2006年9月14日 (木)
オフィス街パン屋的オムライス
友達から教えてもらった人形町のとあるオムライスのお店。もう、名前からして迷品っぽいじゃないか。およそオムライスなんてハイカラな料理を出すようにはとても思えないような店構え。ラーメン屋とか定食屋…とかならまだわかるのだが、古くささと垢抜けなさが同居したカウンターのみの小さな小さなオムライス屋だった。
話通り、ちょっと強面のおじちゃんが2人で切り盛りしている。兄弟なのだろうか、なんだか似ている二人。一人は「作るおじちゃん」、一人は「運ぶおじちゃん」(盛り付けも担当)。どっちが達っちゃんなのか誰か確かめて欲しいがとりあえず私にはできなかった(笑)。いや、案外、どちらも達っちゃんなのかも。「達夫」と「達郎」とか? 「運ぶおじちゃん」の方は、若々しいペイズリー柄のバンダナを巻いているせいもあって、…なんだか…おじちゃんってよりはおばちゃんっぽいぞ…。
しかし!!! ほんとに噂通りにこのオムライスがめちゃくちゃ垢抜けているのだ! 私が頼んだのはオムハヤシ。同行のダンディーさんはオムライス。一見どっちも同じように見えるのだが…オムライスの方は、チキンケチャップライス+トマト味の濃いデミグラソース。オムハヤシの方は、白いご飯+ビーフハヤシ。卵はまだ全然火が通ってない状態でそのままご飯にのっけている。そして「運ぶおじちゃん」が最後に生クリームをぴゅわぴゅわーーっとかけてできあがり!! この店構えとおじちゃんコンビと、あまりにギャップのあるオムライス!! 味もものすごく美味しかった。おぉぉ、、、なんだろう、この感覚…。これってこれって…オフィス街パン屋と同じじゃないか!!(笑)
たとえば、松戸Zとか、岸辺Sとか、「いかにも美味しそうなパンを作る店構えのパン屋さん」なら話はわかる。…しかし…この店といい、オフィス街パン屋といい、「美味しそうにとても思えない」店構えなのにこの美味しさは???? という裏切り(笑)。これには本当に笑わせて頂いた。はーー。美味しかったぁ…。
帰りに、まつむらさんで久々に大好物のクリームボールを買う。おばあちゃんのような微笑みのおじいちゃんの笑顔にはいつもいつも癒されるわぁぁ…。 |
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