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パンある日記(仮)

2010年1月30日(日)  下北新旧ミックスパン

ひとり買い物で下北まで。先月末にも来たカフェでカプチーノをサクッと飲み、インテリアショップでいい買い物が出来てご満悦。平日は家で終日過ごしているのがほとんどなのでこういう日は妙に充実感が湧いてくる。帰ったら模様替えをしよう。

そのカフェのある商店街に、パン屋さんが。イートインカフェを併設しているパン屋さんだが、ここは旧・大英堂製パンを改装し、一部のパンを引き継いでいる、新旧ミックスさせたお店。ドイツパンはヒューシュタントっぽい感じだが、クリームパンやサンドイッチなどはその大英堂を引き継いでいるものがあるよう。きなこクリームパンなどをお買いあげ。お肉屋さんのコロッケをサンドしたコロッケサンドはこぶりながらもお腹をすかせた夕方にはもってこい。

商店街では、なつかしいスタイルで福引きをやっていた。そんな新旧混ざり合う商店街にしっくり馴染んでる。

2010年1月29日(土)その3  お好み焼き武勇伝

相方さんの好きなお好み焼き屋が神田にあるというので行っているとガガーン、臨時休業、、、。お好み焼きはあまり店知らないからなあ、、、ふとそこで思い出したのは、浅草の老舗のお好み焼き屋さん。私が十●年前に上京して、叔父さん一家に連れてってもらったお店だ。佇まいもお江戸、味も美味しく、本格的なお好み焼きを外で食べたのはほぼ初めての経験だったので感動した。

その後も、学生時代は何度か利用。そういや、大学1年のときのクリスマスイブも、女友達と二人で5人前を食べ、チキンやらケーキやら買い込んでウチで食べ、そのあとシングルベッドで二人で寝たなぁ(笑)…とまぁ、自虐的武勇伝には枚挙にいとまなしの私だが(笑)。

そんな想い出の店に十●年ぶりに来てみたが、佇まいはそのまんま。かなり有名店になってしまったのでどうなってるかなと思ったが。お好み焼きはというと、想い出の味は思い出されず(笑)まぁ十●年も経ってますゆえ。ムショーに大阪のネギ焼を食べさせてあげたくなった次第であり。

2010年1月29日(土)その2  丸の内ロブション

結局クロワッサンは買えなかったのだが、同じスクエア内にロブションが入っているのを発見。こんなところにもできたんだ。これで何店舗目だろ? ロブションのパンは2009年7月4日のレストランイベント以来。久々に購入するのは、昔から好きなエピ。カリッカリの水分がほどよく抜けたクラストに、マスタードベーコン。すんごくスモーキーなベーコンでお子様にはちょっと大人すぎるかも? 相方さんには夜食用にカレーパン。カレーパンなのに300円以上するちょっと「手の込んだ」カレーパン。ルゥが本格的。小さいマロンパンも付けて。

だいぶ冷凍庫の在庫パンもなくなってきたので新しくパンを買えるようになってきたのが嬉しい☆ パン好きならではの贅沢病である。

2010年1月30日(土)その1  甘く見ていたエシレのスゴサ。

毎日ひとりで大半の時間を家で過ごすようになってから、逆の意味で休日が待ち遠しい。そう、相方さんがお休み。わーん。寂しかったよぅ。張り切って街へ出かけましょう!

神田に好きなお好み焼き屋がある、ということなので、あっち方面へ向かう。あ、そのついでに丸の内に寄って欲しい! まだあのお店、行ってないんだよね。そう、エシレの…Vが新形態の店舗(肉屋の次に(笑))としてオープンさせた、エシレバターの専門店。ここのクロワッサン、午前中の開店前に並ばないと売り切れという話を聞いていたが、もうオープンしてだいぶたつからもう収まってるんじゃないかしら?

…と思ったら、甘かった!!! 実に甘かった。休日の丸の内ブリックスクエアは、結構な人の出で、エシレ屋さんも店内で行列が(びっくりなのは、お隣の超エクスペンシブなショコラティエに行列だったこと…丸の内バブルだ)。当然、クロワッサンは売り切れ、あるのはマドレーヌとフィナンシェとバタークリームのケーキのみ。がちょーん、、、

やむなく、フィナンシェを「1個」お買いあげ。2人でしょぼく半分個(笑)。しかし!!! このたった一口のフィナンシェはものすごーーーく美味だった。焦がしバターとアーモンド粉末のマリアージュはなんて香ばしく香りが強いのだろう。焼きたてなのでまだエッジも効いていて食感も良い。くはー、(自分で買うには高いから)だれかお土産にくれないかしら(笑)。

超久々の丸の内。花のOL時代(って、まだ現役なんですが、、、)は、週の半分は丸の内に寄り道に来ていたっけ。丸の内トレンド追っかけていたっけ。この丸の内ブリックスクエアも、じっくりよく見てみたかった。連れがいるとそうもいかないわけで。…よし、平日のヒマさを利用して「おひとりさま」でじっくり来なきゃ。寂しいとかとぼけている場合じゃないわっ?!

2010年1月27日(水)  おかえりランチ2010

毎年冬に一時帰国する、シカゴ在住の旧友ナンシー(仮名)。毎年この時期に帰ってきては、そのたびにパン屋カフェに案内していた。(去年はストアさん、08年はキャタネさん、07年はポムさん、その前はルシアレ…etc)

今年はパン屋ネタはなかったので、上原のとある野菜が美味しそうな小民家風のレストランに行こうとしたら残念ながら平日は夜のみとのこと。なので代替案でお気に入りのイタリアン、カーサベッキアへ。ここはランチしか行ったことがないが、かなりコスパ優良店。

ミステリーランチなるものがあり、1200円で「何がでてくるかわからない」という謎なもの(笑)。ナンシー(仮名)は、「肉が食べられない」という弱点を持っていたものの、どうやら「今日は…肉じゃないようです☆」と奥歯にものがはさまったかのような言い方をする店員さんを信じ(笑)、2人ともミステリーランチを。

でてきたのは、渡り蟹のトマトソーススパ(私、渡り蟹のトマト系があったら絶対頼むくらいに好きなパスタ!)、そしてタコと松の実のラグーのパスタ。どちらも濃厚ですごく美味しいソースなんだが、このタコのソースは、どこかおばあちゃんちのタコの濃いめの味付けの煮付けのような懐かしいニオイがする…のだが、食べてみると、ちゃんとイタリアン(イカ墨的)になっているという、不思議な美味しさ! サラダとデザートもついて1200円。ナイスコスパ☆

毎年ちゃんと帰国しては、ちゃんと連絡をくれるのが嬉しい。遠距離の友達関係というのは、どちらか一方でもマメさがないと続かないものだから。つくづくありがたい。また来年も元気に帰ってきてね。

2010年1月26日(火)その2  満腹でも食べたい坂の途中のドーナツ

ここに来れば、当然「やってるかな? まだ残ってるかな?」と条件反射的に覗いてしまうのがharittsのドーナッツ。マルちゃんが閉店してから、この坂を登ることがとんとなくなってしまったものの、やっぱり立ち寄らねば。どんなに満腹だろうとも(笑)

平日のせいか、ドーナツはかろうじて3種類残っていた。満腹すぎて、コーヒーにプラス、どうにか「スイート65を」二人で分けていただいた。久々に食べるここのドーナツは、やっぱりすごく美味しい。ふんわりと軽くてしゅるっと口溶けするのに、すごくもっちりしている。2006年6月23日のDIARYにも書いたけれど、すごく矛盾した食感。ドーナツ屋さんはあちこちにたくさんあるけれど、ここのドーナツが一番好きかも知れない、パン好きの血潮。

2010年1月26日(火)その1  この地にてこの量!驚愕のラーメンランチ

相方さんが今日はお休みなので外にお昼ご飯を食べに出た。とにかく「がっつり」食べたいとのことなので、行ってみたのは上原の坂の途中にある大勝軒(旧マルちゃんへ向かう途中の坂の商店街)。大勝軒…といっても、ここは各地にある大勝軒とは毛並みがかなり異なり、ファミリー向け中華食堂。昭和の時代から手つかずなのではというような前時代的内装。店頭で餃子や総菜がたたき売りしているような庶民度高すぎる店である(ちなみに、蛇足であるが上原の大勝軒は、東池袋よりも早く独立した歴史ある店なのだ☆)。

昼時に行ったのだが、全体的に価格がこのエリアではありえない低価格設定。セットなんかにすると、ラーメンにごはんに料理がついて800円程度で食べられちゃう。具のないつけ麺なんて、300円台からある(笑)。

日替わりのランチにしてみたのだが、これがとんでもない量だった! ワンプレート(笑)に、八宝菜、ごはん、揚げ春巻き、サラダがうっちゃりとテンコモリにされ、さらにつけ麺(量は並程度)!! さらにビールが中ジョッキで100円(笑)。あまりのすごい量に沈黙…。

八宝菜はまぁ、それなりの大衆的なお味なのだが、つけ麺がさすがはさすが、これが旨い! 魚介ベースで気にならない程度のほのかな酸味のスープが意外につるつるこしのある麺に絡み、絶妙。こりゃこの店ではつけ麺頼まなきゃだわ。さすがに全部食べるのは無理だったのでごはんはほとんど相方さんに手伝ってもらい、完食! すごい、これで1000円程度(ビール込み(笑))。このエリアにこんな店があったなんて。私がまた入院したら、相方さんにはここに通ってもらおう(笑)。

2010年1月23日(土)その2  蟹パーティーfeaturingパンナイト

正月早々、友人を招いてシュトーレン祭りをしたのだが、それにはもうひとつの目的があった。私が入院中に放送された、BSの番組「みんな大好き!パンナイト」(これについては2009年11月15日DIARY参照)を録画に撮っておいてもらったのをみんなで鑑賞しようという企画だった…のだが、残念ながらうちの古いDVD機種では再生できなかったのだ…。とほほ。

そこで、録画を撮ってくれた友人宅でリベンジを兼ねて蟹パーティー。たっぷり蟹をいただいたので、食べ尽くそう! と招いてくれたのだ。イェーイ!(←イェーイって、言葉に書くのって珍しくないか?(笑))

ボイルした蟹に、友達自家製ふかひれスープ、まぐろのお刺身、かに味噌などなど、贅を尽くした晩餐。およそ女子のホームパーティーではあまり揃わないような海の幸たちであるなあ(笑)

待ってましたのパンナイト上映会。前半部分だけスタジオの控え室で見ていたのだが、かなりカットされているなぁ。いや、拾うべきところだけちゃんと拾ってるから旨く編集されている。知っているパン屋やパンがテレビに映るのも普段興奮するものだが、知っているパンヲタをテレビで見るのは別の意味で傑作!(笑)

2010年1月23日(土)その1  がんばれニューフェイス!ご近所フレンチ

近所に小さなフレンチレストランがオープンした。その前にあったつけ麺屋さんはかなり重宝していたので閉店したときはがっかりしたが、その後釜がフレンチとは。工事中は「もしかしてパン屋?」と期待させるようなかわいいナチュラルテイストな外装。宣伝をあまりしていないのか、あまり人が入っている感じではないので、偵察がてらランチに行ってみた。(ちなみに、デンマーク老舗パン屋さんのすぐ並び)

外からは見えない奧の席があるので、それなりに人は入っている模様(失礼)。ランチは、キッシュやガレットの軽食系に加え、お魚、お肉のランチもあり。私はお魚、相方さんはお肉にしてみた。1200円。さてさて?

パンはどうやら自家製。バゲットにごまのプチパンだったが、なんと豚リエットがついてきた。これは嬉しい。しかもよく食べる相方さんが、2回もお代わりしたら、その都度リエットがついてきたのには驚いた!

メインの皿には、お魚にもお肉にも、ちゃんと仕事された温野菜が添えられているのが嬉しい。しかも何種類ものお野菜が(画像には隠れているけれど)。お魚にはマッシュポテト、お肉にはフライドポテトが付いているので、ボリューム感もなかなか。味付けはどちらもしっかり塩が濃いめに付いているので、男性でも物足りなさを感じさせない。ワイン頼んでいればよかったねーと途中から後悔するほど。

それに、プチデザートにも感心! 小さなレアチーズケーキに、自家製のマーマレード(皮の部分のみ)を載せ、フランボワーズのソースを添えている。小さいけれど、ちゃんと手をかけていてこれまた美味しい。いやー、これで1200円というのは相当頑張ってると思う! この辺りの物価をよくよく知っている私としては、原価計算までしてしまった(笑)。

夜、相方さんが店の前を通ると、ちょうど店から出てきた女性客の集団が「ほんっとお得だったわね!」「美味しかったしボリュームあったわねー」と満足そうに出てきたそう。おおお、なんか嬉しくなってしまった。がんばれ! 小さなフレンチレストランっ!!

2010年1月20日(水)  さいたまゆるゆるパン屋さん#3

浦和のマブ友「ボーカル」ちゃんは現在専業主婦ママ。現在休職中の私だが、平日は(休日も)ヒマしているところを、恒例さいたまパンツアーに連れ出してくれた。当然クルマだったので安心楽チン。ありがとう☆

今回、ものすごーーく行きたかったあの店へ初来訪! これはESSAYで綺麗な画像をお見せせねばなりませんっ。すっかりPC離れしていた私にお尻を叩くかのように「早くESSAY書いてね!」と。はいはい、がんばりまーす。後日、ESSAYにてアップ予定?!

2010年1月18日(月)その2  【感涙サプライズ便】hを求めた午後。

h便の中に、クグロフが。hのクグロフを食べるのは初めてだった。並んでいるところも見たことがない…いつからあったのか、あまり記憶になかった。さっくりとした歯ごたえの中にも、バターの風味がナッツフルーツと混じり合って美味しい。最近はまっている中国茶と一緒に、居ながらにしてhを想う。

ここしばらく、大阪へ行ってもバタバタした訪問ばかりで、ゆっくり時間を過ごせずにいた。私の中には、hにまつわるいろんな歴史があり、どうしても一番濃厚に過ごした「あの頃」に想いが戻らざるを得ない。「あの頃」ならたくさん浮かんだ言葉、それをなぞることしかできない。でも、「今」を見たい。今のhを見に行きたい。どうにか早く、大阪に帰らなければ…。飛び出せない今のこの自分(のカラダ)をどうしようもなくもどかしくく感じたのだった。

2010年1月18日(月)その1  【感涙サプライズ便】2010年もマンゴーフロマージュ!!

本当にサプライズだった。大阪からのサプライズ便…。まったく想定外だったので、嬉しさもひとしおだった…。大好きなhのパンたちが東京の我が家にやってきた。

2010年、最初に食べたhパンは、マンゴーフロマージュ。さすがにまだ年頭なので09年版からマイナーチェンジは行われていない模様で、生地にも表面にもトップにもマンゴー。たっぷりマンゴー。2010年も変わらず愛するマンゴーフロマージュ!!!

他にも、ハナミちゃんのフリュイ(真っ赤なヤツ)や、ナッツぎっしりの摩訶不思議旨パン(名前不明、、、)、バターの香る食パンなどなど、ひえぇぇぇ…と悲鳴を上げるしかない、パンでてんやわんやな正午前。

画像奧は、これも詳細は不明だけれど、hならではのゴルゴン風味のじゃがいもパン。じゃがいもダイスの黄色さから行って、おそらくインカの目覚め! そういやインカのめざめ…って名前は、どこかhのパンのネーミングに似ているような気がする。案外、ゴルゴンのめざめ、とかネーミングされていないだろうか?(笑)hはいろんな変態ネーミングパンの宝庫だったなぁ、と、ひとりくすくす笑いながらパンのおめざを楽しんだ。贈り主様、本当にありがとうございました…!!!

2010年1月16日(土)その5  三人そろった樽には。

さすがに寒い中、ぐるぐるパン屋さんめぐりをするとカラダがどーんと疲れて夕方前には一度解散して自宅で休憩。うう、私もひよったものです、、、

夜、再始動。もう1人パン友を加えて、ストアさんで待ち合わせ。この店で3人以上揃ったので、満を持して頼んだのは、自家製羊のソーセージとレンズ豆の煮込み。これが半端なく美味しかった! 羊好きにはたまらないクサ旨ソーセージに、味が染みこんだレンズ豆。うっまぁぁいぃぃ。。。(ただし、地味なので画像なし)

新作のゆずとクリームチーズのエピを囓りながら、六色の緑のサラダも。ブロッコリーやオクラ、えんどう、菜の花など緑野菜の盛り合わせ。こちらは、和風だしなのでおそらくカロリー的にはゼロなのではないだろうか(笑)。これでダイエットもできるかも?!

もひとつ、ポテトとブルーチーズのグラタンも。ポテトは、スライスが入っているのかと思いきやマッシュ状だった。なのでパン向けではなくお酒とともに。あ、絵的にも地味なので画像割愛☆

日頃、平日は家でひとりでいることが多くなってしまったので、こうして一日中友達と遊んでいることが嬉しくて。パンめぐりへの情熱(?)とともに、徐々にいろんなモノを取り戻していかなければ。

2010年1月16日(土)その4  【世田谷パン戦線異変あり】こちらもまさしくブーランジェリー。

さて、本日最後のパン屋さん。一日にこんなにハシゴしてしまったのは久々である。あまりハシゴはしないタチなんで…(ホントか?)でもでも、世田谷線〜世田谷通りは恐るべし。これはハシゴするな、比べるな、と言う方が絶対無理だ(笑)

こちらは、三茶の茶沢通りの商店街にある某パン屋さんの、生粋のブーランジェリー部分を切り取ったもの…といえばいいかも? ご存じの通り、あの店はもともと大手チェーンだったけれど、パリのブーランジェを招いて店のパンが不思議な二分化状態だった。

青い壁の、これまたまさにパリーなブーランジェリー! パンの品揃えは、私の中では「まさにパリだわ」と思えるものだった。なんていうか、パンの品揃えに限定感がある…というか…パリのパン屋さんは、日本のパン屋さんのように「品数重視」ではなく、あるべきものはちゃんとある、のが決定的な違いのような気がするから。バゲットはあるし、カンパーニュはあるし、クロワッサンはあるし、エピもある。あ、パンオショコラもね! ポワラーヌそのまんまのサブレも美味〜! そして、ここはパリのパン屋さんにありがちな「見た目より中身重視」で終わらず、ちゃんと美しく成形・陳列されているのがポイント。これはこれで、パリらしいなーと思えるのだ。強烈な個性はないけれど、そこが逆に印象的、考えさせられるものがあったわけで。

残念ながら現在我が家には2週間では食べきれないくらいのパンを抱えているため、ここでは食事系のパンはエピしか買えなかった。しかしここのエピはマジで美味しい。ベーコンがとってもまろやかでどことなくミルキーさも感じてしまうくらい。生地も風味に尖った部分がなく非常に美味。やばい、久々に旨いエピ食べた…。エピ好き魂が蘇る。

クロワッサンも焼き色、見た目、風味共に秀逸。ふぁさふぁさっと崩れるタイプで、カスが舞い散ること必至。そうそう、クロワッサンのラスクがあったので珍しさに思わず購入してしまった。砂糖がたっぷり振りかけられて甘いお三時向け。パンオショコラは、私の中で「パリの定番」だからこれは欠かせない。


東京に居ながらにしてパリのパン屋さんめぐりをしてしまったかのような世田谷通りパンめぐり。普通のパン屋さんめぐりよりも、ずっといろんな思いがうわーーっと溢れたのだった。ああ、パリは遙か遠く…。

2010年1月16日(土)その3  【世田谷パン戦線異変あり】ここはいったいパリのパン?!

世田谷通りのパン屋さん…といえば、H田家さんが思い浮かぶのだけど、さらに西に向かうと、ここはパリかと見間違えるようなブーランジェリーが2軒も立て続けにオープンした。ほんとにほど近い。近すぎてほんと驚いた。この付近の方々はなんて贅沢なんだろう!

そのうちの一軒がこの黄色い壁のお店。その熱いブログが話題になっているが…(熱さでいえば、みんな関西の某店を思い浮かべるらしい。でも私はアウトプットは全然別物だと思ってる)。

パリで長く修行した後、東京でこちらのお店のシェフに就任されたとのこと。お店の名前に、パリへの熱い思いが込められているのがよくわかる。店に入ればなお、その思いは伝わってくる。

ショーケースにはサンドイッチやキッシュ、生ケーキ類(ケーキは目にもおいしそう!)。ショーケース上にはヴィエノワズリーが中心に並ぶ。季節的にガレット・デ・ロワがあったが、ホール買いはちょっと厳しいので断念(相当自信作らしい…)。レジ後ろの棚にはバゲットとカンパーニュが立てかけられているのがまさに「パリ」。そうそう、バゲットは手に届くところには置かないのがパリっぽい。

パリそのもの…と思ったのは、正直いってパンの顔。顔というか、色である。…白い…。クロワッサンもなんだか白い。パンによっては「?」というくらいに白いヴィエノワズリーが並んでいる。ああ、なんかそれすらもパリっぽいわ。「これがパリのパンである」と言われたら、その通りと言えばその通り。パリのパンが全てがそうでないように、これはここの個性と言えばいいのだから。私はたくさんのパリのパン屋さんに訪れているが、良くも悪くも「パリだわ」と思った。客に媚びないパンというか…媚びる必要性を(まだ)感じていない。生活密着感がどこか感じられるところが。心の中で仙台のBさんを思い出してしまった(似てないけど(笑))

クロワッサンは見た目の通り、どこかレア感があり最初は「?」だったが後味が良いバターの風味がぷわっと来る。しかし友人が購入したレモンパイは非常にインパクトあり。あまいレモンカードではなく、しっかりレモンの酸味が効いたものだった! ちなみにこちらはしっかり焼き色が付いてます(笑)。タルトタタンはしっかりきっちり甘い! 甘さの強さも日本ではなくまさに向こうのもの。個人的に嬉しかったのは自家製ハムのカスクルート。バゲット1/5本分くらいのサイズだが、コルニッションが効いてハムも美味! しかもこれが190円程度だったのが驚き。友人の買った大根やポテトの入ったサラダのサンドイッチはゆず風味で和洋折衷で美味しいが、見た目はやはり質実剛健的な(笑)

…長くなったが、ここのお店に来ると思うことが膨らみすぎて。きっと、パリを訪れたことがあるパン好きさんには、あれこれ感じるものがありそう。冷凍庫の在庫パンがなくなったら、カンパーニュを食べて見なきゃ。もう少しあれこれ感じて(ツッコンで?)みたいのだ。

2010年1月16日(土)その2  【世田谷パン戦線異変あり】ドーナツとベーグルの和風カフェ

松陰神社前という駅前は、世田谷なのにとても下町情緒があふれている。その中でも「びっくり」するほどお安い八百屋さんの隣のアーケード(アーケードといっても、とても昔ながらの小さな商店街)に、ドーナツカフェがあった。ベーグルもあるという話だったが、まだ焼けていなかったのでとりあえず杏ドーナツを。

木の壁、木の机、木の扉…昔懐かしい木造の作りは、あのお店を思い出した。そう、代々木上原のドーナツ屋さん! しばらくあのお店にも行っていないけれど、久々にドーナツが食べたくなってしまったな。いつ行っても売り切れだったりするのだけど。

2010年1月16日(土)その1  【世田谷パン戦線異変あり】住宅街に現れたあのシェフの新店

すっかりパン浦島太郎になってしまっている今日この頃。どこに何がオープンしているとか疎い。。。疎いながらも、行ってみたいお店はいくつかリストアップしているのである。その一つが、もうすでにパン好きなら行ってみたであろう、松陰神社前〜三茶エリアの未曾有のパン新店ラッシュゾーン! パン友と一緒に、冬風寒い中、てくてくハシゴしてみた。…パン屋さんハシゴするのって、ものすごく久しぶりなのでは。

11月にすんごい中華を食べた記憶に新しい、世田谷線松陰神社前からスタート。あのMDF@深沢でシェフを務めたSさんの新店がオープンということで、すごく注目されていた。午前中だと「棚の店」となってしまうといううわさもちらほら。ぎりぎり正午前にい行ってみたら…いや、確かに品ぞろえ的にはMAXではないのかもしれないけど、選ぶ分には十分な感じ。住宅街のおしゃれなパン屋さん…という感じか。それを意識してか、MDFでイメージされるような、高級感あふれるパンではなく、もっと日常的なパン(あんパンとか食パンとか)が目立っていたように思う。もちろん、MDFやP時代をほうふつさせるパンもあったけれど(ポワローネギのパンとか)、…かなり「日常的なパン」を意識されているのだろうか。お値段はそこまで日常的な感じではなかったようなので、少しパンのセレクトに別の意味で悩むところがあった…。

どうしても、MDF時代を懐古させるパンに手が伸びる。フレンチトーストは、甘くカリカリのキャラメリゼが特徴的。自家製オリーブのフーガス(フーガスといいつつ、リング状のソフトな食感)はちょっと奮発感あり?(友達が買ったのはカレー風味)MDFで大好きだった、あの美しすぎる高級なフォカッチャ系の名残を食べてみればよかったか、とどこか心が束縛されているパンヲタな自分。もう少し時間をおいてから、再訪してみよう。