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パンある日記(仮)

2006年4月14日 (金) 夜  胃袋ともだち。

「胃袋ともだち」……うまいことを言うなぁ。グルメ仲間、食いしん坊仲間、いろいろ呼び方はあるけれど、「胃袋ともだち」。うーん、やられた。今夜の美味しい時間を共有する友達が発した言葉だ。

赤坂のとあるベルギービールバー。ダンディーな友人と、カラフルな友人と、何種類ものベルギービールを飲み比べ。感動的に柔らかい鴨のコンフィは、表面だけ鶏の唐揚げ(←私にとってはお袋の味なのだ!)のようにパリパリッと、中はほろほろ。これはちょっと感動の域。茹でたエビの濃密さも、今朝までぴちぴちはねていたニシンのマリネも、ベルギーと言えばのムール貝も、自ら胡桃割り器でかち割ったピーカンナッツも、私たちの胃袋にきちんきちんと収まっていく。そしてマスターのジャズピアノ演奏に時折耳を傾けながら。

そうそう、はちみつの味そのまんまのビールに出会いました! 「これ、うちのハチミツの味がします!」とマスターに嬉々として伝える。今朝、Zのパンにバターと合わせて塗って食べてきたばかりなのです。…なーんて、文字制限超えそうなので説明は端折りましたが。美味しいビールだったのです。

2006年4月14日 (金) 昼  変態パンに魅せられて。

(携帯で撮りました。うまく撮れんかったことをご了承いただきたく)

夜に飲み会がある昼は、…なぜかオフィス街パン屋率が高い。「今夜は飲み会だから控えなきゃー」という気持ちがどこかに存在するはずなのにカラダうらはら、オフィス街パン屋でトレーを持ち、脂を過剰摂取する、この背徳感。とびきりオイリーで、とりわけヘヴィなパンをセレクトする私は変態か? そう、変態パンが好きな変態パン好き。

このパン屋も、付き合いはかれこれ○年になる。この会社に就職してからずーーーっと付き合っている。私だっていろいろ変わった。嗜好も変わったはず。それでも、いつまでも納豆ご飯が大好きなのと変わらないように、私はこの店のパンで悶絶し続ける、いつまでも成長できない、変われない、変わりたくない。そんな愚かな自分が楽しくて。愛しくてたまらない。そんな愛すべき、通い続けるパン屋がひとつでもあることが私のたったひとつの誇り。(←まさか誇られているとは思うまいな、ここのマスターは(笑))

2006年4月13日 (木)  日本のParisは今。

日本にその店が上陸したときの感激を今でも覚えている。初めて訪れたのは、そう、今の会社に就職して間もないころだった。まさか自分がフランスへパンのためだけに旅をするなんて想像もつかなかったころ。「本場のパンはこんなに美味しいのか!」と、パンの世界の扉を開いてくれた。

ここでランチ利用するのはいつぶりだっただろう。過去のDIARYを読み返しても出てこない。最後に来たのはそうだ、NY在住のベーグル穴娘と一緒に食べた2年前。DIARYを書き始める以前のことだったことにハッと気付く。今更ながら時間の流れの速さを感じる。

何度も通っていたこのParisの風吹く八重洲の吹き抜けの空気を吸い込んでいたあのころ。メニューをほぼ制覇するほど通ったあのころ。消せない一枚のパンの写真に隠された想いと思い出…。……店舗の増加と反比例するように、私の足も遠のいた…昼の選択肢の中からいつの間にか消えていた。

恒例の東京周辺パンランチ。あそこも行った、ここも行った、コロッケパンはやめておこう、じゃあ次は…やはりここか…? と、久々に訪れてみた。でももう、あのころの感動も新鮮さももう、どこにも残っていないことに、私は打ちのめされる。それは私側の変化なの? 連れの美味しい笑顔を見られなかったよりも、私は私のことでいっぱいいっぱいだった。味を守ること、味を継承すること。それがどれだけ難しいことか。変わらないのは佇まい、それでも曇り空では高い吹き抜けから光は差し込まなかった。私の心もなんだか少し泣きそうだった。

2006年4月12日 (水)  白レバーの旬。

どうしたっていうんだ、私! 季節の変わり目は嗜好の変わり目?! いや、性転換でもしたのか(笑)それくらいオヤジ飯…もとい和食づいてます。今日は仕事が定時で終わり、東京駅方面に用事で出向く。時計を見ればまだ6時。…てことは?! こんなに早くあがれるのならばあの「幻の白レバー」を食べるチャンスけ?!(日記3/27,3/29,4/5参照…頻出過ぎ...)

しかし! またもや白レバーは売り切れ?! うぞぉーーん!! ほんとにあるのかなぁ、まだ6時だよ?! しかたないので一人カウンターでジョッキとレバーなどの串数本などをつまむ。今日は心なしか、いつもよりもレバーが「尋常なレバー」という感じで(←いつも「尋常じゃない旨さ」なのだが…)こういうこともあるんだなぁと思いつつ、お会計。

私「白レバーって、何時頃くればあるんですか?」
お会計さん「今日はですねぇ…2本しか入らなかったんですよ(笑)」
私「に,2本ーーー?!」

思わずその場でへなへなと座り込みそうになった私(笑)。たったの2本しか白レバーはなかったんだそうな。そりゃ5時台に来なきゃ食べられるわけないじゃないか(笑)。

白レバーにも旬があって、もう少し暖かくなった頃がうまいんだそうな。脂肪をため込む冬の間は旬じゃないそうな(なんか矛盾も感じるが?)。へーへーへー。暖かくなったらかぁ…。早く会いたいなぁ〜!! ふと思い出した…私は脂肪を落とさなきゃ暑い時期を迎えられないんです…着る服が…(笑)。

2006年4月10日 (月)  パン好きmi_wa、寿司にハマる篇

またかよ、と思われるかも知れませんが、今夜もお寿司です(笑)。

会社の近くの知る人ぞ知るお寿司屋さん。前々から気になっていたけれどついに初来訪〜。もうこの店、やばすぎ。「つぼ」に入りまくり!!(笑)

握りを頼もうと思っても、一品ものがどれもこれもくせ者だらけで全然握りに進めない。ナイナイ岡村似(連れは真田広○似だと言うが、…えぇっ…?)の大将と、対照的なママ(←女将、というよりは店の雰囲気からしてもママ、だ)と、お客さんの掛け合いがおもしろすぎる。

常連さんの薦めで「とりあえずお造りを」とお願いすると、どどーん!! ぎゃーっ! 見たことのないような御膳がっ!! どれもこれもが新鮮すぎて、歯ごたえがかつてないほどのぷりっぷり。なんじゃこの車エビ!!! さっきまでぴくぴくうごめいていたエビさん、ぷりぷりすぎて健康な歯と顎がないと噛めません!(笑)「甘さはないんだけどね、ぷりぷりだから」とマスター(←マスターかよ…)。もう、のっけからぎゃふんぎゃふん。しかも殻は後で火であぶってくれるので「エビ煎餅」として余すところなく全部食べられちゃう。いやいやー! いや、いやよいやよも好きのうちっ!

連れは寿司に精通しているので、おさかなに無知な私は全部「これなに? これは?」とひとつひとつお勉強。「わーん、おいしすぎるーこんな鰹、食べたことなーい」「…それ、サバだってばっ」「…(赤面)」 すんません、長年パンバカやってるのでおさかなわかりませーん(←フツウ、鰹とサバを間違えたりしません)。連れも私も「美味しそうに食べるプロ」、恍惚の表情ならイイ勝負?!

目光(めひかり)の焼き物がこりゃまたあんたーー!! 頭からしっぽまでまるごとかぶりつくが…うわぁ…ん…。言葉にならないとろけ具合。焼き方担当はママ。ママの焼く卵焼きも絶品だった。ママ、すごいよ、あまり働いてないように見えるのに(失礼)、いい仕事するよ!! GJ!!

一向に握りに進めない私たち。次はあん肝。あん肝の甘辛煮に酢味噌をかける。…せっかくのあん肝、煮ちゃうの?! と思ったら、こりゃーーー…。またまた悶絶。だ、だって! この甘辛の風味は、例えちゃなんだが、牛の時雨煮というか、どことなく「庶民的」な味付けで「現世」に降り立った天女様というか(←全然意味不明)、でもやっぱりそれはあん肝様であり…後味に猛烈なマロミが……うぁぁ…もう息も絶え絶え、これ以上やってたらもう握りにありつけない、立つんだ、立つんだ、パン好き根性を見せろーー!(←場違い)

結局、握りはひとり4カンしか食べる力は残っていなかった。そのうちの一つがまたとんでもない呆れたもので、…雲丹である。雲丹…なんだけど、…雲丹の身が入ったままの殻にご飯を詰めて、表面を焼きおにぎり風にバーナーで焼いて…ぐわーーなんなんですか! これは雲丹アイスクリームですかっ。栗ですかっ!

コハダだって、フツウじゃ出てこない。だって、三つ編みになっている(笑)、あんた赤毛のアンかよーー!! とツッコミを入れつつ、口に入れたら次の言葉はもう発することは出来ない。うまぃぃ…以外の言葉を。

画像はほんの一部。食べ過ぎですから。しかも他のお客さんにお恵みをいただいたり、こちらからもお裾分けしたり、ぶつぶつ交換で満腹中枢は破壊寸前。あぁ、もう!! といいつつ、いやよいやよも好きのうち。これは通うでしょう…通うでしょう!! なんか楽しすぎて面白すぎて美味しすぎて幸せすぎて、月曜日からこんなんじゃ、今週思いやられます…ぜいぜい。立つんだ、パン好き根性を見せろー!!(←それでもパンかよっ)

2006年4月9日 (日) その3  白金台のリストランテでセレ部

食いしん坊友達3人で訪れるは白金台。私はイタリアン全般に手薄なので、もうおまかせ。どこにでもついて来ます、君たちに。最近評判のいいというリストランテ、カッシーナ…ほにゃらら(名前が覚えられません)。


今日のリストランテは、正直なことを言うと、コスパ的にも(これにコーヒーついて2400円…アルコール+サービスつけて3600円……むーん……)、サービス的にも(印象は悪くないのです、決して。ただ…)、味的にも(前菜のお味は○なんだが)、…私たちとは相性がぴったんことは残念ながら言えなかった。きっと夜の方が本領発揮するタイプのお店なのだと思われまする。


それにしても、白金台。シロガネーゼ(←もうこの言葉も古くさく感じるなぁ…)。こんな風の強い日だけれど、テラス席で食べるのがセレブ。犬を連れてきちゃったりするのがセレブ。夫はちょい悪系なオジサマであるのがセレブ。恐ろしいほどさまになりすぎているサングラスとかタートルネックとか…ちょい悪+セレブの見本市のような街。


…セレブセレブって口走ってしまったが…。セレブってなにかしら(笑)

2006年4月9日 (日) その2  定番回帰 〜ヨーグルトライとベーマーバルトブロート〜

Zに来るとなにかしらの定番もの、なにかしらの新作、そしてサンドを買って帰る。Zは、ちょくちょく来るのでいつもそんなにあれこれ買わないけれど、今日は迷いがなかった。今日は定番。Zの『なんでも一番』ヨーグルトライと、ベーマーバルトブロートを。

ベーマーバルトブロートは
・一番最近登場した「すごい」ハード系
・一番通好みのパン
・一番最近ハマっているパン

ヨーグルトライは
・一番最初に好きになったパン
・一番好きなパン
・一番よく食べるパン

どちらもテクスチャーは同じような「噛み初めのガム」みたいな食感だけど、はっきりと違う。

ベーマーバルトは酸味がコクにスイッチする後半戦まで、きわどくきわどく酸味が続く(これが通にはたまらんて)。ヨーグルトライは最初からまろやかな味わいなので酸味とはわからないまま。後味がかつおの出汁でも入っているかのような和のエキスを感じる錯覚をいつも覚える。あぁ、どちらもZでしか食べられない一番ライ麦パンたち。

こんだけあれば来週一週間はZ漬け。
1/24の日記でも書いたけれど、はじめて出会ったときの「遠距離恋愛パン」からだいぶ近づいた存在。今ではもう空気のような存在。あぁ、でも倦怠期だけは来ない模様(笑)

2006年4月9日 (日) その1  サクラ舞いちる中で♪ R'Zブランチ

先週がピークだった模様の北小金の桜並木。月イチ通うZへの道のりだけど、サクラの季節はやはり格別なり。もうほとんど散ってしまったかなと思っていたけれど、思いの外まだサクラは風にも雨にも負けずにふんばってくれていた…私がくるのをぎりぎり待ってくれていたのかな?!(←かんちがい)

ここのところ、朝7時R'Z到着とか(3/1日記参照)、めちゃくちゃな来訪が続いていたので、まともな時間(?)に来たのも久しぶり。噂の行列も噂のガードマンも経験(笑)。

レギュラーメニューが食べたーい! ここ3回くらい連続で朝RZだったから私は渇望していた。めっちゃ久々のTODAY'Sを食べられたぁぁ…。本日は2005/9/4にも食べたコテキーノ再び。ソースが違うの。ソースが(最初は気付かなかったけれど)。そう、ソラマメ入りのポテトピューレが絶品!!( このソラマメを入れるヒントを提言した某様、エライ!) あーん、もう今日はこれで1日終わってもいいくらいよ〜。…しかし私はこの後、無謀に別のランチ約束があるので一足先にひとりR'Zを後にする。




桜のトンネルをくぐり抜けるまではいつになく短く感じた。さっきまでの美味しさの余韻に酔いしれながらふわふわと歩いていた。桜並木がとぎれたあとの帰り道はいつになく長く感じた。寂しくとぼとぼ歩いていた。1年のほんの2週間程度。春の風が吹き荒れる中、桜のはかなさを思った。

夏の花火のように。秋の紅葉のように。春には桜がある。
「この桜を愛でるためにこの1年、がんばってるんだな、私」
まるで生きていることへのご褒美なのではないかとすら思えてしまう。季節の愛しいものたち。

…でも、桜は散ってもR'Zはいつもそこにある。また来月、愛しいR'Zに来るまで頑張ろうよ、私。頑張れ、私。いつだってそこにはご褒美が待っている。

番外  はじめまして。末永くよろしくベーグル

君はもう出会えたか?!
まるちゃんの新作ベーグルは……
ばばーん!(←って番長の登場かっての)
全粒粉ベーグル!!!

まだ焼きたての状態で食べる全粒粉は、まさに私の理想の全粒粉だったの、…ぷちぷちと粒が粗く、みっちりと詰まったクラムは、つんつんっとほんのわずかに舌を突っつく酸味がありつつもまろやかな旨みが後味に広がる。もうね、「全粒粉はこうあるべきっ!」がそのまんまベーグルになっちゃったような(笑)。

私はふと、Nのコンプレを思い出しちゃったりする。あそこのコンプレは私が思い浮かべるコンプレの中で一番好き(というか一番よく食べている気がする)なんだけど、まさにあれをベーグルにしちゃったような(笑)。あれにはちみつとバターを塗って食べるのが私の定番。…ってことは! この新作ベーグルにも同じようにしでかしちゃおうという目論見。ふふ。待っておれ〜。

そして、何度食べたかわからないくらいに親しんだチェリーベーグル。君のことが大好きだったよ…。ありがとう。お疲れ様…。

2006年4月7日 (金)  スライス

トレーを持ち、あれやこれやと迷いトングするは丸ビルJU。季節のたけのこリュスティック(←かつお風味)や、クリームチーズ入りのオープストは決めたけど、あともうひとつくらい買いたいな。…ふと見ると、3月7日のパン講習会の時に、シェフのサポートとして参加されていた若きシェフがパンを切っている。

JUハイムのハード系のパンは、何割かは食べやすいようにスライスして袋売りしている。バゲットまでもスライスしている。昔は「えー、切っちゃうの? 乾いちゃうじゃん」と思ったこともあった。けれど、フツウのお客様には、これってやはりありがたい。敷居の高い"岩のように硬そうなパン"だって、「ちょっと食べてみようかな」ととっつきやすくなる。

普段、ノーカット版を買う私でも今日はスライス版を。だって今日はナイフ未携帯(←いくら私でも毎日持ち歩いているわけじゃございません(笑))。「ちょっとつまみぐいしたいのよね。今!」な私は、MARUブロートをためらいなくトレーに載せる。切りたてのほやほやを。

2006年4月7日 (金) 夜  パンよりへヴィに お好み焼き

TOKIA地下で久々にお好み焼きなるものを食べた。行列に並ぶこと40分。15人くらい並んでいたので一体何時になることやらと思ったが、そこはさすがにお好み焼き。お好み焼きだけで何時間も粘るお客さんもいないようで、居酒屋よりはだいぶ回転がよろしいようで。

パン党であるがゆえ、お好み焼きなんて年に1回食べるか食べないか! そうだ、夏に大阪でネギ焼を食べた以来(…あれは旨かった…ESSAY49番)。あれをイメージして頼むはスジ焼。ネギがたっぷりのっかって、スジは赤身と白身が半分くらいの「肉っ気」の高いお好み焼きだ。ソースがめちゃくちゃ甘くて濃厚で、これはまさに「ご飯が欲しくなる」。そうそう、お好み焼きっておかずになる味だよね(笑)でもそれやったら間違いなく胃袋が破れる(笑)。

スジ焼よりもモダン焼(焼きそば入り)の方が美味しかったのだが…不覚!! 1/4食べたところでもう胃がギブアップ!! 尋常じゃないほどにお腹がふくれて苦しくて苦しくて、二軒目(向かいの立ち飲み屋の赤垣屋)では、なんにも食べられなかったんだから。情けなかーっ。パンで同じ量を食べるよりもなぜにこんなにお腹がふくれるやら、恐るべし。お好み焼き。

2006年4月7日 (金) 昼  ちゃんぽんサードステージ

いや、ほんと。ちゃんぽん続いてますけど…(笑)。

実は会社の周辺にちゃんぽん屋さんが何軒か存在したことを思い出す。もうここに勤めてから○年以上も経つのに、一度も入ってみたいとも思わなかった長崎ちゃんぽん専門店、S案橋。(←ESSAY長崎編でも書いたが、私は皿うどんがあまり好きじゃないので) まさかちゃんぽんにハマるとは思わなかったので、本日晴れて初入店。

さすがにオフィス街のランチタイム、店内は戦場だった。見事にオジサマばかりで推定平均年齢50歳くらいか(笑)。妙ーに年齢層が高すぎる。みんな腕組みして音のでないテレビを見上げている。怖い(笑)。

でてきたちゃんぽん、…ぐわ! てんこ盛りの具!! これをみて思い出すのはとりもなおさずラーメン二郎(笑)。食べても食べても麺が出てこない(笑)。驚くほどいろんな具が入ったちゃんぽんで、スープは豚骨のまろやかな旨みで、これまで食べた2つの長崎ちゃんぽんとは明らかにタイプが違う(乳臭さはない)。あ、私は乳臭いちゃんぽんの方が好みであるが、このスープはとても旨い。

具も某チェーン店とは量も種類も味も雲泥の差なんだが、…なんだろ、満足感がイマイチ。…そう、麺なのだ。ぷよぷよに太い麺だけがなんだかアンバランス。スープのまろやかさと麺の(太いが故の)淡泊さがマッチしていないような。難しいなー、ちゃんぽんって。ますますハマっていくみたいだ…ずぶずぶ。ぶよぶよ。

2006年4月6日 (木) 夜  焼き肉屋……決してウケを狙ったわけじゃないけれど。

誘ったのは私の方である。

誘われたのは学生時代からのマブ友ドリィ(仮名)。

彼女は、私にこの店に誘われたとき、
「え? mi_waはもしかしてこの店のこと、知らないんじゃ?! なにか高級焼肉店と勘違いしてるんじゃ?! だいじょーぶ?!」と不安に思ったらしい(笑)。いやいや、私は学生の頃、近所のこのチェーン店に一人でビビンバと焼き肉ランチを食べに入ったことあるからさ(笑)。大丈夫、確信犯です(笑)。

なんであえてこの店かというと…これである(笑)。→→→
超はまってるドラマのフェアをやっているという。このドラマをお奨めしてくれたドリィを誘っていくのはもう、当たり前の流れである。…って、まんまとチェーン焼き肉屋の浅知恵…いや、策略にはまってしまった哀れな客と呼んでくれ(笑)。もう、冬のソナ田が好きだからってパチンコ冬のソナ田にまんまと行ってしまうような主婦と変わらないレベル(笑)。

しかも場所は笑ってくれ、歌舞伎町(笑)。そういや、ここ最近「予約もなしに飲食店に行く」ということ自体が滅多にないことだよね(笑)と、ドリィと店に入る前から笑いが止まらない。しかも私、大量にクーポン券印刷してきてますから(笑)。中ジョッキ98円で3杯=294円だぜ(笑)。ホルモンも半額だぜ〜っ。フェアの料理以外にもあれこれ注文。いくら頼んでもたぶん、2000円超えるか超えないかくらいのはずだ(笑)。


…で。問題の…
「チャングムの竹筒ご飯」
「宮廷トッポッキ」
「ハン尚宮のチャプチェ」
「最高尚宮のメッチョ」

……その噂のフェアのメニューを全品片っ端から頼んだが…まぁ、想像通りなので目くじらを立てるわけではないですが、ひとことでいえばその…

「最高尚宮さま、どうかお許しをぉぉぉぉ〜」

と、土下座したくなるような…。って、なぜか私が謝ってどうすんねという(笑)。そもそもファミレスとか飲食チェーンの味がどうのこうの、雰囲気があーだこーだとか批評するのって、いい大人がすることじゃないと思います、はい。でもこれだけは言わせてくれっ。…「どの料理を食べてもなんか全部同じ味」で、食べたことのあるような味がする……そうか、「コンビニ総菜の味」がするのだ!! そのことがなにしろ面白かった(笑)。

ドリィとだからこんなに面白く楽しかった。
一人で行かないでよかった(笑)
ましてや異性と行ったならば(…闇)。


……このフェア、よくみると「第一弾」とあるじゃないか(笑)。
え? 「第二弾」やったらまた来るつもり?(←おーいっ)

2006年4月6日 (木) 昼  スティンガーとメンチカツサンド

Jエンセンはみなさんご存じの通り、なんと言ってもデーニッシュなのだが。ものすごく淡い風味のカスタードが特徴の(←これはこれで美味しく好きなのである)スティンガーに合わせて買うは、ごくごく王道のメンチカツサンド。

肉厚のメンチカツに甘いソースをたっぷり、食パンは厚めに。昔ながらのサンドイッチである。ポテトサラダサンドに至っては、ポテトサラダにはイイ意味で気を遣っていないみたいで(笑)。……その分、美味しいデニッシュに手間をかけて作ってくれているのかもしれない。…私はなにげにデニッシュよりもむしろ総菜パンを食べる機会がなんだか多いのだが(笑)。

2006年4月5日 (水)  続続・もつ親子丼悶絶

突然「明日例の店、ランチ行ける?」と招集をかけてくれた酔狂な友よ、ありがとう。雨の中バスに乗ってかけつけるは東京駅。この2週間でこの店に3回も来ている私。週の半分はオヤジ飯だ、そんな自分を自己受容せよ!

3/29に悶絶し合った3人組。すっかりお店のお姉さんにも顔を覚えられてしまい、こりゃー常連になるしかなかろう! 今日のお目当ては、2004年12月16日の日記にも登場している「もつ親子丼」。これは私の親子丼ヒストリーの中でも燦然と輝く親子丼なのである。

レバーと若鶏の炭焼きが濃厚な出汁とともに卵でとじられ、茶碗3杯分のご飯のすみずみまで汁が染みこんでいる「もつ親子丼」。一口食べて昇天!!! くわ〜〜〜っ!!! 旨すぎて旨すぎて〜!!! 私たちはもう「美味しい」「旨い」しか言葉を漏らせない。あとは嗚咽しか…。あまりに旨すぎる炭火焼の鶏とレバーはあっけなく食べきり、残るは卵ご飯。しかしここからがまた美味しいんだぁぁぁ…心は脱力でふにゃりんこしながら、口は最後の一粒まで渾身の力で噛みしめた。最後の一口のごはんにテラリと光は卵液、これが甘くて甘くて、その余韻を残したまますすった鶏スープにまた悶絶…。あぁぁ…この丼なら炊飯器一杯食べられます…。

これだけ鶏づくしなら、私、鶏になれるかも?(←いや、あんだけパン食べてもパンにはなれないんだから難しかろふ) 鶏と一体感を覚えた恍惚のランチ…。次はきじ焼丼で悶絶すっぜ!

2006年4月4日 (火)  オフィス街流・ダブルカスクルート

満開の桜並木に誘われて今日もオフィス街パン屋に足を運ぶ。最近のオフィス街パン屋の売れっぷりは尋常じゃなく、パンが全然おいつかない、まるでTV放映後のZのごとし(例えるのはあまりに背伸びしすぎ?(笑))。パンの棚はがらがら。あるのはごく限られた種類だけ。一緒に列に並ぶ「ねこさん」とためいき。しかし私たちは笑いが止まらない。だって、「つっこんでください」と言わんばかりのこのキテレツパン屋だ、パンが少ないことも、パンがなんだか小さくなっていることすら笑いがこみあげてしまうのだ。

パンが小さくなったことも「きっと材料が足りなくなったから『じゃあちょっと小さくしよーか』程度の判断なのよね(笑)」と。

バカの2つ覚えのように、なぜかトマトボールとはちバタ(←この2つはこの店の看板商品)だけは妙にたくさんあるのを見てもやっぱり「つっこんでください」と言われているようにしか思えない(笑)。

だめだー笑わせないでください(笑)。愛しすぎます(笑)。


今日はフレンチドッグとベーコンエッグ。前者ははっきりいって人にはお勧めしないが(笑)、後者はおすすめする。前者は…ありえないほど甘いミートソースがかかった変なソーセージドッグ(笑)。でもなんだろ、旨いときとそうでないときがあり、そのバクチ性を楽しむのも乙。

ベーコンエッグは大好物なんだ。でも…きっとダメな人にはダメなはず。…実は、チーズのマットの下に汁状のあり得ないほどにマヨネーズの大海におぼれている炒り卵。ご飯に味噌汁をかけて汁かけご飯的なタブーを彷彿させるこの…背徳的な…脂肪摂取量(笑)。あぁぁ、なんで旨いのか、やっぱり永遠の謎(笑)。美味しすぎてあれれれれ(笑)。

やっぱりフツウのカタチにならないパンたち。私はあえてこの二つを「オフィス街のカスクルート」と呼ばせてもらう(笑)。

2006年4月3日 (月) その3  1日遅れの「さよなら」

昨日、4月2日をもって水海道Nの営業が終了した。私は3月12日に一足早く「水海道とお別れ」をしてきたので、たとえ2日がヒマでも行かなかった。でも「今日は最後なんだよな…」となんだか落ち着かない気持ちでいた。

そして翌日、友人から思いがけない贈り物が届く!! 青天の霹靂だった。私にも最後の最後のお別れを一緒にさせてくれたんだね。ありがとう、ありがとう…! 贈ってくれた友にありがとう。作ったNスタッフにありがとう。そして…水海道Nicolas、長い間ありがとう。そして、守谷でまた会う日まで…。 A bientot!!

2006年4月3日 (月) その2  セカンド長崎ちゃんぽん

先日九州は長崎に旅行したときのこと(ESSAY62-2九州北部パン旅を参照のこと)、そこで食べた長崎ちゃんぽんがあまりに美味しかった。考えてみたら私…「長崎ちゃんぽん」って初めて食べたかもしれないのだ。うわあああ…あれが初体験かぁ〜。

会社の人から、長崎ちゃんぽんの某チェーン店(←そんなのひとつしかないじゃないか…(笑))の、えび餃子のタダ券をもらった。あと一週間で期限切れなので、あわてて会社の帰りに寄ってみた。家の近くにはなさそうなので、わざわざ銀座から新橋方面に歩いて行った。途中、かのPールBセットのカフェを素通りし、目指すはチェーンのちゃんぽん屋(笑)。全く私もちゃらんぽらんだ(笑)。

私、このちゃんぽんチェーンには初めて入ったが、399円でこれだけのボリュームちゃんぽんが食べられるならいいじゃないか。学生時代ならちょくちょく利用したと思う。麺は…給食で食べたソフト麺とかを思い出すびよびよんな麺でなんともかんとも…なんだが(笑)、スープも野菜も意外と食べられるもんである。エビ餃子がなんとも旨かった。

やばいなー絶対ちゃんぽんにハマりはじめているなぁ…。ちゃんぽんサードステージはどこぞ?!

2006年4月3日 (月) その1  ごぶさたVモンタ、パンを淡々と解説。

今週からようやくお昼にパンを買いに飛び出せることに。長い冬でした(嘘です)。とは言っても行くは近場のVモンタ。…って、すごい久々かもしれません…。2月10日以来? 特にエピソードは今日はないので(笑)淡々とパンを説明いたしましょう。春色Vモンタ。

菜の花がテンコモリのフォカッチャ!! 菜の花は茎を噛み切れないのでとても食べにくく一気食いするはめに。しかし下にたっぷり敷いてあるタマゴサラダがまた別の表情を見せてくれる。春ですね〜。タマゴサラダって、ミモザを連想するせいか、春っぽくないですか。

小さなさくらパンは、サクラの葉の緑色がまるでわかめパンのように(って適切か? おい)。きつすぎないサクラの風味がほのかでやさしい。おっとりしたパン。先日お友達におすそ分けしてもらったサクラのマカロンも美味しかったな。「一口目は道明寺のような味」と表現していたけど、このさくらパンもそんな感じよ〜。

Vモンタのクロワッサンはとても美味しいのだが、…おや? 他は全部ひし形タイプなのに、1個だけ三日月型してる。初めて見るかも。バターが違うのかと思ったら、表面にグラニュー糖がかかっているかかかっていないかの違いだそう。これが大当たり。そもそもシャープな塩味のクロワッサンよりも、甘いクロワッサンが好きな私なので嗜好にビンゴ。うまーい♪

2006年4月2日 (日) その2  しつこいようだが・やるやんフらんソワ5

しつこいですよね、しつこいです(笑)。
でも、どーにも私、買うパンは当たりが多いようなんですから。5回目となる「やるやん・フ乱そわ」。今日の当たりはこの子でーす。

「ピニョン」

チャバッタのようなシンプルな塩味パンにオリーブと松の実が入った小さいパンでございます。まるで名前は韓流ですね(←違うだろ)。

オリーブの美味しさも瞠目するが、ローストされた松の実の脂が浮き出て旨いっす! やるやん、フ蘭そわー。でも、もう7時過ぎなのにパンがたくさん並んでいてちょっと不安。がんばって売り切ってくれ!

2006年4月2日 (日)  こんなところに旅の扉

珍しく予定を全く入れないオフの日。本当だったら、4月の上旬は18きっぷでも使って遠くに行きたかったのだけど…旅も続きすぎると息切れするので
(←ホンネは、ESSAYを書くのが追いつかないからとも言える(笑))今日はぶらぶらと好きな街をお散歩。

上原の商店街に、レンタルギャラリーがある。そこでは、週末限定のカフェが開かれたり、アーチストの個展をやったりする。たまたま通りかかったとき、パンとカフェのコラボみたいなイベントをやっていた。3日間限定のカフェ。天然酵母パンは、平塚にあるお店だそうで、初めて聞く名前のパン屋さん。

雨も降ってきたので、ちょろっとコーヒーブレイク。コーヒーとワッフル&スコーンのセットを頂いた(ぎゅっと硬いスコーンは粉よりバターの風味が強め。素直な味がして美味)。


ふと、テーブルに思いがけないものを発見。
「青春18きっぷ1回分」。
えぇ? どーしてここに?

「1回分、余っています。2300円→2000円でどうぞ」

なんと!! これの存在に気付くのが昨日であれば、
今日はきっと遠くに飛び出していたはず…。
来週は…行けなくもない。行こうと思えば行ける。
あぁ…あぁ…どうしよーー、、、すごく欲しい…でも…うぅぅ。


…結局買わなかったのだけど。
その迷った30分間、私の頭の中には果てしなく旅ロードが伸びていったんだ。なんだかそれだけで十分すぎるくらいに。

2006年4月1日 (土)  NYに行きました! ベーグル食べました!

…と、あまりに見え見えの嘘をつくのはやめましょう。気分だけでもNY気分を味わいましょうか(笑)。

まるちゃんのベーグルサンド、本日の晩ご飯。今日はなんとーハムチーズサンド! プレーンに、ブリーチーズとハムと野菜を挟んだてんこ盛り。味付けはいさぎよく、塩のみ!! これがもうーーーめっぽう旨い。

限界まで熟しきったブリーのまろやかさもそうなんだが、野菜のフレッシュ感もそうなんだが、とにかく「塩」!! これに尽きる。どんなドレッシングよりもマヨネーズよりも、塩の旨さなのだ。なんつー甘い塩なんだ。思わずうちで今使っている塩(贅沢にゲランドの塩なんだぞ。しかし味見しないで買ったが…イマイチ)と食べ比べてみた。あぁー塩だ。塩!(笑)

バックに映るはマイルーム。とても生活感が溢れていますね。はい…。なにがNYなんだか(笑)

2006年4月1日 (土)  春の落陽

代々木公園の花見客の喧噪に揉まれながら
ふと夕日を見上げる。
くすんだ水色の空には飛行機雲が一本、縦に走る。

白く咲き乱れた桜木は、
ふと、雪に覆われた木に似ていると思った。
春、と呼ぶにはまだ寒く、
春、と喜ぶにはまだ心が一歩躊躇する。

あの夜のあの夜桜。
この目で見ることはもうないけれど
きっと今年もあの場所で咲き乱れている。
人の心とは別の流れで。
自然である限り、揺らぎない時の流れの下で。