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パンある日記(仮)

2006年9月14日 (木)  オフィス街パン屋的オムライス

友達から教えてもらった人形町のとあるオムライスのお店。もう、名前からして迷品っぽいじゃないか。およそオムライスなんてハイカラな料理を出すようにはとても思えないような店構え。ラーメン屋とか定食屋…とかならまだわかるのだが、古くささと垢抜けなさが同居したカウンターのみの小さな小さなオムライス屋だった。

話通り、ちょっと強面のおじちゃんが2人で切り盛りしている。兄弟なのだろうか、なんだか似ている二人。一人は「作るおじちゃん」、一人は「運ぶおじちゃん」(盛り付けも担当)。どっちが達っちゃんなのか誰か確かめて欲しいがとりあえず私にはできなかった(笑)。いや、案外、どちらも達っちゃんなのかも。「達夫」と「達郎」とか? 「運ぶおじちゃん」の方は、若々しいペイズリー柄のバンダナを巻いているせいもあって、…なんだか…おじちゃんってよりはおばちゃんっぽいぞ…。

しかし!!! ほんとに噂通りにこのオムライスがめちゃくちゃ垢抜けているのだ! 私が頼んだのはオムハヤシ。同行のダンディーさんはオムライス。一見どっちも同じように見えるのだが…オムライスの方は、チキンケチャップライス+トマト味の濃いデミグラソース。オムハヤシの方は、白いご飯+ビーフハヤシ。卵はまだ全然火が通ってない状態でそのままご飯にのっけている。そして「運ぶおじちゃん」が最後に生クリームをぴゅわぴゅわーーっとかけてできあがり!! この店構えとおじちゃんコンビと、あまりにギャップのあるオムライス!! 味もものすごく美味しかった。おぉぉ、、、なんだろう、この感覚…。これってこれって…オフィス街パン屋と同じじゃないか!!(笑)

たとえば、松戸Zとか、岸辺Sとか、「いかにも美味しそうなパンを作る店構えのパン屋さん」なら話はわかる。…しかし…この店といい、オフィス街パン屋といい、「美味しそうにとても思えない」店構えなのにこの美味しさは???? という裏切り(笑)。これには本当に笑わせて頂いた。はーー。美味しかったぁ…。


帰りに、まつむらさんで久々に大好物のクリームボールを買う。おばあちゃんのような微笑みのおじいちゃんの笑顔にはいつもいつも癒されるわぁぁ…。

2006年9月11日 (月) その2  野菜のカンパーニュ 秋色編

北国からの爽やかゲストは、関西→名古屋…と経由して、昨日は立川に立ち寄っていたらしい。な、なんて(怖いほどに)忠実な読者なんだろうか(笑)。なんと立川Zの野菜カンパーニュをお土産に持ってきてくれた。近々行こう行こうと思っていた矢先だから嬉しさもひとしお。

行くたびに違う野菜を使ったカンパーニュ。一度だって同じ組み合わせのカンパーニュに当たったことはない。これも「一期一会」なのかもしれない。この日は秋色を感じさせる、カボチャ+ニンジン+じゃがいも。さつまいもではなくじゃがいも、というところが逆に、ニンジンとカボチャの甘さを際だたせているみたい。美味しい…しみじみ美味しい。

私が次に立川Zに行くときはどんな秋色野菜で迎えてくれるのだろう?

2006年9月11日 (月)  オールシーズン★オフィス街パン屋

「夏こそ夏バテ防止にスタミナを…!」

みたいなコメントが書かれているオフィス街パン屋。
ここは冬なら冬で「寒いときはこってりとしたパンを!」みたいなコメントがついている、…結局はオールシーズン向けなのだろうか? …そうか?(笑)

いや、さすがにオフィス街パンを屋外で食べるのは無理だった。ようやく暑さもやわらいできた9月の昼。爽やかなゲストが2度目のオフィス街来訪!

私自身もものすごーく久々に食べるオフィス街パン屋だが…やってくれるよ、いつものパンなのにビミョーに味が違うんだから。今日のカニコロは、パンの底が油でカリッカリで…まるで「ピロシキ」状態だった。鉄板にどんだけ油しいていたのだろうか?!(笑) 何十回も食べているカニコロなのに、こんなのは初めてである(笑)。しかし旨い…旨い…旨い…そう感じるのは秋の訪れのせいだろうか?

「食欲の秋だからぐっちゃりパンを…」

そんなコメントがもうそろそろ書かれる時期だろうか(笑)

2006年9月11日 (日)  フレンチおひとりさま

所用があって、小岩まで出向いた午前中。せっかくここまで来たのでランチでも食べて帰ろうと、昔「行きたいリスト」にあげていたフレンチレストランに立ち寄る。

小岩の隣の平井駅から程近い路地裏で、「こんなところにフレンチが?!」と少々首をかしげる。おそらく地元の人よりも、わざわざ電車でここまでやってくる常客が多いのだろう。実に渋い立地であった。

…私は、平日ランチのことを記憶していたのだろう、休日ランチは予算がそのほぼ倍で(笑)、よせばいいのに食前酒、追加料金エトセトラ、…4000円もかけてしまった。あんた、自分の財政状態考えたらそんな阿呆なこと、本物の阿呆でもやらないぞ?!

久々のひとりフレンチ。かつてはひとりでもノンジャンルでひとりフレンチ、ひとりイタリアン、ひとり焼肉(!)平気でこなしていた。「食べること」が目的だったからである。旅先では一日10件ハシゴなんてのもザラだった…(含・喫茶甘味)。

料理自体はもちろん美味しくいただいた。アミューズのアンチョビ+トーストも美味だったし、魚介のスープは、炙り焼きした海老のアタマと海老味噌が混ざったような味わいのスープだった。メインはサワラ。

料理よりも美味しかったのがデセールのゴーヤアイス。ゴーヤがアイスになってしまうのかと驚きだったが食べてもっと驚き。ゴーヤそのものの味なのに、苦味だけが甘味にチェンジしてしまったかのようで、その巧みな味の入れ替わりっぷりには感心してしまった。蜂蜜と胡椒が実に合う。


…でも…久々の「おひとりフレンチ」の感想は…
「もったいないことをしたな」…だった。

一個100円のパンで得られる感動と、4000円のランチを、私の中では同じくらいのものに思えてしまったのである。それは、たぶんお料理のせいとかではなく、ひとりで食べたからに他ならない。誰かと一緒に食べて、誰かと一緒に感動を分かち合う。誰かと食べる料理じゃないと…。


せっかくの美味しい料理だったのに。なーんでひとりで来ちゃったんだろな、と、あの子の顔、あの人の顔、いろんな顔を思い出す。「もったいないことをした」なんて思わないためにも、「ひとりフレンチ」はしばらく卒業します。ひとりのときは、パン食べます(笑)

2006年9月9日 (土) 夜  スペインBARのアホスープ

上原のスペインBAR。

以前も一度連れてきてもらったお店なのだが、ここはマスターがいい。若いもんがいい。客がみんな常連さんなのか、マスターと抱擁したり陽気に近況を報告したり、旅の話をしたり。

140種も揃ったシェリーもいいが(←といいつつ、私はシェリーに得意不得意があり、冒険はできない)ふわふわのソフトクリームのようにこんもりとした泡のBEERもいいが、実はここは料理がこんなに美味しいところだとは。

イベリコ豚たちもオリーブもチーズもさることながら、感動的だったのがアホスープ。もちろん阿呆スープではない。ニンニクのばっちり効かされたスープ。オニオンスープみたいなもんなのだが、作り方は至極単純だという。オニオンスープに、パンをたくさん浮かべ、卵を落としただけ。これだけ。それなのに、これまで食べたことがないほどの美味(なのに画像はなし)。こういう、簡単に作れるのに飽きの来ない絶品料理は、しばらく我が家の食卓で延々と…そうだなぁ、2ヶ月くらいはずっと続くんじゃないだろうか(笑)。幸い、浮かべるパンは大量に家にあるわけなので(←いやいや、実際はもったいなくてそんなこたできん)。

じっくりスープを吸い込ませて作られた魚介のパエリアも、やはり絶品であった。ただ、これを食べたのは、バゲット祭りの夜、しかも22時。しっかり画像に写る一人前を一人で食べたワケなので…ヒジョーに危険である(笑)。

2006年9月9日 (土) 祭り-その5-  歯型で失礼ガナッシュショコラ@守谷アクロスモール

どうやら、祭りでは食べ控えてしまったようだ。まだまだお腹に余裕があったりする、かつてないパターン。…たぶん、あのときのトラウマか?(←詳しくはこちら

おかげで祭りの打ち上げ、アクロスモールでは新作の「これ」に手を出せたわけで。そう、ガナッシュショコラ。タルト型のブリオッシュの中にガナッシュクリームが。一口囓ると…まるでトリュフの中身のような濃厚なガナッシュに、んんん? じょりじょりしゃりしゃりのパフなのかシリアルなのか、脳天に響いてくる! んんんーーっ!

「うむ。これは旨い。」(←チャングムの王様風に)

嘘嘘、めちゃくちゃ旨いーーーーっ! これなら、バレンタインにプレゼントしたら彼のハートもいちころ間違いなし!!! …って、今、何月だっけ(笑)。

2006年9月9日 (土) 祭り-その4-  バゲットあれもこれも@ニコラ祭り〜バゲット編〜

お土産用バゲット。

バゲットほど、ルックスに伴って中身が変わる生地はないかもしれない。細いバゲットには香ばしいシャープな味が。太いバゲットには広がりのある濃い味が。枝分かれしているバゲットは囓りつく場所によって七変化。丸い子も、小さい子も、みんなそれぞれの味がある。百人いれば百人分の味がある。

でも、カタチは変われどニコラのバゲットはニコラ味。君たち、ニコラで産まれてよかったね!

2006年9月9日 (土) 祭り-その3-  バゲット手巻き寿司@ニコラ祭り〜バゲット編〜

ニコラ食堂はしばし休業中の今、ニコラ飯を食べられるのはイベントでのみ?!

ワンプレートに盛られた「バゲットのお供たち」。
「手巻き寿司風に、お好きにどうぞ〜」

カボチャとベーコンとキノコのソテー(かぼクロワッサンを彷彿させる!)、蒸し鶏の梅ソースがけ、チーズ各種などなど、どれもそのまま食べるもよし、バゲットに挟むのも良し、バゲットを切り開いてぽこぽこ気泡を愛でながらタルティーヌ風にして食べるもよし(←推奨!)。

どれも、「家に帰って再現出来そう」な身近さがいいのである。そう、ニコラ食堂もそういう店だった。ビストロと呼ぶには非日常感があまりなく、カフェと呼ぶには料理が美味しすぎた。そういう「パンとプラスα」をいつも提供してくれるニコラ。

そう、こういう雑談タイム(質問攻撃タイム?)も、プラスα。

2006年9月9日 (土) 祭り-その2-  思い出のカスクルート@ニコラ祭り〜バゲット編〜

参加者15人分のロングカスクルート!

今回の話の中で、半蔵門のM時代の話が端々に出てきたことが嬉しく懐かしく。あの時、まだまだパンの奥深さや可能性を半分もわかっていなかった私が、半蔵門Mとの出会いで大きくそのパン人生を切り開かされた。その時に感動したひとつが、ミモレッタと大山ハムのペッパーシンケンのカスクルート。(実は私、会社のデスクトップ画像が半蔵門M時代のカスクルート。当時のものなのである!) 水海道を経て、守谷にたどり着いた今でも、このカスクルートに会える「今」に、感無量なのである…。

って、自分の話ばっかり、私(笑)。

まぁそれはおいといて、このカスクルート! もう一方はアボカドとコンテチーズとハム、そしてピンクペッパー。どちらもバターは不使用なので、いわゆる具とパンの「つなぎ」がないのがニコラ的カスクルート。実に「シンプル」。こういう、「オトナの具材」が実によく合うバゲットである。素で絶品のバゲットは、シンプルな具材でより引き立てられる。

でも…これだけたくさんバゲットのお土産もらったら、一つくらいはベタにマヨタマゴでもサンドしてみようか(笑)。ひひひ。

2006年9月9日 (土) 祭-その1−  オープニングセレモニー@ニコラ祭り〜バゲット編〜

ニコラ祭り、バゲットの会。スギヤマ氏の話を聞きながら、バゲットを味わおうというパン好き垂涎のイベント。クロワッサンもデニッシュもベーグルも、ニコラのパンならなんでも大好きだが、…ひとつ選べと言われたらやっぱり、バゲットだったように思うんだ。

*私とニコラのヒストリーは今年1月のニコラ塾リュスティックの会(こちら)を参照ください、お尻がかゆくなるくらいくどくど書いてますから(笑)*

以前、ニコラで勤めていた子が言っていた。「普通のパン屋とバゲットの作り方が違うことに驚いた」と。そう、普通のパン屋さんの8割、9割は行っているであろう「ある過程」をやらないがために、あのヘチマスポンジのような、むちむちっと歯の食い込みを阻むような弾力のある食感になるんだ。間延びのない、深みのある味わいになるんだ。細くて重たい、鈍いバゲットになるんだ。

いつも型を破ろうとする、彼らしいバゲット。他では代替が効かない、ココだけのバゲットが。

2006年9月8日 (金)  BEER飲み比べ5本勝負

「ビール飲みに行こー」
連れて行かれたのは、銀座の某ビールメーカー直営系のビアバー、Kリンシティ。…えー? Kリンシティ? なぜに?(笑) 申し訳ないが、そんなに期待はしていなかった。せいぜい、飲み会の二軒目で軽く一杯とかなら過去にあっても、わざわざ一軒目で指定するタイプの店ではないと思っていた。
早い話が侮っていました、はい(笑)。

しかし!!! ビール好きにはたまらん店はなかなかないことを知らしめられた。お連れさんはかなりここに通い詰めているらしいのだが、料理もわりと美味しかったし、値段もそんなに高くない。そして、なによりマイスターが時間をかけて入れるビールは、まるでソフトクリームのようなこんもりとした泡。飲み慣れているハズの銘柄ばかりだというのに、こうも違うとは! 侮っていました、アタクシ(笑)。

飲みのピッチが全く同じペースのお連れさんと、ほぼ同時進行で飲んだのは以下の銘柄。ビールならいくら飲んでも悪酔いしない。がんがん飲みまくったねぇ。

●ブラウマイスター(ストロングな炭酸に実に濃い後味。一発目に爽快にがっつんと行くにはベスト!…と私は思っているのだが)
●ラガー(一番好きな銘柄である。やっぱりビールはこれくらい辛口じゃないと、飲んだ気にならないのである。後味にボスっと残る、重たさが好きなのである)
●ハートランド(まろやかさな飲み口で癖があまりなく、濁りのない上質な後味。これも好きな銘柄。お連れさんは一杯目をこれにしていた。最初はまろやかに、徐々にキツイビールにしていく方が飽きずに飲める、と。なーるーほど!)
●樽生スタウト(黒ビールではあるが、黒ビール特有のねっとり甘ったるい癖があまりないのが助かる)
●まろやか酵母(お馴染みチルドビール。底の方に酵母がたまっているので、最初に瓶を逆さにしてから飲むのがいいらしい。家で飲むより美味しく感じるなぁー)

意外に料理も美味しかった、侮っていたぜ! イベリコ豚ソテーも牛フィレソテーも(って、肉ばっか)、締めに食べたアラビアータも意外に美味しかった。…意外意外言って、すまんです(笑)。

2006年9月6日 (水)  【乙女チック】ディナーにパンケーキを食べる

…まだこんな私にも乙女らしい恥じらいの心は残っていたのでしょうか(笑)。
昼や朝ならまだしも「夜にパンケーキだけを食べに行く」なーんて乙女チックなことをやってしもうたのは! …といいつつ、以前にもディナーでパンケーキ専門のトラットリア@上原に行った覚えがある(2006年6月3日)。そういや、リッチなホテル朝食でも食べたことがあった(2005年5月20日@EKKI)。

…なぜに、時代はパンケーキなのか?! 誰か、教えて!!!(笑)


というわけで、パン友たちと三軒茶屋に新しくできたパンケーキ専門のカフェvovoiに行ってきた。仕事の打ち合わせが長引いて、もうみんなはすでにデザートに突入。私はひとり一皿、しっかり食べることになったのだが…。プレーンのパンケーキ以外にも、食事系(チーズフォンデュなるチーズづくしのパンケーキや、カポナータ&ポーチドエッグがプラスされていたり、ソーセージ&トマトがサンドされていたり)は、スープがついて1100円くらい。これにビール頼んでも(←堪忍してや。おいらのデフォルトやし)、2000円切ってしまうお手ごろディナー! やるぅ、パンケーキ!(違)


パンケーキは月並みな表現だがほのか〜なやさしい甘み。口どけがよくてふんわりしているので、ざぶとん3枚重ねとはいえども食事として食べるにはあまりにはかなく(笑)、文字通り「ぺろり」と平らげてしまえる。もしかしたら10枚重ねくらいあってもいけるんじゃなかろうかというくらいにはかない!(笑)


どうでもいいけど「ぺろり」って、パンケーキによく合う言葉だ。うんうん。

2006年9月3日 (日) その2  豚トロフォカッチャ、まるごとHow Much?!@駒沢Mファリーヌ

駒沢のカフェへの道のりの地図をみたとき「あ、深沢ハウスのすぐ横じゃん」と思った。深沢ハウス…世田谷の要塞…そう、あの店があるのである。あのマンションのテナントにふさわしすぎる(笑)、あのパン屋さん。前回の来訪時にも(2005年4月3日参照。その日のうちに2回も行ってます。笑えます)、その「ありえない値段のパン屋」と申したが…

他の2人はここに来るのは初めてらしい。3人で最初はトレーも持たずに「うーわうーわ(この値段にこのサイズかっ!)」と、冷やかしモード全開。ピンポン球よりも小さいパンが200円とか平気でのたまう。んま! あなたパンでしょ? パンの分際で?!(←とてもパン好きの発言とは思えない) …しかし。この店のパンは…前回も書いたように「めちゃくちゃ旨い」のである(笑)。その類い希なるお値段のせいで、正当な評価をどこかひん曲げられてしまうのが悔しいほどに(笑)。

前回食べて悶絶した枝豆のフォカッチャをとろうとしたら…そこに「焼きたてです!」と登場するは、「豚トロ」のフォカッチャ?! うーーがーー!!! なんちゃそれ!! それは は・ん・そ・く・よ???? しかもお値段368円(笑)。他の2人は、これまた焼きたてのポワロー葱のフォカッチャにした。豚トロよりも50円お手頃(笑)。大口の私だとほんの3口サイズ。一口で100円超えてます(笑)。あー。あー。あー。

もっと驚愕なのは、ザマンド3種。パイナップルのコンフィチュール入りのザマンドは喉から手が出るほど美味しそうなのに「500円超え?!」 ハリネズミのようにアーモンドスライスがずさずさ刺さったバナナのザマンドは400円くらい。同行のNちゃんが意を決してトレーにお載せになる。…え?! 君、それ、買うの?!(笑)写真撮らせて(笑)。

案の定、食べて悶絶、この豚トロフォカッチャも、ポワロー葱のフォカッチャも、「食べてにっこり」を通り越して「食べて悶絶、大爆笑」なのである(笑)。「こんなの癖になったら大変なことになるわ、破産するわ(笑)」と、なぜか大ウケしながら食べる私たちである。美味しいのに、なんでこんなに爆笑しなきゃならんのだ?!(笑)

ミルククリームをバゲットにサンドしたトゥイギーも、もうもうもう…「私のミルクフランス歴代1位かも?!」と、一瞬自分の過去を喪失した(笑)。いや、実際は他にも美味しいミルクフランスはあれど、189円。「この店では類い希なる手頃価格」ゆえに…(笑)。

美味しいよ。悔しいけど美味しいよ。T口シェフが脳裏で「ニヤリ」とほほえむ(笑)。うーん、ある意味これはストレスよ?(笑) こんなに美味しくても類い希なるお値段のせいで、ちょっとしか買えない、…でも美味しい、でも高い、でも美味しい…メヴィウスの環のようにぐるぐるぐる、…ストレスフル!!!(笑)

癖になったら命取り(笑)。
 

2006年9月3日 (日)  岡山からの出稼ぎお肉屋…もといパン屋さん@駒沢カフェnico

月2ペースくらいで、岡山のお肉屋さん…もとい、パン屋さんがパンを担いで売りに来る。駒沢のカフェの店先で、ナショナルDパートさんが試食販売をやっているのだ。前回(DIARY2006年7月23日参照)、買ってきてくれた友達とともにれっつらゴー。


先日、実店舗の方(岡山!)に足を向けたパン友も現地合流。おおお、カフェ自体がすごくオアシス的ではないか。緑に囲まれた一戸建てのカフェ。テントを張って、そこのソファでまったりもできる。をを…飲みますか…飲みますね…?


例のゴムゴムカンパーニュ。
実際に目にすると本当に巨大だ。もう、パンというか、やっぱり巨大なハムをスライスしているように見える(笑)…のは、やはり、ご主人の「お肉屋さんフェイス」のせいに他ならない(笑)。いやいや、ものすごーーく人当たりのよい、気さくなご主人だった。

「ささ、食べてください? 食べてください???」
薦められるままに食べる。前回、友達に分けてもらったのと同じパン。岡山に行ったパン友は「抹茶のはないんですか!?」ご主人「あー! すみません、忘れましたーー(笑)」

今回もってきたのはバナナ&くるみと、シナモン&アップルのパン。それ以外のパンは、冷凍して運んできたものらしい。なんかパンが冷えてます(笑)。


ビールを飲みながら、パンをかじる。くはー。大人の休日!! 最高の週末ね? って、エイちゃんぶってはみるもののビールはただのハイネケン。でも十分十分。


切り立てほやほやのバナナのカンパーニュは、その「ゴムゴム」「ねちねち」は、ちょっと感動的である。噛み始めのガムのようなテクスチャー。シナモンアップルもほんと好きー。しかしスライス一枚食べきるともう腹八分までくる。破壊力も抜群!


正直な話、このパンを食べて思ったのは、一度冷凍されたものと、その場でスライスしてもらったものとでは「味が全然違う!」ということ。あー、ぜひともみんなにはこの「ゴムゴム感」を味わってもらいたいなー、笑えるくらいに弾けるんだから(笑)。

実店舗に行ったパン友ちゃんは、「焼きたてのあのカリッとしたクラストが忘れられない…!!」とな。あああ、そういうこと言ったらほんとに私も岡山行っちゃうよぉぉ(笑)。

2006年9月2日 (土) その3  ベーグルの神様はほほえんだ

この時間だし、なくても当たり前、ダメもとで、、、と友達と上原の商店街を登る。この2人のギャンブラーに、ベーグルの神様はほほえんだ! まるちゃんに到着したころ、奇跡的に「たった今、焼き上がり」だったのである(笑)。閉店時間なのに! うーん、誰もが諦めるところを、引き返さなかった不屈の精神で逆境をはねのけた?!(←大げさ、、、)

最近、驚くほど「地元(=東京)のパン」を食べていなかったので、なおさら感無量(笑)。それにしても旨いわ、、、粘土か、これは、、、(笑)

2006年9月2日 (土) その2  守谷Nの前哨戦

ひょんなことから、守谷に行く都合が。…圧倒的多数のパン好きさんには「N祭りに行ったのね?!」と読まれるでしょうが(笑)、いやいや、ほんとに別件だったのです。今日は、守谷アクロスモールの方は行きました。…今日は、ね。

連れのうちの2人は念願の守谷N初来訪。うーわ、あんた、トレーがモリテンコ…。明日もパン、買いに行くんでしょ?

某ブログを見たから、というわけではないんだが、もう、良い意味で悪影響(←こらこら、言葉に矛盾が(笑))。シソチーズベーグルに、そしてダノワ・オ・ペーシュ…!!

あまりサイトではNベーグルについて大騒ぎしたことはないのだけど、私はNのベーグルがとにかく好き。初代の頃から知っているからね(笑)その進化っぷりを実感するのが好きなの。今が一番美味しい。今日はシソベーグルの他に、チェリーチョコベーグルも絶品なり♪

そしてクルマの中で悶絶していたのは「ゼーレン」(胡桃入りドイツパン)。フリュイや胡桃胡椒から、さらに胡桃に特化したような…と例えておきましょう。ぜひ、買いましょう(笑)。

さらに、、、イートインは、ダノワ・オ・ペーシュ。略して、桃デニ(←略?)。トラ焼のような(笑)まだらな縞模様の桃は、ただ桃を載せました…とか、そういう単純なものではなく…Nのフルーツデニはいつだって「フルーツが、フルーツ以上の美味しさを引き出されちゃってる」。下にしているのはカスタードではなく、ダマンド。その意外性もNでしかなくて。デニッシュ界随一の激ハードデニッシュもNならではで(笑)。…なんだろ、Nのパンって、「美味しい」以上に、「楽しい」からこんなに好きなんだろうな、いろんな意味でワクワク、ドキドキ、時にハラハラ。そして、…やっぱりメロメロなんだよな。

さて、祭りはどんな風に私たちを楽しませてくれるのだろう?

2006年9月2日 (土) その1  9月最初のサプライズ

いつもサプライズをくれるあなたへ。


なにがきても驚かないぞ、と天の邪鬼な心の準備をしていっても無駄。やっぱり今日もとびきりのサプライズをありがとう。


窓の外はまだ緑、蝉の声はまだまだそこに鳴り響き、残暑はまだゆっくりとただよっているけれど、秋の恵みを味わう。あれほど過ぎゆく夏に名残を惜しんでいたというのにもう、次の季節が待ち遠しくなっている現金な自分に苦笑い。幸福な笑い。


次の季節もこうして、サプライズに出会えますように。

2006年9月1日 (金)  季節をまたぐ麦酒

「春うらら」
2006ワールド・ビア・カップ金賞受賞という。三重県にある農場の地ビールである。親愛なる友人がこのビールをチルド便で贈ってくれたのはあの夏の日のこと。そして9月、…秋なのかな、もう秋なのかな。最後の一本を飲み干した。

炭酸は淡く柔らかく、それでも確かな飲み応えを舌に感じられるのはその豊かな麦の香りが強いからだ。とろみがあるわけでもないのに、どことなくとろんとしたまどろんだ、春の眠りのようなビール。

ビールで季節を感じられるのならば、記憶に遠い春を思い出せるのであれば、まだ過ぎ去らない夏のあの日はきっと、まだ私のすぐ横にある。ほんの少し暑さの和らいだ9月最初の夜。