5.10月Nicolas通販 はんぶんこ
5.10月Nicolas通販 はんぶんこ
今回のHALF SIZEは番外編。
Nicolasの期間限定通販「秋の収穫セット」をオーダーした。
うちの冷凍庫はここ数週間の外遊のためにほぼパンク状態(笑)。
とてもひとりで3000円のセットは頼めない。
かといって、直接行く時間がない。。。
そこで巻き込んだのは新妻ちゃん。
パンの到着時間がわからないものの、届いた当日に渡したい。
ただでさえ通販は一日以上経ってしまっているのだから
すぐにでも食べてほしい&冷凍庫送り(ひどい言い方だな)してほしい。
私は朝から「今か今か」とスタンバッていた。
荷物の宅配って、時間が読めないのが厳しいのだ★
そわそわ。
「まだ来ないよーー間に合わないよーー」
「もう今日は諦めよっか」「明日にするかぁ」
そんなやりとりのメールをしている最中にタイムリーに到着!!
「キタ−ー!」
おぉ〜。久々のNicolas通販。
わーお!!
相変わらずのうまそーーな入れっぷりが嬉しい。
でもやっぱり半分にしてよかったよ。
これ全部は冷凍庫に入らないですからっ。残念!
実はあまりしっかり限定通販のお品書きを読んでいなかったので、
いったい何のパンが来るのかわかっていなかった。
(私はパン熱があるようで、意外とクールなところがあるのだ(笑))
新妻に聞こうとしたら彼女もろくに覚えていなかった(笑)。
というわけで、切り分けてみて何が出てくるかお楽しみ…。
これがひとり分の取り分。
フリュイ以外は秋の味、イモ栗かぼちゃものを使ったパンたちである。
新妻との約束の時間ギリギリまで部屋で試食をする私(笑)。
コンロに火をつけて、いつでも焼き戻しできるようにスタンバイ。
「おまけ」のクッキーを口に放り込みながら思わずにやつく。
「こりゃCafe Sweetsに“焼き菓子を売るパン屋”で紹介されるだけあるね」と。
お馴染みニコラ味のリュスティック、栗とナッツ(カシューナッツか?)入り。
具はそのまんま入っている感じで食感の違いがアクセントに。
しゅくしゅくしゅくっとしたナッツの食感はいい。
味の方では、具は目立つ感じではない。
ナッツや栗らしいクセがないというか…
しかし…このニコラリュスの美味しさがあれば鬼に金棒。
特に私のように米離れしてしまった者としては(大好きなんだけど!)。
いっそのこと、ここに納豆でもかけたくなるほどに炊きたてのご飯を思わせる。
HP読者が提案してくれた食べ方だが、
醤油を塗って磯辺焼き風に食べるのもありなのだ。
そんな「和」の、米ぬか臭さのある美味しさに酔いしれていた…。
後半は、うちの常備バター、小岩井赤瓶(安くて酸っぱくてウマい)を
じゅわじゅわっと溶かして染み込ませていただく。あぅ〜卒倒しそう! これじゃなきゃ!!
これは大納言とゴマ。
まるでどこぞのAZUKIパン!
焼くと香ばし〜く、それでいて甘〜く…。
実はまだ一口しか食べていないけれど、
これ、まさかして大御所を「超える」かも?!(笑)
今回、がつーーんとやられたのがこちら!
いきなりかぼちゃがまるごとどどんちょ!
ゴキ○リが出て来た時のように軽い悲鳴をあげた(例えが悪すぎ)。
これって、あんパンって言えるのだろうか?
かぼちゃの煮物(蒸しかぼちゃ?)がそのまんま入ってやんの!
ブリオッシュのような歯切れのいい、甘い生地は、
袋に包まれていたせいでしっとりと馴染んでいるけれど、
決してかぼちゃの水分が生地に移っている感じはない。
そこがすごいと思うのだ。
このかぼちゃがとーーっても甘くて、
和とも洋ともつかない独特のあんパンに仕上がっているの。
まるで一度蒸して、こして、それから御丁寧に皮もはりつけ直して
煮物って思わせてンじゃないの? ってくらいにかぼちゃが滑らか〜。
(例えが難しすぎてスマン)
かぼちゃばかり誉めたけど、もちろん生地がウマいのっ。
ここにこの生地を合わせるのはNicolasセンスだなーって思う。
素人の私にはわからない。
どうしてどうしてーーって謎ばかり。
なんでこんなに美味しいのーー?!
後日判明! あれは「皮」に見立てた黒ごまペーストだったんだと!
あまりに美味しくて、逆に全然気に止めずにぺろっと食べちゃった。気付いた時にはすでになく(笑)。
職人曰く「いいでそ? 和風で」って。あ、やっぱ和風なのね?(笑)
*
その後、新妻と落ち合い、パンを引き渡し。
一緒に、大きめのナマコ型のパンを切り分けてみることにした。
隙間から黄色と紫色のものがちらっと見えたので
「小豆かなぁ」「ウグイス豆かなぁ」と超適当な読みをしていたら
ががーん! これも全然予想もつかなかった。
さつまいもとリンゴ?!
うっそ、そのまんま入ってるじゃない?!
思わず二人して大笑いしてしまった。
なんていうか、Nicolasさんらしいなぁって(笑)。
このリンゴとさつまいものパンを家で焼き戻して改めて食べてみる。
袋に入れられて呼吸が止まっていたかのような生地が
ガスコンロの熱の中で息を吹き替えした。
香ばしくて粒々と粗いライ麦粒が口に当たる。
馴染みのあるNicolasコンプレの風味にもよく似ている。
リンゴとさつまいもの存在を無視してしまうほどに(失礼(笑))
生地が、とにかく生地が超美味しい…。
そうそう、これってものすごーーくバターと相性がいいのよね。
明日はこれにバターを溶かしてみようかな、シナモンなんかもふりたいな。
それくらいのアレンジしてもいいよね。
案の定、バターを染みさせた生地、大正解!!
*
たんまり秋色Nicolasを堪能させてもらった…。
秋に行く時間がなくて、次行く時はどうやら冬になってしまうけれど
きっとそのころにはまた冬のNicolasパンが待っていてくれるかな。
私はパンの通販自体は滅多にしないけど
(通販するより直接行っちゃう「現場主義」)
するなら、Nicolasとポンさんくらい。
あ、「GAMA」さんもそろそろ恋しいわ。
よっしゃ、こういう時に巻き込むは新妻ね(笑)。
そのときはまた半分こでよろしくっ。