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パンある日記(仮)

2004年10月14日 (木)  「得しているパン」と「損しているパン」。〜有楽町催事ナイーフ〜

「祭りの後」…。

そういう放心状態だった昨日の私。Zの有楽町催事が終わってしまって、もうすっかり脱力してしまった。毎日有楽町に通うというのはわりとパワーがいるもんで(三越に行くのは非常に楽なんだが)、さすがに昨日は休息を取る。持参パンはたまたまだがベーグル3種類。10穀ベーグル、NYCのBAGEL STOREのプンパニッケル(NYCレポブルックリン編に登場)。この2つはレンチンでも十分美味。こういうのが持参パンには向いている。…まだまだ冷凍庫はにぎやかだ(笑)。週末出かけるのになぁ〜ははは。



といいつつ、やはり催事には足を向けよう。昨日からは、中目黒のナイーフが入っている。正直言うと、昔はすっごく好きだったのだが、ここのところヒットには出会ってない。前回中目のお店に行ったのは半年くらい前。さて、今日はどんなパンを連れてきているのだろう。

んんん…。比べては申し訳ないが、Zの催事の力の入れ方は、ハンパじゃなかったことが一目瞭然だ。お客は私だけだった…というのを抜きにしても、パンの飾り方、並べ方、パンの種類、全てを比較してしまった…。あの夢のような7日間が、本当に夢だったんだなぁ…と…。催事を他でもやることがある店だから、そこまで力を入れていないのかも知れない。お昼に会社で食べるには、不向きなパン(大型サイズの食事パン系)ばかりだったのだ。昼に会社にバゲットはきついし、小振りなルヴァンとかは大きさの割にかなり高い。小ぶりパンと言えば、限定とかかげられたコロネとメロンパンとスコーンとマロンパイ…くらいか。選ぶのに別の意味で難航した。


いや、私がナイーフで好きなパンが来ていた。「パン・ド・ナイーフ」だ。天然酵母のむちむちっとした生地はクリームチーズが含まれており、キャラメリゼされたアーモンドと、チェリーが入っている。小ぶりではあるけれどボリュームはある。食べるのは本当に久々だ。ほんの少しレンジチンしてから頂こう。

このパンは、試食とかでちょこっと食べるだけでは絶対その魅力はわからない。なぜなら、食べ続けてようやく旨さがわかってくるのだ。
外皮に近い部分にチェリーとアーモンドが集まっているので、中央部分は生地部分が多い。例え、クリームチーズによるまろやかな甘みがする生地であっても、間延びした状態がやや続く。「…あー、食べるの疲れるな」「あー、もう夜食用に残そうかなぁ…」と思う瞬間が確かにある。しかし、しゃっきりチェリーの甘酸っぱさと、しゅくしゅくっとした食感の素揚げアーモンドの美味しさにぶち当たったとき、全ては相殺される。具に当たって初めて、クリームチーズのまろやかなもちもち生地が生きてくる。目を覚ますかのように。結局「美味しかったね」で終われる、要領の良さがある(笑)。ドラマ性があるのだ。


もう一つはシュペックブレートヒェン。クラストはややヒキが出ていて見た目ほどカラッとはしていない。ライ麦20%の生地は、軽いわりにはもちもちしており、ベーコンの旨みと塩気のバランスがいい。引くも足すもない塩梅なので、そのまま食べても十分。ただ…食べていて楽しくなるタイプのパンではないのだ。そこだ。それが足りないんだ。言葉が生まれないパンというか…。「ベーコン味のライ麦パンです」という一言レビューで済んでしまう、美味しいくせにちょっと損しちゃうパン。


今回催事で来ているパンは、「美味しい笑い」が足りない。…まぁ、今日はひとり寂しく食べたパンなので仕方がないのかも?

…ということで、明日は持参パンです(笑)。

2004年10月12日 (火) その2  クラックランもグランドフィナーレ! そして夜は「お仕事」で居酒屋2軒ハシゴ。

そう、この催事でZとともに私をトリコにしたのが、もうすっかりこのDIARYでもおなじみになった(笑)クラックランのフランス菓子。私がこんなに毎日スイーツを熱心に買うなんてこと、滅多にないぞーっ。だから誰もが言葉にしかけて途中で止めたであろう、ベタなセリフを発してしまおう。

「クラックランにくらんくらん!!」

……
…さて。最後を飾るのは、初日から私の目を釘付けにしていた「パスティス」。これは、パータフィロで上部を飾り、土台にはクレームダマンドと洋梨煮が入ったもの。有楽町から会社に戻り、仕事もせずに早速パソコンの上で実食(笑)。3時のおやつまで待てないのーー食後のおやつなのー。

パータフィロ自体が非常に美味しいのは珍しい。いや、どこも同じかなーとか思っちゃうんだが、ここのはバターがすっごく効いていて、層をぱきぱきっと齧り付くと「鋭いパイ」という感じで口の中で刺さりながら砕けていく。そして、涙目に嗚咽を漏らしたのは(ほんとに漏れたのだ)クレームダマンドの美味しさ…!!! これもバターが濃厚で味がめちゃくちゃ濃い。大げさではない、これまで食べてきたクレームダマンドの中で一番美味しかったかも知れない。そこに洋梨や洋酒の風味も援護射撃で私をガガガガーと打ち破る。…やばい…! 最後には涙目で「パータフィロがなくてもいいからクレームダマンドをもっと食べたい…」と心底思った。これでクロワッサンオザマンドなんかがあったら私は号泣するかも知れない。…この店に行ってしまうかもしれない。…海浜幕張か…。遠くないな…。いや、ちょっと遠いかな…(笑)。

そんなわけで、夕方再び有楽町催事に行ったときにはフィナンシェまで買っちゃった始末。ぺろっと食べきってしまったのだが、渋谷Vと同じように、袋に包まないで裸の状態で売られたフィナンシェというのは、誰かが「エッジの効いた」と言っていた。その通り。表皮が堅めな、焼きあがりの状態を楽しめるからいい。



Zの催事のせいで、やらなければならない仕事が残ってしまったのだ。10月7日(夜)の日記にも書いたとおり、「食べなきゃいけない仕事」というのがあって(本職ではない。バイトみたいなもん)、2軒の店を残していたのだ。…どちらも居酒屋なのだ(笑)。本当は昼時にいって、そばを食べようと思っていたのにZ催事週間と重なっていたので夜しか行けない。…というわけで今夜はおやじくさい居酒屋を2軒、ひとりでハシゴした(笑)。1軒目は喫茶店なのに夜は居酒屋メニューしかないという変な店(でも案外好きだ(笑))。2軒目は超王道な居酒屋だが、メニューに決め手がないので女性客はあまり寄りつかない店。おでんが出来合のものを使っている感じでおいしくなーい。…はー。家でミルフィーユ食わせろってんだーー。「仕事」とは言えヘビーである。

おまけ:連日Zパンを一緒に満喫したUさんに頂いたパン♪ チャリンコで神田まで行ったときのことを思い出す…。プルーンとクリームチーズが入ったパンなのだが、これまたものすごく美味。この手の自然酵母のパンを焼く店は、絶対に「具材」が美味しいのが約束されているのも同然(へたすりゃパンではなく具だけ美味しいという店も多い(笑))。ほんっとに美味しいわぁぁ。冷凍するのがいやだなぁ。ありがとう!!

2004年10月12日 (火)  有楽町阪急Z催事グランドフィナーレを飾るのは!

本当にあっという間の7日間。
こんなに楽しかった7日間は未だかつてなかったように思ふ…。毎日会社を55分にフライング気味に飛び出して、有楽町まで駆けつけ、サンドイッチのみに照準を絞り(他パンにもびしばし当たりまくる、絞りは甘かった(笑))、仲間たちとタレ目になりながらほうばり、熱くBBSやDIARYで実況中継…。濃密な、アメリカンスイーツも真っ青の甘い甘〜い7日間だった。
明日から平常な日々に戻る…戻る…? 戻れるの? 私? あぁ、私のカラダは「昼Zパン」がなくちゃいけないカラダになっちゃったのねぇぇ〜。私のカラダを返してっ(←このギャグがわかる人は笑ってください)。

最終日。今日の昼はかつてないほど大行列のように見えた。それなのに、新作限定品ミルフィーユはあるわ、サンドイッチもいつも以上に種類充実で迷い箸ならぬ迷いトング〜!! 1週間ともに昼を共にしたパン仲間たちとも合流、今日はベニラー二世ちゃんも参戦。この数日間を振り返りつつ最後の「有楽町昼Zサンド」を満喫する!

手に取らずにいられなかったのは「栗と銀杏のミルフィーユ」の1/4個(画像左中)。買ったばかりの時は「ミルフィーユ? どこが?」と思うだろうが、家でスライスするとホントにミルフィーユだぁ! 栗と銀杏がほこほことしていて、まるでふかしたかのような口当たりですごーく甘い。そこにベーコンとチーズ(ホワイトソースみたいなとろんとした感じ。錯覚する)と染み染みになったライ麦生地の層がクロックムッシュを思い起こさせる、すばらしいZならではの総菜パン。ほんっとに美味しい。

ちなみに画像右上は、二世ちゃんが買った「チョコとイチジクとアーモンドのミルフィーユ」(名称未確認)。チョコアーモンドだけでも私は満足できちゃうだろう、そこにフィグも合わさってしまった甘党泣かせのパン。

しかし昼に食べ切らなきゃならないのはサンドイッチ。1個に絞りきれず、2個買ってしまったので頑張る(笑)。
「チキンサルサラップ」(画像右中)は、これまでぺちょぺちょ状態でしか食べたことなかったので、新鮮な状態で食べること自体が新鮮(笑)。辛くてふひーふひーいいながら食べる。食べても食べてもいつまでも揚げチキンが出てくるのには参った(笑)。すごいボリュームで、もう一個のサンドイッチが食べられないかもと焦る(笑)。

頑張るぞ、「ホワイトソーセージの胡桃バゲットサンド」(名称未確認)。Zのくるみパンは大好物なので選んだ一品。ホワイトソーセージがふにゅんと柔らかくて、ハードなくるみパンから滑り出そうになるのを必死で指で食い止めながら齧り付く。このパンのポイントは、オニオンマリネ!! この爽やかな酸味がソーセージのくどさをさっぱりと緩和してくれるのだ。そして後味は濃厚な胡桃の旨み、コク…。ひえーー胡桃がめっちゃうまいわぁぁ。

…必死のフィニッシュ。そして息もつかせぬまま会社にダッシュで戻る!! あぁ、みんな、本当に楽しかったよ、この7日間!! また昼にこうやって集まって食べられるといいね!



会社が終わってから忘れ物を有楽町に取りに行く。そう、予約していたシュトーレンを引き取るのを忘れていたのだ。もうパンは18時の時点でライ麦パン(パウチされたやつ)と焼き菓子しかない。すごい勢いだったのだな。ひどくお疲れのりえさん。「これから店長がもうすぐで3便を持ってくるんだってぇぇ」と! まだ働くの?! あぁ、本当にお疲れ様でした。本当にありがとう。こんなに楽しかった催事はありませんでした。有楽町でZを味わえた7日間、私のパン人生に深く刻まれました…ありがとう…!! 

ほんと毎日のように有楽町Zに通い詰めた私。ってことは、Zが近くにあったら、毎日Zばかり食べるってことよね? 浮気者の私でも。それじゃ他のパン屋に行けなくなっちゃう(笑)。やっぱりZはちょっと遠い方がいいのかも?!(笑)

2004年10月10日 (日)       休日の有楽町Z催事5日目と日本橋三越F&Mプレオープンはしご

昨日の台風は各地に爪痕を残し、去っていった。昨日はさすがに外出しなかったので「皆勤賞」を逃したのは残念だ(笑)。台風にも負けずに昨日もZ催事に有楽町まで行った人たちの報告を聞き、負けてられないなぁと思いながら、今日はグルメ友Sさんと有楽町で待ち合わせ♪ つもる話もあるし、お昼に合わせてレッツらゴー。



私が行った時間帯は比較的ゆったりパンを選ぶことができた。遠くからお越しの方ともご挨拶(お菓子をありがとう!)、りえさんからは「欠けちゃったから食べて!」とオートミールのクッキーを頂く。ありがとうございます! ほんっと素朴で優しい味。和む〜! 今日ゲットしたサンドイッチは、スモークチキンピタのみ。なんかかにかまぼこサラダを思い出す味付けで和む(笑)。スモークの香りが強く香ってメリハリがある。今日の昼はあまりがつんと食べたくはなかったのでコレ一つで満足♪

今回一回も口にしてないヨーグルトライのチビサイズとシンケンケーゼ(ヨーグルトライにチーズとブロックハム入り)、がまんできずにかっちまった! 

Sさんからお土産にもらった某ヘルシーカフェのベーグル。某カフェは、私が上京して初めて行きつけとなった懐かしい老舗カフェのプロデュース店だ。上原のハードなベーグルを朝食べてきたところだったので、この指すら突き刺せない、ひきちぎれないほどのヒキのあるもちもち度は衝撃的。私はこの某カフェではカヌレしか食べたことがなかったので食べてみたいと思っていたのだ! ありがとう! 



そしてそして…私の中で今一番旬のスイーツのお店(笑)、クラックランでマロンフィユテを! これをSさんと囓り合うが、めっちゃくちゃハゲウマ!!!!! バターの香りがこれでもかと濃厚で、息がバタ臭くなりそうなほど(笑)。サクサクサクっと粉砕するカスが唇につくのもお構いなし、うっとりしながら(というか大騒ぎしながら)そのバターの香ばしさに酔いしれた。内部のマロン風味のクレームダマンドもこれまたバターの香りが強くてホコホコ、マロンもまるまる一粒隠されている。

ちなみに、夜の飲み会のメンツへのお土産に一昨日の日記に登場している絶品カヌレを5個も買い占めたのは私(笑)。買えなかった方、申し訳ない(笑)。おかげさまでみんなに大絶賛を受けた♪



時間がない中、急いで向かったのは日本橋三越新館のプレオーブン。大混雑で、入るのも一苦労だった。プレオープンする意味、あるの? と言いたい(笑)。

やはり目的はただ一つ、新館のB2Fに出来たフォートナムメイソン。ロンドンで行ったことのあるアフタヌーンティーはなんと3000円?! ありえーん!! 他にはクラブハリエやサティの高級路線など、ラインナップ的に目新しさはなく…どれも美味しい店ではあるんだけど、本館にもあったじゃないかと思うのだ。もりろんサクサクっと見るだけ(笑)。

すごい人だかりでようやくみられたパンは……んん? たとえ志賀シェフプロデュースとはいえそこはF&M。大部分がスコーンと食パン(1050円?!)で、ハードなかっちょいいパンはない。なんなんだ、この1050円のロイヤルローフとは?! マスカルポーネを加えられているらしく、化粧箱に入っている。うーん、いつか手を出せるんだろうか? 

他にはカレーパンやメロンパン、デニッシュとか、菓子パン系が多い。思ったのと違うぅ〜とSさんと「手ぶらで帰る?」なんて言っていたがやはり買わずには帰れない…。…ということで私はウォルナッツ、Sさんは「コテージ」という天然酵母のソフトなカンパーニュのような英国風パンを。

これがどちらも意外にも美味しかったのでうひょひょと言いながら日本橋を渡るいい年こいたOL二人。「コテージ」は、甘みと酸味がまさに「りんご」のような風味でかなり美味しい。すぐにはピンと来る味ではないので、「なにこれなにこれ」と食べる手が止まらない。お風呂用スポンジたわしのごとくしっとりと目の詰まった生地の食感が口の中で転がしていて気持ちがいい。「ウォルナッツ」も地味に美味! 胡桃のコクがいつまでも舌にじわじわ残っていて、地下鉄に乗るまでずっと舌に残っていた(笑)。いずれのパンも結構お値段は高いのだが、この2点については妥当では。

今日は私が時間がなくてすぐにここで解散しちゃったが、後日落ち着いたらまた覗きに行ってみよう。あぁ、行列は疲れるばい。

2004年10月9日 (土)  台風の日は女を忘れておうちパン。

観測史上最大の台風…ということで、Zの催事も行きたいのはやまやまなんだけど、無理せずおうちにたくさんあるパンたちをゆっくり食べてすごそう、こんな日は。

朝からすっぴん、コンタクトはつけない、パジャマのまま…というのはいつもの休日のパターン…だが、今日はなんかタイミングを逃して顔を洗ったかも覚えてないし、歯も一回しか磨いてないし、出かけないことになったのでアタマも洗ってない(笑)。うーん、女捨ててるでしょ、あなた。…というつっこみすら誰にも入れてもらえないし、まぁいいや。ジムにも行こうと思ったけど、来週でいいや。もういいや。

お昼。
上原のベーグル屋さんで食べたタマゴサラダサンドが忘れられず、ちょうど奥久慈タマゴもあることなのでタマゴサラダを作ってキュウリと一緒にプレーンベーグルに挟んでいただきます。同じ上原エリアで買ったアプリコットとアーモンドのライ麦パンと一緒に。この時点ではまだ「夜は横浜で飲み!」という予定だったので、めちゃくちゃ量は控えめ。いつもはこの倍食べる私(笑)。

やばい…ほんっとにここのベーグル、好きだわ。自然解凍した段階でも美味しいし、レンジチンしただけでも美味い(笑)。焼き戻したらこれまた…。そのままでも十分美味しいけど、やっぱりタマゴサラダ(そして絶対キュウリが要る!!)が美味しい!! マヨを控えめにしたから黄身の甘さがそのまんま出てる。日本人に生まれてよかった!! とかいいながらタマゴサラダは万国共通!(だからなんなんだ) タマゴサラダばんざーーい! …みたいなことをひとりで家でやっている。

連れとのやりとりが何度かあり、結局飲みは延期に。Parisレポを一本かきあげる。その間飲んだアルコールはビール500ml1本、ワイン1杯、チューハイ1本。…家にたくさんお酒が余っているんで、こういう日がチャンス。

台風の真っ最中は、お昼寝。2時間くらい寝て、目が覚めたらもう晩ご飯の時間だった。家にあるカボチャとにんじんとブロッコリーで醤油味のスープを作り、タマゴサラダの残りとEssaベーグルを食べる。うっは、再解凍されたはずでコンディションは期待してなかったのに美味しい〜! 

こんな日でも外出していた友達、仕事だった友達から「電車止まった」だの報告が届く。ご苦労様。何事もなくてよかったよ。


怠惰な一日がもたらすリフレッシュ。
明日はへ出かけよう。おしゃれをして化粧をして、女に戻ろうか。

2004年10月8日 (金) 夜  スイーツもお忘れなく★有楽町阪急催事

夕べの日記にも書いたように、夜はたべなきゃいけないものが他にあったのだが、残業中に角煮ラップサンドの残りを食べたらもうお腹一杯(あれって、見た目以上に生地部分が厚いのよ)。もうなんか蕎麦を食べる気力はないので(笑)、ふらりふらり〜となぜか有楽町阪急にまた来ている私(笑)。阪急とは全く関係ないけど、コロッケパン食べたかったなぁ…(笑)。

予想はしていたけど、Zはもう全て完売。なんと早い! 他のケーキ屋さんはしっかり売れ残っているのに。仕事帰りに寄った人は気の毒だけど、この天気だししょうがないさ。で、私は初日からすごーく気になっていたお店、クラックラン(千葉・美浜)でお菓子を買おうと思っていた。ここ、フランスの地方菓子が麗しく陳列されていて、つい先日までフランスに行っていた自分にはたまらなく魅力的なのだ。で、選んだのが大好きカヌレ。これがほんっとに美味しかった!! カリッと堅い外皮の内側には、本当にしとしと濡れているかのようなふるふるのぷりんぷりん(意味不明?)。乾いたカヌレが多い中、このふるふるは貴重! ラムの濃厚な香りと、外皮のカラメルの甘苦さが、次の一口を誘う…あっという間になくなってしまった。…美味しかったーー♪

みなさん、今回の催事はパンだけではありませんよ。スイーツも目を向けてはいかが、、、といいつつ、たぶんこれでスイーツ買うのはラストかも(笑)。またZオンリーの後半戦が始まる…。ふふふ…。

2004年10月8日 (金) 昼  食べ過ぎ満腹&笑いすぎて腸捻転…ってなんでやねん★有楽町阪急Zopf催事3日目      

本日は雨天なり。今日も元気に昼休みダッシュ! 本日は、このDIARYでもおなじみの会社で唯一の当HP読者「ねこ」さんを同伴。「ねこ」さんはこのHPを見るようになってから「オフィス街のパン屋」を週に何回も食べるようになってしまったという、最も私の近くにいる「被・洗脳者」(気の毒に…(笑))。普段パンをそんなに食べない彼女なので、これは生でZのすごさを見せつける絶好のチャンス! 生きる教科書!



12持10分に到着! 日に日に行列が長くなっている気がする…。OLだらけ。すごい盛り上がりだ。今日はR'ZOPFのカフェメニューをそのままサンドイッチにしたものがあるはずなのだ。すでに来ていてお会計に入ろうとしているUさんに「パテ・ド・カンパーニュサンド」を取り置きしてもらった(陳謝!!!)。大興奮のmi_waと「ねこ」さん。ふぎゃふぎゃいいながら選ぶ。二人で食べるので、豪快にサンドを3点、甘いやつ1点、そして彼女は明日朝用にオイラのお勧めの「ココナッツチョコベーグル」「小倉あんパン」を買わされる(笑)。



ぎゃほぎゃほ騒ぎながら会社へ到着ーー。地下鉄の駅からはほんと欽ちゃん走りだった二人(このネタが通じる世代の我々…)。私のデスクで買ったパンを陳列〜(画像左上)。「パテカン」と、「生ハムサンド」と、「豚の角煮ラップ」と、「マンゴーブリオッシュ」♪ この4点を残り20分で食べなくてはならぬ。でも、なんか二人して赤ちゃん戻りしていて(笑)、言語不能状態(笑)。半分個にして、手をアル中患者のごとく「ぶるぶるでんがなーー」と叫びながらかじりつく!

まずは「パテカン」!!(画像左中) もう、そのまんま。パテのスパイスの効いた、脂肪の旨みがフィグのとろんとろぉんとした甘さがセレアルに包まれてグワッシャー! 何度もR'ZOPFで食べているのに「会社で食べている」こと自体にアドレナリンが大噴出! もうあまりの美味しさに二人してオフィス椅子をぎっこんばったんして大笑い(笑)。あまりにうちらがゲラゲラ笑っているので、それを見た上司がつられて大笑いしている(笑)。

そんでもって昨日3口味見して「ハゲウマーー(はげしくうまいーー)」を連発した「豚の角煮ラップ」。もう、これは五木ひろ○のごとく、握り拳を握りしめてしまう。約45度で(笑)。結構豚の脂がきついのだけど、とろんとろんと口の中の旨み関知神経を全部もってかれちゃったかのごとく、骨抜き。「うまひーー」「うまひまひまひまひー」意味不明な嗚咽しかでない。しかしボリューム的にもさすがにこれ全部を食べるのはしんどかったので1/2はまるまる私の残業食になってしまったという(笑)。

そいでそいで、2枚入っているから半分にしやすいので選んだ…のだけど(失礼)一見、一番地味な「生ハムのサンド」。これがなぁ、、本日一番インパクトが大きかった。うすーくスライスされた山型食パンに、生ハムとオニオンとレタス、ドライトマトがサンドされているわけなんだけど、この一噛みするとオリーブオイルが溢れるドライトマトの甘酸っぱさがすごく美味しくて、すごーーいコクがある。「あれ? クリームチーズも挟まれてる?」と思った。しかし、その白く塗られているものだけをなめてもどうやらただのバター。どうやら、ドライトマトと融合することで、バターがクリチ並にまろやかさを生み出されちゃったらしいのだ。これが衝撃的で、生地の耳の香ばしさ(ここがポイント!)のおかげで、最後の最後まで「おらぁ幸せだぁ〜」「わてもじゃけんーー」と、全く意味不明な言動を吐きながら食べていた(笑)。

そしてとどめが「マンゴーブリオッシュ」!! したたって、カットするとどろりんちょとマンゴが滑り落ちてくる。 慌ててお口でキャッチ。そして、私たちは椅子から滑り落ちる(笑)。うますぎて椅子にすら座ってられない(笑)。ジューシーなマンゴに、さらにシロップがたっぷりかかり、その下には垂れまくるアングレーズソース(これまた胡椒並に黒々とバニラビーンズ…!)。目の詰まったブリオッシュも旨いなぁ!!! 「たれるぅ! たれたれたれ〜」…もう、大人の女としての言動を忘れていた(笑)。



美味しすぎて、テンション高すぎて…笑い転げすぎて、なんか無酸素呼吸していたみたいで苦しかった(笑)。なんで昼休みに会社でパン食べて、腸捻転起こしそうになるんだろう?!(笑)

昼に食べ過ぎた我々。
m「あー、食い過ぎ。くるちい。運動して燃やさにゃ」
ねこ「私は走るよぁ〜!」
m「雨降ってるよ。走るの? すごい」
ねこ「走るから。心の中で(笑)」

はー、楽しかったーーー。笑いつかれて午後は眠ります(笑)。って違うでしょ(笑)。

2004年10月7日 (木) 夜  アフターファイブ…。心は有楽町にあったのに…この身はなぜか東京駅。

今日は定時で退社、日本橋や東京駅で用事が色々あって、それをひとつひとつこなしていった。旅行会社に寄った。予約していたものをピックアップした。久々に服も買った(笑)。

パン屋ももちろん覗いた。見ていて気になったものを羅列しよう。

・日本橋タカシマヤのベーグルKでは柿のクリームチーズサンドなんつーものがあった。そのまんま「柿」が挟まっているのだ(笑)。

・駅地下街PAULでは、今日明日限定の「パンドミ(ポティロン)」が! これ、カボチャを使ったパンドミなんだが、試食で食べた。ほんのりほんのりカボチャの風味。甘くて美味♪ それに、新製品ラッシュだ。ブリオッシュマロンやショコラバナーヌ、パストラミのカスクルートまで! 催事が終わったらPAULへダッシュだー。

・カイザーでは、大丸限定のパイ生地を丸くして、チーズやらサーモンやらを一緒に焼き込んだピザが。これもねらい目〜。

などなど。。。



こんなに早く帰れる日なら、有楽町へ寄り道すりゃいいものの、しかし…私は他に「用事」があった。…こっち方面でやらなきゃならない「仕事」があった。…ラーメンを食べなきゃならないのだ(笑)。事情により、今夜と明日の夜は、ラーメンと蕎麦を食べなきゃならないのだ。寄りによってZの催事中とまるまる重なっていて…。はむぅー。欲求不満ーー!


というわけで、ラーメン(笑)。
真っ黒なのは岩のり。そんでもってネギも大量にトッピング。…食べていくうちにスープが全然違う味になりつつある(笑)。
決してキライじゃない味なんだけど、、、昔と変わったよね、ラーメンって。いや、私が道産子だからそう思うんだけど、「味噌ともやしとひき肉のラーメン」が私の中のラーメン像なんだよね。もっとわかりやすい美味しさのラーメンが多かったと思う。ここ最近のラーメンって、なんだか小難しい(笑)。…って、一般の人からしたら、パンもどんどん小難しくなっているのかも?(笑)

2004年10月7日 (木) 昼    クリームパン進化形…有楽町阪急Zopf催事2日目

今日も〜明日も〜あなたがいるから〜有楽町〜♪

…というわけで、本日もツォってきました有楽町! 今日の狙いは、「りんごとローストポークサンド」と「きのこのピタ」。こうやって毎日来ると、「明日はこれにしよう」って当たりをつけられるのが幸せぇ。…しかし…狙いは決めていったって、迷うものは迷うのよ(笑)。つい大好きなゴルゴンノア&ファルセカスタニエ&ゴルゴンポテトなども今日は参戦していたし、フリュイもカラッカラに香ばしく焼けていたし、進化した「ネオZopfバゲット(勝手に命名)」にペッパーシンケンと硬質チーズの挟まった「カスクルート」など…。決めていても、迷う時間は同じ(笑)。



明日からは雨だという。今日限りの晴れを惜しみながら本日も国際フォーラムの庭で腰掛けるパン好き3人娘♪(娘って…無理ある(笑)) 

今日は国際フォーラムでは缶詰びん詰のイベントをやっているようで、試食に長蛇の列(画像右下)。あちこちのテントで、なにやら試食品を配っているようで、長蛇の列ができている。その人たちを横目に、うまそーーなサンドイッチにがっつく私たち。言ってあげればよかったなぁ。「これ、阪急で売ってますよー♪ 美味いですよー♪」



「きのこのピタ」。以前、人のものを一口もらったことがあるのだが、きのこにちゃーんと仕事がなされていて、とてもさっぱり。レモンスライスがちゅるんと入っているけれど、これごと食べちゃうと大変なのでちゃんとよけよう(笑)。するするちゅるんと食べ切っちゃえる。これを毎昼食べていれば間違いなく痩せるでしょう。しかし、それ以外のものもたくさん食べちゃうの私には無関係(笑)。

「りんごとローストポークサンド」は、厚めの胚芽パンに、しゃきしゃきりんごのソテーとローストポーク、レタスをサンドしたもの。りんごの甘さと歯触りがしゃきしゃきで爽やか。ローストポークはシンプルに塩こしょう。特に複雑な味付けではないので、素材と素材が素でぶつかるサンドイッチだ。美味しいけど、ふと昨日の「にんじん焼き豚サンド」を思い出す…。あれは激しく美味しかった…。りんご→にんじん、ローストポーク→焼き豚、胚芽パン→食パン…あの組み合わせは…あまりに偉大だった…。

ボリュームあるけど、残しても今夜は他に食べるべきものの予定が入っている。なので残せない…。残すモンかぁ! 食べたる、食べたる〜!!

そして(まだ食うんかい!)、クリームパン。クリームパンである。1年くらい前、Zopfのクリームパンを食べたとき、正直好みのものとは違った。白いなめらか〜な、ミルキーなクリームだった覚えがある。…しかし! 今日催事に来ていたクリームパンは、真っ黄色。卵黄色、とも言って良し! ところどころダマダマしていて、バニラビーンズなんて胡椒か? って勘違いしちゃうくらい入っていて(画像右中。見える?)。なんか別物! しっかり焼かれた生地も甘くって、クリームもしっかり甘くって(甘さ控えめすぎてもクリームパンは寂しい)、これ、めっちゃくちゃ好きーー! すごいよすごいーー♪ 灯台もと暗し、GALLERYに採用させて頂きます♪(笑)



最近のZopfはやっぱりすごい。以前食べて「…うーん」と思ったものでも、確実にレベルアップしているんだもん。そうそう、バゲットも! Uさんのカスクルートを一口もらって、ぎゃっふん。姉の角煮ラップを一口(いや、三口くらい(笑))かじって、ぎゃっふんふん。

…明日もこうしてぎゃっふんふんしているのかなぁ。
ちょっと今日は食べ過ぎた。帰りの地下鉄までの道のりが重かった。ずっしずっし。

2004年10月6日 (水)  昼にZopfサンドを食べる…それは言葉にならない至福 @有楽町阪急催事

待ちに待った「お祭り」。有楽町阪急の催事は6日から12日まで「われらの」Zopfが登場!! たかだか催事に出店…とあなどるなかれ。みんなが喜び、お店側もはりきり、こんなに待ちわびられた催事も珍しいのではないだろうか?! Zopfが上京したーー!! さー、みんなこぞって有楽町へ行け!! そして私も毎日通ふ!!

R'Zopfができてから、私はZopfのサンドイッチをほとんど食べられていない。というのも、R'Zopfのお料理があまりに美味しすぎて、食べ過ぎて、満足しすぎてサンドイッチを買う機会がない。たまにラップサンドとか買っても、夕食に食べる頃にはべちょべちょ(それはそれで美味いんだけどさ(笑))。なので、今回の催事では、私は「サンドイッチ」だけに焦点を絞り(だって、他のパンは松戸に行って買えばいいもーん)、フレッシュなサンドイッチを毎昼食べることに専念する。



初日の今日は外出があったので、ちょうどタイミング良く営業で外出中の相方と阪急で待ち合わせ。一足先に物色!! 店長夫人りえさんが、いつものユニフォームでパンを並べている!! お疲れ様! ようこそ東京へ(笑)。たくさんのサンドイッチ。「にんじんと焼豚のサンド」、これだけはもうすでにトレーに載せた。もう一つはさてどうする?! 悩むーー他のお客さんの邪魔になるくらい延々悩むーー。でも幸せーー♪ 

サンドイッチだけに目をくれている私だが特別ベーグルがたくさん来ているのももちろんチェックして! シュトーレンも、焼き菓子セットも、「ライ麦お勉強セット(レジュメ付き)」もあるでよーー!(ライ麦お勉強セットについてはこちらを参照)

一見、「ZOPFにしては品揃えが少ない」…と思われるかも知れない。しかーし、それは本店と同じ。つまり時間帯によって、並ぶパンが絶対に違う「カメレオン陳列」なのだ。きっと。りえさんに聞くと「第二便で来るのよ〜」というものが結構あったし。夕方に行ったらまた全然違うラインナップなのかも。きっと。

相方合流。そしてブノワトン催事中はいつも一緒に食べていたUさんにも帰り際にちらっと遭遇♪ わはは、明日も会うのでしょうね(笑)。



私はなんとか2品を選んだ(たった590円だよ。ありえーん)。今日は晴れているので外で食べよう、と場所移動。名物のお昼屋台が建ち並ぶ、国際フォーラムの庭のテーブルで食べることに。

実は、ベーグルサンドを食べるのは初めて。もちろん、いつも垂涎のまなざしを向けてはいたのだけど、手を出せないでいた奥手な私…。はぁん、今日から夢のような日々が始まるのね…セビア〜ン。

ベーグルサンドは、コーンミールベーグルにほうれん草のバターソテーと、たっぷりのベーコンビッツ(めちゃくちゃペッパーとガーリックがきいていて辛いほど。味付け濃い)を挟んだ、「サラダいらずおかずいらず」な栄養満点サンド。すごいボリューム。ふへー、ベーコンの味付けが辛いが美味しいよぉぉ。でも、あまりにボリュームがすごくて、途中でベーグルをもてあましてきた(笑)。ベーグルの美味しさをいまいち堪能し切れてない自分がいたので、具だけ全部食べきり、ベーグルは端っこの方だけちょこっと残しておいた。

そして…待ちに待った「にんじんと焼き豚のサンド」!! やわらか〜いホスピタリティあるふわふわ食パン(厚め)に、ショウガとゴマの味付けの人参ソテーと焼き豚がサンド!! 一口囓った瞬間に「ぎゃっふん」と奇声を発する私。たしかだいぶ前にも食べたことのあるこのにんじんサンド(日記9/4参照)だが、焼き豚がくわわったことでパンとの相性がますますアップしちゃったみたい。ほんっとーーに美味しい!! 何より、生食パンがめちゃくちゃ美味しいよ。ほんのり甘めで、マーガリン(バター?)とマヨネーズの甘みがさらに加わって、噛み切る時の食感が「ぷつん」とする。そう、「ぷつん」という食感になるにはこの厚さがいいんです!! 夜用に1/2個は残しておくことにしたけど、あまりに美味しかったので延々葛藤。「今食べるべきか…否か…」

相方の「海のラップ」も、フレッシュな状態で食べたのは初めて(笑)。したたるほどにボリュームたっぷりで美味しい〜! えーーん、感動しすぎてもう、明日まで待てない(笑)。



夜、ジムへ行く前に残りのサンドとベーグルの破片を囓る。マーガリン(バター?)がちょこっとこびりついたベーグルの破片が美味しいよぉぉん。やっぱ残しておいて良かった〜。葛藤に打ち勝って良かった〜。

昼にZopfサンドを食べられるこの贅沢。やばい、催事終了後はどうやって生きていけばいいの?(笑)

2004年10月5日 (火)  ここにもいたか…ベニラー誕生!!

今日はオフィス街にかわいいゲストが来た。もちろん行き先はオフィス街のパン屋さん。以前より「行ってみたいんですぅぅぅ」というオファーあり、ついに来訪が実現! …なのに、この大雨。大雨…なのに来てしまった、やる気満々のゲストと店の前で待ち合わせ。

一目見た瞬間から、「この子はこの店にハマるんじゃないだろうか?!」とビビッと来た。…なぜならば、この子のオーラは、この子のオーラにそっくりだったからだ。…そして、その「読み」は的中してしまったのだ。



雨の中も絶好調の「オフィス街のパン屋さん」。お目当てのトマトボール(画像右中)はちょうど焼きたてが! チーズが糸を引く。はちみつバターも焼きたてが!(画像左上は類似品の黒蜜バター) 焼きたてのほやほやはこうしてバターがまだ溶けないで…見た目も常識レベルなのだ(笑)。コンビーフフラワー(画像右上。日記6/14参照)は焼きたてではなかった。そしてクリームパン(画像左下。日記9/15参照)。席は「予約」でいっぱいだったので(この予約席は、単に会計中の席取りのための札なのだ(笑))…この4点を手に、我々は食べる場所を求めて雨のオフィス街をさまよう羽目に…。

ちょっと常識外れな「穴場」につれていき(笑)、おもむろにがっつく!! 私はそのゲストの表情をみて、確信した。「これは大物誕生か…?!」と。めちゃめちゃ美味しそうに食べるではないか! めちゃめちゃテンション高くがっつくではないか!! はー、、よかった。いつもゲストを連れて行くたびに、彼らの感想が怖くてならない。「こんなのいつも食べてるなんて、よくパンのHPやってるわね!」とか「味覚どーにかなっちゃってんじゃないのっ」とか、神経を疑われないかといつもハラハラドキドキなのだから。

ゲストが一番はまったのはどうやらはちバタらしい! ぐっちょんぐっちょんに、はちみつとバターでテラテラ濡れてしまっている、難攻不落な…というか、どうやって食ったらいいんだ、と誰もがしばし悩むこのパンを、バターをこそげとることなくまるまる吸わせたこのパンを、私たちは心底美味しいとがっつき合った。画像右下は、ゲストが撮った私。いつもはバターをこそげ取る私だけど、今日は…高分子吸収体以上に吸い込んだぐちょぐちょパンを食べた(表現が悪い?)。「夕飯は減らそう」と心に誓った複雑な顔をしているはずだ(笑)。

ゲストはコンビーフフラワーも気に入ったようだ。どろどろマヨネーズ&チーズの中に、違和感あるキャベツのしゃきしゃき。焼きたてでなくても美味いということを私も初めて知った(笑)。

クリームパンは、クリームパンとは思えないほどのヒキ(というか粘り?)が面白くてぐにょぉんとひねってちぎって食べ合った。なんつーか、このクリームはカスタードといいながら、キャラメルクリームなんだよね…。こういうクリーム、絶対なんかどこかで食べているような…。駄菓子屋さんとかでさ…(笑)。

というわけで、ほんの1時間のセッションだったが、めちゃくちゃ楽しかった。私の「読み」は的中した。この子はこの店が似合う。この店のパンが似合う(って、それって褒め言葉か?(笑))。今は遠くにいる「初代ベニラー」Aちゃんよ、君の意志は受け継がれつつあるぞ!(←?!) また是非来て欲しい。そして今度は私すら手を出せないでいるショコラ生クリームを食べてくれ(笑)。



恐縮にもお土産にもらったたくさんの手作り渋皮煮、めちゃくちゃ美味しかった。残業中に3個も食べちゃった。今年の栗は…すごいかも(去年がイマイチだっただけに余計…)。ありがとうーー!!

2004年10月4日 (月)  パンに出ずる悩み…有楽町阪急ブノワトンその2

パンで悩む…。
パンはいつも私の悩みの種である。
パン屋に行っても選ぶのに悩んだり、今週末はどこへ行くかとか、旅行先でどこをのパン屋へ行くかとか悩んだり。…私の人生、パンの悩みが8割くらい占めているのかも、と思うとお気楽なんだかなんだか不安になってきた(笑)。

一日の最初の悩みは、「今朝は何パンを食べようか」と(笑)。冷凍庫の前でしばしアタマを抱える…。今朝は代々木上原ベーグル(プレーン)を焼き戻しバターで食べる。Parisのセレアルパンをトーストする。必ず一つはヴィエノワズリー系を添える(今朝はオザマンドも)。…さらにケーキ(昨日のキャラメルフィグ)も食べる。

ここ最近、よく思う。他の人のパン日記とか見ていると、「そ、それだけでいいの? 足りるの?」と不安になる。明らかに自分はよく食べる。夜はあまり食べないとはいえ、朝昼はその辺のOLの1.5倍食べる。

…お腹いっぱいすぎて着ていく服に悩む(笑)。ウエスト閉まらない!(笑)



昼はもちろん、有楽町阪急へダッシュ。今日は金曜日よりもずっと混んでいて、試食にむらがるOLたちの姿がっっ。そう、OLって、試食大好きだよね、デパートとか行ったら「試食職人」みたいなOLでいっぱいだもんね(笑)。…かくいう私も今日は(も)、渋皮煮入りのシュトーレンを試食〜♪ 

「群がるOL」の中にやはりUさんもいた(笑)。ほとんど同じラインナップを選ぶ私たち。しかし、私は今日はたまたま「カレー」の気分にはなっておらず、カレーパンは買わなかった。…もちろん、大いに悩んだのだけど(笑)。私は今日でブノの催事に来れるのは最後。心残りだらけなんだけど…。悩むな悩むなっ。



早速パンを選び、場所を変えて早速パン食べに入る。ビックリコーンには、ビックリするほどコーンが入っている(そのまんまやん(笑))。このコーンが、甘〜い焼きもろこしの味なんだけど、不意に焦げたところがうっすら醤油の味がする…気がするんだけど、本当にほのか。よくある「醤油コーンパン」的な、こてこてな醤油味ではなく、「醤油、使ってる?」って悩ませるような微妙なラインなの。この「ビックリコーン」のためだけに、職人はとうもろこし焼いているんだろうなぁと思うと、このパンはなんと手をかけて作られているんだろうって感心しちゃう。

「ブノワトン」(小さなブドウパン)は、かなり焦げ味。炭化してますみたいな部分があって、苦みがあり。

チーズと白ごまのパンは、ちっこいのがツインになっているので、一個はそのまま、一個は残業中に温めて食べようと画策、ビックリコーン1/3個と共に夜に残しておいた。



残業中、温めて食べたが、ぺろっとなくなってしまったのでまた新たな悩みが。「か、カレーパン買ってこればよかったーーー」(笑)。悩みっていうか、「後悔先に立たず」? こうなったらまた伊勢原詣で、計画しなきゃならないなぁ。



代々木上原ベーグルのお姉ちゃんから「みましたーー! 大興奮で親にも見せたら親も大興奮で(笑)」みたいな嬉しい嬉しいメールが来た。こっちこそそんなメールが来るなんて大興奮(笑)。

さーて、次はいつ行くか…カレンダーを眺めて悩み始めるのだった。

2004年10月3日 (日)  雨だから大泉。たぶん晴れても大泉。

大阪から出張を理由づけてまた友達がやってきた。なんかまた来週有楽町の催事に出没するらしいけれど(笑)、とりあえず一軒だけパン屋さんをご案内することに。

池袋方面ならお任せなさい、今日連れて行ったのはじゃじゃーん、大泉学園のあのお店(日記6/26参照!)。大雨でなければ、もっと爽やかなパン屋さん訪問であるけれど、この店は雨だろうと、電車に乗ってだろうと行く価値のある、池袋エリアでは珍しいタイプの店である(笑)。私は2度目の訪問だが、いつ再訪しようかうずうずしていたところだった。

…でも、昨日のパンとベーグルが冷凍庫を占拠、思うほどたくさん買えない。そもそも、昨日お土産でもらったNYCベーグルって奴は、普通のパンの4個分はあるからなぁ(笑)。それを2個も頂けちゃったので、単純に「日本のパン」が8個分という計算になろうか、と(笑)。



品数がすごく多い店ではなくても、迷う時間は同じ(笑)。この店のパンは、ハードもソフトも、ちょっと「ひねり」が入ったものが多いから、ますます「それってどんな味なの、どんな味なのぉぉ〜?!」って購買意欲をそそりまくっちゃうというわけ。

お店の奥様(ここのご夫婦も美男美女だよなーーもうかわいらしすぎ)が、友達がここに来る前に立ち寄ってきた有楽町催事のブノワトンの買い物袋を見て「そちらはどちらのですかー?」って声をかけてきた。「今、有楽町に来てますよ!」「そうなんですかー! じゃあ明日行っちゃおうかな♪」 
他のお店にも積極的にパンを買いに行く、パンを好きなパン屋さん、そういう店が大好きである。



というわけで、3ヶ月ぶりの大泉学園のパン♪
だーいすきなクリームパン(GALLERY「クリームパン」でも紹介してます)、今日のはちょっと焼き込みがしっかりしていて、幾分堅めで香ばしい焦げの風味付き(焦げてはいない)。クリームは以前と違って、もう少し水分が抜けている感じだった。しっかしこのタマゴと牛乳としっかりした甘さのクリームが美味しくてたまらない。見えるかな、しっかり歯形が残るような堅さのクリーム。こういうのが理想なの。パン生地は、私は昨日のクリームパン(ESSAY26番参照)のような、パン生地がクリームの水分で柔らかくなっているタイプが好みではあるけれど、いーや、何でも好きなんだよ、しょせん私は雑食(笑)。

3枚目の画像は、KANOKOという、どこぞのパン屋さんの影響を受けてますねぇ?と軽〜くつっこみを入れたくなっちゃう、くるりんパン。もちろんお豆が入っているワケなんだけど(あれに比べたらあまり入ってない)…しかし! こちらはなんとシソが入っているのだ! マメにシソ。それをパンで包む。これが、「梅昆布茶」を思い出させるような風味(???)。「桜餅」も彷彿させる。いずれにせよ「和菓子」系。

渋皮煮とマロンペーストのデニッシュも…これがほんとにフィリング部分が美味しい。この秋最初のマロンものを食べたのだけど、今年の栗は期待できそう!! 

個人的にイチオシは、フルートという、カリッともちっとした色白生地(まさにPルティエを彷彿させますね、影響モロ受けているかな?!)にベーコンとタプナードとオリーブを巻き込んだもの。そのまま食べても、3つの旨みエキスがシオシオ〜っとパン生地ににじみ出て激ウマ。温めなおして食べるのが楽しみ。



そして!!
大阪土産にもらったのは! 大阪本町に新オープンした「four de h」の「ケークキャラメルフィグ」というケーキ。あまりにしとしとしていて、ほとんど組織解体、ナイフを入れようにもぼろぼろと関係ない部分から崩れていくようなもろーーいケーキなのだが、これがあまりにあんまりにも美味しかった。白イチジクが、歯がない人でも咀嚼なしで食べられそうなほどに柔らかい!! こんなに柔らかいフィグは初めて! 生地はキャラメル(といってもしつこい甘さはないの)の甘みがベースで、ほんの一口で「がくん」と首がもたげる濃厚な美味しさ。。。
地元の方、絶対これはお土産に喜ばれます。私はめちゃくちゃ喜びました(笑)。もらった人間が保証します(笑)。

やばい、めちゃくちゃカロリー高そうなこのケーキを1/3も食べてしまった。はー。なんのために日持ちするケーキを買ってきてくれたんだか意味不明(笑)。

2004年10月2日 (土)  代々木上原在住妄想パン行脚

若者の「住みたい街ランキング」上位エリア、代々木上原にてベーグル&パンを堪能…。あまりに盛り上がった&画像いっぱい&書きたいこといっぱいになったのでDIARYではなく、ESSAYにて報告しております。ご覧あれ〜♪ その作成のために、自発的に徹夜をしてしまいました。せっかく時差ぼけ解消されつつあったのに、自ら時差ぼけ再発させてやんの。はれほれひれはれ〜。

2004年10月1日 (金)  有楽町阪急イベント催事★ブノワトン来京!

有楽町阪急20周年記念イベントCAKE & DESSERT BEST SELECTION。催事って結構いつも同じようなところが来ていたりと、目玉は1件2件程度だったりするが、今回はわけが違う。10月1日からは「あの」伊勢原ブノワトン、6日からは「われらの」松戸Zopfがやってくるのだ!! これは行かない手はない。…というか、毎日通わない手はない!! Parisから帰国後、毎食Parisから持ち帰ったパンたちを食べていた。ようやく底も付き始め(嘘。もう少し残ってる(笑))、フレッシュな「日本のパン」をようやく食べるときが来たのだ…満を持して!!



12時ちょっと前に地下鉄乗り込み、完全なフライングで(笑)、 行ってきたのは有楽町阪急1階催事コーナー。他の出店も魅力的!(私はケーキ屋にはやや疎いのだが、そうそうたるメンツということは一目瞭然!) そしてブノワトン! なんとしても愛するクロワッサンアンティークが食べたいのよーー! 急げ急げ。…と、おぉ、パン友Uさんともバッティング。示し合わせていたかのようにぴたりと合流できてしまった。さぁ、早く買って、どこかで食べましょう!



この日買ったのはこの日食べきる分だけを。

・ホワイトチョコと洋酒漬けドライフルーツのブリオッシュ
・石挽ナンブ小麦のクロワッサン(アンティークは今回来ていなかった)
・ストロベリーライ
・プチパン
・グリッシーニ(これも伊勢原いったら大量買いする大好物! 伊勢原なら以前25円だったんだけど…ありゃ? 1本84円? …2本しか買えなかった(笑))
・ラスク(種類豊富。おなじみのパンがラスクになっちゃったやつも! めちゃくちゃ大好きな黒ごまの天然酵母パンのラスクもよかったけど、あえてチーズクッペのラスクを購入)


あったパンの羅列(名前は適当)

・ショートフェルマン(フェルマンタシオンラントのドゥミサイズ)
・チーズ入りのデカイフランスパン
・でっかいフルーツ入りのロデヴみたいなやつ。でかい。
・オランジェノア
・ブノワトン
・ノアフィーグ
・びっくりコーン
・田舎あんパン
・マドレーヌとかの焼き菓子
・クグロフ(特大! 買いたいー)
・シュトーレンっぽいやつ(試食あり。絶品!)

ちなみに画像の一番右下は、Uさんがお裾分けしてくれたピュイサンスのオザマンド! 美味しいわ、これはー。アーモンド臭の濃厚なシロップ漬けのオザマンド。おフランスで散々頂いてきたぺちゃんこオザマンドそのまんまのお味♪ まさに本場のお味ですよー。



時間がないのに、穴場へ誘導するのに迷子になり(笑)、ロスタイムが…。早く食べたい! なんなら歩き食いしたい!(だけどデパート内なのでさすがにやめた(笑))

まずは、アンティークではない、南部小麦クロワッサンをかぶりつき…。パキ! パキパキパキ…!! この揚げ春巻きのような、ぺりんとめくれちゃうような一層一層の存在感…! そうなの、この層、マイクロワッサンランキングトップのアンティークにほとんど同じ食感!!  アンティークの方はもう少し細身で、「ぱきぱき」部分が多くてより一層香ばしさとバターの風味が強い。これも同じく、口の中でシャカシャカと音を立てて粉砕するのよね! 

こちらの南部小麦クロワッサンの方は、クラムのもちもち感が売り。クラムの存在感の方が大きいのだけど、決して劣らずバターの香りが濃い…! なんて美味しさなんだろう…! 人によっては、しっかりこうやってバターが香りつつ中身を食べさせるタイプのこちらのクロワッサンの方が好みの人も多いはず! アンティークはこれ以上に美味かったという記憶がアタマをちらつかせるくせに、しっかりヒクヒクと悶絶している私(笑)。どないなの、それって。

そして、このブリオッシュがこれまた…めっちゃくちゃなわけ(笑)。ぎゅうぅぅっと詰まった食感はブリオッシュの概念を覆す(もっとすかすかで軽いイメージあるでしょ)。甘みが濃縮されていて、オレンジピールの鮮烈な甘酸っぱさがクハーーってさ。クハーー(笑)。ホワイトチョコだなんて、言われなきゃわかんないけど、言われてもたぶんわかんない(笑)、それくらい存在感がないのだけど、ホワイトチョコでなければこの味にならないのでしょう、きっと。なくなって初めてわかる存在感なんでしょう!



…悶絶しすぎて、やばいです。Uさんとぐにゃぐにゃしながら食べて(笑)お互い短い昼休みを恨みながら解散。…たぶんまた会うんだろうね、来週、ここで(笑)。

本当に来週一週間、怖い。開催中平日の昼は毎日通おうと思っているけど…毎回こうやってぐにゃぐにゃしちゃうんだろうか。悶絶疲れしちゃうんじゃないのかな(笑)。