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パンある日記(仮)

2005年4月15日 (金)  大台に乗ったことによる変化。

毎月15日がタイムカードの締め日なんだが、…今月はついに残業100時間の大台を超えてしまった。まぁ、「たかが100時間程度」なんて思われる人もいるかもしれないが(徹夜が当たり前の業界の人とか)、本人にとってはシャレになんない。何年か勤めていて、90時間とかはよくあったのだけど(先月とかもそう)、100時間超えるのは意外にも初めて。わーーいわーーい。…って喜んでるばあいじゃないっ!! これのせいでどれだけ生活が犠牲になっていることかーー。

100時間残業がもたらした生活の変化といえば…。

・自炊ほとんどしない(家でご飯食べられない)
・最近ドラマが何をやっているのか知らない
・飲み物代がかさむ(自分で入れるのがめんどくさい)
・ネットでは自分とこのBBSとかメールしか見なくなる
・メール無精になる
・会社にメイク落とし&めがね持参すること増える(←ぉぃ)
・パン調達に昼休み遠出できない
・ジムに行けない&歩かない
・風呂につからない

そして…そして…
「オフィス街のパン屋利用率があがりまくる」(笑)。

というわけで、今日もてっとりてばやくオフィス街パン屋ー。
右は「ぷりぷり海老カツ」。
左は……何年ぶりかに手を出してしまった、「なすミート」。
…このパンは…この店のこのパンは…コロッケパンと並んでどーしてもどーしても受け付けないものの一つ。何度挑戦しても感想は同じ。「濃すぎ」「くどすぎ」「しょっぱすぎ」!!(笑)

久々に食べたが、やっぱりこれは…なんというか…ある意味この店らしさを体現しているかもなぁ(笑)。なすをバターでじゅくじゅく炒めて、甘ったるいミートソースで和えたものが入っているんだけど…。どえらーくしょっぱくて、体中のカリウムが流出しちゃうのだ。一言で言えば、「白いご飯がほしくなるパン」(笑)。でもでも、憎めないあんちきしょう★

、、、来週も、来月もこの調子なんだろうなぁ…。この調子でほんとにGW迎えられるんかな、不安。でも日記書く力だけは残っているうちはまだまだイケるかな。

2005年4月14日 (木)  二度目の正直、トロトロオムライス

↓と同じ店でございます。さっそくリベンジしてきたわけです。

「ねこさん」は「和風ハンバーグ丼」を。私は「ハンバーグ丼(目玉焼きとソースがかかっている)」にも心惹かれたけど、いやいや初志貫徹、「トロトロオムライス」1380円(単品でこの価格!)を。「オムライス」というのも1000円くらいであるんだけど、どう違うのかはわからない。何故なら周りはみんな「トロトロ」を食べているのだから。

そういやオムライスって、高い店が多いよな。日本橋の老舗の「たんぽぽ…」もひるみまくるお値段だし。でも、このトロトロオムライスが出されたときに思ったのだ。「これって、技術料が高いんじゃないだろうか」と。それくらい、ほんとにトロトロと柔らかいオムライスだった。

この「トロトロ」は、ごろごろとたっぷりハムが混ぜられたご飯に、まんべんなくタマゴが行き渡った感じで、タマゴでくるむタイプではなくて、タマゴと一緒に混ぜて焼く、「卵焼き」タイプ。こういうタイプも好きだなー。ほんっとにふわふわトロトロで柔らかい。で、両サイドにはトマトソースが2種類。一方が酸味の強いポモドーロなんだけど、一方はなんだかえらくチーズくさい。しかもプロセスチーズを思い出すような(笑)。こっちはまろやかタイプなんだろうけど、けっこうクセはある。

すごいボリュームだけど、「トロトロ」って怖いわ。口溶けがいいから食べるのに時間がかからないであっという間、満腹を感じる前にフィニッシュ。1380円は瞬く間に腹の中へ〜。「ねこさん」も和風丼を完食! すっごく気に入ったみたい。私は今度は普通のハンバーグステーキで食べたいわー。

「ねこさん」の名言。
「こんなに満腹なのに、時間が経てばまた腹ぺこになっちゃうのが人間の不思議なところ★」とな。
…その通り。夕方にはお菓子をばくばく食べていた私である。

2005年4月12日 (火)  限定20食 和風ハンバーグ丼@新川津々井

昼飯くらいはちゃんと食べる! パワーランチを!
…というときは、オフィス街で困ることはない。
(控えめにしたいの♪ …なんてときには困ることは多々あるが)

会社から徒歩数分にあるこの洋食の名店に、今日はオムライス目当てできたのだけど、席につくなり「『和風』は残り2つでーす」と言われてしまった。そう、和風ハンバーグ丼は、この店の名物。いつも昼行っても「売り切れました」ばかりで競争率高い。ぐわー今日はオムライスを食べに来たのに、まんまと和風丼を頼んでしまった(笑)。人として当然の心理?!

(携帯で撮ったので画像が悪くて申し訳ない)
和風ハンバーグ丼は、ごはんの上にハンバーグ、それを覆い隠すのは大根おろしではなくてなんとオニオンスライス。タレは、お酒の効いたすきやきの割り下を思い出す感じ。オニオンスライスはひんやりしていて、なんだかそんなにご飯とハンバーグと相性がいいとは思わなかった。

しかし! びっくりしたのはこのハンバーグの美味しさ!!! めっちゃくちゃうまい。どんなにいい肉をひき肉にしたのかなぁ。ジューシーさとストロングな肉の旨み。あーーなおさらこれはオニオンスライス抜きで味わいたい(笑)。

隣の席のOLさんたちがオムライスをしきりに「美味しい美味しい時を忘れるこのまま会社に戻りたくないまた食べたい」とご満悦しまくり。数日中にリベンジを心の中で誓う私だった。

2005年4月11日 (月)  次号でラストの知らせ。

怒濤の週末を終え、また怒濤の平日が始まる。
終電で帰宅後、ポストに入っていた封筒を開け、しばし沈黙…。
「次号でラスト」。
バイブルとしてパン屋さんめぐりをはじめたのは思い返したら10年近く前になるかもしれない。一冊の本を携えて、片っ端から回った。食べたお店はチェックを付けて、次は…次は…とあちこち出かけたあのころ。

ショックだった。ネットなどで情報が氾濫する今、正直いうと「情報」としてはそれほど重要視していなかったのは確かだ。しかしなくなるとその偉大さ、大きさを痛感せざるを得ない。皮肉なことに、ネットの情報量、先端性の享受をうければうけるほど気付かされるのだ。それが全くなかった時代に、あれだけのものを開拓したということ。一から大地に鍬を入れて種をまく作業がどんなにすごいことか…。まさに先駆者だった。

明日からの通勤電車で、じっくり続きを読みたいと思う。

2005年4月8日 (金)〜10日(日)  北海道逃亡3日間

(しつこいようだが)激務の果てに、まるで逃亡するかのように北海道へ行ってきた3日間。ちょうど桜が満開で花見日和の東京を捨て、息つく先はなんと雪景色?! 吹雪?! 正月に帰省したときと風景が全く同じで大誤算(笑)。それでも、こてこてな札幌グルメに、天国に一番近いフレンチに、そしてパン。

詳しいレポートは後日、UP予定!

2005年4月7日 (木)  花とBENI

夕べもタクシー帰りだし、もうほんとにどうなっちゃってんのというクレイジーさ。「くれ、意地!!」だな、こりゃ。最近、友達のサイトとかパンがらみのHPなんて全然見られぬ。にわか「パンサイト浦島太郎」だわ(笑)。話に乗り遅れてます(この日記書いている4月11日現在も浦島記録更新中)。

「桜が咲いたらお外でオフィス街のパン屋食べよう〜」と約束していたけど、私のてんてこまいっぷりに「今度にしよっか?」と気遣ってくださる優しい「ねこさん」。ダメっす! オフィス街のパン屋は逃げないけど、桜は逃げるです!! 行くです行くですーー。

入社以来、この時期が何度巡っただろう。どんなにしんどくても「ちくしょーやめてやるぅ」と何度トイレに駆け込んで涙を拭いた時があっても、この桜で覆い尽くされたこの通りを眺めるたびに、この会社に入ってよかったなぁって思う。この桜並木のある、オフィス街のパン屋の近くに勤められてほんとよかったなぁって思う。…4月期間限定で?(笑)

いつも以上にオフィス街のパン屋は大行列!! 私が見た中ではたぶん過去最高。15人くらいは外に並んでいた気がする。みんな桜に誘われてパンを買いにきたんだね。一年で一番オフィス街のパン屋が美味しい時期だから!! お客が一通りはけた後の店の床には、そよ風で舞い込んだ桜の花びらが散っていた。

桜のきれいな公園で、「ねこさん」とべっちょりパンをがっつく! 今日のべっちょりパンは、「ぷりぷり海老かつ」と「トマトツナのトルティーヤ」! どっちも持上げて桜と2ショットさせようとしたら、具が垂れてきそうで怖かったよ〜(笑)。でもでも、どうしてこんなに美味しいのかな。いつになくブサイクっぷりだというのにね。

「美人は3日で飽きるけど、○○は3日で慣れる」。

…我ながら、ものすごく的確な例えだ(笑)。現に、何年食べても飽きやしねぇ。

2005年4月6日 (水)  花とPAUL

ほしい服があったけど会社帰りには当分寄れそうもないので昼休みに大丸まで服を買いに行く。もちろん昼パンにPAULでパンを買うのも久々〜。ちょっぴり花見気分で…といいつつ、慌しく外でサンドイッチをがっつくのだ。なんていう外パン日和!!

新製品としてクロワッサンサンドが各種登場していた。中身はフルートにサンドされているものと変わらないんだけど(ミックス、トンなど)、なんせ外側がクロワッサンでしょ? たった数十分持ち歩いただけでサクサククロワッサンはぺっちょりデニッシュになってしまった(笑)。しかもたくさん入ったチーズはでろんと溶けかかっているし。やっぱサンドイッチはフルートで「がりがりっ」と食べたいものだわ。うーん、画像的にあまりにブサイクちゃんになってしまったので割愛★

いつも選ぶのはプチパンのパヴォ。飽きるほど食べても飽きない大好きパンなんだけど、黄色い花をバックに撮ると、…なんだかパンに見えなくなっている、もはや(笑)。あわわ、「何に見えるか」なんて言いますまい(笑)。

2005年4月3日 (月)【その6】  目黒区 フランス求めて パンの旅-6- @モンさん、くれる?

目黒区フランス旅。最終章は自由が丘の「モンさん、くれる?」のパン。超久々に買ったぞ〜。ケーキイートイン部門は相変わらずの長蛇の列。それを横目に、パンはすいすい買える、この優越感。Mファリーヌ効果か、恐ろしくパンが安く感じるのが嬉しい。もともとここのパンはとっても大好きで、自由が丘の定番だった。とくに、カレンツぎっしりのパンと、くるみごろごろのグルノーブル。今回は、さらにショソン・イタリアンもゲットー。

さすが。さすがとしかいいようがござらん。さくほろ、ほろ、ほろ、でもぼろぼろではない。言葉にすると紙一重だが、ぼろぼろじゃないパイ生地はバターの香りが高いけど、シューの素朴さがいい。レーズンとバターと砂糖がぎゅっと固まった濃厚な甘い甘い塊がダマンドのようにツブツブと入っているのだが、これがめっちゃ旨いったらありゃしませんぜ。結構大きさもあって250円くらだったかな。安く感じる〜。Mファリ効果を差し引いてもこれは妥当!

…本来はこうだったはずなのにねぇ(笑)。モンさんまでパンが高騰しなくてありがたくはある。

2005年4月3日 (日)【その5】  目黒区 フランス求めて パンの旅-5- @こっちの方がもっと本場風?!

Mファリから自由が丘へ目指す途中。わりとMファリの至近だから世田谷区かな? まぁそんなこたどうでもいいけど、名前だけしっているパン屋を通りかかった。

想像していたのとは違って、店頭で「バナナの叩き売りパン」を売っていた。残ったパンを袋詰にして500円! みたいな。その妙な庶民臭さに「?」と思い店内に入ってみると、恐るべし外国の香り。こてこてにフランス。

…いや、いい意味ではなくて、なんていうか…お店のおじさんのヒマそ〜な感じが店内に充満していたりとか、惣菜の売り方とか、おしゃれなんだか野暮ったいんだか微妙なあたりが外国臭いのだ(笑)。焼成パンは本場から運んできているんだからある意味本日一番フランス臭い?!

というわけで、…パンは買いませんでした(笑)。

2005年4月3日 (日) 【その4】  世田谷区 フランス求めて パンの旅-4- @またまた深沢Mファリーヌ

というわけで、へろへろ〜と出戻ってきた私たち。
ケガの功名か!! 最初にお目当てにしていて品切れだったあの枝豆のフォカッチャの焼き上がりに激突! ナイフを引き取る前にすでにトレーとトングを持っていた私たち(笑)。ナイフもしっかり戻ってきたし、なんてラッキーだったのだろう。

予約していた美容室は1時間後に伸ばしてもらったのだがさすがにこれから駅まで歩くのはしんどい。なんせ徒歩15分だもんなぁ。これまでも散々歩いたから、実は足の指がすりむけて痛くなっていた。そこで乗るは、店の横のバス停から出ている、自由が丘巡回の「サンクスネイチャーバス」。もちろん無料。くぅ〜、世田谷目黒はやることが違うなぁ(←?)。

バスを待つ間、焼きたてほやほやの枝豆フォカッチャを味見しよう。小ぶりだけど、これが210円というのは非常に安く感じる。枝豆とフォカッチャには、たっぷりのペッパーがかかっているのだ。一口目から…驚愕!!! すっごーーーーく美味しい!!! 塩と胡椒が非常に効いていて、唾液分泌、まさに酒の肴。いや、酒を飲む前に一気に食べ切っちゃうだろうよ、しかも焼きたてだよ?! フォカッチャ生地も、オリーブオイルのカリカリッとした軽いクリスピーさが出ていてめっちゃ美味。味見のつもりが、全部あっという間に食べちゃったよぉぉ。く、くそぉぉぉ〜!!! これはほんっとに美味しいわ。悔しいけど美味しいわっっ。これが210円なら、これなら認める。
「ありえる値段のパンも売っているパン屋」だと(笑)。

ちくしょー、美味しいヤツめ。悔しいから要塞・深沢ハウスと一緒に記念写真撮ってやる(笑)。


余談:
あまりに美味しいフォカッチャだったから…と、パンのせいにしておこう。バスを待つ間に手すりにかけておいたコートを置き去りにしたままバスに乗り込んだ私(笑)。慌てて他のお客さんにコートを取ってもらう始末。無意識でこの店に再訪するきっかけを作ろうとしているのかしら?(笑)

2005年4月3日 (日) 【その3】  目黒区 フランス求めて パンの旅-3- @自由が丘Paris S'eveille

16時に池袋で美容室を予約していた私。「まだまだ時間もあるし自由が丘行っちゃおう」ということで、深沢からてくてく。

途中、Mファリの親分(?)、モンちゃん…じゃなかった、モンさんにも立ち寄った。「ケーキ屋のパンは安く見える」効果だけじゃない、実際にパンの値段が普通に見えるー!(モンさんのパンについては後述予定)Mファリにも寄ったし、モンさんにも寄った。まんまとお金を落としていっている私たち(笑)。なんともハイソだぜ、ハイソ。…敗訴?!(笑)

自由が丘…と言えば、近年の私はここへ直行することがほとんど。以前はモンさんばかり行っていたのだけどもっぱらこちら(直近訪問は11/14日記参照)。ここのクロワッサンを買わなきゃ「何しに来たの、自由が丘」だ。通りに面して窓際でパンをディスプレイするこの売り方。やっぱりParisの風が吹く。中からよりも外から、Parisを感じられるのだ。

幸運にも不運にも、今日は絶品ザマンドがなかったので、迷うことなく浮気することなくクロワッサンをゲット。オレンジのクロワッサンもペアで初ゲット。…そして、セーグル練り込み系のイチジクの方を奨めたのだが、どうやらノアレザンと迷っている模様。よーし、両方買って分けっこしますか! …ということで、お店の外でナイフを取り出して切り分けようとした。

…が! ナイフない! ま、まさかさっきのMファリでナイフを取り出してバゲットをカットしたときに忘れてきたんじゃなかろうか?! あわててMファリに電話すると、案の定お店が預かっているという。ひゃー、戻って取りに行かなきゃ! あれがなかったら明日からの(というか今夜からの)おいらのパンライフに致命傷!(笑)

ちょうどいい循環バスが来ない。トホホで今来た徒歩20分の道を引き返すハメに。付き合わせてごめん! ほんっとーにごめん。

ごめん…といいつつその傍らでクロワッサンを歩き囓りする私(笑)。ザクザクザクザク…っと歯が食い込むそのハードな感触! そしてびよ〜んとクラムのヒキ。塩加減とバターの濃さが対等のシャープな味わい。ぐぎゃん、記憶通りに…というか、記憶以上にウマーーヒ!! 

画像はオレンジのクロワッサン。中に甘く砂糖漬けみたいな濃縮したオレンジのペーストが。ここにありつくまではクロワッサンと同じなんだけど、しばらくザクザク食べ進めば初めてオレンジをキャッチ♪ くう〜。全然クロワッサンがオレンジの甘さに揺るがないの。強いなぁ〜。

画像を載せちゃっているから語っちゃうが、フィグとノアレザンのライ麦コンビ。どちらもものすご〜く香ばしいライ麦の香り。例えれば変だが、ピーナッツの渋皮をまるごと食べたときのような濃い香ばしさ(*味がピーナツというわけじゃ全然ない)。レーズンもフィグも、香りが強い! 吸い込んだ洋酒の香りが強くて、噛みしめなくても口の中に入れた瞬間から香りのスイッチがオン! めちゃくちゃ旨いよぉぉ〜。。。

…こう書くと、ちゃんとナイフが私の手元に無事戻ってきたことがおわかりだろう。続編をこうご期待!(笑)

2005年4月3日 (日)【その2】  世田谷区 フランス求めて パンの旅-2- @深沢Mファリーヌ

そのまま駒沢通りを西へ進むと駒沢公園。…そう。連れがまだ未訪であるというあのお店へ足を運ぶこととなった…。思い起こせば、最初に私がこの店に訪れたのは1/30(日記参照)。「これまでで一番ありえない値段のついたパン屋だった」…そう叫んだあの店である(笑)。

昨日TVでたまたまこの店が紹介されていた。もちろんT口シェフも登場していた。「TVでやられちゃ混んじゃうだろうよ! 明日行くのに!」と、なぜだが逆ギレしている私(笑)。

「要塞」に到着。案の定、すごい客足だったようだ。昼下がりに訪れたところ、ほとんどのパンがはけていた。…いや、あったにはあったのだけど、お目当ての枝豆のフォカッチャがない! 残っているのは「あまりに高すぎて売れ残っているのでは」というパンばかり。やっぱり高いよ。ほんっとーに「ありえない値段がついたパン屋」だ。

もうふたつ、私にはお目当てがあった。シンプルにバゲットが欲しい。なぜならパン担当のシェフは…あの店の出身者だから…美味しいのは絶対に保証されているのだ。バゲット347円なら、買える。おぉう、買うともさ!!

もうひとつのお目当てはマンゴーのパン。…ないじゃん。えーん、今日も食べられなかった…と思ったら、うわ、ここにある! …というか、想像以上に小さすぎて[パン]だとは思わなかった(笑)。値段をみて懲りもせず悲鳴をあげる。315円!!! ありえーん!!(←こればっかw) …でも、買う!(←やけくそw) …ていうか、2個で600円超えてるぜ。くかーっ。

あーだこーだいいながら、お店の外のベンチでバゲットをナイフで半分個してとりあえずがっつこう。

「バゲットマリアージュ」。カリッと水分が抜けきったクラスト。爪で叩くとカツンカツンといい音がする…。中は気泡がぽこぽこ、むっちりと粘りのあるいいクラムだ…。味もものすごく美味。クラムの甘さよりも先に香ばしさが先行する。文句なし!! くぅ〜、やっぱりというか、なんというか。

「サンフォニーマング」。どえらく小さなマンゴーパンなんだが、外も中も見事な黄色。
コシのあるソフトな生地なのだが…これまためちゃ旨い!
(でも315円)
下手な店でマンゴープリンを食べるよりも百倍マンゴー臭い!
(でも315円)
パンでここまでマンゴー風味を出すのはすごいわ!
(でも315円)
すごく美味しいっ。み、認めざるを得ない!
くぅ〜!(←なぜか敗北感(笑))

……つくづく思うのは、やっぱり値段って大事だよ。バゲットは結構素直に受け入れたが、マンゴーは常に『でも315円』が頭をかけめぐるの。値段を忘れられないの。「このひとくちが50円か…」と、絶対に心にブレーキをかけるの(笑)。いかんなぁ〜。うまいんだけどさ(←おぉ、認めた?w)

だから思ったの。ここのパン屋のコンセプトは「ギフトになるパンを」ということだそうだが、「人にあげたいパン」じゃないよ、これ。「人からもらいたいパン」だよ(笑)。誰かおいらに買っておくれよ(笑)。



とかなんとかいいながら、味的には満足しながらコンフィチュール屋の方も覗く。…あぁぁっ。もう、どこもかしこも「ありえなーい」!!(笑)


(ちなみに、ここでバゲットをナイフで切り分けたことが、のちのちに続編を生み出すことに…こうご期待!(笑))

2005年4月3日 (日)【その1】  目黒区 フランス求めて パンの旅-1- @学芸大のクレープリー

雨が降るんじゃなかったか? 今日の天気予報は。つくづくあたらないなぁ〜。花粉飛散状況だけはあたるのにな(笑)。…とにかく今日は最高にいいお出かけ日和。意図せずして「フランス」がテーマになってしまった本日のおでかけ!

待ち合わせは学芸大のクレープリー、POPHOT。ここ、前から行ってみたかったところだったのだ。Parisでは、2003年に1軒だけクレープリーでガレットを食べた。もちろんシードルとともに。たまたま今日一緒に行った子がなんとGWにParisへ行くという。できすぎ〜! ぜひぜひ本場でもクレープ食べておくれよ!

メニューは食事系のガレットと、甘いデザート系のクレープが種類豊富。ガレットはOeuf Fromage Merguez Tomato。タマゴとチーズとトマトと…メルゲス、というのは、羊と豚のソーセージ(だったかな?)。甘い系は、シンプルなバター&砂糖。

ガレットの方は皮がカリッカリ。羊のソーセージもチーズも臭みが効いていて熱々なのは旨いんだが、具が思ったよりも入っていなかったのでひと味物足りない気も。ひとつまるまる食べていたら飽きていたかも。シェアしておいてよかったわ(苦笑)。

見た目的にはガレットの方がきれいなんだけど、美味しかったのはバター砂糖!! 本当はトッピングのあるものを選ぼうとしていたら、やたらお店のお姉さんが「最初はこれを!」とプッシュされるがままに選んだのだけど大正解。

周りを見渡すと、オープン後、あっという間に席が埋まっていた。こういう活気のある元気な店もたまにはいい。そのほうが異国情緒が不思議と高まるの。そう、いつでも賑やかなParisの街角カフェに心が呼び戻されるから。

2005年4月3日 (日) 待ち合わせ前  コーンブレッド@渋谷D&D

ようやく!!
ようやくゲットしました〜。
BBSでだいぶ前にNちゃんにお奨め頂いたコーンブレッド(笑)。
美味しいじゃないですか〜♪ 確かにコーン度高いんだけど、どことなくタマゴサラダを思い出す味なんですけど。マヨネーズっぽいような、タマゴ風味というか…胡椒がきいているせいだろうかな。こういうのを朝食にパクつくのも格好いいよね。

おおっと、食べ過ぎちゃいかん。これから美味しいハシゴをしに行くのだから。東横線に乗るのだ。れっつらごー。

2005年4月2日 (土) 戦利品  もいっちょサクラネタ!

某ベーグルチェーンJの「さくらベーグル」。
桜餅のように張り付いた桜の葉っぱ。
これをみていると、昨年のGWに行ったNYの「SAKURA・MATSURI」を思い出す。日米食文化融合。

2005年4月2日 (土) ケーキ  美しさの魔法

今度は場所を変えまして、ケーキ屋さん。
Parisの佇まいそのまんまな、シックな看板とショーウィンドウ。そうそう、向こうではパン屋でもケーキ屋でも、名前の書かれた看板ではなくて、"Boulangerie Patisserie"とだけ書かれているだけ。それが逆にとても新鮮だったなぁ。だから、こちらのケーキ屋さんのPatisserieという看板と字体を見た瞬間に、心がふつふつ沸いてきた。

中には、麗しいケーキたちがキリッとした面持ちで並んでいる。このところ、どえらく高い価格帯のケーキやらパンやら見てきたから妙にお手頃に感じちゃう(笑)。ふと美しいケーキ屋に身を置くと、ケーキには雰囲気で味を判断するところがあるのかもしれないって思わされる。美しいケーキ屋=美味しいケーキ屋…という、暗黙の了解みたいなものがある気がする。美しいモノにときめく気持ち。それはケーキでもパンでも同じ気持ち。まやかし…といったら言葉は悪いけど、「美しさ」にはただそれだけで無条件に力があるんだ。

大好物の定番系(モンブランとかミルフィーユとか)にするか、それともゴージャスなタイプにするか…。迷う〜! パンのように幾つも買えないから、一つに絞らなきゃならないケーキの方がもっと迷ってしまうんだな、一つ発見。…ん? 連れは迷わず2個選んだみたい。その潔さ、かっちょいい。

私が選んだのはキンカンの乗っかったクレームブリュレ。なんだか表現しにくい、独特の風味がする。連れが「これ、バスクリンの味がする」と(笑)。あーー、それ、すっごくわかる(笑)。悪い意味じゃないんだよね、悪い意味じゃないんだけど、それしか例えられない、みたいな(笑)。

チョコレートのケーキは見た目よりも甘くなくて、大人の男のチョコレートケーキって感じか(笑)。「これなら甘いモノが苦手な男性にもオススメ」…なーんてキャプションが付けられていそうな感じかな(笑)。もうひとつ選んだケーキもわりと正当派…というか、たまたまだったのかな、無難な感じのケーキたちだったかも。

でもでもフォークがないからかぶりつき。私のクレームブリュレは、コーヒー屋で付いてきたちっちゃいマドラーですくって食べる(笑)。ふふふ。フォークやスプーンがないだけで、あんなにおしゃれなケーキも、まるでシュークリームやコンビニデザートを食べるような感覚。カジュアルダウンさせちゃってごめんなさい(笑)。でもでも、こういう方がピクニック気分を盛り上げてくれるよ。フォークがないことが逆に美味しく感じさせちゃうこともあるみたい。

もう少ししたら桜も満開だっただろうけど…つぼみ桜の下で、花はないけど花見気分で美しいケーキたちを外で齧り付いた。ここは私が一番好きだった場所だ。でも、なんか過去のことはどうでもよくなった。今、この時が心地よくて、穏やかな幸福に包まれていた。私はこういう時間が好きなんだなぁって思った。映画とか遊園地とか全然興味がないけど、こういう時間の過ごし方が一番好きってこと。

ケーキって、桜に似ているかもしれない、と思った。はかない美しさには魔法がある。

だから…だから、むしろ今日は、桜が咲いていなくて良かった。これ以上美しい魔法はいらない。美しすぎる桜の魔法に心惑わされないために。

2005年4月2日 (土) ランチ  この町にオムライスがある限り。

学生時代、毎週のように通っていた店がある。そのお店のオムライスがおそらく、食べ物という食べ物の中で一番好きだったと思う。今でも、それを超えるオムライスに出会わないし、出会いたいとも思わない。

何年ぶりだろう。このオムライスを食べに来たのは…。卒業して以来だから…相当久々なんだと思う。連れともかつてこの店でオムライスを食べた。微妙に町並みが変わった駅前を「ここ、前に何あったっけ?」と語りながら歩く。でも…でも、この店だけはいつまでも変わらない、その町の学生や住人しか知らない、ネイバーフッドバー。

変わった点ももちろんある。食べ切ったときには「食べ放題にでも来たような気分だ」といつもお腹を抱えて店を後にしていたあのボリュームオムライス。時代は変わったのか、大中小極小と4パターンもサイズ展開していたのには驚き。かつてのサイズは「中」ということなので、とりあえず「小」にしたが…十分すごい量だ。「大」ってどんなんだよ。

味は、記憶通り。美化された思い出を全く裏切ることのないオムライス。チキンライスから立ち上る湯気ごと食べたくて、夢中になって食べた。この味がある限り、このオムライスがある限り、この町に私は戻ってくるんだ。たとえ町並みが、学校が生まれ変わっても。

2005年4月1日 (金)  新年度の抱負「今年もランチに全神経集中します!」

今日から新年度。異動がちょこちょこあり、私の周囲も色々動きあり。…でも私自身は全然変わらなくて、相変わらず仕事に追われ、パンを追い(笑)。最近、会社帰りの電車の中でも常に「明日はこれとこれをやって…」と、仕事のことばかり考えている気がする。今にヒゲでも生えそうだ(笑)。

それでもお昼ごはんだけは死守するの。ポリシーなんです!(笑)「ねこさん」と会社の近くにできたタイ料理屋でランチ。画像はトムヤムラーメン。すごいよ、トムヤムラーメンにごはんがついて、さらに小鉢はマカロニサラダ(笑)。パン何個分の炭水化物でしょうか★