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パンある日記(仮)

2006年9月30日 (土) その2  MK@池袋サンシャインアルパオープン

昨日、池袋はサンシャインアルパにオープンしたMKの新ショップ。去年まで池袋人間だった私には「なぜに池袋??? ついに池袋!!!」と思ったのだが、サンシャインと聞くと正直微妙である(笑)。長年池袋に住んでいてもサンシャインは遠くてそんなに行かない場所だったからなぁ(苦笑)。S武とかT武じゃなくてなぜ今サンシャイン? と正直なところ思う、元・ブクロネーゼのmi_waパンである。

しかしやはり騒ぐブクロ魂を抑えられず、早速オープンに行ってみた。対面式カウンターのテイクアウト部分と、料理とお酒とアイスが食べられるカフェバールの部分。2日目である今日も次から次へと人が行列に加わっていく。

その風景を眺める人がいた。
おぉぉぉ!!
Eカイザー氏!!

コレドのオープンのときもいらっしゃったが、生カイザー氏が隣に立っていた。ParisのMKに行っても一度も会えたことがないが、日本ではもう3回くらい見ている気がする(笑)。私だけが熱烈に見つめていたのだから、お気づきになったムッシューは、近寄ってきてくださり、挨拶&握手、そして私は必死でつたなすぎるフランス語(結果、なにも通じてなかったと思われる(笑))でアピールしたりと、もう何がなんだか、ムッシュの肌の色と同じくらいに頭の中は真っ白だったという。あぁ、いざとなったらなんもしゃべられん! その後、ムッシュは木村氏と一緒に去っていった。今夜帰国なんだそうな。ほー…。


あ、それでは肝心のパンの紹介を(笑)。
基本的にパンのラインナップは変わらないけれど、池袋限定の「パン池袋」。名前そのまんまなのは、パン天神やパン・オ・日本橋と通じるものがある(笑)。池袋バージョンは、キャソナードを使ったシナモン風味のとてもとっつきやすい風味のパン。レーズンを抜いたシナモンレーズンベーグルの味を想像すればわかりやすいか?(笑)
もうひとつは、セーグル「ちび」シリーズの新製品、セーグルオランジュ。アイスも食べたが、値段は良心的にシングル280円也。


自分的には、日本に居ながらにして「フランス語もっと勉強しなきゃ…」と悔いた、珍し〜い日であった。

2006年9月30日 (土) その1  さっぽろ「王道」味噌ラーメン

突然、「味噌ラーメン(しかもこてこてのサッポロ味噌ラーメン)が食べたい!!」

そう思って立ち寄るは高田馬場。パンで言うなら代々木上原や丸の内のような(?)ラーメン激戦区である。道産子である私は、地元の本店でもちろん食べたことがあるが、東京支店で食べるのはこれが初めて。

私の中でサッポロ味噌ラーメンと言えば、とにかく「味噌!」の味である。豚骨をしらなかった当時の私には、単に味噌を溶かしました、ちょっと辛目なほどに、みたいな濃い味付けの味噌ラーメンをこよなく愛していた。麺は黄色くて少しスープを吸ったかのようになじみのよいぶよっとしたやわらかい茹で具合(アルデンテではだめよ!)。具はもちろん、もやしにひき肉、玉葱を油でじゃんじゃか炒めたあとで載せたもの。これが絶対! なのである。私の中では、ここの本店は、結構良い線いっていた、という記憶があるのだが…。

えらくおかしな空間の取り方の店舗だったなぁ…なぜにあんなに厨房が遠いのか、客席と厨房の間の空間がなんだか無意味に感じる(と、行ったことがある人ならわかるかな?)。ラーメンはどえらく塩辛かった。ちょっと涙目。いや、美味しいのだけど、いかんせん塩辛すぎ、後味がよくない…。こういうスープは、ラーメンライスにして食べたらうまいんだけどなー(笑)。

しかし、美味しかったかどうかは別として、久々に食べた。王道のサッポロ味噌ラーメンを。そういう満足感は幾分満たされたかもしれない。あ、そうそう。ビールがちゃんと「サッポロ」だったことに嬉しさが隠せない。しかも300円。良心的っ!

2006年9月29日 (金)  オフィス街パスタランチ、衝撃走るの巻

いつも一緒にお弁当(もとい私はパン)を食べる同僚が夏休み中につき、今週はずっとひとりランチ。オフィス街パンをデスクで食べたり、激マズなフォーを食べたり(ホントにお金払わずに全力疾走したくなるくらい…ありえん…)、Mスバーガー食べたり…と、きままに今日も外食ランチ。

うちのオフィス街は、鳥料理、ラーメン、カレー、蕎麦、とりあえず何でも一通り「ここが一番旨い」というものが各ジャンルで存在している。あ、パンはもちろんあそこね(笑)。…しかし、致命的に弱いのがイタリアンなのである。いくつか店はあるのだが、どこもパッとしない。もともと私にとっては、パン、ラーメン、カレーの次…くらいのパスタ愛好度なので(笑)、昼にこの界隈でパスタを食べることは付き合いで年に1回あるかないかくらいに少ない。

珍しく新規開拓してみた今日のイタリアンは、ここ1〜2年のうちに路地裏にひっそりできた小さな店。以前から存在は知っていたものの、なんか外観が心惹かれるところなかったせいか素通りしていた店だ。ところが! これがめっちゃビンゴだったのである!

麺は生パスタだそうで、毎週変わるランチセット(997円)は6種類くらい、12時もなると行列がずらっと出来る(=オフィス街ではよくある光景とはいえ)。どのメニューも食欲そそる組み合わせ(秋刀魚としめじの柚子コショウパスタとか!)。並んでいるのは常連さんらしく「昨日はパスタにしたから今日はハンバーグ」なんて話してる。おぉ、そんなに通い詰めさせるほどのイタリアンがこのオフィス街にあったなんて。

海老のミンチとキャベツのトマトクリームパスタにした私。たっぷりと盛られたパスタからはぷぅ〜んと乳臭さがただよう。香りはクリーミーなのに、食べるとトマトの酸味もしっかり存在! 生パスタゆえか、やや柔らかいゆであがりではあるがめっちゃ美味しい〜! うわうわ、こんな満足できるパスタランチ、いったいいつぶりだろ〜♪ 明日も明後日も通いたい!(って、明日は土曜日、、、)



…しかし、この店が私に強烈なインパクトをもたらしたのはパスタだけの話ではない。ランチセットでついてくるパン、である。

出てきた瞬間に「もしや?!」
食べた瞬間に「やっぱり!!」(笑)

この白くて頼りない「乾いた」クラスト、喉で「もごもご」とダマになるような感覚の粉っぽい味(笑)。間違いなく、あそこのパンだ! …そう、勘のいい方なら分かるだろう。「あの店」のソフトバゲットである。お店に確認はしてないけど、私が間違えるわきゃない!(笑)

「こちらのパンは○○レストランでも食べられます♪」なーんてパン特集でもよく見かけるが、…「あの店」のパンもレストランで使われていたなんてぇぇ…あぁもう、さすがはオフィス街(笑)。

2006年9月27日 (水)  パン好きの嗜好の限界にチャレンジ?! オフィス街パン屋

実は昨日の昼もオフィス街パン屋でした…。今日もです…。それもこれも、全部は大雨のせいにしておきましょう(笑)。

今日、ようやく念願(?)の新作「海老チリトルテーヤ」に遭遇。これ、なかなか買うタイミングがなかったのだ〜。…し、しかし…この海老チリ…やはり問題作である(笑)。まるで長くて大きな鰹ブシに見えるが、実はレタスか!(笑) レタスに火を通して見栄えがどうなるかなんてこと、なーにも計算してませんね?!(笑) ったくもぉ…。でも、適度に辛い海老チリ、結構ウマかった(謎)。

そしてもっともっと問題作は(笑)。二度目に食する「イタリアン温野菜」。もう、ここまでツッコミどころが満載すぎるパンもあるまい。ていうか、パンじゃないぞ、これはもはや! まず、温野菜…といいつつも、温野菜に該当するのはブロッコリーくらいなんじゃないだろうか。あとはトマト+レタス(またかよ!)+キュウリときたもんだ。どこがどう温野菜なのか説明してもらいたい(笑)。せめてレタスとキュウリは生で食わせてくれ。キュウリはなんだかもう、ピクルスのような色に変色しちゃってるんですけど…(笑)。

し か も
このマヨネーズの量は一体?! オフィス街パン屋歴●年の私ですら、初心に戻るほどのマヨ度、トマトボールなんて可愛いモノだ!(笑) マヨネーズにまみれた生野菜たちを食べていると……これまでハード系のパンやらこだわり名店のパンやら、長年培ってきた「パンに対する鋭敏な味覚(←いや、実際はそんなもんないけどね)」が全て否定されるような! 全てリセットされちゃうような! 恐るべき事態に遭遇した。

…そう。このパンも「なぜか旨い」と思ってしまっている自分がいたのである…(笑)。

2006年9月25日 (月) その2  タイミングを逃した冷やしツケ麺

以前にも食べに来たことがある、広島風つけ麺のお店(確か…2月上旬のDIARYに…)。

真冬に冷やしつけ麺専門店がオープンしても、どうなのよ? と思っていたが、やはり夏場はそれなりにお客さんも入っていたようである。

なのに、私はまたタイミングを逃したらしい(笑)。もう肌寒い秋に再訪するとは…。

野菜+肉(蒸し鶏)を特盛、麺はそのまま。かなりヘルシィである。ここは麺の味がどこか香ばしさがあり美味しい。…が、やっぱり夏のうちに食べておけばよかったなぁ(笑)

2006年9月25日 (月)  カンパーニュ+バゲット、掲載されましたね?

本日の昼パン。ご近所Vモンタに久々に顔を出す。先日発売された某雑誌のパン特集に、Vモンタのパンがバゲット、カンパーニュの部門に載っていたことにひっくり返った。いや、失礼ながら(笑)。載っていた、ということだけを覚えていて具体的にどんな風に書かれていたかは覚えてない。関西部門にばかり目がいっていたせいである(あ、立ち読みってことが暴露された(笑))。

小さなパン売り場にいつになく人が多い。パンの棚もすかすかである。「載ってましたねー、雑誌! みましたよ」 いつもの店員さんに声をかけると、そのときのことをちらっと話してくれた。

あの雑誌の内容はいろいろツッコミタイところが山ほどあれど(あの雑誌に限ったことではないが(笑))、近所の愛用しているパン屋が載ればやっぱ少しは嬉しいかも…な。

*画像は、バゲット生地に新作のさつまいもの甘露煮が入ったパン*

*パン語解説*Vモンタとは、Vェイユモンタ一ニュのことです。会社に近すぎるゆえ、伏字は避けられません。ご理解をっ。

2006年9月24日 (日) その3  終わった夏と秋の夜長

場所と人が変わりまして上原はいつものWPカフェ。

夏の間、私は何かにとりつかれたような日々をすごしていたようである。各方面の交友がおろそかになっていた…のかも知れない。今夜会った友達も仲がいいし、久しぶりに会ったわけでもない。なのにこの夏の一連の話を一切していなかったことに呆然(笑)。うーん、これも話してなかったっけ? あれも? それも? うわー、ごめん!!

オープンテラスでビールとチャイチキサラダとスシロールを食べながら、一気に話し続けた。ひんやりとした空気が薄手のカーディガンでは少しつらくなっていた。はだしのサンダルで来たことも少し後悔。

夏はもう終わったんだ。
秋は…もう少し心穏やかに、大事なものを大事にする、そんな当たり前の日々をすごしたい。

2006年9月24日 (日) その2  パン カラ カレ パン

すでに恒例行事となりつつある(?)パンカラ。パンとカラオケを一緒に楽しもうという、パン好きならではの企画である。

しかし…仙川の店が定休日だったことのダメージが大きく、それでもつぶしの効かないのが京王線の悲しいところでもあり(うわ、すまん)、…そのまま新宿に戻るのもなんなので、カラオケの舞台は下北にすることに…。

むーん、休日の下北など、望んでくるところではないのだが(私個人的な高齢化に伴い)、下北といえばアンゼ理科のカレーパン。学生の頃からここのカレーパン、一体何回食べたことだろう??? なんだかんだ、今でも好きなのだが、まさかカラオケしながらカレーパン食べるとは(笑)。自分もまだまだわんぱくである。

2006年9月24日 (日) その1  電車から見えるパン屋さん

以前、BBSで「京王線の車窓から見えるパン屋さんらしきものが気になるんですよねー」という書き込みがあった。そのお店がチトカラと仙川の間くらいにあると判明(したのは結構前の話ではあるのだが)。木曜日に仙川のパン屋さんに行ったときに、一緒に行こうと思ったらこちらは木曜定休。仙川のパン屋さんももう一度いきたいし、今日はチトカラ行きますか!(←しかし、哀れにも仙川のパン屋さんは日曜日定休だった…閉まったシャッターの前で呆然…)

12時〜14時、いったん休憩を挟んで17時からまた再オープン、という変わった営業時間を見ると、きっと八王子の某パン屋さんみたいに小さな小さな店なんだろうなぁと予想していたら…ほんとに小さな小さなお店だった。小さいながらも、走る電車の車窓からでもきっと見逃しはしないと思う。おいしそうなオーラって、お店の大きさには関係ないんだもん。

お店のナチュラルなトーンそのままに、フランスパンや、ヴィエノワズリー、きなこあんぱん、レーズンパンなどが並ぶ。

チーズ入りのフランスパンには、2種類くらいのチーズがたっぷり!!(焼き戻したら薄味の生地+チーズの塩気のバランスがいい)
レモンブリオシュは、中央にレモンカードっぽいものが入り、これが私の子供時代…そう、ママの作るレモンタルト!(←私は母のことをママとは呼びません(笑))美味しい!!
一番美味しかったのは、アプリコットバナナ。しゃくしゃくのアプリコットと、生バナナが重なったデニッシュなのだが、生地がほろほろさらさら! ここ最近、バリンバリンしたデニッシュが多いなかで、逆に新鮮だった。さらさら…と粉化する生地の中のバナナ+アプリコットの美味しいこと!

京王線、これまで「パン目当て」では全然乗らなかったけど(スマン)、個人的に今、注目のラインだったりする?!

2006年9月23日 (土) その2  江古田らしくない×江古田らしいダーツバー

元・ご近所仲間の一人が江古田でお店を開いたので冷やかしがてら大人数で押しかけた。元々ビリヤード場があった雑居ビルの2階、建物と中身のギャップに驚く。照度の低い落ち着いたバーカウンターとソファー席、そして、ビリヤード台にダーツまで置くスポーツバー的なダイニングだった。料理も力が入っていて、どの料理も実に美味しく手頃。その不自然に広い空間は、落ち着かないといえば確かにそう言える。しかも、おしゃれな内装にこの「江古田らしい」窓枠(笑)。曇りガラスの外には雑多な江古田の低いネオンが。いかにも江古田、なのである。

それより何より、カウンターにバーテンとして、店主として立つ友人の姿が一番のギャップだったかもしれない。

初めて出会ってから1年半。彼が一番大きく変わったかもしれない。第一印象は、まっとうな仕事をしない、お調子者。でも、何度も会うたびに、実はメンバーの中で一番中身のある人間は彼なのかも知れない、と思うようにまでなった(それが正解かどうかは別として)。ここまで第一印象が変わった人は初めてだ。…今では、こんな立派なカフェバーの「代表」になっているんだもの。人が大きく変わるのに、時間の長さは関係ないのかも知れない。

2006年9月23日 (土)  ブクロらしくない×ブクロらしいカフェ

東京生活の大部分を池袋エリアで過ごした。この町のめぼしいお店はほとんど行き尽くしていたと思っていても、時の流れと比例して新しい店も増え続ける。とうてい追いつくはずもなく、いつしかブクロ開拓に興味を示さなくなったのは、青春時代から疲れたオトナにシフトした頃。今日行ってみたカフェは、私がオトナになったころに出来たカフェ。

ブクロほど、カフェが全く充実していない町も珍しかったのだが、そう言う意味でも、この店は「ブクロらしくない」、でも「ブクロらしい」店だった。赤い壁は自分のとこの掲示板を思わせるし(笑)、壁にグリーンのマネキンが裸体のまま3体飾られていたり、椅子も装飾もすべて手作り。そして何より、客層が…若い。オバチャン世代に一歩足を踏み入れた私には「あぁ、学生の頃にこういう店があれば!」と思わずにはいられない。そこには若いクリエイターを刺激する何かがたくさん詰め込まれたカオスな空間だったから。今の私には刺激を通り越して火傷、居場所は奧の座敷席(!)なら許されるかも。

料理は無国籍なのだが、ドリンクメニューに瞠目。いろいろ面白いフレーバーがあるが、やたら「コーラ」のアレンジが多い。秋限定「くりコーラ」?! ゲテ専の私が頼んだのは「バナナミルクコーラ」(笑)。それにカボチャマフィンを合わせる。ああ、いかにもブクロらしいじゃないか。

バナナミルクコーラの実態は、…言われなければバナナもコーラもわからない。クリームの溶けた後のクリームソーダ、というビミョーなレトロ感で(笑)。カボチャマフィンは、甘くない目の詰まったプディングという感じで美味しい。

久々に来たブクロの人の多さに圧倒された。1年前まで、私はこの人混みの中を毎日過ごしていたなんて。ほんの数時間いただけで人あたりを起こしてしまった。ある意味、今は隠居生活なのかもしれない。

2006年9月22日 (金)  プリンクロワッサン@デイジイ

所用で西川口。場所はヨーカドーのすぐ側。この風景、見覚えあり! …そう、もう7年くらい前になるんじゃないだろうか、一軒のパン屋さん目当てにこの駅に来たことがあったのだ。

お昼ゴハンは別のお店で食べたので、パンだけ買いに覗きに行ってみると、おやや? 昔来たときとパンのラインナップが変わったというか…いわゆるハード系がないっ。調理パンとデニッシュと菓子パンしかなかったのだ。うーむ、お昼に食べるなら嬉しいラインナップなのだが…持ち帰るとなると…うーんうーん(地元の人に聞くところに寄れば別店舗ではハード系はあるそう)。それにしても大にぎわい。レジに6人くらいスタッフがいたのには驚いた。相変わらずの盛況ぶり。

ひとつセレクトしたのは名物クロワッサンBCでもミルクフランスでもなく(←どちらもかつて食べたことがあり)、プリンクロワッサン。…デニッシュにそのままプリンがぼこんと乗っかっているのである(笑)。このプリンがママの手作りプリンと、プッチンプリンの中間という感じで(笑)堅めのプリンでなかなか好きである。アイシングがかかっているのもなんかノスタルジィだったり。

さてと、休憩も終わったことだし、もうひとがんばりすっか。

2006年9月21日 (木) その3  【平日東京パン巡り】大きな時計のパン屋さん

調布市の仙川…。ここにパン屋さんがある、とHP読者の方に教えて頂いて以来、ずっと心に留まっていたお店。お店が近づくに連れて見えてくる大きな大きな時計。教室にある時計にしてはとても大きい、むしろ体育館とか校舎の壁に取り付けられていたのでは、というくらいに大きい時計。

ルヴァン出身の方が焼くパン、ということはがっつりハードなのかと思いきや、ミルククリームをサンドしたベーグルや、かわいいシナモンロールなんかもあったりする。富ヶ谷のパンがやや小難しいとするならば、ここのパンはとってもわかりやすく、とても親しみやすい。お店の女性のやさしい笑顔と雰囲気がそのままパンに現れているかのような。…しまった…こんな「もろストライク」なお店になんでもっと早く来ていなかったのだろう。

買ったパンたちを、お店の軒先のテラスで広げる。立ちひざスタイルでおこさま向けのベンチに腰掛ける。ミルククリームをサンドしたベーグルは、ぷちぷちと気泡が出ているきつね色の表皮。ヒキの強さとは対称的に、驚くほど口溶けがいい。食べるときはちょっとがんばるのに、口に入れたらもう消えていた、みたいな。

感動的だったのは、カンパーニュノア。クルミの色で生地が染まった茶色いクラムは…まるで水を吸い込ませたスポンジのよう。ぷにっと押せばぷにっと戻る。しっとりと濡れたクラムを口に含むと、ふにふにふに…っとした食感、併せてこりこり胡桃の濃厚なコク。

カンパーニュ生地のプチバゲットには、淡い色のハムとチーズとマスタード。思わず苦笑いしてしまうほどのチーズの乳臭さにはびっくり。おかしな話、ベトナムを思い出してしまった。そういうものを向こうで食べたかどうかなんて記憶にないのだが、なぜか遠いアジアの外国を思い出してしまったのだ。…フランスとかではなくて?! ハムとチーズのサンドイッチ。一番シンプルなのに、一番「バゲットを美味しく食べたい」ときの組み合わせ。

すてきなパン屋さんのある町には、悪い癖かな、すぐ住みたくなってしまう。こんなに素敵なパン屋さんが普通に日常にある生活って、どんなんだろう。すぐ妄想してしまうのだ。…たとえ今私がそう言う意味でどんなに満たされていたとしても。


仙川という町は初めて来るが、昔ながらの商店街こそないけれど、必要なショップが一通りそろっている生活しやすそうな駅だった。下校中の制服の子たちや、子供を乗せて自転車に乗るお母さん、少しくたびれたお父さん。小さな駅から、いろんな人の「家路」が無数に伸びているような、そんな光景がほほえましく思えた。いいな、こういう駅前を持つ駅。

向かいの児童公園で遊ぶ子供達は、この時計を見ておうちに帰るのかな。そうだよ。もうおうちに帰る時間だよ。

2006年9月21日 (木) その2  【平日東京パンめぐり】荻窪トランジット

西荻の次は、阿佐ヶ谷行こうかなーと思っていたのだが…そういや営業時間がえらく短くなったという話を思い出し、断念。次に目指すのは京王線の「仙川」にあるパン屋さんなのだが、ふと荻窪で途中下車してみた。駅の近くの新しいパン屋さんにまだ来訪していなかったのだ。

私の手元には、今朝作った「自前のパン屋さんリスト最新版」が。こういう未訪問リストを作るのは久々だった。…そう、こうやって「行ってみようリスト」をちゃんと作成しておかないと、日々増え続ける新しいパン屋さんがどんどん流れていってしまう。リストを片っ端から潰していく…という趣味は別にないんだけど、出会わずにどんどん忘れていくのがもったいないような気がしているのだ。

荻窪の○○詩人さんは青梅街道沿いにあるので割とすぐに見つけられる。ぴぴーんと来るパンが(この日は?)残念ながら出会えなかったのだけど、そういうことも、行ってからわかること。もっともっと東京のパン屋さん、あちこち行っておきたいよ。

偶然、千歳烏山行きのバスを見つけた。ぉぉ、これ一本で仙川の方まで行けるのか! バスに乗り込み、次のパン屋さんへ向かった。

2006年9月21日 (木) その1  【平日東京パンめぐり】ポムさんひとりじめ@西荻

本来、今週一週間は夏休みなのだが、午前中だけ会社に顔を出す。午後からは「珍しく」東京のパン屋さん強化日!!

…といっても、さて。どこへ行きたい? せっかくの平日、どこへ行くべき?! 休日には混んでいるけど平日なら……。

そこで思い立ったのは西荻のポムさん。まさか1年半ぶりだとは…。
(前回来訪はこちら
混んでいるとわかっていると、どうしても週末に足を運べなかったのだ。


到着したのは2時過ぎ。もうさすがにベーグルはなかろう…と思いきや! うわぁ、ほぼ全種類あるじゃないの!! しかも、席もお客は私一人だけ。えええ? まじですか。話を聞けば、こんな風にこの時間までこれだけの数のベーグルが残っているのは珍しいことだそう(そりゃそうだろうなー)。うーん、恐るべきパン運…もといベーグル運…。


今日、初めてパルマンティエ(ジャガイモとチーズの重ね焼)を食べたが、これにニンジンベーグル、総菜、ヴィシソワーズ、ドリンクが付いて1000円って、…改めてこの店のコスパの良さを痛感する。

ヴィシソワーズは何度頂いても美味しいし(今日はやや塩気が強かった気もするが)、噂以上にパルマンティエは絶品であったし、ニンジンベーグルはニンジンの風味は強くてもリアルニンジンとまでは行き過ぎない、パンとしてのニンジンの美味しさを十二分に表現していて本当に旨い。うーーん、ほんっとに大満足のベーグルプレートランチ。


一時期、混乱を招くほどの行列っぷり(もしかしたら今でも週末はすごいのだろうか…?)のポムさんだが、平日はこんなに落ち着いてベーグルを選べ、なによりも「1000円のランチ」の充実っぷりは、もはや「パン(ベーグル)のカフェ」と同列に置いてはいかんな…。なかなかないもの、ひとつひとつのアイテムへの満足度が高いセットってば。


メロン&ココチョコベーグル、カシス&チョコチップベーグル(画像の手前。まるでブルーベリーでしょ?!)などの新作ベーグル、どれもこれもが美味しく、ひとくちひとくち食べるたびに、謎解きをするような楽しみがあるのだ(メロンベーグルなんて、ほんと食べてみてのお楽しみにして欲しい!)。


どうにも自宅で「美味しく焼戻すのが至難」なのが玉にキズのポムベーグル…という印象があった(←あれ? 私だけ? そう思うことがよくあるのだが…)。クラストの存在感の強さが目立っていた気がするのだ、かつては。…ところが、今回はクラムが旨いこと蘇ってくれて、余すところなく堪能!! もしかしてベーグル、前よりずっと美味しくなっているかも! もう、次の来訪を今から練っておかねば。もちろん平日に!!

2006年9月20日 (水) その3  肌自慢たちの美肌鍋

帰国後早々、アジア鍋を品川で食べることになった。台湾で散々嗅いできたであろう、漢方薬的な香りの漂う薬膳料理の店で「美肌鍋」。美肌鍋の他にも、毒素排出鍋(!)なるものもあるのだが…。

大好物の火鍋。色の薄い方は、スッポン出汁。色の赤い方は烏骨鶏スープ。これに、漢方薬の香りぷんぷんのカクテルを合わせて。デトックス…というか、もう「取り込むだけ取り込め!」である。

軍鶏、島豚、はと麦がまぶされたつくね、キノコ、野菜などなど…これらを漢方スープの中に投入。良薬は口に苦し…というよりも、鼻には苦いが、舌には実にまろやかで旨い! 旨い! そして最後には、十分旨みエキスが出まくったスッポン+烏骨鶏の2つのスープを混ぜ合わせ、玄米で雑炊にするのだが…あああ!!! な、なんたる旨さ…!!! 出汁の煮詰まり具合とか、いろいろあろうとは思うが、偶然の産物と呼ぶにはあまりに奇跡的な美味しさー!!! たぶん、この最近で食べた中で一番旨かった(←今月はいろいろ美味しい強豪を食べているというのに!)。

美肌鍋なんて要らない美女3人で食べる鍋ですもの(←?)、トークがさらに旨さを加速させたとも言えるかも。

翌朝、美肌効果が出ていたかどうか…確かめるのをすっかり忘れていた(笑)。もったいない?!

2006年9月20日 (水) その2  エピ歴始まって以来初?! 新ショウガエピ

品川駅と言えばエキュート。満で面白いパンに出会った。

…その名もショウガのエピ(笑)。一見、魚肉ソーセージのように見えるのだが、れっきとした新ショウガが入っているのである。匂いはパンの香りをかき消すショウガのつんとした酸っぱい香り(笑)。そういや、ゴハンを家では全く食べない私であるから、新ショウガなんて数年に1回、いや、人生に数回しか食べないシロモノ。まさかパンで食べることになろうとは(笑)。いやはや、パンというものは、食のジャンルを問わなくなっているようである。

なぜか、無性に秋刀魚が食べたくなったのは言うまでもない?!

2006年9月20日 (水) その1  ねじれた記憶のパイの味

品川で気心しれたパン友たちとのディナー。
お店の席が空くまで待機場所に選んだのは萌え系コスチュームのファミレス某AM(笑)。他にもたくさん店はあろうに、なぜにここを選ぶか? 半分はネタである(笑)。

かつて一度だけ入ったことがあるが、そのときに食べた「パイ」が結構うまかった覚えがあったのだ。…ところが、本日頼んでみたパイは、やはり記憶とはちょっとねじ曲がっていたみたいで(笑)なんとも懐かしいチープグルメなパイであった(笑)。いや、それを逆にオモシロ美味しく食べられる3人娘だからこそ、あり。これもあり! ていうか、これから食事するのに「パイ」食べるか?

しかしこちらの萌え系コスチュームは…ペチャ「パイ」だろうと、グラマーに見せることができそうな魔法の衣装。私もこれならボリューム「パイ」になれるだろうか?(笑)

2006年9月15日 (金)  贅沢の象徴? 東京駅発、成田エクスプレスランチ

急遽夏休みに台湾に行くことになった。

台湾行き自体、決まったのはつい10日前。しかも、仕事がヒマだったので直前にひとり一日早く台北へ赴くことを決めたのはつい昨日のことである(笑)。エアの変更をし、宿も急遽一泊分決めた後に、仕事がバタバタと入ってきたり、台風が迫っていたり…と、ホントに行けるんだろうかと青ざめながら昼過ぎに会社を飛び出した。ボス、振り逃げゴメン!!!

本来ならチープに空港へ向かいたかったのに、珍しく成田エクスプレスに乗る。あぁ、そう言えば初めてかもしれない。少しでも費用を抑えたいのに3000円の出費は痛い。なんて贅沢な!

八重洲から乗るならやっぱりお昼ゴハンに買うのは「P」だろう。久々にサンドイッチを買うが、この新作のトマト・モザレラはハーフで357円もするのだ。なんて贅沢品なのか!! 日本上陸直後のあの格安の時代がもはや懐かしい。当時はカスクルートが300円台だったものなぁ…。

ところが、この新作サンドイッチ。オリーブ入りのバゲットに、トマト+バジルソース+モッツァレラがサンドされたものだが、これがめっぽーーー旨い。高いがやぶさかではない。ちなみにバナナのカップケーキも399円とハイプライスであるが、これはとにかくボリューム満点ゆえ相応かもしれない。うーん、つかの間の贅沢である。さすが旅行前、財布のヒモがゆるんでる(笑)。

しばしパンとはお別れの5日間。帰国後はきっと、パンが恋しくて恋しくてたまらなくなるんだろうか。