおやすみなさいしてもいいかなぁ…と半ば夢見心地になる。


とりあえず「幸せ」になりたいならここへ来い、というわけだ。



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Zopfモーニングは昼前まで続けられた。

相方Tは都合でここでお別れ。

私は京都組とともに常磐線でさらに北上し、水海道を目指す。



「午後の部」に続く