戻る - 参加 

パンある日記(仮)

2006年2月14日 (火) その2  パンとチーズとワインの講習会

自由が丘から歩いて10分くらい。意外とエスプリdeBゴに来店したことがない人って多いんじゃないだろうか(はい、私もその一人です(笑))。一階はパン屋、二階はカフェ。その二階で今夜の講習会が行われた。パンとチーズ、そしてワイン。講師はワインでお馴染みの、パン屋の女主人。もっとこじんまりとした講座かと思ったら、ものすごい参加者の数。ひえーー、老若男女。パンの集まりではなく、あくまでここは「ワイン」の集まりだったようである!

ワインは5種(グラスはひとつなので、次から次へと飲まないと先に進めない、私はバカ正直に2杯ずつ飲んだから…10杯?!(笑))。ワイン音痴の私だけど、ひとつめがアルザスワインだったことが嬉しいー。きりっとシャープで、チーズでまったりした口の中を爽やかに中和してくれる。

チーズがそれはそれは豪華だったのだ。私がフランスに行ってたくさん買い込んできたブルサンのエシャロット、これが日本でも食べられるなんて♪ まるでふぐの薄造りのような(笑)チーズたち! 上は山羊のサン・ト・モール、下はイズニー・AOCカマンベール、他にもウォッシュ、ハード、いろいろ出てくるが、それはそれは絶品ものだらけ。

個人的には、コンテを鰹節のように薄くスライスしたものにはまった。「飽きないでしょう」というように、ほんっと、ポテトチップに手を伸ばすように、やめられない、止まらない。

もちろん、パン各種もほんっと美味しかった。Bゴパンは食べ慣れていると思っていたけどこういうシチュエーション(チーズとワインがふんだんにある!)では、本領発揮という感じなのかしら。とにかくルヴァンのじゃりじゃりと粗挽きの粉を噛みしめたときの何とも言えない甘みと香ばしさ、そこにチーズでしょ。ほんっと美味しかった。キャトルフリュイはクランベリーやフィグや胡桃が入っているのだが、松の実が入っているのがポイント! やっぱりチーズとは別の「脂肪」のコクマロを堪能できるのが嬉しい。

バレンタインの夜には、やはりチョコレート入りのプチバゲットで締め。もうお腹には入らないパン・ドール(ブリオッシュ)もひとくちで止めるのが辛いほどに美味…! さっきのパリセヴェのパン・オ・ショコラを食べるのを控えれば違ったか?!(←そういう問題じゃないか(笑))

残念ながら赤ワインが(美味しく)飲めない私だけど、たまには背伸びしてみてもいいかな。私にとってはまだまだチーズもワインもカジュアルなものじゃないから。「パン」と「チーズ」と「ワイン」は、非日常の贅沢を演出してくれる三種の神器。

2006年2月14日 (火) その1  いつもと同じパン・オ・ショコラ@パリセヴェ

自由が丘での所用で、閉店間際のパリセヴェへ。バレンタイン仕様のチョコ菓子が並んでいる中で、やっぱりパン党の私はパン・オ・ショコラ。前回買ったとき(2004/11/14日記参照)「一番美味しい部分(=一番外側の皮)」がぺろりんことはがれて地面に落下した、あれ。今日ははがれませんように!!

ていうか、これからパンとチーズを食べに行くのにそれでもなお歩き食うか、パン・オ・ショコラ!(笑)

2006年2月12日 (日)  超・極寒のバレンシア@白金台

やめておけばいいのに本日「出稼ぎ」の日。たいした稼ぎにもならないのに顔つなぎで出稼ぎをする私…。夕べ遅くまで飲んでも、オリンピックでほとんど睡眠とれなくても、いつもと同じような時間に「出勤」。この冬一番の寒い日かというくらいにありえない冷たい強風が…。でも今日は白金台でのお仕事。そう! 私の原動力はいつでもパン! 久々に金麦でバレンシアを食べるのだ!

…ところが、お昼はその場で知り合った人たちと食べに行くことに。駅上の和食ファミレスでちゃんこ鍋を食べる私(笑)。それはそれで別にいいんだけど、白金台でファミレスってのもどうなんでしょう、ねぇねぇ(笑)。

食後のコーヒーを我慢して、残りの休み時間で金麦までダッシュ!! 時間がなかったのもそうだけど、あまりに寒かったので走ることで自家発電(笑)。パンを他にもたくさん買いたかったけど、結局バレンシア1個しか買わなかったのだ。

理由は3つ。
今週半ばに地方出張がある、それまでに昨日買ったパンたちできっと一杯、…そして、なんかとてもお値段が高く感じてしまったのである@白金台の相場か?(笑)

久々に食べたバレンシア、ちょっとオレンジの迫力が以前よりも抑えめだった気もしないでもない。でも美味しかったぁ〜。(*ESSAY10番でも画像あり)


*翌日月曜日に突然クライアントからの電話*
せっかくの出張のためにパンを買い控えた土曜日と日曜日。…なのに! 延期だって! ふざけんなぁ〜。スケジュールを乱されたのも悔しいが、パンを買い控えたことが一番悔しいのである(笑)。

2006年2月11日 (土) その3  夢追い人

四国へ移住した元・地元仲間が東京にやってくるというので(しかもクルマ!)元地元まで飲みに行ってきた。四国で歌を作りながら、いつかまた東京に戻ってくることを夢見ている。将来○○になりたい! という夢があるのって、ほんとにいいなぁ。私は実はまだ、○○になりたい、というものがない気がする。今現在、こうでありたい、というもので精一杯。

新婚である二人は一晩車を走らせて東京まで来たので、今夜はどこかに泊まる予定らしい。このあたりで宿取るの? ホワイトキャビン? ホテルやすだ?(←超ローカルネタ)

2006年2月11日 (土) その2  パン屋まで歩ける基準。

八王子をあとにして訪れたのは町田。橋本駅と多摩境と同距離くらいにあるチクテである。それにしてもこのお店も駅から遠い。橋本からバスでいけるけれど、4駅程度ならあるっちゃおうかなーって思わせる、微妙な距離、しかも坂。

よく友達と話すときに基準になるのは松戸Z(笑)。「Zより遠いからちょっと歩きは無理無理」「Zよりは近いよ、余裕余裕」「Zくらいなら歩けるね、大丈夫大丈夫」。

てことで町田のこのお店は「Zくらいなら歩けるね、大丈夫大丈夫」。…なのである。ただし、坂がきつい(笑)。

*ESSAY58番にて。

2006年2月11日 (土) その1  フリュイ@八王子BBB

おなじみのフリュイ…水海道で守谷でしか食べられないフリュイ。…のはずだけど? ここは八王子。そう、Nゆずりのパンがたべられるお店がオープンしたのである。東京の西で、あのフリュイが、リュスが食べられるなんて! いつもより早起きして駆けつけました。ほんっとに美味しくてほんっとにかわいらしい素敵なお店!! 画像が多すぎてDIARYのキャパを越えるので(笑)ESSAYにしました。58番です。ついでに八王子スイーツと…もう一軒、超〜久々の町田のパン屋さんも行ってきました。

2006年2月10日 (金)  ヤヴァイが予想される冬の夜

忙しさで睡眠時間が削られ、いつしか3時就寝が当たり前になりつつある今日この頃。これじゃいかんいかんと毎日頭をぶんぶん振っているが(いや、それは眠くてがっくんがっくんしているのであろう)、…そんな私にとどめを刺す。…そう、明日からオリンピックが始まっちゃうじゃないの!!! やう゛ぁーい!! また今度も地球の向こう側での開催だ。やう゛ぁいやう゛ぁい、夏のアテネの時もほとんど寝てなかったもんなぁ(笑)。あぁ、ヤヴァイ。

画像はお昼に食べた近場パン屋Vモンターニュのクロワッサンのサンドイッチとパン・オ・ブール(バゲットにバターを挟んだもの)。近場でさっさとパンを購入して昼間は仮眠…という毎日になるのだろうか、あるいは持参パンを…。そうそう、明日は土曜日。たくさんパンを仕入れておかなきゃね!!

2006年2月8日 (水)  パンとビールと女と女。

小学校からの友達が引越後、初来訪。「ビールは私が買うから、パンをよろしくね!! 激ハードでよろしく!」と。ちなみに彼女はいわゆるパン好きとは違うが、うちのサイトは愛読してくれている。ひゃープレッシャー! 会社帰り、準備に走ったのは遅くまでやってくれているありがたい銀座と渋谷。食べ慣れている、イチオシパンたちを集めて奔走した。

■銀座三越P
・バゲットカンパーニュ(おとといの日記でも登場。これがやはり一番旨い)
・グラハムヌトリシオン(ソフト系なら絶対これがイチオシ。柔らかいものもひとつはほしかったの)

■渋谷V
・フーガスオリーブ(やっぱ酒にはこれでしょう!)
・コンプレ・ノア(1/15日記にも登場)

人を招くのになにも準備していなかったので即席で一品作るが、それで十分。美味しすぎるパンとビールと会話があれば、もうそれだけで女同士の飲みは完璧なのである。

2006年2月7日 (火)  誰にも会いたくないコレド日本橋。

今日の昼はコレドまで行ってMKのパンを買いに向かった。そういう日に限って、史上最悪の洋服を着ていくものだ。髪の毛はヘンな縛りぐせがついているしメークは手抜きだし何より服装がひどい。非常に寒がりなので、絶対首元が開いている服を着たく無いのだが(←夜に約束がある日は別)、そうなるとなんだかひっどいださい服ばかり。そんな服ばかり着てる冬の日々、ひきこもりの日々(笑)。

誰にも目をあわさないように斜め30度くらいうつむき気味にパンを選ぶ。マイ定番はやっぱりセーグルクランベリー。いつでも変わらず絶品だ。

今日は新作の「パン・オ・アリコ」も。チャバッタに枝豆が入ったものなんだけど、MKのオリーブオイル使用パンって毎度のことながら、くどくなるぎりぎりの線までオイル使っている感じがする、だから猛烈に甘くて香り強くて旨い。あと少し…でくどいという「寸止め」具合が見事だなぁと思うのだ。枝豆も自然な味わいで美味♪

…明日はちゃんと服、来よう。顔をあげて歩けるように(笑)。

2006年2月6日 (月) その2  ムニャカタ堂のパンが来た!!!

仕事中、パン友さんからメール。「帰り、渡したいものがある」と。な、な、な、なんと、沖縄のムニャカタ堂のパンだというじゃないかーー!! 彼女はあまりハード系を食べ慣れないとかで、「ちょっと酸味がきついですかね★」という。だからって、こんなにお裾分けしてもらうわけにはいかないでしょー?! あぁぁ、ありがとう、風のように君は去っていった…。

今年中には絶対行きたいと思っていたムニャカタ堂さん(←とても敬意を込めていると思えない伏せ方だが、敬意を示してますので誤解なきよう(笑))。ひとつは生のバナナがそのまんまの状態で入っているパン! レーズンも入っている。とても3日たっているとは思えないほどに黄色いバナナの果肉。しゃきしゃきしているのだ。このバナナが! しかも、こ…この赤ちゃんのような素直な甘みは…!!! ばかやろ、めちゃくちゃ美味しいじゃないか!!!

もう一つの胡麻とイチジクとナッツのパン。たっぷり押し麦がついた様子は、フォルコンブロートにイチジクが入り込んだ、と言った方が正しいかも知れない。もう3日もたったパンということで、たしかに水分はどっか言ってしまっているが、…これもものすごい美味しいぞ?! おいおい!!

そして画像にはないけど、ルヴァンのメランジェのような、レーズンと胡桃がぎっしりと入ったライ麦系。…これもものすごく美味しいのだけど、…なんだろう、味わったことのない不思議な後味なのである。この手のレーズンクルミパンはたくさん食べてきたけど、どれともつかない、独特な…甘さではなく、しょっぱさでもなく…どこか…渋さに似たようなスパッとした後味…なんだろうなんだろう!! わからんがめっちゃ旨かった。

あなた、こんなこと(=私なんかにあげちゃって)していいの?! バカねぇ!! めっちゃ美味しいじゃないのーーー!!

2006年2月6日 (月)  一番食べている店、銀座三越P。

あちこちパン屋さんに行くのが好きな私。ふと振り返るとどこの店が一番よく行くだろう。あ、オフィス街パン屋は除いて(笑)。あ、東京に限って(笑)。

…そう、三越銀座Pルティエである。昼休みに地下鉄にダッシュし、週に2日は買いに走る。…が、ここのところあまり昼にパンを買いに行っていない。昼に走り回るパワーと余裕がなくなっていた今日この頃。頻度が減ったのと同時に三越カードまで解約しちゃったよ。Pルティエのためだけに作ったカードだから当然だが(笑)。今のていたらくっぷりを自省せねば(笑)。てことで久々に昼パン調達強化週間!
(以前にも似たようなことを日記のネタにしている…ネタがないのか、私!  →2004年7月6日DIARY参照)


新作に弱い私だが、あまり新作が頻発しないPなので、定番とおりまぜながら選びことができるのだ。新作ラッシュで追いつくのが困難な店とは違うぞ(笑)。

■今日の「新作」
「ソーセージと餅のフォカッチャ」。この上に載っている目玉の白目みたいなものが(笑)餅。トマトソースが塗られ、ソーセージがぽこぽこ、そしてカシューナッツが散らされていて不思議と全体的にまとまりがあるのだ。お餅が大量に余ったときとか、よくやりませんでした? ピザソースとチーズをかけてお餅グラタン…とか。あんなイメージですよ(笑)。

■私の「定番」
バゲットカンパーニュ(=パンドカンパーニュ。GALLERY参照)。私の中で「ハード系のパン」の記念碑的なパンである。一番回数的に食べているパンである(←除く、オフィス街パン屋のトマトボール(笑))。今日も明日の朝用にハーフを買ったのに、仕事中のおやつに全部食べ終わってしまった(笑)。いや、それは読めていたはずなのだ…。


いろんな人に聞かれるのだ、「どこのパンが一番おすすめ?」と。内心、そういう質問には答えにくい。東京以外のパンを答えてもあまりその人に役立たないであろうし(笑)。私は東京でならPルティエかJUハイムのバゲットカンパーニュ…と答えたいのだが、いろいろめんどくさいのだ。

「ひとくちにPルティエって言っても銀座三越と赤坂だけだよ、それとね、ソフト系じゃなくハード系にしてね、銀座では。JUハイムも丸ビルに限るから。ここのパンだけは他と違うレシピでうんにゃらかんにゃら…(中略)」

……ぜえぜえ(笑)。もうイヤ、こんな自分(爆)。

…というわけで、余計な説明をしなくてもいいVとかMKとかとりあえず薦めておくと楽である(笑)。

とある晩御飯  真冬の冷やしツケ麺

…パンネタ以外のものが続いているついでに、お蔵入りしていた画像も放出。夕べと同じくらいどえらく寒い夜に、何を血迷ったか食べた冷やしツケ麺。八幡の駅の近く(Jエンセンの数軒手前)に新しくできた、広島出身のツケ麺のお店で「凛・凛」と書いて「リリ」と呼ぶ。真冬にオープンしたが、名前も涼しいが、麺も相当涼しかった(笑)。

ゴマ風味の辛口のつけタレなのだが、辛さは調整できる。しかし辛いツケ麺は別に好みじゃないし、何よりツケ麺自体、冬に食べるものと違う(笑)。ツケ麺…というより、冷やし中華に近い感じかもしれない。野菜たっぷりなのは嬉しい限りなので夏にまた食べてみようかなぁ(それまでもてばいいけど(←辛口!))。

余談だけど、夕べはあまりに寒かったねぇ。頬を触ったときに、ものすごいざらざらしていて「肌荒れ?!」と思ったが、それはなんと鳥肌だった。ほっぺたが鳥肌になることなんて初めてかもしれない。

2006年2月4日 (土) その2  ホルモン焼きと土鍋炊きゴハン@松見坂 丹虎

学生時代の後輩かつバイト仲間である子と久々の再会。数年前にランチをしたっきりご無沙汰していたのだが、ずっとうちのサイトを見てくれており、会話の端々に「それ、DIARYで見ましたよ」と、めちゃくちゃ詳しいじゃないか。恐れ入りました!(笑)

待ち合わせをしたのは彼女の知り合いがやっているという松見坂のホルモン焼きのお店。なんかチーズの匂いがするなぁ…と思ったら彼女がすでに頼んでいた大根キムチからの匂い。実に旨い発酵臭が…。ナムルもサラダもピーナツ豆腐も全部うまい。網焼きでタンとサガリをじゅうじゅうやりながら、ビールが進む進む。焼き肉、久々だぁ〜。

このお店のメインはホルモン焼きなのだが、肝心のホルモン焼きを頼む前にめいっぱい腹一杯になりつつある、やばい!! 早く頼まなきゃ! そして、実は影のメインディッシュである、土窯炊きのごはん。ごはんの半分がおこげになって窯に張り付いてしまっているが、これがもうもう、美味しいのなんの。これが食べたいがために、ホルモン焼きも負けずにむさぼった。このホルモン焼きもめっちゃうまかった。甘い味噌のようなタレでじゅうじゅう蒸し焼きにしたキャベツともやし、そしてモツ各種。あれを家で作れるならば私はパン党廃業だ(笑)

当時、珍しいことだが「夕食代」が支給されるバイトだった。それを利用して私たちはあちこちの美味しい物を食べ歩いた。専攻もバイトも一緒だったので、いつもつるんでいた私たち、ほんの些細な登場人物でもエピソードでも、全部覚えていてくれたのがホント嬉しかった。

彼女と別れ、寒空の中腹ごなしのために歩いた。今週、連続してディナーが入ってそれはそれは食べた一週間だけど、今夜が一番がつんと食べた気がする。やっぱ、焼き肉ってスゴイよな。…しかしこの夜の寒さは尋常じゃなく、いくら歩いても全然暖かくならない。フツウなら30分も歩けばほかほか暖まるものじゃない?! もっと肉を食べておくべきだったのだろうか(笑)。

2006年2月4日 (土) その1  あんパンにまつわるエピソード。

あんパンについてちょっとコラムを…という依頼があり、しばらく考えていた。もうそれは提出(?)したのだが、ひとつボツにしたネタがあるのでここでつらつらと書こう。結局全然まとまらなかったので。



東京に遊びに来た友達が東京土産を選ぶとき、雷おこしも芋ようかんも買わせず、「これが東京名物だから!」と、小さなあんパンを何個も持たせ飛行機に乗せた。そんな大学1年のあんパンエピソード。

どんな食わず嫌いのものがあっても、旅先などでは不思議と食べられてしまうもの。私にとって「あんこ」がそれだった。大学進学で上京したときに、まず食べてみようと思ったのが「銀座木村家総本店のあんぱん」だった。私にとって、東京名物とは、もんじゃ、その次くらいにキムラヤのあんぱんが思い浮かんだのだ(笑)。

札幌の街並みを思い出させる銀座の街で、小さなおまんじゅうのようなあんパンを手に、歩きながらかぶりついた。ほんのりと酒種の香りが鼻から抜ける。パンに包まれたあんこって、こんなに美味しいものだったのか。これまで食べずに過ごした「あんこ」がとても惜しく思われてしまった。

とにかく好き嫌いが多かった私。豚肉も魚卵も寿司もスパゲッティも生クリームもセロリもだめ。嫌いなものだらけの私がひとりで生活するのを母は心配していた。今思えば、それまで偏食だった子供の私を少し大人にさせてくれたのはあんパンだった…んじゃないかな。



…その数年後に、こんなあんパン食べ比べなんてするほどあんパン好きになっているなんてねぇ、あのころの私は想像もつかなかったわけで(笑)。

2006年2月3日 (金)  極寒!! 恵方巻丸かぶりナイト

記録的な寒波のこの冬。私にとって、今夜ほど寒い思いをした日はなかった。歯ぎしりでほほを咬みまくって血だらけだった(笑)。今夜巻き込んだのは仲良しパン友軍団。女5人で、節分恵方巻ナイト!!

会社から歩いて近くに隅田川があるのだが、そこで「恵方巻を隅田川に向かって今年の恵方(南南東)に向かってモクモクと太巻きをかぶりつく」、…なんていう実に酔狂な、実に粋なイベントに参加した。しかも持参したドリンクはバカだね、ビール(笑)。もう、半べそ状態でした(笑)。

真っ暗闇の中で、大勢の人が隅田川に向かって、無言でモクモクと恵方巻をかじる。お願い事をしながら、一言もしゃべらず、直立で食べる。…こんな異常な風景、かつて見たことがあろうか(笑)。もう、思い出すだけで鳥ボボ(=鳥肌でボボボボ)である。ほんっとーーーに寒かったの!!

涙さえ凍るよな強風の中で、齧り付いた太巻きがあまりに美味しかった。2000円もする海鮮太巻き、値段以上の美味しさだった。どんな具が入っていたかは真っ暗闇だったので「見えない」が、口に入るその贅沢を極めた具材の美味しさは、見えなくても十分に伝わる!! だから…まさか全部完食! I'm Winner!!!!! (笑) 思わず両手を振りかざしガッツポーズ、今年一年、もらった!!!!(笑)

…それにしても、恵方巻は今年からブレイクしたなぁ、私は去年初めてこの恵方巻の風習を知ったというのに(2005年2月3日日記参照)。すっかり味をしめた、この恵方巻ナイト。来年もやったる!! 今度は熱燗で?!



全身の血が凍るくらいに冷え切った後で、飛び込んだバーで二次会。ビールを飲みながら、お通しの節分豆(笑)をつまみに、今年一番大笑いをしながら語った。あぁ、なんていい夜なんだろう!! 本気で私、帰りたくなかったよ。このままずっといたかった。もし終電を逃していたなら、会社に泊まるのもありだったかも?!(笑) 一年の計は節分にあり!!!

2006年2月1日 (水)  スンデもいいかも、新大久保コリアンタウン。

新大久保のホテル街をひとり、歩いていた。激ディープなその路地を入っていくと、おかしい話だがデジャヴを覚えた。

…大学に入学するときに、大学学生課の掲示板で下宿先を探していたところ、こんな物件を見つけた。「新大久保徒歩1分、ワンルーム10畳」。駅から近いし、広いし、こりゃ見てみよう。というわけで母親と一緒に新大久保で下車して見に行った物件は…。確かに駅からは近い。環境も(ある意味)静か。…しかし、1階。日当たり悪。目の前ラブホ。

…よくこんな物件が大学で斡旋されていたものである(笑)。


(前フリが長いが、今日の話はホテル街と何の関係もありません(笑))
その懐かしい(?)マンションの前を過ぎ、韓国料理屋へ。あとで気づけば、前から行ってみたいと思っていたお店だったのだ。何度も通っている友達のおすすめの品を頼んでみる。

いやー、今夜も美味しくて楽しい晩餐だった。いくらでも食べてOKのキムチの前菜たち、スンデという豚の血のソーセージ(ブータンノワールにもち米を入れたような感じ。旨い!!)、ソーメン、チヂミ、そしてビビンパで締め! おかげさまで翌日は(友達曰く)毛穴からもにんにく臭が噴出している(笑)。

こういう安くて旨いディープな韓国料理をいつでも食べられるなら、住んでも良いかも、新大久保?!(やめとけ(笑)) チャングムを毎週欠かさず見ている私としては、今度はぜひ、韓国宮廷料理を!